諜報部員 2021-11-28 21:49:05 |
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移動が遅くなってしまい申し訳ございません!トピ立てありがとうございます。これから宜しくお願い致します!
早速ですが、設定などを詰めていければ…!
まず最初に、時代設定について、近現代だったり中世などがあると思いますが、私はどの時代でも構いませんので、主様のお好きな時代をお選びいただければ!
また、舞台となる国や所属組織についてはどういたしますか?現実のものをふわっと借りるのでも、架空のものを作るのでも!あくまで個人的なイメージや好みになってしまうのですが、西洋の方が舞台映えするかもしれません…!
ご移動有難うございました!お返事が遅れてしまい申し訳ございません。此方こそこれから末長くお相手していただけますと嬉しいです!
どちらかと言うと架空のもの、かつ西洋の方が何となく心躍る様な気がします…!(?) 時代は中世か現代、どちらでも大丈夫ですので、部員様のお好きな方をお選びくださいませ。架空のものとは申し上げましたが、現代の西洋ならば秘密警察の様なものもありかもしれませんし、はたまたガッツリマフィアや軍部でも…。部員様はどの様な組織を想像していらっしゃいますか?
それから、キャラクターのプロフ作成に係り部員様の萌や萎、ここは教えていて欲しい要素など教えてくださいますと幸いです!個人的な萌萎は以下の通りですが、萌の入ったキャラを作る必要はございませんので、世界観など決まったのちに部員様のお好みのキャラを作成してください!
萌:美形、頭脳明晰、性格悪め、細身
萎:とくになし。
架空の西洋ですね、承知いたしました。西洋の方が心躍るのすごくわかります…!カフェやパブ、レストラン、はたまた街灯に照らされた石畳などで、世間話をしているようで互いの腹を探りあっている、なんてこともあったり…?
時代設定につきましては、お言葉に甘えて現代を選ばせていただければ!また所属組織についてですが、どれもとても魅力的で面白そうなのですが、個人的には秘密警察や情報機関といった諜報活動を行う組織に惹かれます…!秘密警察などに所属している部員たちだと、自らも人を裏切ったりするスパイの世界に身を置いているため、自分が裏切られる可能性を警戒して疑心暗鬼になり、仲間のことすら心の底から信用することはできない、なんていう緊張感があるのかなと。
主様が提示してくださった萌萎が、私が想像していたキャラクター像と全く同じで変な声が出てしまいました…。やっぱり野心のある男は性格が悪めじゃないとだめですよね(
彼の髪色はブロンドか、もしくはブロンドに近いものなんだろうなぁ、なんてことを思ったりもしています。
こちらからの萌萎ですが、逞しくあるものの、弱さや欠点を持っていて、どことなく負のオーラや人間臭さを匂わせてくるような人物が大好物です…!
パブと言う響きがもう素敵過ぎます…!煌びやかな表の反面、ちょっとした路地に入った途端スラム育ちの子供達がいたり、到底表立っては言えないような取引が行われていたり…。他人には分からない形でお互いの腹を探り合うというシチュもはちゃめちゃに素敵です!
時代は現代、かつ組織は秘密警察などで畏まりました!認識的には日本の公安の様に、そこに所属している事自体がトップシークレットで、お互いの事さえも多く知らないような組織で合っておりますでしょうか?高度に政治的な内容の任務も扱う為スパイにとっては危険を冒してでも是非忍び込みたい組織ですね…えへへ。お互いに敵か味方か、果ては二重スパイか否かまでとことん疑う感じですね、俄然燃えて来ました!
ブロンド、物凄く分かります。綺麗な顔に綺麗な髪、でも綺麗じゃない性格、とても萌えてしまいますとも…!
欠点がバレて執拗なぐらい突かれる図を想像して思わずニヤけてしまいました(
人間臭さや負のオーラについてかしこまりました。その点について参考になるキャラクターなどいらっしゃいましたら是非ご教授願えませんでしょうか?
教えていただき次第pf作成に着手し始めようと思います!
そうですそうです!!その認識で合っております!所属していること自体がトップシークレットという状態、すごく良い…!組織内で成果を挙げたり、出世したとしても、組織外の人間に対して自慢することや正体を明かすことができずにもどかしさや苛立ちを感じる、ということもあったり…。
実は世界観についてご提案がありまして…。物語の舞台についてなのですが、ロンドンが舞台というのはいかがでしょうか?!煌びやかでありながらも、裏では貧困や犯罪が横行している、という主様の文章に思わず、ロンドンの雰囲気に似ているなと思いまして…!架空の西洋とのことだったにもかかわらず、大変厚かましいご提案をして申し訳ないのですが、ぜひともご一考のほどよろしくお願い致します…!もちろん、架空の世界の方が宜しいとのことであれば、こちらは蹴っていただければ!
