某日、寮部屋にて　(　〆　)　

あ、そうだ。言うの忘れてた。春ちゃんがお菓子作る作る詐欺やめてー、って言ってたよ。まあ要は慧ちゃんの作るお菓子がたべたーい、ってことだろうけど。
んで、慎ちゃんが慧ちゃんのご飯食べたいって。慎ちゃんからも食べたいのあったら作るって言ってるし……つうか今いるから、もし時間あったら会いに来て。

ちょーっと近頃忙しくしてて、今日と明日も多分満足に来れねえ。ごめんな。取り敢えず二人の伝言は承った、さんきゅ。向こうに遊びに行ったり、此処を好きに使ってくれても良いからさ、俺の事ちょっとだけ待っててくれる？(　肩落とし幾らか落ち込んだトーンで　／　眉尻下げ　)

さすがにそれを咎めたり愛想尽かしたり、なんてしないから安心して。俺もやらなきゃなこと色々あるから、待ってる間にそれ終わらせとく。(　苦笑いし　／　両拳握り頷き　)

どこかのおじいちゃんが起きるような時間に起きてんの。この時間ってめっちゃ珍しいでしょ？……なーんて。あんまり此処いっぱい埋めんのも本意じゃないから、ひとつ吉報だけ知らせとく。二組め誕生したから、また時間あったときにお祝いしにいこ。なんか作って盛大に祝う、って前話したもんね。

……それって喧嘩の真っ只中でも？(　声音こそ穏和でも揶揄する様な口振りで　／　親指の腹で頬撫で相手の顔窺って　) 良いじゃねえの。俺は好きだよ、巽のそういうとこも引っ括めて。(　愛おしさに負けて、両腕伸ばし撫で回しつつぽつりと呟き　) なに、俺に可愛いって言われんの好きなの？やっぱり変わってんねお前。(　曲解して呑み込み　／　満更でも無く口角上げ　) ん、じゃあ11日か。丸一日は空けれねえけど、一ヶ月記念お祝いしねえ……？(　若干尻窄みになり乍ら提案し　) あれじゃあ伝わんねえなあ、慧ちゃん鈍感で有名だから。(　戯れに減らず口叩き　／　口許に薄ら笑み湛え後頭部の髪を梳く様に撫でて　)

かァわいい。……ンでも本当の事だから。この忙しさ乗り切ったら全力で構う。覚悟しとけよ。有り難うな。巽が待っててくれるっつーだけで俄然やる気出てきた。お互い頑張ろーね。(　ぽん、と掌置く様に一頭撫で　) そういえば彼処でおめでたい事が起こってたみてえ。第二カップル誕生の報告受けんのも徐々じゃねえかな。

この時間帯に被るとかマジかよ。珍しいね、起きちまったの？ん、勿論。揃ってお祝いしに行こうな。若しかしたらお前の方が早く報告受けるかもしんねえけど。───朔はアイス好きだろ。だからアイスケーキも視野に入れてんの。優吾は何だったっけな、アイツなんでも喜んで食ってくれそう。ま、豪奢に手料理振る舞うっつーのは確定で。手伝ってね、ハニー。

そもそもあんまり喧嘩したくないな。お互い何も話さないとかつらすぎ。つうか、そうなっても俺だけが拗ねて終わりそうなんだけど。(　眉ひそめじとりとした視線向け　)慧ちゃんは俺に甘いね、ほんとに。恋人が人気者だと独占欲も出てくるでしょうよ。(　されるがままになりつつ言い訳じみた言葉をぽつり　)なんかちょーっと曲がってる気もするけど、うん。格好良いは頑なに言ってくんない慧ちゃんはやだ。(　けらりと笑って強請り　)なんでちょっと微妙なお誘いしてんの。俺も丸１日は無理だし、前夜祭後夜祭合わせてゆるーくしても……なーんて。(　思わず吹き出すように笑い　)たまーに意地悪なとこ隠せてないよ、もう。(　不満げに溢すと顔上げ見詰め　／　ふと思いついたとばかりにとびきりあざとく甘い声色を心掛け　)……慧ちゃんだぁいすき。

え、覚悟必要なくらい構うつもり？……構い倒される覚悟とか怖。んで、慧ちゃんも大概寂しがりだよね。(　口角上げ　)ちゃあんと頑張んないとね。当日やること終わんなくてしんどーい、とかなってたらやばすぎて泣けるし。


　

そう、起きちゃった。案の定また寝たけど……あ、今起きたばっかりってわけじゃないから寝坊助とか言わないでね。早く報告受けたとしても、お祝いの言葉とお祝いの料理はまた別だから。アイスケーキって手作りすんの？俺アイスの店でしか見たことないんだけど、あれ。それ久々に聞いた、勿論手伝うよダーリン。

