匿名さん 2021-10-15 13:54:58 |
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や、いい。俺まだ起きてるし、その辺で適当に寝る。
(先輩に気を遣ってか案外受け入れ体制の彼を見ては、一層リラックスした態度で床に荷物を下ろし。日が昇り次第すぐに自室へ戻るつもりのためそもそも眠りに就くか否かも怪しく、寝具を譲るという提案には遠慮を。ふと目に入ったのは教科書類が散らばる机。「へえ…もしかしなくても勉強中だった?真面目だなお前、まぁ一年の時はそんなもんか」一年生の教科書を懐かしそうに眺めながら、机上に置かれた一枚の紙を勝手に手に取り)
おーおー、部活にも熱心で結構なこった。
そうなんですね、分かりました。
(相手の発言に相槌を打つ。先輩は夜更かしをするつもりなのだろうか、と思いを巡らしていると、片付け途中の教科書を話題に出されて。勉強をしていたのかという問いに対しては「えぇ、まあ」と呟くように答える。何故だか、目の前の先輩と初めて話したときほどの緊張感はなく、穏やかな面持ちだった。教科書の次には予定表を掲げられ、その次の相手の発言にはかぶりを振り)
俺は天才じゃないので、ちょっとでもマシになるようにやってるだけですよ。
…それで。先輩はこんな遅くまで何してたんですか?
その発言が真面目ちゃんだわー。
(予定表を机に戻しては、素行の悪い自分とはまるで違う彼の優等生ぶりに感心しているのか揶揄しているのか、いずれにせよ軽い調子で返答しながらベッドのそばで胡座をかいて。先程と同じ質問が投げかけられると「他校の奴らと遊んでた」と、ポケットから取り出した携帯電話を片手で操作しながら包み隠さず端的に答えて。視線は変わらず携帯電話のスクリーンに注がれたまま、彼の心中を想像しては自嘲気味に言い放ち)
「憧れの先輩」がこんなんでがっかりしてんだろ。お前優等生っぽいもんな。
…もしかしてからかってます?
(むっとしたような表情をして。自分の質問の答えを聞くと、想像はしていたものの「やはりか」と呆れたように少し肩をすくめる。特に投げかけてやれるような言葉も無いために腰を下ろす相手の近くで立ち尽くしていたが、その後の自嘲が含まれた相手の発言には好意のせいか、つい強めの否定をしてしまい。一回飛び出した言葉はどう足掻いても取り消すことはできず、焦ったような表情を浮かべ、言い訳をするように付け足し)
いや、そんなことで幻滅はしません!だ、だって憧れですから。
んーなわけねぇじゃん、褒めてやってんだよ。
(不服そうな表情を浮かべる彼が面白くて、吹き出しそうになるのを堪えながら首を横に振り。こちらが何気なく零した後ろ向きな発言に、想像以上に強い否定が返ってくると、スマートフォンの画面に注がれていた視線は相手を見上げるように滑らせて。「…ふーん?」しばらく興味深そうに熟視していたが、胡座をかく脚に頬杖をつきながら訝しげな表情で意地悪な質問を)
憧れなぁ…。具体的にどういうとこが?
先輩は自信家で。副部長の重たい責任があるのに弱音を吐かないし、…なにより堂々としてる姿がかっこいいです。
(「具体的に、ですか?」と少し考え込むと、恥ずかしがる様子も見せずに淡々と答えて。「きっと、先輩は俺には持ってないものを持ってるんです」とも答える。自分なりの答えを一通り口にしたあと、座っている先輩を、立っている自分が見おろす形になっていることに今更ながら気がついて。視線の高さを合わせるように相手の横に腰を下ろし)
(憧れなんて言うのも、副部長である先輩に媚びを売るためで、他に大した理由などないだろう。そう予想した上での性格の悪い質問だったが、思いの外すらすらと紡がれる言葉を、邪魔することなく口を噤んだまま聞いて。どうやらこの後輩は、自分が思っていた以上に可愛いことを言う奴らしい。心の中で彼への印象を塗り替えながら、思惑の読み取れない表情のまま口を開いて素直じゃない一言を)
…ウケるな、お前俺のこと好きすぎだろ。
さっき言ったことは断じてお世辞じゃありませんから。
(真剣な目つきででそう訴えて。相手のぶっきらぼうとも取れる発言を聞けば無言でゆっくり頷く。その相手がいくら素直さの無い発言をしても、思いは変わらないとでも言うような面持ちで。前に目の前の相手と交わした何とも歯切れの悪い会話をふと思い出しては、今度は自分の思惑をしっかり伝えようと口を開いて)
先輩にウケても俺は至ってふざけていません。
(真っ直ぐに目を合わせて丁寧に紡がれる彼の言葉に嘘偽りはなさそうで、不思議と悪い気はしない。しかしここで素直に礼を言うのも性に合わず、むしろ彼の好意は一体どこまで貫き通されるのか試してみたくなり。「…良かったなぁ朝吹。一晩だけでも大好きな俺と過ごせてさ」余裕の笑みを浮かべ、痛みを与えかねないほど荒々しい手つきで相手の頭を撫で。そのまま自身の手によって乱された髪を引っ掴んで、粗暴な行動とは対照的に幼児を相手にするかのような優しい声色で問うて)
そういや入部してきた時から、お前しょっちゅう挙動不審になると思ってたんだわー。あれ全部、俺がいて緊張してたから?