ご説明不足で申し訳ございません!その点に関しましては、ハリーポッター・シリーズに登場するキャラクターがご参考になるかもしれません…!ハリーポッターでは、主人公三人組を始めとしたキャラクター全員が何かしらの欠陥や欠点を持っていまして、たとえば主人公のひとりのロン・ウィーズリーは、劣等感が強く臆病で、かつ嫉妬深かったりと、現実味や人間味が溢れる性格をしているんですよね。現実の人間と同じく、良いところだけではなく悪いところがあったりと、どこか同情や共感してしまう要素があるキャラクターに魅力を感じるんですよね…!
此方もPFが完成次第投稿させていただきます!
名前:Charlotte=Clark
(シャーロット=クラーク)
偽名:Olivia=Jackson
(オリヴィア=ジャックソン)
年齢:25
性別:女
性格:
物腰柔らかで愛想が良く、どの様な環境に於いても人間関係と言う点では誰とでも上手くやって言うことの出来る性格。悪く言えば他人に深く踏み込む事をせず、そこそこの関係性を保ち続ける。仕事に対しても一定の成果は出すものの、可もなく不可もなくと言ったところ。有り体な人間と何ら変わりない。
とは、イギリスの秘密警察に忍び込んだシャーロットとして作り上げた人物像。実際の所はシャーロットから愛想の良さを引き、仕事の出来を足した様な性格。身内だと認定した人物に対して、身も心も全て許してしまう程の甘さを露呈してしまう事がある。身内か、それ以外かだけで物事を判断する癖もあり、身内が白だと言えば鴉すら白であると判断しがち。また、身内に対する執着も深く、持ち前の諜報力を活かし身内の全てを知りたがる癖も。その性格故に任務に失敗した事もある為、ある時期から他人に深く関わらない事を心に決めて生きている。
容姿:
160cm、54kg。女性らしい柔らかな身体付きではあるものの、腕や脚、腹回りにはそこそこに筋肉がついている。スキンケアには念を入れている為か、白く透明感のある肌を保つ。燻んだ薄緑色の髪は毛先が軽く跳ねており、胸上まで伸びた後ろ髪は左側で一つに括られ、少しだけ目にかかる程度の前髪は3:8程度で分けられている。平行型の眉は整えられており、メイクで手を入れることはほぼ無い。どこか眠たげな瞳はそこそこに大きく、紫色。左目の下に泣き黒子が一つ。鼻筋は真っ直ぐ通り、薄い唇は淡い桃色に色付いている。グレーのブラウスに黒のスーツを纏い、現代的なキャリアウーマンらしい格好を好む。録音や盗聴を兼ね備えたピアスを幾つか保持しており、その時に合わせた物を左耳にのみ着用。
備考:
ロンドンに生まれたものの、家庭の事情によりドイツに住む祖父母の元にて育てられた。そのままドイツの国家機関に属する事となり、出生や仕事の出来を評価されて諜報機関の一員へ。そして数年前にイギリスの秘密警察に送り込まれてきた。
幼い頃に溺れかけた事がある為、自分の身体が丸々沈んでしまう程の大きさのある水が苦手。水際に立つ事もままならず、過呼吸を起こしたり吐き気を催す事も。
___________
遅くなり申し訳ございません、参考の提供ありがとうございました!人間的な弱みの持つ人物と言う事で、そこそこ面倒な要素の入っているキャラクターとはなってしまいましたが、pfの作成が完了致しました為投下しておきます。
想定と異なる場合や萎が混じっている際は気兼ね無く仰ってくださいませ!
また、世界観についてはご提案頂いた内容を早速反映してしまいました!実は私もロンドン辺りをがっつり想定していたので、通じて嬉しいやらちょっぴり恥ずかしいやら…(
現代らしい裏のごたごたもありつつ、昔らしい内容も交えたりして…今とは異なる、あり得たかもしれないロンドンなどを舞台にするのもまた良さそうですよね…!この辺はご都合主義でもこちらとしては全然大丈夫です。もしくは逆に現代の情報をフル活用するのも……。
あーーっこれからのやりとりが楽しみすぎて選択肢が膨大になってしまい申し訳ないです!
部員様に関しましてはゆっくりとpf作成、返信等していただいて大丈夫ですので、またお返事いただければ幸いです!