俺も喧嘩はしたくねえよ？溜まり場随一の平和主義者だから。……拗ねて終わる程度の奴だったらいいね。(　 平然と抑揚のない口調で是非の伺い知れない不穏な言葉連ね　) うん。お前には特別甘い自覚あるぞ。大抵の事なら許せる、……いや場合によるわ。人気者っつーか果たしてねえ約束があるだけ。此処入り浸り過ぎてさ。(　薄らと眉間に皺寄せ　／　撫で回す手はそのままに間延びした声音で　) じゃあなんか格好良い事してくんね。(　高みの見物とばかりに頬杖つき嬉々と眺め　) いや、だってお前がそういうの気にしねえタイプだったら俺大分重いじゃん。っふは、前夜祭後夜祭って文化祭かよ。あー、でも名案だわ。そのくらいねえと充分にお前と過ごせなさそうだし。(　不貞腐れ気味に　／　耐え切れず吹き出す様に笑い声溢し　) ……俺これから殺されたりする？(　普段より糖度の高い声音と甘ったるい台詞に瞠目するも、次第に湧き上がる様々な感情を押し留める様に両手で顔覆い低く呟いて　)

そりゃあ勿論。あ゛ー……バレた？寂しがり屋なの、俺。まあ一人でも充分に生きていけんだけど、巽と恋人になったら拍車が掛かっちまったみてえ。ったく困るわァ。責任取って。(　図々しく述べ　) んでもってただいま。思ってたより早く用事済ませられたし、俺もそっち行こうかなァ。(　ぐ、と伸び一つ　)

喧嘩したいタイプだったら怖すぎ。さすがにそんな血気盛んじゃ──えっ何、もしかして俺なんかした？(　 茶化そうとするも温度の感じられない言葉に思わず後退り　)さすがにそんなにめっちゃ怒らせるようなことはしないつもり。俺のこと優先してくれてるもんね。嬉しいけど無理せず行ってくれて良いからね？(　こくり頷き　／　困ったように眉下げ笑み　)え"、突然の無茶振りじゃん。格好良いことって言われてもなあ……(　眉ひそめ考え込み　／　徐に跪くと手の甲へと口付け　)気にはなるけどあんまり表立って言わないタイプ。だから存分に重さ出してくれていーよ、なんて。その前夜祭まであと1時間もないとか早すぎない？マジで日が経つの早いんだけど。(　楽しげにくすくす笑い　／　時計へと視線向け　)……いや物騒すぎるでしょ。そこは俺も好きだよ、とかじゃないの？ (　呟かれた言葉に思わずつっこみを入れつつ、宥めるように肩へと手を置いて　)

俺もそうなの、まあバレてんだろうけど。慧ちゃんこそ責任とって傍にいてくんないと。皆といても会いたくなるほど寂しかったよー、なんて。(　揶揄い口調に本音織り交ぜ　)お疲れ様。俺もだいぶ面倒なやつ片付けたから、明日で全部終わるよ。(　指で丸作り　)

あれから1ヵ月経ったわけだし、こういうタイミングでもないと絶対話さずに終わりそうだからちょっと振り返ろうかな。後で自分が羞恥心にやられるんだろうけど……それでも言っておきたいというか、まあ。長いから適当に飛ばして良いし、返信不要だからね。

まずは、あのときなんで口滑らせちゃったかってところから。慧ちゃんに触れたい、慧ちゃん来るまでそわそわしてる……とか、そんなこと言ったっけ。たぶんあのときは、慧ちゃんが他の子のこと好きなんだろうな、でも渡したくないな、とかそういう気持ち、ってうわ女々し。元々はデートんときなら多少許されそうだから大好きだよー、とか軽く伝えてちょっと意識してくれたら良いなと思ってたし、そのつもりだった。まさかあんなん前日に言っちゃうとは思ってなかったな。案の定告白よりも告白っていうか、たぶんあれが一番緊張した。ゆるーくかるーくしとかないと重いからね、マジで。付き合う前としては、発言が重かったな。一方通行だったらと思うと恐ろしいわ。こうしてすぐ脱線するのは悪い癖。んで、纏まりなさすぎて読み辛。
そろそろ最後。慧ちゃんのことばっかり考えてるのも、触れたいと思うのも、前と同じ。向こうで見ると余計きらきらして見えるし、やっぱり慧ちゃんが一番格好良いなあ、とか思うんだよね。なんでだろ、二人でいるときはあり得ないくらいの可愛さとスパダリで溢れてんのに、それとはまた違う格好良さ。イケメンだなあ……ってなる。まあ、そういうわけで安定に大好きだし、一緒にいてくれてありがと。勿論これからも、ね。

ふ、……っあはは！ごめんな、ちょっと意地悪した。お前は何もしてねえよ、勿論俺も。(　数拍一文字にしていた口許が徐々に歪めば、終ぞ堪え切れずに朗々と笑い声上げ　) ん、了解。まあ、俺がお前の事優先してえだけだから、基本的に今後も今と変わんねえと思うよ。もー、そんな顔しねえの。(　垂れた眉に柔く笑み　／　両手で柔い頬包み込み額に唇落とし　) ……王子様じゃん。これは女の子も落ちるわ、様になってるもん。(　想定外の行動に僅かに身体強ばらせ　) じゃあ今後は言えよ。俺の記憶がすっ飛ぶ可能性もあるし、一方的だったら面倒な彼女みてえじゃん。時間経つのマジであっという間。前夜祭、つっても何するかな。オマケ付きの記念日祝うの初めてだし、全然思い浮かばねえ。(　不服げに強請り　／　無意識に眉間に皺寄せ　) 破壊力が半端ねえのよ。何処で覚えて来た訳、そんなの。(　顔覆う掌退けて　／　大仰に溜め息吐き沁々と呟き　)

