とある国のもの 2021-09-26 16:50:35 |
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…そうか。まぁ、この国は闘技場が栄えてるからな、お前の御披露目が済んでからはたまに見に行ってみると良い、年がら年中何かしらの物や権利を求めて勝負が行われてるからな(当たり障りの無い優等生のような返答はやはりと言うべきか相手があの本来の求めた第二王子ではないと思えてしまう理由にも繋がってきて。それでも自ら偽の王子である告白をしてこないところから、何かしらの国政にまつわる情報を得てミーナス王国へ密告しようとしてるのか、なんて邪推をしてしまい。それでも決定的な部分は一切見せてこないからこそ、治癒魔法で多少解けたもののまだ警戒心を残したまま変わらずの表情で相手の御披露目が終わってからなら軟禁を解くと暗に伝え)
「ほんとか!じゃあ外に出れるってことだな。楽しみだ!」
(争い事はあまり好きじゃない為闘技場が本当に見たいわけでは無いが、外に出られると解釈しそれは嬉しかった。だが、御披露目がすめば本当に妻となってしまう。このまま騙し続けることが出来るか不安と相手に対する罪悪感がわく)
ー自分なかんかが騙したまま妻になっていいのかな…今からでも…
(近くなる御披露目日に不安しか無いがその気持ちは一切ださず笑顔をつくる)
…では勉強の続きを、とその前に…正式な妻となる前に俺に告げたいことはあるか?今のうちなら戯れ言でも多少のことであれば聞き流してやるから何でも言え(外に出るのが楽しみだと笑う相手の姿に思わず高鳴る鼓動に身分の偽り嫁入りした人間の筈なのに、と平素の表情は崩さぬまま見詰めていたが再び国法の勉学をする前にと前置いてから相手に何か言うことがあれば何でも言って良い、そう自分では何気なくではあったが、語調強めに投げ掛けて)
「言いたいこと…」
(心を見透かされたのかとドキッとする。聞き流すと言われたがいいかたからして本当に許されるか分からない。それに騙していたことは多少のことではなあい。重罪だ。己はどうなってもいいが、元の国に攻め込まれたりするのは駄目だ。双子の兄を攫いに行く分には構わないが、ミーナス王国とレナント王国はあまり仲が良くないと聞いたことがあった為、国に影響を及ぼすだろう。そうなったら…そう考えると中々言い出せず兄になりきることも出来ず俯いてしまう)
……まぁ何も言う事が無いなら良い、まだ数日あるからな(何か言うわけでもなくただ俯く相手の事を少しばかり無言で眺めて。隠したままにするつもりなのか、はたまた言いたいが両国の関係の拗れを気にして言えないのか……そもそも相手が影武者として嫁にきた事はバレていると言ってはないがはたして真意がどちらなのかと無言で見定めようとし。そもそもの話であれだけの自分中心的な王子を仲の良くない他国へ嫁に求める要求をアッサリ承諾してきたこともある種の違和感だった事も記憶に新しく、ただ手を焼いているからという可能性もあるが自分が初めてその姿を見たパーティーでの様子は寧ろ自由にさせていた、というのが強い印象でそれをしていた王らがアッサリ手離すとも考えてなかったからで。そうこう考えてる間も中々言う気配のない相手に強情だな、なんて感じながらもキチンとミーナス王国に対する情を残しているのだな、と感服しつつ数日まだあるのだからとすぐに言わないことへの言及はせず)
(/背後より失礼致します。今後の展開についてなのですが……婚姻パレード等のイベント前、もしくはパレード(結局言えずじまいで迎える)後、オグルが何かしらの理由で魔物の不意討ちに遭い重症を負い、それでクオン君が治癒魔法を行使し傷の大きさに耐えきれず気絶、その後クオン君が起きてから何かしらのオグルとの会話イベントをした後で騙っていた事を告白……という流れが出来そうではあるのですが、何か付け加えたい事やこうしたい等のご提案は御座いますか?)
