秘密の鏡(ゆか紗枝/百合)

はい、私もまた会えて嬉しいです。改めてこれからよろしくお願いしますね紗枝ちゃん。
関係性、ですか…凄く迷いますけど……両片思いなんて如何でしょう？
後私からも聞きたいのですが、紗枝ちゃんはどう言うシチュから始めるのが好み等あったら教えてくださいね。

こちらこそ、よろしゅうお頼申します。

両片想い…
つまりうちもゆかりはんもお互い想い合っているのにその想いを伝えられずにいる…ゆうことやね。
素敵やけどちょっと寂しいなぁ。
了解どす、二人の関係はそんな感じで始めまひょ。

始まりは…
ちょっとベタやけどReve purに新しい仕事が決まって…という感じでどうやろか？

関係性についてご了承頂きありがとうございます、それではそんな感じでお願いします。
Reve Purでの新しい活動が決まる…良いですね！王道でも私は大好きですよ。
レスはどちらから行きましょう？

そないゆーてもらえてよかったわぁ。
ほな、初回はうちから回させてもらうな？
他に特に決めておくこととかあらへんかったら次回から始めますえ。

え、良いんですか…？
ではお言葉に甘えて紗枝ちゃんから初回お願いしますね。
私からは特に決めておきたいことはもう無いので早速始めて頂ければ。

（――今年一番の寒さとなったある日。
うちとゆかりはんと二人、プロデューサーはんに事務所に呼び出されて…）

…二人一緒に、ゆーことはReve purのお仕事やろか？
またゆかりはんとお仕事できたらええのになぁ。

（二人並んで346プロダクションの立派な廊下を事務所へと歩きながら隣のゆかりにたおやかな微笑みを向けて）


（/レス返してくれてはるのに気付かんと遅なってもた。
ゆかりはん、堪忍え…
初回、こんな感じでどないやろか？
気になるところがあったら教えてな？）

(紗枝と一緒に事務所に呼び出された事で346プロダクションの廊下を歩いており。別の案件かもしれないと考えているも、もしかすればReve Purのお仕事かもしれないと言う期待もあり)

──はい、私もまた紗枝ちゃんとお仕事が出来るならそれほど嬉しい事はありません。
(隣に並んで歩きながら笑みを浮かべて頷き)

(/大丈夫です。私も遅くなってしまうことがあるかもしれないので…
絡ませて頂いたのでよろしくお願いします！)

ゆかりはんも同じ気持ちでいてくれて嬉しいわぁ。
失礼しますえ。

（相手の言葉を聞くと嬉しそうにぽんと手を打って喜びの笑顔を見せ。
事務所にたどり着くと軽くノックしてからドアを開いて）

ちひろ
ゆかりちゃん、紗枝ちゃん、いらっしゃい。
プロデューサーさんがお待ちですよ。

（事務所に入ると事務員のちひろさんが笑顔でプロデューサーのデスクまで案内してくれて）


（/おおきに。
ほな、改めてよろしゅうな、ゆかりはん）

ふふ、私もです。
もう着いていたんですね。…失礼します…
(相槌を打つように頷きながら笑みを浮かべるとノックした音を聞き今到着したことを気づいた様子で自分もと挨拶を)

ちひろさん案内してくれてありがとうございます。
プロデューサーさんは…？
(事務員のちひろが案内してくれた事に対し感謝を伝えると、プロデューサーを探すように辺りを見回し)

(/いえいえ。
はい、私からもよろしくお願いしますね♪)

ゆかりはん、こっちえ。
プロデューサーはん、おはようさんどす。
ほな、うちら二人を呼び出した用件を聞きまひょか？

（さりげなくゆかりの手を取るとプロデューサーのデスクの前に立って、呼び出しの用件について尋ねて。
プロデューサーの話をまとめると…
『Reve purのクリスマスイベントのお仕事が決まったからよろしくね。
イベントの内容はミニライブとファンへのプレゼント配りだよ』
ということらしくて）