ンなの責任っつー枷が無くても傍に居るに決まってんだろ。なに今の、マジで言ってるとしたら相当可愛いんだけど。……冗談？(　目を細め相手見据え　) 巽もお疲れさん。っつー事は11月後半も普通に会えるって認識で良いの？ああ駄目だな、期待しちまう。(　そわり落ち着かない様子で　)

ふは、熱烈なラブレター貰っちまった。返信不要らしいけど、一応。先ず教えてくれて有り難うな。俺からすりゃ思ってもみねえサプライズ。何度も読み返したよ、相当愛されてんなって実感した。多分この先格好つかねえ姿も見せる気ぃする、……お前だけにね。けどこの先も一緒に居てえなって思う。巽から一番近い特等席で、お前の事をもっと知っていきたい。ほら、例えば誕生日だとか。結構重要な事柄なのにお互い知らねえもんね、未だ。っつー抜けてる男だけど、愛想尽かされねえ様に頑張るから傍に居てな。いつも有り難う。明日迄この言葉は取っておこうと思ったけど……───愛してるよ、巽。

もう……慧ちゃんの意地悪は心臓に悪いんだってば。マジで俺、慧ちゃんに嫌われたらしんどくて無理。(　安堵の息ついてはやや真顔でぽつりと溢し　)もし我慢してたらやだなって思っただけ。結構心配しちゃうの。(　期待するように目を瞑って待ち　)ん、俺は俺なりにアピールしようかなと思って。それとも襲った方が良かった？(　揶揄うように言葉掛けてはずいと距離詰め　)大丈夫じゃない？ほら、次はポッキーの日だからシェアハピー……つって、毎月やってたらただのバカップルか。俺もわりとノリで提案したし、付き合って続くこともあんまりないからお祝いつっても思いつかないんだよね。(　数字表すように立てた食指ゆらゆらと揺らし　／　軽く両手挙げ御手上げと示し　)さあ。慧ちゃんがどきっとしてくれんなら幾らでもするよ。(　さらりと躱して平然と告げ　)

そこそこ本気。皆といても楽しいけど、慧ちゃんといたいのもほんと。揶揄われるときとかさ、名前出されると会いたいなってなるわけよ。毎日会ってんのに。(　視線逸らしつつぽつり　)取り敢えず今月は普通に会えそうって感じかな。それまでのやつは片付けといたから安心していーよ。日々色々なものに追われてんの、そう見えないだけで。んー……それはこれから11月に掛けての俺の頑張り次第かな。12月の初めには徹夜しようと確実に締め切りは来るわけだけど。会えるよって言いたいし、会えるようにはしたいと思ってる。思ってるけど、期待させて裏切んのはさすがに悪いし。(　肩竦め　)

……うわ、普通に先越されたんだけど。なーんでやめといた言葉をさらっと言っちゃうかね、このスパダリは──ん、俺も愛してるよ。知らないことはゆっくり知っていけば良いし、俺がしんどくなってたら支えて。特に11月後半なんか、来てもめっちゃぼやいてるかもしんないから。勿論慧ちゃんが大変だったら俺が支えるし。だから、ずっと隣にいて。

相当な事がない限り簡単に嫌わねえって。俺がどんだけお前の事好きか知らねえの？(　目を細め　／　ゆったり首傾げ　) 案外心配性だよなァ。大丈夫だよ、我慢が爆発する前には自分から言えっから。(　雰囲気察し小さく笑み　／　唇に触れるだけの口付けを贈り　) お前のアピール王子様過ぎて、どんな反応返せば良いか分かんねえ……。返り討ちに遭う覚悟が出来てんなら良いんじゃねえの。(　額抑え浅く溜め息を　／　縮まった距離感に頬弛め、鼻先軽く突けば平然と言い退け　) ふは、ホントだ、ポッキーの日じゃん。毎月大仰に祝うのは大変そうだけど、お前との記念日は大事にしてえなァ。贈り物だとかは半年やら一年記念やらに回して、それ以外は追々考えるだとか。んー……なんか俺としたい事とかねえの。正直俺、巽と一緒なら何でも嬉しいし楽しいんだよね。(　考え及ばず苦笑溢すも本音を吐露し　) 心臓保てねえから勘弁して。(　薄ら眉間に皺寄せ首を横に振って　)

なにそれ、初耳なんだけど。ああもう、……お前狡い。(　弛緩する口許隠す様に手の甲を宛てがい　) ん、了解。それとお疲れさん。頑張ってんのはすげえ伝わってくる。応援はしてっけど、無理はすんなよ。身体壊したら元も子もねえからね。ちゃんと留守番も出来るし、……偶に寂しくてぼやくかもしんねえけどそれなりに待てるから。そういう風に思って貰えるだけでも幸せだよ、俺。(　凪ぐ様に落ち着いた柔い声音で告げ　)

