--約15年前
小さな国で戦争が起きた
幾千もの命が奪われ、敗北寸前のところ、国はとある「兵器」を導入した。見た目も感触も「それ」は「人間」となんら変わりはない。
ただ、異常な戦闘能力は幾万の兵力に達しそれは殺し続けた。ただ、目の前の敵を地面に転がる銃や岩、素手、眉ひとつ動かすことなく、それの動きが止まるとそこにあったのは血の海だった…。
政府はその力を糧に他国へ侵略していった。
やがて長い戦争はおわり、それは不要となった。不要となれどその力を欲するものが増え、売り飛ばされることもあったが、それは拒否をし売り飛ばし先の主人を殺して逃げ出した。だが、やがて力がなくなり聖堂の奥で、眠るように目を閉じた。
それから15年後、とある西洋のちいさな国の街の中心から離れた森の奥にある朽ちた聖堂があった。崩れかけ、草木が生い茂る、その中に蔓や草花に囲まれた「それ」は眠っていた。
そこに訪れたのは1人の青年。田舎で一人暮らしをする青年がそれを見つけ、頬に触れた瞬間、彼の運命と「それ」の運命の歯車が動き出す──。
(久しぶり過ぎてやり方がやや不安ですが、よろしくお願いします!)
御相手様1人募集です!細かな設定などは決まり次第やっていけたらいいなと思います!