…名誉に思っています。
(やはり馬鹿にされていると感じたのか、吐き捨てるように上記を述べて。その次に髪の毛をかき乱す勢いで頭を撫でられ「えっ」と戸惑っていたが、髪を掴まれたときには黙り込んでしまい。入部してから今までのことについて尋ねられると、そこまで挙動不審だったかと小首を傾げて。今までまともな経験が無かったせいか、自覚していない様子で)
緊張はしてました…。でもそんなに挙動不審でした?
(先輩相手にも凛とした態度を崩さないが、不意な動作には戸惑いを隠せない相手の反応を見るのが楽しく。挙動不審と言っても目が合うと逸らされたりする程度だったが、更に不安がらせるよう誇張して。「ずっとおかしかったよ、お前。この前部室で二人になった時もさー」髪を掴んだまま彼の頭を自身の顔の近くへ引き寄せて、否応なしに視線がかち合う形になり。「…なんなら今も?」試すように至近距離で焦茶色の瞳を見つめ、フッと鼻で笑い)
大好きな東堂先輩と部屋で二人きりだもんな、緊張しないわけねぇか。
ずっと…?
(相手の策略にまんまと引っ掛かり、不安そうに上記を呟く。目が合えば、部室でのできごとの回想と、相手の発言とで顔には熱が一気に集中してしまい。体を捩ろうとするも、髪を掴まれている以上は歯が立たず、またもや目を逸らして黙り込んで。何か言い返したいとは思ったものの、目の前の先輩が一体何を考えているのか皆目検討がつかず、唾をごくりと飲み込んで情けない表情で謝罪を)
迷惑…でしたよね。すみません。
あ?ちげえよアホ。
(抵抗を諦め、むしろ力なく謝罪の言葉を口にする相手に、こちらはむっとしたような表情を浮かべ。そっと髪を離し解放してやれば隙だらけの相手の額を指で強く弾いて上記のセリフを。自身の横柄な態度だけ見れば迷惑がっていると思われても仕方ないのだが、ろくな説明もなしに粗暴な言葉で否定だけして、相手は何を思うだろうか。その真意を追及する隙は与えず話を変えて「で、お前もう寝るんだろ?」明日も早朝から部活の練習があることは知っていたが、眠る気のない己の退屈に無理矢理付き合わせようとあからさまな誘導をして)
一晩限りで、暇潰しの話し相手にしてやろうかと思ったけど。もったいねえなぁ、朝吹。
(「えっ?」と、ぶっきらぼうではあったが否定の意がこもった相手の発言に一瞬気を取られる。しかし、「寝るんだろってそんな偉そうに言われても…ここ俺の部屋ですし」と冷静にツッコミを入れる。そのまま流してしまおうと思ったが、相手の傲慢な発言は終わりそうになく。それに対し大人げなくムキになって。更には謎の宣戦布告をし)
いや、俺寝ません!
…俺と先輩で勝負しませんか?どっちが遅くまで起きていられるか。
(断られようが先輩後輩の上下関係を悪用して無理やりにでも相手をさせるつもりだったが、彼も案外乗り気な様子。上等だと言わんばかりにニッと口角を上げて「…言ったな?朝練ぶっ倒れても文句言うなよ」と宣戦布告に乗り。ふと思い出したように「朝吹、なんか余ってる服とかねえ?」と、寝ないにしてもさすがに外出着では居心地が悪いことに気がつき、部屋着に着替えたいことを暗に示して。一応身体は綺麗にしてあると断っておくが、彼の憧憬の気持ちを知った上で楽しそうにからかって)
出掛ける前にシャワー浴びてっから心配すんな。…いや、お前的には残念だったり?
(「そっちこそ」と自分にしては珍しく強気な様子で答えて。なぜ宣戦布告をしてしまったのか自分でも不思議に思ったが、口に出した以上は後戻りはできないと腹を括って。服を貸してほしいと言われると、何かあっただろうかと首を捻ってクローゼットを開ける。「こんなもので良ければ…」と手に取ったパーカーとハーフパンツを差し出し、「服をたくさん持ってないのでありがたいです」と一言添えて)
それでは…何時までにしますか?
(/お返事を大変お待たせしておりまして申し訳ございません!一度背後のみで失礼します。私生活の都合により今月末まで時間が取れそうになく、大変申し訳ないのですが、もう少しお待ちいただけると幸いです。期間が空きそうな時は連絡させていただきますので、よろしくお願いいたします…!)
おー、さんきゅ。
(パーカーとハーフパンツを受け取れば、恥ずかしげもなく目の前で着替えを。仮にも人様の部屋であるため、脱ぎ捨てた服は放置するわけにもいかずまとめて荷物の側へ。相手からの問い掛けには眉間に皺を寄せて「…何時まで?お前寝るつもりかよ。んなもん寝た時点で負けに決まってんだろ」と、制限時間は設けず朝まで勝負だと言い張って。再び胡座をかいてリラックスした様子で)
つーか何するよ。朝吹、なんかゲームとか持ってねえの?
(/大変お待たせしました!報告通り所用が一段落つきましたので返させていただきます。)
(すぐに着替え始める相手を見れば、未だに夢を見ているような心地がして中々目が離せなかった。時間が潰せそうなものはと聞かれれば、立ち上がって机の周りを見やる。視界に入ったのはトランプケースやチェスの駒、そして最近いじっていないゲーム機。相手に選択肢を投げかけて)
ゲームですか…ボードゲームなら何種類かあったかと。あ、あとゲーム機もあります。
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