歯止め効かずに先越しちまった。許して。……何に追われてんのかは聞かねえけどさ、勿論支えるつもりでいるし、もし多忙気でも顔出せる状況になったら少しくらいは甘やかさせてな。無理にとは言わねえけど。ん、俺の隣はお前だけのもんだからね。あ──ついでにお前の誕生日教えて。

可愛いって思ってんのお前だけだよ。だから勘弁して。あると思うぞ、……つーか特化してそう。確かに多少の謎があった方がモテるとか言うけどさァ。
(　茶化す言葉に対し溜め息吐き、若干据えた眼差しで相手を一瞥し。悪癖になりつつある眉間の皺を薄らと拵え、文句垂れる様に言葉連ねるも意識は徐に手元へ傾き。緩慢な調子で同調する頃合いには花火は短な命を燃やし瞬き、靴とコンクリートが擦れる音に顔上げてはやや距離の縮んだ相手に視線を流し。露にも思わぬ甘言に、照れ隠しにと戯言を抜かし視線逸らして　)
ん、…っはは、これ口説かれてんの？俺。

んー？……せっかくだから聞きたい、教えて、とか言ったら我が儘？(　流し目送り　／　くす　)わかってるか知らないけど、慧ちゃんのせいだからね。俺がこんなに心配したり重くなったりすんの。言えなかったら困っちゃって夜も眠れないから、ちゃんと言ってね。(　眉下げ大袈裟に困った振りを　／　満足げに口角上げ　)俺のこと可愛いだけのお姫さまだと思ってそうだったからさ。たまにはリードしたいときもあんの。(　返り討ちに対しては触れずに　／　ゆるりと肩竦めて　)さすがに毎月のように１日空けるとかはできないけど、忘れないように大切にできたらなって思ってる。ほら、その方が慧ちゃんが好きでいてくれてるってこと実感できて嬉しいし。俺も一緒な場合はどうすれば良いか、ってとこまで考えてくれないと。どっか行きたいけど、そんな時間もないからなあ。日跨ぐことにしてゲーセンでも行く？それか普通にデート。急に言われても夜景の見えるレストラン……とかいうベタなんしか思い浮かばないけど。(　ゆったりと腕組みしつつ考え告げて　)そこはきゅんきゅんしてる照れ顔見せてくれるとこじゃないの、なーんで人相悪くなってんの、まったく。(　眉間を擦り苦笑いし　)

そりゃあそう、今言ったし。えー、隠しちゃうの？可愛いのに。(　わざとらしく小首傾げ　)俺ね、結構タフなの。頭痛にやられることはあるけど、そんなにしんどくならないタイプ。だからわりと心配いらないんじゃない？ ……つうか、寂しがりの慧ちゃん放置する方がよっぽど心配。今のもほんとは嫌だって引き留めたいの我慢してくれてそうで。(　軽口叩くも顔色窺うように真っ直ぐ視線向け　)

誕生日ってマジのやつ？……とかなんか後ろから聞こえてくんだけど。こんなんメタじゃんね、やめてほしいわ。取り敢えずもう18にはなってるから、お祝いして貰えんのはだいぶ先かな。祝って貰いたいからまだ17ってことにしても良いけど……なーんて。

えー、でもちょっと惚気たいかも。無事二組め誕生したことだし、揶揄いの標的は向こうに行くでしょ。んー、やっぱり？何考えてるかわからない、とかわりと言われんだよね、最近。
(　恋人の呆れ顔も見慣れてきたもので、大して気にするでもなくへらりと笑って話し。それ以上可愛いと口にしないのは自分なりのちょっとした配慮。悩むように微妙な表情浮かべつつ、困ったように腕組みを。たくさんあった花火も徐々に数を減らしてゆき、気づけば残り数本となっており。楽しい時間はあっという間に過ぎていくようで、頭の中では早くも次にしたいことをシミュレーションし始めて。蝋燭に揺れる火で仄かに明るく見える表情を愛しく思えば、付き合っているのにまだアピールしている最中かのような言葉を戯れに投げ掛け　)
口説いてんの、つったらどうすんの。俺に惹かれてくれる？

えー……別に我儘にゃカウントしねえけど。言葉選び下手だから、まどろっこしくなりそうだし今はまだ秘密にしとく。ってのはあり？(　微かに喉元詰まらせ溢れた言葉は何処か辿々しく　／　狡くも退路を確認する問いで返答し　) お前が俺の所為で困ってんの、結構嬉しいんだよ。何せ慧ちゃん捻くれてるから。多忙なお前が眠れねえのは困るわ、ちゃんと言います。何なら約束する？(　本音を織り交ぜた軽口叩き　／　戯れ半分に小指差し出し　) ……リードされんの慣れねえな。(　思わず首肯しかけた前半には触れず　／　首裏掻き苦笑溢して　) ん、俺も。巽と過ごす時間はいつでも大切だけど、記念日は特にな。俺も愛されてんの実感してえし。あ、良いじゃんゲーセン。前々から約束してたしさ。ついでに美味いもん食って帰ろ。……流石に夜景の見えるレストラン、は高校生としては難易度高えから無難にカフェ辺りになるけど。(　相手の言葉借り乍らひとつ提案を　) 巽の一挙一動で簡単に乱されんの。さっきのは、きゅんきゅんなんて生易しいもんじゃねえ。心臓ぶっ刺された感じ。(　物騒な物言いで述べるもされるがままに　)