名前:Charlotte=Clark
(シャーロット=クラーク)
偽名:Olivia=Jackson
(オリヴィア=ジャックソン)
年齢:25
性別:女
性格:
物腰柔らかで愛想が良く、どの様な環境に於いても人間関係と言う点では誰とでも上手くやって言うことの出来る性格。悪く言えば他人に深く踏み込む事をせず、そこそこの関係性を保ち続ける。仕事に対しても一定の成果は出すものの、可もなく不可もなくと言ったところ。有り体な人間と何ら変わりない。
とは、英吉利の秘密警察に忍び込んだオリヴィアとして作り上げた人物像。実際の所はオリヴィアから愛想の良さを引き、仕事の出来を足した様な性格。身内だと認定した人物に対して、身も心も全て許してしまう程の甘さを露呈してしまう事がある。身内か、それ以外かだけで物事を判断する癖もあり、身内が白だと言えば鴉すら白であると判断しがち。また、身内に対する執着も深く、持ち前の諜報力を活かし身内の全てを知りたがる癖も。その性格故に任務に失敗した事もある為、ある時期から他人に深く関わらない事を心に決めて生きている。
容姿:
160cm、54kg。女性らしい柔らかな身体付きではあるものの、腕や脚、腹回りにはそこそこに筋肉がついている。スキンケアには念を入れている為か、白く透明感のある肌を保つ。燻んだ薄緑色の髪は毛先が軽く跳ねており、胸上まで伸びた後ろ髪は左側で一つに括られ、少しだけ目にかかる程度の前髪は3:8程度で分けられている。平行型の眉は整えられており、メイクで手を入れることはほぼ無い。どこか眠たげな瞳はそこそこに大きく、紫色。左目の下に泣き黒子が一つ。鼻筋は真っ直ぐ通り、薄い唇は淡い桃色に色付いている。グレーのブラウスに黒のスーツを纏い、現代的なキャリアウーマンらしい格好を好む。録音や盗聴を兼ね備えたピアスを幾つか保持しており、その時に合わせた物を左耳にのみ着用。
備考:
ロンドンに生まれたものの、家庭の事情によりドイツに住む祖父母の元にて育てられた。そのままドイツの国家機関に属する事となり、出生や仕事の出来を評価されて諜報機関の一員へ。そして数年前にイギリスの秘密警察に送り込まれてきた。
幼い頃に溺れかけた事がある為、自分の身体が丸々沈んでしまう程の大きさのある水が苦手。水際に立つ事もままならず、過呼吸を起こしたり吐き気を催す事も。
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すみません、内容に一部誤りがあった為再度の投下とさせてください!
名前:Ernest Spencer
( アーネスト・スペンサー )
年齢:32
性別:男
性格:
高い記憶力と鋭い洞察力を持ち、他者の弱点を見つけることや心理を読むことに長けている。教養があり頭脳明晰であるものの、ゆえに傲慢。人を見下し、差別的で、イギリス人であることを誇りに思う以上に他国民のことを嫌う。また、自らの目的達成のためなら手段を選ばない冷酷さや狡猾さを兼ね備え、同時に狂的なほどに執念深い。このような性格のせいか、常に懐疑心に囚われており、他人を信頼することができない。もちろん、これは諜報員全般に言えることではあるが、彼の場合は偏執的。裏を返せば自尊心とプライドが人一倍強い。その一方で、相手には自身への忠誠と服従を求める。また、権勢欲が非常に強く野心的で、他人の立場や弱みを利用して脅迫し、嘘をつき、騙すことで、または甘い蜜を使うことで、上へとのし上がっていこうとする。もちろん、これらの性格を常に見せているわけではなく、まるで俳優のように話し方や態度を変えることで、相手を丸めこんだり、魅了したり、なだめたりすることもできる。他人を信用しない性格から分かるように、常に孤独で、心を許せる友達や家族が存在しない。このことから、本人は気付いていないものの、愛情や満足感というものに飢えており、仕事に依存することで心の穴を埋めている。
容姿:
茶色や赤みが混じったダークブロンドを短く刈りこみ、いかにもビジネスマンといったように8:2に分け、右後頭部に撫でつけることで広い額を出している。面長かつ引き締まった輪郭で、顔立ちは性格と全く一致しており、気品や知性を感じさせながらも、どこか神経質。瞳は濃褐色で細いアーモンド型。瞳の下にある皺とくまが威圧感と冷酷さを思わせる。瞳のすぐ上に位置する眉はよく手入れされており、細長くきりっとしている。182cm、74kg。高級かつ良質なオーダースーツを好み、どんな服でも似合う体格をしているため、上手く着こなしている。クラシカルかつ重厚感ある英国調のスリーピー・スーツに身を包んでいる。爪や眉と同じように、靴もまた手入れが行き届いている。
備考:
中流階級の家庭に生まれ、グラマー・スクールを経て、 ケンブリッジ大学へ入学。在学中にリクルートされ、卒業後、秘密警察の部員となる。身勝手かつ厳格で専横的な父親のもとで育ったことのトラウマや生い立ちに対するコンプレックスが、彼の性格形成に大きく影響を与えている。
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素敵なpfをありがとうございます!