そういえばもうそんな季節どすなぁ。
うちの実家はクリスマスを祝う習慣があらへんかったから、ゆかりはんとクリスマスを迎えれるやなんてめっちゃ楽しみやわぁ。

（プロデューサーの話を聞くと満面に喜びの笑顔を浮かべてお仕事もクリスマスも楽しみであることを伝えて）

プロデューサーさんおはようございます。
え！？本当ですか？
とても夢みたいです。紗枝ちゃんとまた一緒に活動できるなんて…
(手を引っ張られプロデューサーの下へ行くと嬉しさのあまり一瞬目を見開いて、とても嬉しそうに笑みを浮かべ)

そうだったんですね…クリスマスは12月のプレゼントを送り合うとても楽しい行事なんですよ。
(紗枝の話を聞きながら簡単にクリスマスについて説明して)

知識としては知っとるんやけど…
プレゼントの交換ゆうんは経験したことあらへんからなぁ。
ゆかりはん。
うちの初めて（のクリスマスプレゼントを）、もろてくれへんやろか？

（体ごとゆかりの方に向き直ると彼女の両手をぎゅっと握り、マジメな表情と声でお願いをして）

え、紗枝ちゃんを私がですか…？
それって……
(真面目に言う相手の物言いに何か勘違いしたのか困惑し、恥ずかしそうに顔を赤くして)

うまいこと（プレゼント選びを）できるか分からへんけど…
うち、がんばるさかい！

（恥ずかしそうに頬を染めるゆかりの表情を見て自分の言い方が勘違いをさせていることに気付きながら、心の中で満更でない…と思い。
今度は意図的にわざと相手のミスリードを誘うような発言をして）

紗枝ちゃん…ちょっと私に時間をくれませんか？
ゆっくり考えたいので…
(まだ勘違いしている様子で相手は既に気付いたにもかかわらず、まだ困惑した表情を浮かべたままで居て)

（見かねたプロデューサーにたしなめられ、こちらが話しているのはクリスマスプレゼントのことであることをゆかりに説明して）

あー。
プロデューサーはん、ネタバレするやなんてイケズなお人どすなぁ。
とはいえゆかりはんがかいらし過ぎてついからこーてもた。
かんにんえ、ゆかりはん。

（イタズラっぽい笑みを浮かべながら顔の前に手を出して、軽く頭を下げながら彼女をからかったことを謝罪して）

(紗枝とプロデューサーの行動を見ると、自分が勘違いしていたことに気付き顔を赤くして)

そうですよね！いえ…紗枝ちゃんは何も悪くありませんよ、私が…その勘違いしていただけで。
(顔を横に振り否定しつつも、恥ずかしそうに顔を手で隠しながら延べ)

(/紗枝ちゃん、遅くなりましたがメリークリスマス♪)

今度はどんな勘違いをしてはったんかが気になるとこやけど…
まぁそれはあとの楽しみゆーことで。
ほなプロデューサーはん、うちらはまず何からさせてもろたらよろしいやろ？

（こちらのことを一切責めることなく自分が悪いと言うゆかりの優しさに胸がキュンとしつつもイタズラっぽい笑顔をﾁﾗｯと向けて。
それからプロデューサーに向き直り今後の活動方針について尋ねると二人に数枚のプリントが綴じられた小冊子を渡し、それにスケジュールや活動内容が書かれてあると説明して）


（/ゆかりはん、メリクリできなくて堪忍え。
今年もあとわずか、カゼなどひかんよーにな）

それはきっと…紗枝ちゃんは知らない方が良いことです。
あ、本題はそうでしたね！
(悪戯っぽい笑みに少し戸惑いながらも首を横に振りながら述べ、プロデューサーの方に改めて視線を向けると渡された小冊子をスケジュールを先ずパラパラと捲り。一つのページの内容を見ると何かと気になるものが目に留まり)
あら？これって…

(/いえ、大丈夫です！私は紗枝ちゃんと会えるだけでとても嬉しいので。年が明けちゃったので此方から言わせてください。明けましておめでとうございます、今年もよろしくお願いしますね！
それにしてもゲームの方で新年早々私たちが出てきていて、とても驚きました…)

ふふ。
ゆかりはんは好奇心を煽るのが上手どすなぁ。
ん、どないしたん？
何か気になることある？

（同じようにページをめくりながらゆかりが気になった部分がどこなのか尋ねて）


（/遅なったけど明けましておめでとうさん。
こちらこそ、今年もよしなにおたの申します。
うちもびっくりしたけど、それ以上に嬉しゅうて思わずひとりでニンマリしてもーたわ）