もー……あんまり虐めないでくんね？(　両手で顔覆い　) んはは、頼もしいなァ。でも心配くらいはさせてくれよ。想定外の事があるかもしれねえでしょ。うげ、お見通しかよ。流石に俺の彼氏。でもそんなに女々しくねえから心配しなくて大丈夫。引き留めてえ気持ちは確かにあるけど、お前の為になんなら背中だって押せる。(　図星に顔顰めるも一息溢せば真っ直ぐに視線絡め応じ　)

マジのやつでも良いし、巽が祝って欲しい日付でも構わねえよ。そっちがマジなの言うなら俺も倣うし。過ぎちまってた？残念。かく言う俺も18歳になっちまってるけど。……二人して若返ってみる？

えー？何、俺結構勇気出して色々話したんだけど？まあ同じくらい返してとか言うつもりないし無理やり言えなんて強要する悪い奴じゃないから問題ないけどー……？明日は11日なんだよね、知ってる？(　悪戯に口角上げては退路断つように言葉重ね　)なーに、指切りげんまーん……つって、うわ懐かし。取り敢えず俺に誓っといて。(　小指絡めて適当なノリで答え　)さすがに常にリードしたいとか言わないけど、たまには反撃するからね、つうことで。(　手をひらりと振って話題を流そうと　)ゲーセン行ってカフェ行って、帰ってきてから慧ちゃんの手料理とかあったら尚嬉しいかな。(　こくり頷き　／　さらりと要求し　)もう、そんなんじゃこれからどうすんの。まあ俺も結構慧ちゃんにやられてんだけど。(　軽く笑って頬つつき　)

何だかんだストレートなアピールに弱い、と。うん、覚えとく。(　揶揄うように満面の笑みで告げ　)想定外、あるかねえ。そりゃあ断んないけど、ずっと音沙汰無しだと慧ちゃん心配して此方のクラスに飛んできそうだからメッセージくらいは残すよ。慧ちゃんは本当の良い子だからさ。我慢すんの慣れてそうで。観察眼鋭いのは前からだし、隠そうとしても無駄だから諦めといて。んで、寂しいときはちゃんと言ってくれた方が安心する。(　真剣な声音で応じてはそっと手を重ねて握り　)

マジのやつ言ってもそんとき忙しくて、とかなりかねないんだよなあ。来年は環境変わるから尚更想像つかないし。で、当日とか文化祭の準備で大変だった覚えしかないもん。そういう時期的に忘れられやすい感じ、マジのは。若返んのもありだなー。んでも、実際何でもない日に設定しといたら自分でも忘れそうな感じするわ。

半ば脅しじゃねえのそれ。……分かったよ、明日な。俺が覚えてたら言うわ。覚えてたら。多分。(　せめてもの抵抗で視線逸らし、ぽつぽつと溢すも重々に保険を掛けて　) ふは、お前に誓うの？良いけど破ったら俺どうなんの。(　小指絡めたまま揺らし　／　手許から視線上げ、相手の顔を窺う様に興味本位で怖々と問うて　) 一応覚悟しとくわ。なァんか近頃新しいお前がどんどん発掘されてくね。(　端的に了承の旨伝え　／　話題逸らせば頬杖つき相手眺め　) はいはい、最後に手料理な。久々だから腕鈍ってなきゃ良いんだけど。何食いてえの？場合によっちゃスーパー向かう必要あるし。(　流れる様な強請りに柔く破顔すれば首傾げ　) もっと生易しい所から段階踏んでくんね？惚れた弱みか駄目なんだよ、急にあんなんされると。(　頬突く指を捕まえ手慰みに指絡め　)

覚えんなそんなもん。(　落ち着き取り戻し掌下ろし　／　眉間に皺寄せ相手の頭へ軽くチョップ落とし　) ん、それは正直有り難えわ。すげえ安心する。お前には隠しようがねえな。ママ扱いされるのも頷ける優れた観察眼をお持ちで。……言うよ、ちゃんと。(　握り返し触れ合えば伝わる体温にそっと目を細めて頷き　)

んで、結局教えてくんねえの？マジのやつでも、可愛い彼氏の誕生日なら疎かにしねえ自信あるんだけど。あー……それは否定出来ねえな。若返るにしろ、自分ですら忘れちまうなら印象的な時期にすれば良いんじゃね。七夕だとかバレンタインだとかさ。

俺にとって大切な人たちにとっての記念日、ってことで取り敢えず。まあ幾つかあるからどれにしようかな、って感じではあったんだけど。一旦若返る方向で、1月8日に設定させて。マジのはそれまで続いてくれてたら1週間くらい前に言う、なーんて言ったらさすがにひどい？