好きすぎて何回も読み返してしまいました…。柔らかい性格をしているため、周りからは良くも悪くも気に入られており、脅威とは見なされていない人物…と思わせておいて、実は頭脳明晰の食わせ者!身内に対する執着が深いことや水に対する恐怖心があるのもすごく良い…。そのことを利用されたりしないか心配です(
彼女がアーネストとどうやって絡んでいくのか、もう既にわくわくしまくりです!
また、こちらもpfが完成いたしましたので投下させていただきました。性格が悪いなんてものを通り越して、やばい男になってしまいました(
オリヴィアちゃんよりも年上なのですが、上司と部下、同僚などお望みの関係などございますでしょうか?
こちらこそ、pfに萎などがございましたらご遠慮なく仰ってください!
世界観についてですが、ロンドンなんてふざけんじゃねえ!なんて思われているかもとドキドキしていたので、そう仰っていただけて本当に良かったです!(
現代と似ているようで異なるロンドン、すごく良い…!秘密警察についても、MI5を再編したもので、MI5時代よりも更に権限が強力で、取り締まりや機密性が厳しくなっている組織…というのはいかがでしょうか?いっそのことMI5にするのでも!
素敵なpfを有難うございます!想像通りながら想像以上の英国紳士感、素敵すぎる余り変な声が出ました…!どこか欠けた部分があるとかもはちゃめちゃに萌えです、本当にありがとうございます…!!
水に対する恐怖心については最早是非とも利用してください(
年齢差もあることからアーネストさんの部下として配属されたという設定で如何でしょう?任務内容を知っているが故に気付ける違和感から疑念を抱いたり、はたまた上司を騙す為に上手く取り入ろうとしてみたりなど…いかがでしょうか?
あーーMI5めちゃくちゃ良いです!仕事内容に外国スパイの摘発がある辺りもう完璧に敵陣の真っ只中って感じがして最高すぎますね…。考え出したら脳汁が止まらなくなってしまいます…!架空っぽいロンドン、組織はMI5という設定にてお相手させてくださいませ…!!
他に認識合わせが必要な部分などなければ、早速ながらアーネストさんと是非ともお話ししたく…!こちらは特にございませんので、何かありましたらお気兼ねなく。初回分について回しづらい場合はこちらから回しますので、そちらについてもお気軽におっしゃって下さいね!
( 十二月初頭、空が雑巾のように灰色に汚れていた日の夜のこと。前途洋洋たる三十二歳のイギリス保安局員が、ロンドン・ウェストミンスターにある保安局本部──通称テムズハウス──のどこといった特徴のないガラス張りの個室で、ひとり坐っていた。いかにもイギリス人という彼の面立ちは気高さを感じさせるものだが、唇を噛み、机を指で叩いている様子を見ると、いまや癇癪を起こしかけているのがわかった。__十一月、保安局はウェストミンスターにいる情報源から、外務省内部にスパイが紛れ込んでいる可能性があるとの重要情報を入手。アーネストが次席を務める防諜課を中心に、調査が開始された。彼の一挙手一投足がアーネスト達によって監視され、手紙や小包といった郵便物から光熱費の請求書、家の前にあるゴミ袋まで確認された。その結果、紆余曲折を経て調査も進展し、情報通り彼がスパイであることを突き止めることに成功した。しかしある日、突然彼がまるで亡霊のように姿を晦ましたのだ。そのことに気付いたアーネスト達はすぐさま彼の写真をイギリス全土へ配布。さらに港湾や空港などといったありとあらゆる交通機関が監視された。しかし夜通しの捜索にも関わらず、アーネスト達は彼を一向に発見できず、失踪してから二日が経った。このままでは出世に大きな影響を与えかねない。もし失敗すれば、本部とは遠く離れた田舎へ左遷させられ、単調で退屈な雑務仕事をこなす毎日を過ごすことになる。同僚や部下たちからは半年も経たないうちに忘れ去られ、遠い記憶の中にしか存在しなくなるだろう。そんなことを考えていたとき、部屋の外から部下の声が聞こえてきて。その内容はアーネストが心の底から待ち望んでいた内容。彼がハリッジの港にいるとのことだった。アーネストはハンガーラックにかけてあったグレーのコートを手に取ると、部屋を飛び出し。オフィスの出口へ向かっていた途中、なにか思い出したかのように突然振り向くと、部下達のデスクに向かって嫌味たらしく )
オリヴィア、何をしているんだ。なにか大事な用事でも思い出したのか?ぼさっとしていないで早く来い。
____
ご返信遅くなってしまい申し訳ございません!所属組織や二人の関係性について、早速初回文に盛り込ませていただきました。絡みにくい場合やご想像と異なっていた場合は、ご遠慮なくお申し付けくださいませ。
また展開についてのご相談なのですが、こういった展開はいかがでしょうか。
①ロンドン中央省庁にいる情報源が、外務省内部のスパイの存在を察知。それを受け、防諜課のアーネストとオリヴィア達は調査を開始。
②保安局によって調査されているという旨をシャーロットから警告されたスパイは、彼女の助力を得て保安局の監視をすり抜ける。
③しかし、ハリッジでドイツ行きのフェリーに乗船しようとしているところを発見される。アーネストとオリヴィアが彼を拘束しに港へ急いで向かうものの、逮捕する直前にスパイは車内で拳銃自殺。
④彼の死によって事件は一旦の終わりを迎えるものの、アーネストは疑念を抱き続け、保安局内部にもスパイが潜伏していると確信する。
⑤アーネストとシャーロットの攻防戦へ。
長くなってしまい申し訳ございません…。なにかご不満な点などがございましたら、何なりとご遠慮なく仰ってくださいませ。
また後半部分に関しましてはかなり大雑把なご提案ですので、後々ご一緒に相談して決めていければ…!