「…今は言いたいことなんて無いんだぞ!」
(考えた末結局言うことが出来ずまた己を偽った。兄らしく無い態度をとってしまったが、元の国の民の事を考えると言えなかった。それに兄を偽っている間は例え仮初だとしても愛して貰うことが出来るそう思いこの茶番を続けることにした)
(それから己の正体を明かすことなく偽り続け、御披露目当日を迎えてしまった)
(/提示ありがとうございます。パレード後怪我をする展開で行きたいと思います。素敵展開なので其方の提示内容のままで大丈夫です!)
…さて、俺は着替えも済んだし…アイツの迎えに行ってやるか(相手からの身分を偽り嫁入りした事の告白の無いままに迎えた正妻としての相手のお披露目の当日、王城内中庭に待機してる部下らにお披露目をし、妾の女性にも相手が正妻であることを明かし、屋根のないオープンな馬車に共に乗り城下町の主要道路にて国民への御披露目パレードをする予定であり。この日までにレナント王国について教え込み、夜をメインに毎日相手の身体を抱き妻としての自覚を身体に覚え込ませてきたからこそ、多少は言葉遣いも何とかなってることに期待しつつ赤の生地に銀糸や金糸で家紋の刺繍の施された服や黒のズボンに身を包み相手が純白の服を着終えたかと相手が着替えてる部屋へと向かい、その部屋のドアを開けて)
(/かしこまりました!クオン君のお披露目の衣装は白一色であればお好きなものを選んでいただければと。タキシードっぽいのでも良いですし、ウエディングドレス風な衣装でも良いわけですし(笑)イベントに関しては何か小さなものでも構いませんので、してみたいのがあれば遠慮なく仰ってくださいね!もしかしたらそれから派生するイベントが思い浮かんだりする時もあるかもですので!)
(相手とは別の部屋へ通され1人になると小さく息を吐く。とうとう正式な妻となる日がきてしまった。今更どうすることも出来ず部屋の奥の壁に吊るされている純白な服を手に取りゆっくりと少し苦戦しながら着替え、部屋に置かれていた姿見で己の姿を確認する。フリルの付いたブラウスに金の刺繍が入ったコルセット、下は丈の短いズボンにガーターソックス。ガーターベルトはレースでソックスにも金の刺繍が入っていた。そしてジャケットは前が短く後ろはフリルが何重にもなっていて地に着きそうなくらい長い。最後にレースの手袋をする。鏡に映る己の姿はまるで別人のようだ。偽っているといえ双子だそんなに変わらないはずなのに何故かそう見えた。
準備が済み椅子に座り誰かが呼びに来るのを待っていると部屋のドアが開いた。迎えに来たのは己の夫になる相手で、その姿に魅了され少し固まってしまうがすぐ我に返り相手に声をかける)
「迎えに来てくれたのか!その服もかっこいいな!」
(/少しドレス風にさせて頂きました!とある伯爵の衣装を若干参考に笑
かしこまりました!何か思いついたらいいますね!)