脅してないって。ただ聞かせてくれないのかなあって思って。(　わざと可愛こぶった物言いで　／　首傾げ視線ちらり　)破ったら？んー……我慢しっ放しだったら襲っちゃうかもね。(　普段の軽い口調で話し始めるも後半は若干低く　)言わないでよ。特に重い面がたくさん露呈してくのつらすぎ。(　ソファーに座るも溜め息ついて困り顔に　)そうだなあ、ダーリンの得意料理は？何食べても美味しそうだから悩む。(　顎に手を当てて思案　／　具体的に絞れなければ問い掛けにて返し　)ふざけてても可愛く見える……とか言ってたもんね。何だかんだ甘々で俺に弱い慧ちゃんかーわいい。(　緩い笑み浮かべて頬へと口付け落とし　)

うわー、戻ったー。(　頭抱えつつもけらりと軽く笑い　)まあどちらにしろ多少無理してでも時間作っちゃうんだろうなあと思うし。つうか今の、もし俺が他の子好きって慧ちゃんに言ってたとしたら気持ち隠して応援しようとしたんだろうなあ……って悪い想像浮かんできたわ。ん、言って。これは単なる俺の時間の取れなさからだけど暫く向こうあんまり行かないし、マジで慧ちゃんだけなんで。遠慮したら怒る。(　容易く思いついてしまった事柄に苦笑し　／　指絡めて握りつつぽつりぽつりと溢すように伝え　)

すぐるんが贈り物くれてたから有り難く頂戴したんだけどー……見てこれ。ユキヤナギのフラワーキューブだってさ。お洒落すぎてびっくりした。(　紙袋から取り出し二つテーブルへ　)慧ちゃんからもお礼言っといて。

了解。早速カレンダーに追加しといたから絶対忘れねえわ。マジの誕生日の件も把握。別に酷くねえよ、只それに関しては此処の安泰を祈るばかり。俺が巽の前から居なくなる事は、相当な事件やら事故が無い限りねえからね。

さっすが、はやいなあ。慧ちゃんは何かないの？マジのじゃなくても、大切にしたい日とかさ。あ、別に無理に若返りじゃなくてもいーんだけど。取り敢えず何事もなく一緒にいれたら良いなって思ってる。頻度はバラバラになるかもしんないけど。彼処って4月んなったら後輩に引き継ぐのかな。つってもループしたら俺らいつまでも同棲とかできなくなっちゃうから、俺的には譲るつもりだけど。

……その可愛子ちゃんムーブ、軽率に刺さるから止めてくんね。(　弛みかけた表情筋を正し　／　相手の額食指の腹で押して　) 寂しがってる最中で構ってくれんならそれもアリかも。なァんて。(　ぽつり呟き溢すも直後茶化す様に軽薄な笑み浮かべ煙に巻き　) この程度の重さ、全然受け止めきれっけどね。(　平然と言い退け　) 得意料理かァ。大体は難無く作れるから考えた事なかったけど、定番のオムライスだとかは一番作り慣れてるから得意料理っつー事になんのかな。(　ソファ席の隣へ座し乍ら思考一巡させ　／　首傾げ　) もー……お前すーぐ揶揄う。俺の懐の深さに感謝しろよ。違え奴だったら即喰われてるぞ。(　柔い感触の残る頬に触れ　／　脅し文句にすら近い軽口を叩き　)

そりゃ戻るだろ、照れてばっかは性に合わないんで。(　調子取り戻せば鼻で笑い　) ……嬉しいけど無理はすんなよ。幾らタフでも限度はあるだろうから。想い人が幸せだったら良いんだよ。元々この気持ちは胸の奥に仕舞っておくつもりだったし。本格的に巽の事独り占め出来んじゃん。つっても当の巽が多忙なのが残念だけど。んー……怒られんのは嫌だなァ。(　眉尻下げるも淀みなく答え　／　溢す言葉に耳を傾け乍らも敢えて普段通りに努め　)

すげえセンス良いの貰っちまったね。俺らの番じゃねえのに。(　小さく笑み溢し　／　まじまじと眺め　) ん、お礼の言い逃げして来た。折角お前待っててくれてるし。(　悪戯に笑み浮かべ　)

あ、混濁すると思うからコレは蹴ってくれても構わねえよ。

ん、じゃあ一応3月15日で。ついでに俺も若返っておくわ。巽に祝って欲しいしね。俺もだよ、何事もなく穏やかにお前と過ごしたい。この先もな。頻度については気にしなくて構わねえよ、環境の変化に順応すんのが優先。俺は二の次三の次で大丈夫だし。恐らくループしそうな気ぃするけど、……もしそうなったら此処では卒業後設定にしても良いし。まあ臨機応変に続けていければと思う。