( からりと澄んだ空気__とは言い難い十二月のロンドンは、鉛空がやけに重苦しい印象を与えていた。雲間から青空を垣間見る事も儘ならぬこの時期、室内さえも何処か鉛の如き重さを抱えている様で。原因は考える迄も無く、苛立ち一つ隠さぬ様にしきりにデスクを指先で叩き付けている己の上司その男。薄く形良い唇を食み、普段から絶えぬ両目の隈は殊更深くなっている様にも見える。散らばった資料をファイルには挟み、音を立てぬ様にそうっと閉じ具をしめながら事の次第を思い出すこと、一ヶ月前。__何処からかネズミが一匹忍び込んでいるらしい。その情報を受け取った十一月、己が母国とするドイツから同時に秘密裏の通信が届いた。内容など言うに過ぎたることで、要は母国まで逃げ出す仲間の手引きをしろとの命令。無論、断る理由も無ければ術もなく、現在随分と苛立った様子の男__アーネスト・スペンサーの部下然としつつも仲間の諜報員へ情報を提供し続けてきた。詰まるところ、彼の苛立ちのほぼ全ては己が致した諸行の所為であって、少し許りの同情すら胸中浮かんできてしまうも道理。スパイの可能性が有ると知ってからと言うもの、男の働きぶりは筆舌に尽くし難い程で素晴らしく、その有能さには舌を巻く程であった事は言うまでも無い。彼にたった一つだけ敗因があるとするならば、直属の部下として己__これまたスパイであるシャーロット・クラークという女__が配属されてしまった事だろうか。何気無い動作で机上に鎮座する小さな時計へ目を向ける。今日を超えれば母国から課された仲間を逃すと言う任務は成功なのだ。諜報員へ手渡したチケットは14時発の船便、時計の針が指し示すは12時の一歩手前。保安局本部が設置されるここ、ウェストミンスターからハリッジまでは凡そ2時間程度掛かるため、針が12時をぴたりと指してくれればその瞬間己の勝利は確信できる。その筈だったのに。時計から視線を逸らした瞬間に耳へ飛び込んで来たのは、オリヴィアにとっては吉報で、シャーロットにとっては悲報そのものだった。溜息すら零してしまいそうな一瞬、驚きの表情を"さも喜ばしい知らせ"であるかの如く偽ると、刹那の間に部屋を飛び出した男の掛け声に慌てて立ち上がって。スノーホワイトを思わせるコートを羽織りながらぱたぱたと駆け足で男の元へ向かい、人畜無害そうなかんばせを務めて作り上げてから )
__すみません、直ぐにいきましょう。…それにしても良かったですね、遂に捕らえられそうで。何かと彼に張り付いていた日々もこれで報われそうです!
___________
返事が遅くなってしまい、申し訳ございません。そして素敵な初回文を有難うございました!英国の小説を思わせるロルの書き振りに引き込まれて、何度も何度も読み返してしまいました…。返信内容について認識の相違などございましたら、お手数ですがご指摘いただけますと幸いです。
また、今後の展開についても素敵なご提案を有難うございます!何れも此方から口を挟む事すら烏滸がましい程です、これだけで小説が一冊書けちゃいそう…。
ちなみに③について、男の姿を見かけ船内へ捜索に入った際にアーネストとオリヴィアが別行動を行い、先に男を見つけたオリヴィアが男を(拳銃自殺と見せかけ)射殺し、男の持ち得る情報の全てを個人で処分する…と言った展開も個人的にはとっても好きなのですが、如何でしょうか?その際の不審点が後々のアーネストの疑念に繋がれば良いなあと思いまして…!宜しければご検討ください!
