異能世界で僕らは生きる-Memento mori-（いのぼくキャラと版権キャラで織り成すストーリー）

露乃「魔法少女サイトは普通に検索しても見つからない。私達の持つステッキとケーブルを繋げないとアクセスすることは出来ない。喜瀬さん、ノートパソコンとかって持ってたりする？」

あ、うん一応持ってるよ（ノートパソコンを取り出し、手馴れた手つきでアクセスする）あ、燕清さんも来てるby舞奈香
俺が呼んだんだよ。広げてくれる人もいた方がいいと思ってねby神威
な、なんか、こうして見られると・・・緊張するというか・・・by姫水
姫水は緊張して気絶しないでよ？by舞奈香
『あ、じゃあ一応名前は名乗っておこうか。私は十咎・テミス・麻琴。しがない弁護士にしてヴァンパイアハーフさ。んで、こっちが秘書であり護衛のナハト・アンダーテイカー。皆は彼を柩と呼んでいる。それで・・・（美園をカメラに見せる）この子は私が預かっている美園だ』by麻琴
───麻琴さん、携帯の充電は大丈夫なんですか？by舞奈香
『ああ、心配しないで。私はタブレットでやってるから問題ないよ』by麻琴

奴村さん、デスクトップは開けたよ。あとは君に任せる（ノートパソコンを奴村の方に持っていく）by舞奈香

美園『！(笑顔を浮かべてカメラに手を振る)』
燕清『……まぁ、なんだ、要は魔法少女サイトとやらに動画に出てきたカタコト野郎が干渉したって感じか……それしかわからん』

露乃「うん、ありがとう(スマホ型のステッキを取り出し、ケーブルを繋げると魔法少女サイトが現れる)…これが、魔法少女サイトよ」

・・・・・・なんか、おぞましいです。まるで赤い部屋を彷彿させるような・・・・by姫水
『赤い部屋？何だそれは』byアンダーテイカー
『一昔前に流行ってた、ノベルゲーム風のフラッシュゲームだね。かなり凝っていたから私も覚えているよ』by麻琴
けど、悪趣味なサイトというのに変わりはないね。生理的嫌悪というか、なんというか・・・by舞奈香

燕清『見ただけでこっちの気分が害されるな……』
美園『……(目をぎゅっと瞑ってる)』

漆『不幸だねー、不幸だねー』
さりな「いつ見てもイラつく顔してんなこいつ、出来ることなら今すぐにでも殺してやりてぇよ」
彩「このサイトに写ってる人物こそが、このサイトの管理人。そして…私達を魔法少女にした、張本人」
梨ナ「管理人はこいつだけじゃない、それぞれの地区にそれぞれの管理人がいる。管理人は不幸な奴らにステッキを与えて、そのステッキから負のエネルギーって奴を集めてんだよ」

燕清『こんな悪趣味なヤツらが何人もいるのかよ……そして負のエネルギー……こっちの世界で言う悪性ってとこか……』

『それで、あの男が言ってたテンペストとやらは・・その負のエネルギーと関係しているのか？』byアンダーテイカー

露乃「ええ、そうよ。これを見てもらえば、その意味がすぐ分かる(漆の耳をクリックする)」
漆『んっ、耳感じるぅ(画面が捻れ、テンペストのカウントダウン画面が出てくる)』

ひ、ひぃぃ・・・なんというか、出来の悪いスナップフィルムみたいです・・・by姫水
・・・・・なんて、おぞましいby舞奈香

燕清『カウントダウン……』

燕清『なるほど、要はこのカウントダウンが終わった時に世界が終演する何かが起こる……そして、あの動画の男はこのカウントダウンを操作することができるようになって、あれらにゲームを申し込んでるってことか…世界終焉の鍵を握られたようなもん、ってことか？』

露乃「えぇ、そして…これが、私達が殺し合いをさせられる羽目になった本当の理由(魂のような部分をクリックすると、テンペストに関する文章が映し出される)」

燕清『……食物連鎖の最上である王の腹を満たす…その腹を満たすのが、殺し合いによって発生する負のエネルギー……で1番多くその負のエネルギーを捧げた奴が、死を免れる…か……なるほど……野郎はこれに目をつけて、さらに殺し合いを拡大させよう、ってか』

彩「私達はそれを食い止める為にも、これ以上殺し合いが広がらない為にも、魔法少女同士で同盟を組んで魔法少女サイトに立ち向かおうとしてるんです」
虹海「魔法少女サイトに立ち向かう為に色々準備してたんだけど、その矢先にこんなことが起きた。多分、他の魔法少女も混乱してると思う」
真紀「なるほど…それが魔法少女サイトの存在理由ですか…ふむふむ、実に興味深いですねぇ。あ、すいません、ちょっと屈んで貰ってもいいですか？私もそのサイトよく見たいので！(いつの間にか後ろにいる)」
さりな「ん？な、何だこのガキ！？いつから居た！」
真紀「むっ、ガキとは失礼な！！！確かに体は幼体化していますが、本当はボッキュンボンでナイスバディなセクシー美女ですよ！！！最早世界の宝と言っても過言ではありません！！！まぁ、この姿の私も世界一キュートだからいいんですけどね！！！」

燕清『なんだなんだ？なんだそいつ』

真紀「人類が生み出した世界に誇る最高傑作！！！神々すらも恐れ戦く黄金の頭脳！！！不可能を可能にする史上最強の天才科学者、糸瀬真紀です！！！(決めポーズをする)」

燕清『………………あ、はい……どうも』
美園『？？？(首を傾げてる)』
燕清『それでー…………何か、御用ですか』