異能世界で僕らは生きる-Memento mori-（いのぼくキャラと版権キャラで織り成すストーリー）

彩「え、ま、まだ聞きたいことが…」

リーナ「あぁ、それと…さっきの火砲でこのビル、バランス能力失っちゃったから。もうすぐ崩落するけど、まぁなんとか頑張ってね～♪(コウモリに包まれてその場から消える)」
遥輝「え…崩落するって…(建物が大きく傾きだす)うわっ！？」

シャムル「うん？なになに～？答えたいことなら答えるよ」

空狐「まずいな…！(巨大な八尾の灰色の狐の姿になる)おい乗れ、ここを出る)」
サーシャ「なになに！？何もわかんないよぅ！！」

（/とりま絡みが全く無いので絡み分だけ出させてもらいます。）

？？？「・・・。この魔力の波動、この一帯、何が起きているんだ。（ビルの屋上に佇む）」

彩「その…Messiah Projectの事、何か知りませんか？」
露乃「！朝霧さん…」
梨ナ「お前…まだ、カガネのこと…」

遥輝「とにかく着いてきて！(サーシャの手を取り引っ張っていき、空狐の上に乗る)」

シャムル「……MessiahProjectって言うのはね、云わば『人造兵器計画』って言えばわかりやすいかな……ある特殊な子達に魔獣の遺伝子を組み込んだ強力な人造兵器……けど聞こえがいいように政府は救世主って呼んでる」
綺月「人造、兵器……？」
シャムル「そっ。まぁ、今はちょーっとこっちの世界混乱状態だから政府主導でリサールソリッド達を動かして平和を保ってる＿＿＿＿＿ように見えるけど、事実はちょっと違う。政府の命令に従順であるが故に政府に不都合な存在もリサールソリッド達の手で排除してるみたい」
綺月「……！！！」
シャムル「まぁー、正直厄介だよね～……私も戦えないことは無いけど、あの子らと戦うの疲れちゃいそうだなー……けど、まぁ君たちは戦うことはお勧めしないかな～」

サーシャ「え、わ、わかった！」
空狐「しっかり掴まってろよ…!!(灰色の火球をぶつけ壁を壊しながら外に飛び出す)」
サーシャ「うぎゃー！？」

静哉「おー、降りてきたー……って、ん？屋上に誰かいる…？(見上げている)」

彩「…そう…ですか…」

遥輝「！あそこ…！ねぇ、あそこに人が居るよ！！あのままじゃ潰される！！(ビルの真下に黒いコートパーカーを羽織ったツインテールの少女が居ることに気づき、ビルは少女目掛けて倒れ崩れていく)」

番「君は・・・なにか知っているのかい？（屋上を見上げる静哉の背後にいつの間にか降りている）なにか知っているならば、教えてほしいのだが。」

シャムル「まぁー、どうしても戦うかもーって言うんなら＿＿＿＿＿！！(何かを気取ったのかどこか遠くの方に勢いよく視線を向ける)」
綺月「…？？」

空狐「…！？ﾁｯ……！！(ツインテールの少女に慌てて駆け出していき少女の服を咥えて退避させる)」

晴哉「うーん、まぁ強いて言うなら暫しの平穏が取り戻された、かな(特に驚くことも無く空狐達に視線を写しながら話す)」

番「・・・これが平穏か、まぁ私が関わることでも無いだろうが・・・あぁ、一応名前を聞いておいてもいいかな？私は、番 道政、喫茶店の店主をしている。君は？」

アイラ「(空狐の方を見ずにさっとかわし、倒れてくるビルを片手で受け止めてしまう)…？(何が起こったのか理解出来ておらず首を傾げる)」
遥輝「…は？」

晃「…崩落が、止まった…？」

ヴェリス「どうしたのシャム様？」

晴哉「うーん、本当はあんまりホイホイ素性が分かりえない人に名前を教えたくないんだけどなー……」

空狐「な…」
サーシャ「え…………」

シャムル「黒い星に、白い星……やばい、一等星がふたつ見えた…！黒い子も驚きだけど『君』も来るの……！？…うんうん、じゃあ助言しよう！」
綺月「え、いきなり」
シャムル「リサールソリッドに対抗をする手立てはあるにはある。その手立てのひとつ……黒の破壊者『SchwarzBreaker』を見つけること」
綺月「しゅ、しゅば……」