( アーネストは此方に駆け寄ってくるオリヴィアの姿に見向きもせず彼女からの言葉を黙殺すると、オフィスの出口にある入退室管理システムのセンサーに、首から提げているICカード職員証をかざした。機密情報の漏洩防止や部外者の入室を防ぐという重要な役割を担っているシステム。半世紀前にこの装置があれば、イギリスの情報機関にとっての悪夢であるキム・フィルビー事件は起こらなかったかもしれない。当時の職員は全員お互いを知っていた。それゆえ職員が昼食に出たり荷物を持ち出したりしたところで、警備員は検査をすることなく挨拶するだけだった。もちろん、その人物の鞄の中に最高機密の書類がぎっしり詰まっていたとしても。そんな冷戦期から時は流れ、テムズハウスも大きく変わった。キム・フィルビーからの教訓を活かして厳重な警備体制になったことはもちろん、<執行人>の設置も挙げられるだろう。黒ずくめの特殊部隊。当初は対テロ作戦遂行を目的として設置された部隊だが、今となってはあらゆる作戦を任されている。今回の任務でも必要となってくるに違いない。__一向に開こうとしないエレベーターのドアにアーネストは軽蔑的な視線を向ける。ボタンを押して催促するものの、何度押したところでエレベーターが加速するわけでも時間が止まるわけでもない。もちろんそんなことは理解している。だが、何かしていないと気が済まないのだ。やっとのことで彼らがいる階まで降りてきたエレベーターがその鋼鉄の扉を重たげに開けると、彼は飛び込むようにしてそれに乗り、地下駐車場の階のボタンを押した。降りていくエレベーターの速度は恐ろしく遅い。それは意図的なものか、そうではないのか。どちらにせよ、これに乗っている者は苛立ち、知らず知らずのうちに無力感に襲われる。一刻の猶予も許されない状況であれば尚更だろう。アーネストはまたも腹立たしげに扉を見つめたまま、彼女に命令を出して )
地元警察にフェリー周辺を封鎖させるように伝えろ。それとハリッジ周辺にいる<執行人>にも連絡して港で待機するように言え、いいな。
____________
新年あけましておめでとうございます!今年もどうぞ末永くお願い致します。お返事に関してですが、年明けということもありお忙しいでしょうから、お手隙の際にごゆっくりと作成していただければ幸いです。
素晴らしすぎて思わず顔が綻んでしまいました…!拳銃自殺に見せかけた証拠隠滅なんて全く思い付きませんでした…。普段とは違う、まさしくプロの仕事をこなすオリヴィアの様子を想像しただけで既にわくわくしております…!ぜひともそちらの展開での進行をお願い致します!
(/明けましておめでとうございます。お返事につきまして、二、三日中には返す予定ですのでもう暫しお待ちいただけますと幸いです…!取り敢えずは背後からのご挨拶のみ、先んじて。
先の展開についてお気に召していただけたようで何よりです!最も苦手とする水場、然もその上での事となれば仕事が出来ようが多少のミスはしてしまいそうなものです。普段では必ず隠滅する証拠の一つや二つを残してしまいアーネストに疑念を抱かれる、と言う未来もあり得ると年始からずっと想像しておりました。これから先の展開もとても楽しみです!出来る限り早めに返事をさせていただきますので、何卒お時間いただけますと幸いです。)
(/ご返信の旨、承知致しました!ご丁寧に連絡をくださいまして本当にありがとうございます。こちらは何ヶ月でもお待ちしますので、ごゆっくりお返事の方を作成していただければ!
通常なら完璧にこなせる仕事のはずがフェリー内での作業ということでミスをしてしまう。すごく良いです…!隠滅し損ねた証拠を再び消すためにシャーロットがアーネストに気付かれないように動く、なんていうのもどうでしょう?!