刺さってくれて良いのに。(　不満げに溢すもそれ以上は何も言わずに　)俺にはできないと思ってんでしょ、もう。可愛いわんこだと思ってると痛い目見るからね。(　心外だと眉ひそめ　／　溜め息ついては頬包み込んで何度か唇重ね　)へえ、エスカレートしたらどうすんの？(　冗談とも本気とも取れない口調で　)あ、出た優等生くん。色々問題なくさらっとこなしちゃう辺り、絶対羨ましいとか妬ましいとか思われてると思うよ。ケチャップにすんならハートとか描いて。(　苦笑い浮かべつつぽつり　／　要求増やし　)違う奴が相手だったら逃げれるって。それと、慧ちゃんにされんなら怖くないから。(　当然のように言ってのけ　／　じっと見詰めたかと思えばふっと軽く笑い　)

あー、調子狂わせたい。慧くん変わった？って思わせたいわ。(　わざとらしくちらちらと視線送り　)大丈夫だって。回復も早いんで……なーんて、心配性の彼氏くんの前で無茶してたらさすがにバレるっしょ。器用だからなあ、慧ちゃんは。俺が勇気出さなかったらずーっと何事もないままだったかと思うと怖いわ。まあそのままだとしてもモテそうだけど。今はまだ何とかなるから安心して。たくさんの人と短いペースで、ってのが厳しいだけだから、取り敢えず。(　大袈裟に自身の身体抱き締めて震え　／　手ひらりと振って　)

おっけー。誕生日っつうか、記念日として祝うことにしても良いし。まあその辺りは適当にね。たぶん3月は……いや、2月くらいからは頻繁に来れるよ、大抵のこと片付くから。俺もちゃんと覚えとく。やばかったら一報いれるくらいのことはするよ。早く同棲したいし一緒にお酒とかのみたーい、なんて。そうそう、デート、どうする？

これ以上刺す気でいんの？(　不満げな顔を窺い　) ん、…っはは、大丈夫だよ。巽が格好良いのも知ってっから。(　口付けの合間に言葉溢し　／　上機嫌で腰を抱き寄せては追う様に一度唇重ね　) どうもしねえよ、普段通り。(　首傾げ　) 優等生っつーか、見様見真似が得意なだけ。ふは、良いよ。お前だけに特別サービスな。(　けらりと楽しげに笑い声上げ　) ……へえ？今の言葉覚えとこ。(　何気ない口調で言質取った事を示唆し　)

偶に意地悪になんのどうしてなのお前は。散々調子狂ってんぞ、巽の所為で。(　頬杖つきジトリとした視線で応じ　) これだけ傍に居たからたぶん分かる。それでもお前隠そうとすんだろ、……そこが少し気掛かり。ん、友達止まりで終わってたと思う。ああでも恐ろしいなァ、巽の隣が俺じゃねえ場合もあったって考えると。了解。お前の忙しさが早く落ち着くと良いな。皆お前に会いたがると思うし、俺彼処で楽しげにしてる巽見んのも好きだし。(　ふ、と気の抜けた笑み湛え　／　眉尻下げて本音吐露し　)

何にせよ臨機応変にな。マジ？すげえ嬉しい。……あれ、でもそれじゃお前の誕生日祝えなくねえ？多忙期と重なってるけど時間作れんの。有り難い。一報あるのとないのじゃ、恐らく俺の精神が荒ぶ加減が違えから。ん、俺もだよ。早くお前の事独り占めしてえもん。週末辺りに都合あえばそん時に、とか我儘？

どうかなあ。ああでも、慣れられて通用しなくなったら辛いから程々にしとく。たまにやってきゅんしてくれた方が嬉しいし？(　緩い笑み浮かべちらり　)ん……やっぱ慧ちゃんイケメン。(　背中へと腕回しつつ軽口叩き　)あー……慧ちゃんに依存したらやばそうだな、マジで。(　ぽつり　)いや、それでも凄いでしょ。俺はなんとか取り繕うまでしかいかないしさ。やった、写真撮るわ、記念に。(　喜色滲ませ　／　くす　)……こんなことで嘘つかないからね、さすがに。そりゃあ緊張しないことはないけど、触れたいって思ってるし。(　視線逸らしつつも服の裾掴んで　)

慧ちゃんが余裕そうだから？負けてらんないっつうか……ってただのガキじゃんこれ。(　途中で気付いて溜め息つき　)まあ、普通にしてた方が心配掛けずに済むからね。しんどくても慧ちゃんに会えると癒されるし。うわ、せっつない。あー良かった、あん時ちゃんと言って。我慢してたらそのままとか辛すぎ。これまで結構ゆるゆるしてた分の応酬、ってのもあるんだけどね。12月過ぎても入り浸れるくらいに戻るかはわからないかな。あ、だから二人へのお祝いはデリバリーっつうか、届けといてくれると有り難いかも。特に夜だと俺行けないし。(　胸に手当て　／　眉下げ笑み　)

この時期は必ず毎日来れる、だとかそんな約束はできないけどね。12月頭には大きいやつ終わるし……更にまた大きいの来たらしんどいけど。クリスマスとか大晦日から新年とか、そのへんはのんびりいちゃつけたら良いなと思ってるとこ。一報入れなきゃ荒んじゃうの、ちょっと見てみたい気ぃするわ。大丈夫、空けとく。やること終わらせとくモチベーションにもなるし。