…美しく、可愛いぞ、その姿。俺の妻に相応しい(部屋のドアを開けて相手の姿を見た直後、思わず目を丸くし立ち止まってしまい。相手の身体を抱きまくり大体のサイズこそ国の御用達である仕立て屋伝えていたものの、それはまさに相手の為だけに誂えたものかのような丁度よさであり、その立ち姿はまるで女性のウエディングドレス姿を思わせるようで。相手から声をかけられ漸くハッとこそすれど、静かに相手の目の前まで歩み寄り相手のその顎をクイと上げ互いの瞳の向く先が交わるようにさせながらそう告げて)
…まずは城に勤める者共にお前を紹介しなくてはな。行くぞ(確かに美しい、だからこそ相手が本来嫁として求めた男として偽ったままのが不満でしかなく。相手が嫁入りのためこの城に入城してから7日の間、相手の身体を毎夜毎夜、気紛れに昼間にも…抱き続けて分かったことは相手自身へ少しずつ心が揺り動かされてきてることであり、その時に垣間見える可愛い反応こそが相手の真の姿でありそれに愛おしさを見出だしている事実で。しかし、それを自分から問いてもはぐらかそうとするのは以前の事から明白であり、こればかりは相手自ら告白してくるのを待つばかりでしかなく。それでも今は相手を妻として皆に紹介せねばと考え至れば相手の顎を支えてた手をスルリと頬、耳のした、首筋、首の裏とまで撫でるように移動させれば軽くしゃがんでからヒョイと相手の身体を姫抱きしながら立ち上がり最初の予定を告げてそのまま歩き始め)
(相手が近づいてきたと思ったら姿を褒められ嬉しく胸が高鳴り同時に悲しくなる。その言葉は己に向けられた言葉では無い。相手に見つめられ、見透かされそうで怖くなり少し視線を落とすと急に体が浮いた)
「…ぅわっ!?。じ、自分で歩けるんだぞ!」
(恥ずかしくなりそのまま歩き出す出す相手に異を唱えるが、聞いて貰えるはずもなく、せめてと思い顔を相手の胸に埋めた)
(抱き抱えながら王城内中庭を見下ろすことの出来るテラスに通ずる部屋まで歩く道中で自分で歩けると不満を言われようとも、一切それには耳を貸さず無言で抱え歩き。どうせこの後で自分で歩いてもらわねばならぬのだから、そう無言で考えつつ目的の部屋まで到着すれば、それと同時に使用人が部屋のドアを開け、即座に元来の次なる目的であるテラスに通ずるガラス戸前まで向かうのを見送り毅然とした態度でその部屋の中央まで歩けば相手をそこで立った状態になれるよう降ろしては一言添えて一足先に歩きだしテラスへと向かい、その途中にあるガラス戸は使用人により開かれそのまま半円の形をしたテラスに姿を見せ眼下の中庭へ視線を下ろせば登場を今か今かと沸き立ち待機している城に勤める者らがおり、それを片手を上げただけで静まらせて。そして城に勤める者らに自分の妻であり自らが王となった時の王妃をお披露目する旨を宣言の最中にガラス戸の近くに待機していた使用人の一人が相手の側に歩み寄り「オグル王子の御言葉と同じタイミングで王子の御隣へ歩み出て下さいませ、ルエン妃様」と王子の宣言が終わったタイミングで王子の隣に立つよう願う言葉をコッソリと告げて。そして言い終わったタイミングで空いている隣へと軽く視線を向け)
静粛に。先日触を出していたとおり、ミーナス王国より俺の妻、そして将来俺が王となった時の王妃となる者が嫁入りした。この時をもって、皆にはその姿を必ず覚えてもらう。この者が俺の生涯の妻だ!
(別の部屋へと連れられ、そこで降ろされた。相手がテラスへでると民の歓声がこちらまで聞こえてくる。こういう場は初めてで緊張で手が震えそうになるがギュッと握り抑えてると、1人の使用人が話しかけてきてそれに小さく頷き、相手の言葉を聞きテラスにでて隣りに並ぶ。己の瞳に映るのは沢山の民。どうしていいかわからず、とりあえず兄の笑みを浮かべる)
(別の部屋へと連れられ、そこで降ろされた。相手がテラスへでると民の歓声がこちらまで聞こえてくる。こういう場は初めてで緊張で手が震えそうになるがギュッと握り抑えてると、1人の使用人が話しかけてきてそれに小さく頷き、相手の言葉を聞きテラスにでて隣りに並ぶ。己の瞳に映るのは沢山の民。どうしていいかわからず、とりあえず兄の笑みを浮かべる)