更にフェリー乗船時のオリヴィアの少し落ち着きの無い様子をアーネストが持ち前の洞察力で勘付くものの緊張のせいだと思い見逃し、後々になってそのことをふと思い出す、なんていうのも思い付いちゃいました。こちらもここからの展開が楽しみで仕方ありません…! )
( 他愛無い雑談にすら満たない言葉一つ届きやしないらしい。否、届いてなお無視して居るらしい方が正しいか。先を行く男の背を追随する様にして、己の首から垂れ下がるカードをセンサーに翳した。厳重過ぎる警備体制は過去の失態によって編み出されたイギリス随一のシステムを駆使して居る。システムを欺く為に様々な犠牲を払って迄手に入れた職員証の事を思うと、ずしりと首が重くなった様な気がしてしまう。昔MA6へ諜報員として忍び込んだ男_ソ連から送られてきたキム・フィルビー_は、その優秀さで信頼を勝ち取り、イギリスの情報の髄までしゃぶり尽くした所でソ連へ亡命したと聞く。その成功から学ぶ事も多ければ、彼の失敗から学ぶ事も数多と存在する。キム・フィルビーと言う男はイギリス__この保安局にとっての汚点で在り、私も含め戒めとして歴史に名を刻んだ一人だ。偽りの名を刻む職員証へ視線を向けつ過ぎし日へ想いを馳せた時間は数秒の事、翳し終えたそれを首に掛けたままで胸元のポケットへ仕舞い込み。持ち前の頭脳と洞察力を遺憾無く発揮し、32とも言う若さで仕事に関す信頼を得る斜め前の男へ視線を滑らす。 カチカチと無機質な音しか立てぬボタンを幾度と無く押し込む姿からは苛立ちが見て取れた。さて、次に彼が口を開くとしたら何を言うだろうか。逃亡と洒落込む人間に対し最も有効なのはその手段を潰してしまうこと。加えて今回は幽霊の如く失った彼の位置さえ把握して居るのだから、彼の考える事など想定するに容易い。先ずは封鎖してしまえと言うのだろう。__元来のシャーロットで有れば重く硬い扉が開くよりも先に彼の指示を先回りしていたことだろうが、オリヴィアと言う存在は然程秀でては居ない。下手な優秀さを見せ付けるより多少の油断を求める己のとった行為は、漸くやって来た鉛の箱に彼と共に飛び乗るだけ。斯くして彼の唇から飛び出た言葉に慌てふためく演技を乗せてポケットに仕舞い込んだ携帯端末を弄りはじめ。此処で守るべき"仲間"へ連絡が出来れば良かったのだが、彼と最後の逢瀬はとっくに終わってしまっている。一切の情報を始末してしまった私達の間に何が有ると言うのか。口惜しさをほんの少し眉を顰める事に留め置き、グランドフロアの到着を告げる様に開く扉から即座に足を踏み出した。今から駐車場へ向かい車を出すよりも、動いているそれに乗った方が多少の時間は短縮できるだろう。エレベーターを降りる頃には少し早めだった歩き方を更に早めて駆け出す。格子状のガラス扉を押し開けてアーチ状の屋根の下、石の階段を降りた先でタイミング良く待ち構えていたかのようなロンドン・タクシーを捕まえてから )
ハリッジ港まで、兎に角急いでお願いできますか?__アーネストさん、此方に。12時前には着けるかと。
___________
ご返信有難うございました!MI5についてまだまだ無学な為、誤っている認識などございましたらご指摘ください!
証拠の隠滅に気付いて再び動く…シャーロットなら確かにやりそうです…!因みに動くのは射殺死体発見直後でしょうか?それともそのもっと後、アーネストがオリヴィアに疑念を抱いた後の事でしょうか?後者で有ればそれが決定打としてバレるのも有りですね…、むしろオリヴィアを誘き出す為の罠としてアーネストが残してしまった証拠を使うのも良い…!!
持ち前の洞察力でバンバン見抜いちゃってください。そのトラウマも攻防戦で如何に作用してくるか、今から楽しみですっ!
(アーネストは、慌てふためいた様子で携帯を操作するオリヴィアを横目で確認した。諜報員として些か不安を感じさせるその姿。それでも彼女は競争率が高い採用試験をパスし、厳しい新人訓練を潜り抜けてきたと思うと、何とも不思議な話だ。しかし、だからといってアーネストが彼女の能力に疑問を感じているという訳ではない。それどころか彼はオリヴィアの仕事ぶりを多少なりとも評価していると言える。今回の任務の同伴者としてオリヴィアを選んだことが正にその証拠だと言えるかもしれない。恵まれた容姿に万人受けする性格。そして彼女が時折覗かせる諜報員としての才能。彼がオリヴィアのことを"原石"と見なしていることに間違いはなかった。__アーネストは視線を階数表示板へと向け、ゆっくりと変わっていく数字を心の中で数えた。スリー・トゥー・ワン、そしてG。そこで扉は再び重たげに広がっていく。目的地はもう一階下。そう考え開閉ボタンを押そうとした時には、もう既に彼女の姿はエレベーター内にはなかった。響き渡る足音と困惑。足早と出口に向かっていく彼女の姿にアーネストは深々と溜息をつくと、自身もエレベーターから降りて彼女の後を追うようにエントランスを歩いていき。出口付近に立っている警備員に対して通りすがりに職員証を見せ、ガラス扉を開ける。