遥輝「う、うそ…片手で、受け止めた…？」
ガルム『な、なんだよこいつ…！』
アイラ「(遥輝達の方に気が付き、顔を向ける)…ねぇ」
遥輝「は、はいなんでしょうか！？(声が裏返る)」
アイラ「未夢達を探してるんだけど、何処に行ったか知らない？この世界に来る時に、多分はぐれた」
遥輝「え、えっと…ちょっとわかんないかな…」
アイラ「…そっか…あ、それと…(辺りを見渡すと、騒ぎを聞きつけたのか魔獣達が群がってきていた)…あの魔獣は、君達の仲間？」

露乃「SchwarzBreaker…？」

空狐「魔獣が仲間なわけが無いだろうが！」
サーシャ「ひゃあ……これはやばい…」

シャムル「そうそう、その子もリサールソリッドなんだけど、彼女だけは他の子とは違う、彼女だけはリサールソリッドの在り方に意義を唱えて逃げだした子なんだ……上手くやればきっと君達の力になってくれるはずだよ☆」

アイラ「…わかった。じゃあ、ちょっと離れてて(掴んだビルを軽々と持ち上げる)」
遥輝「…へ？」
アイラ「よっと…(掴んだビルを振り回し、周りに集まってきた魔獣を全て一掃する)」

梨ナ「じゃ、じゃあ、そいつが仲間になってくれりゃ、そのリーサルソリッドってのと対等にやり合えるってことか！？」

空狐「…………？？？(混乱している)」

シャムル「うーーーーーーーーーーん、断定不可！でも、対等近くまではもっていけるとシャム様は予言してみたり～！(決めポーズ)」

番「そうか・・・まぁ、初対面なら当たり前のことだな、すまない私の周りになかなか素性にオープンな人が多くてね。・・・とりあえず、私はここで何が起きているのか見に来たわけだ、しばらくここで見ていて構わないかい？」

遥輝「…ねぇ、ガルム、私さっきの戦いで頭打ったのかもしれない。だって今、倒壊したヒカリエを片手で振り回しながら魔獣を薙ぎ払う女の子の幻が見えるんだもん」
ガルム『奇遇だな、俺にもその幻が今見えてるんだ。2人揃って同じ幻覚見るなんて事あるんだな』
ゴーレム魔獣「グォォォォォッ！！！！！！(全身を岩で覆われた魔獣が騒ぎを聞き付けたのか地面を踏み鳴らしながら向かってくる)」
アイラ「…あ、後ろ(遥輝達の後ろから向かってきてる事に気づくと、ビルを大きく振りかぶり、豪速球を投げるようにゴーレムに向かってビルを投げ放つ)」
ゴーレム魔獣「ギャプッッッッ(投げ放たれたビルに体を打ち付けられ、近くの高層ビルにヒカリエのビルが突き刺さるほどの力で体を押し潰される)

晃「…は？ヒカリエが…突き刺さってる？」

彩「その人が居れば…カガネちゃんとも…(ギュッと胸を掴む)」
露乃「朝霧さん…」

晴哉「うーん、別にいいよー」

空狐「おい今度はヒカリエが高層ビルに突き刺さったぞ」

ビビ「なにがおきてんだ……」

シャムル「ふむ、じゃあもう一個助言をあげよう～……確実性を求めるなら【叡智の天災】…彼も見つけることだね」
綺月「叡智の、天災……？」
シャムル「旧き時代の魔術師、どういう訳かは分からないけど＿＿なんか、落ちてきたみたいだね」

アイラ「…これでいい？」
遥輝「？？？？？(放心状態になっている)」
怜和「遥輝、ガルム！！！(異変に気づき駆けつけてくる)」
杏奈「ちょいちょい、今何が起きたの～？なんか魔獣達がそっちに向かっていったかと思ったら倒壊したヒカリエが他のビルに突き刺さってるんだけど～」
ガルム『いや…俺もわからん…今何が起きたんだ…』

梨ナ「は？落ちてきた？」