ミーナス王国より我が妻となる身として嫁いできた俺の妻だ、俺に気兼ねなく声を掛けても問題ない…だが、手を出そうだなんぞ考えんことだな?どうなっても知らんぞ(相手が隣にやって来て普段の笑みを浮かべる姿を見てオオッと少し色めき立ち、何やらコソコソと話してる様子の城兵を含めた城に勤める者らを見てワザと相手の腰にスッとなぞるように手を回し抱き寄せては、あくまでも王子という単語は使わず相手の事を改めて紹介し、これも慣れて貰うためと城兵でも構わず声をかけて良いと宣言しつつも独占欲は高いからこそなのか、厭らしい事に誘うことはするな、なんて忠告を告げれば城の者らは声を揃えて「勿論であります!」と返して。それに満足したのか相手に端的に声をかけては相手の身体を抱き寄せたままテラスから部屋の中へ戻ろうとし)
…そろそろ次だ、行くぞ
(笑みを浮かべるとザワつくのを感じ上手く笑えなかったんじゃないかと不安になったが、どうやらそうじゃなかったみたいでホッとする。その理由まではわからなかったが。すると急に抱き寄せられ驚き体が少しぴくりと跳ねる。恥ずかしくて、若干俯くと己の紹介が終わり声を掛けられる。それに頷き、抱き寄せられたままだったが相手に合わせて歩き出す)
「…分かった。次は何処に行くんだ?」
次は…っと、呼ぶ手間が省けたな。彼女が俺の妾…都合により先にこの城に入ってはいるが立場としては本妻のお前の方が上だ(相手の問いに返そうと口を開きかけるも部屋の入口付近に待機していた一人のブロンズ髪の女性を見付ければ呼ぶ手間が減ったと呟き。多少歩み寄ればその女性が自分の妾である事やあくまでも本妻は相手であり妻としての立場は上であると話しながら抱き寄せる手を緩め相手の腰に添える程度にし。女性はカーキのワンピースとシンプルな服装でありながら、服の素材は上質なそれであり、腰まで伸びるその髪も手入れが行き届いているようで美しく、顔立ちも美しく整っていて。そんな女性が相手をみれば深くお辞儀をしながら「ルエン妃様、お初に御目にかかります。オグル王子の妾、フラヴィと申します。ご用命御座いましたら何なりと」と名乗りを告げて)
「俺はルエン・レイヴァールだ!よろしくな!」
(妾だと紹介された女性は美しく相手と並んでも引けを取らない容姿だった。こんな綺麗な人が居るのに己なんかが正式な妻になってもいいのだろうかと不安にもなるが相手の女性の挨拶を受け腰を抱かれたまま己も挨拶し微笑み)
…もう、今日からお前は俺の妻なんだ。レイヴァールではなくディーブルの姓を名乗るようにしろ(妾に微笑み挨拶を返す相手の言葉に思わず胸の奥が苦しくなってきて。もう相手は自分の妻なのに、名乗るのは元の姓であることもそうだが、変わらず本当の名前を名乗らない事にも不満は積もりゆき、相手の腰に添えさせていた手をスッと相手の腰をワザとなぞるようにしながら今一度相手の身体を抱き寄せては相手の耳元で囁いて)
「…っ。…そ、そうだよな!分かった!」
(思わず前の姓を名乗ってしまい相手に指摘されてしまった。そんな相手の表情はいつもと変わらないように見えるが何処か不満さが感じられ、己が何かやらかしてしまったのかと不安になると同時に体をなぞられ急なことでビクッと体が小さく跳ね声が出そうになったが堪える)
…式の行われる教会に向かう馬車はもう城前に控えさせている、行くぞ(相手の身体が跳ねるその様子を見ていれば、相手の身体をここまで感じるように出来たのは自分だから、そう考えれば何だかより相手を手離すのが惜しく感じ、今は仕方無くともいつかは相手の真の名前を相手の口から聞いて、その上で改めて二人で教会で誓い合えば良い、そう考えながらもそれは口には出さず、式の行われる王城と関係の深い教会に向かう馬車があるから行こう、と抱き寄せたまま促し共に歩き出し。フラヴィは自分と相手の向かう邪魔にならぬよう廊下の脇に立ち深く頭を下げており)
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