建物の外に出ると、黒く色塗られたロンドンタクシーが後部座席のドアを広げて停車しているのが見えた。中には運転手と、その彼に行先を伝えているオリヴィア。階段を降りたアーネストはそれに乗り込むと運転手の顔先にまた職員証を翳し。それを確認した運転手はハリッジ港へと向かうためにアクセルを踏み込んだ。タクシーがテムズ川を沿うようにして走行し始める頃には、アーネストの苛立ちも収まっていた。彼はその茶色く濁った川を眺めながら先程のことを思い巡らした。彼女の咄嗟の判断。それによって、駐車場までの時間や、そこからの警備員らによる車内検査の時間が少なからず短縮されたことだろう。オリヴィアのことを一瞥する。再び窓の外を眺めた時のアーネストの顔には、悪くない、と小さな笑みが浮かんでいた。__ハリッジ港に着いた時には時計の針はやはり14時前を指していた。車は港の中を順調に進み、途中の5つほどある環状交差点を通過したところで、30ヤード前方にチェックインカウンターが見えてきた。そこには数台のパトカーが停まっており、警官が停車するようジェスチャーで促している。タクシーは徐々にスピードを落としていき、ついに窓口の横に停まると、警官は後部座席に向かって立ち入り禁止となっていることを伝えてきて。アーネストが彼に身分証を見せ、保安局の者だということを伝えると、タクシーは再び走り出し。ゲートを通過すると、タクシーは漸く埠頭に入った。目の前にはフェリーが停泊しており、その下にはフォードの白いバンが停まっている。バンの横には、黒ずくめ──ではなく至って普通の格好をした、しかし屈強な体格の男たち5人が立っており、こちらをずっと見ているのがわかった。執行人たち。アーネストはタクシーから降り、彼らからトランシーバーを受け取ると )
三手に分かれて捜索するぞ。ジャックソン、お前はそいつと一緒に行け。わたしは操舵室に行って船内映像を確認してくる。──皆分かっているとは思うが事を荒立てずに連行しろ、いいな。よし、行け。
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いえいえ、無学だなんてとんでもないです!あり得たかもしれないロンドンということですので、この世界だけの設定などをどんどん追加していけたらなぁと思っております。先だって勝手ながら"執行人"だなんてものを作ってしまっていたのですが、宜しかったでしょうか…?一応、保安局お抱えの特殊部隊(執行人はその隠語)という設定で用いさせていただきました。
あー!!いかにも諜報戦って感じですごく好きです…!!一つこういった展開が思い付いたのですが、いかがでしょうか?!
①船内に潜入したシャーロットはもぐらを射殺し、彼がドイツへの手土産として持っていた情報を処分。しかし彼が持っていた記憶媒体(マイクロチップなど)の一つはダミーで、本物のチップは別の場所(靴底の中など)に隠されていた。
②後日シャーロットはチップの中身を開いたことで、それがダミーだと気付く。
またMI5は彼の所持品を検査し、本物のチップを発見していたものの、そのことは機密情報として役職付といった一部の職員にしか知らされていなかった。
③もぐらの死を他殺だと睨んでいたアーネストは、オリヴィアに本物のチップが見つかったことをわざと仄めかし彼女が保管室へ向かうか確かめる。
アーネストは保管室で待機、もしくは保管されているチップを発信機付きのダミーと取り替える。
④シャーロットがスパイであることが発覚。
また最後に、アーネストの備考欄を追加しましたので今後の展開の参考程度に…!
備考:
イングランド南西部の都市ボーンマスの下層中流階級の家庭に生まれる。幼少期のアーネストは内気な性格だったとされているが、尊大かつ厳格で専横的な父親のもとで虐待に近い躾を行われたこと、そして精神疾患を患っていた母親の存在などが現在のアーネストの性格形成に強い影響を及ぼしている。父親に対する反抗心をバネに、奨学生としてケンブリッジ大学に入学。ドイツ語を中心に欧州地域の言語について学ぶ。目立った功績は見られなかったものの、勤勉さが認められている。三年次に入るとMI5のリクルーターからスカウトされ、大学卒業と同時にMI5へ入局。約一年間の厳しい新人訓練を経て通商政策部*欧州課へ配属。ドイツの隣に位置する中立国オーストリア・ウィーンにて、イギリス国内に潜む工作員についての情報収集の任に就く。六年間に及ぶ任務の後、その能力が認められロンドン本部の防諜部防諜課へ転属。その三年後に昇格試験に合格し、若くして防諜課の次席となる。
通商政策局:"通商政策"とは名ばかりで、実際は対外諜報を任務としている。
(/何度も申し訳ございません!いま思ったのですが、フェリー捜索に5人はさすがに少なすぎますよね…。15~20名程度に変更していただければ!)
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