策士みてえな事言うね。ンでその策に俺はまんまと嵌るんだろうけどさ。(　感心した声調で瞬き　／　小さく笑み湛えては肩竦め　) 今のでイケメンって。俺に対して判定甘いよなァ、人の事言えねえぞ。(　近付いた体温に目を細め　／　軽い調子で揶揄し　) 依存しちまえば良いのに。(　不貞腐れた面持ちで呟き溢し　) 唯一の特技っつーか、……まあ便利ではある。ん、そんなに喜んで貰えんなら作り甲斐があるわ。(　仄かに漂う喜色感じ得て思わず微笑み　) ……触れていいの？(　殊勝な挙動に僅かに瞠目し　／　数拍後相手を窺い乍ら殊更狡く問うて　)

──ふ、…っあは、出たな。巽の負けず嫌い。(　堪え切れず笑い声溢れ　) だーめ、隠すな。癒されるかどうかは分かんねえけど、心配くらいさせろよ。そう考えりゃ恵まれてんのよなァ、俺。擦れ違いの両片思いにならずに済んで良かった。ん、了解。つっても俺も頻繁に向こう覗ける訳じゃねえから、見落としがあるかもしれねえってのだけは頭の片隅に置いといて。(　眉根寄せ言い切り　／　こくりと首肯し　)

ん、そっか。まあ何方にせよ、待つのは得意だから大丈夫。執拗く言うけどしんどくなったら息抜きにでもおいで。あ──良いね、冬の行事は一緒に過ごすか。寒さを言い訳にお前に近付けるんだろ、楽しみ。……なァんて、今からもう下心が生まれてんの。独り寂しく不貞寝でもしてんじゃねえの。面白いもんじゃねえと思うけど。了解、それとさんきゅ。無理し過ぎねえ程度に頑張ってな。

大丈夫、騙すんじゃなくて好きでいてほしいだけだから健全でーす。(　緩くピースしてみせつつ適当に応じて　)しょうがないじゃん、いつも格好良いと思ってんだからさ。向こうで言うと奥ゆかしい慧ちゃん照れちゃうから、その分此処でいっぱい言っとかなきゃ。(　ふざけた調子でけらりと笑い　)だーめ、忙しくなったときにマジで慧ちゃん成分不足してしんどくなるから。優しい慧ちゃんは俺が辛くなってんの見たくないでしょ？(　諭すような口振りで　／　肩竦め　)凄いなあ、マジで。俺のために愛情たっぷりの特別なやつ、とか喜ばないわけないじゃん。(　頬杖つき　／　目尻下げ　)出た、慧ちゃんの意地悪。まったく、狡いなあ──嫌だったらしないでしょ。(　困ったように笑み　／　徐に腕引っ張り引き寄せては深く口付け　)

あ、笑った。あー、もう。慧ちゃんが大人っぽいのが悪い。(　拗ねたようにぼやき　)怒られちゃった。まあいいや、怒られついでに。さりげなーく悩みの種増えたんだよね。現実忘れてずっと慧ちゃんのことだけ考えてたーい。(　相手の肩へと頭預け　)良かったね、俺が積極的で……とか言ったらさすがに嫌味っぽいか。俺が心に秘めといてたらアウトだったじゃんね。ん、大丈夫。さすがにそんなんで責めるとかしないから安心しといて。(　手をひらりと振って　)

勿論。全部抱えたまま隠して普通に笑って振る舞う、なんてできるほど器用じゃないし。こんなん言うのだいぶ恥ずかしいんだけど……俺さ、慧ちゃんじゃないと素直っつうか、気兼ねなく甘えることできないんだなあって思うんだよね、最近。寒さを理由にしなくたって俺は大歓迎。不貞寝してたら後ろからハグしに行きたいわ。ありがと。慧ちゃんも色々頑張って。

ちょい忙しくしてて、返信が遅れるっつー報告だけ一旦。今日と明日が難しいってだけで、一週間だとかすげえ遅くなる訳でもねえから安心して。それに折角話すんなら丁寧に返信してえし。……ああそれと、肌寒くなって来たから風邪引かねえようにね。

ん、お疲れさま。報告とか返信とか、色々丁寧に考えてくれるところ好き。ちゃんと待てるし、心配しなくても大丈夫。気温の変化、マジで恐ろしいわ。慧ちゃんも気をつけて。

わー……確かに健全。お前頭キレるよなァ、ちょっと憧れる。そういうの。(　思わぬ切り返しに幾度か瞬いては小さく吹き出し　) ここでなら未だ耐えられるけどさ、あんな大人数の手前言われちゃバカップル全開で恥ずいだろ。俺もいつだって愛おしいと思ってんよ。言葉にすんのが下手なだけで。(　自嘲に似た苦笑溢し　／　肩竦め　) 今日は意地悪な慧ちゃんの方かもしれねえよ。…なァんて冗談。辛くなってんのは見たくねえなァ。でも俺の事求めてくれんのは素直に可愛いと思っちまうわ。(　呟く様に述べた後やや明朗気味に続け　／　微かに悪戯っぽく視線流し　) ……俺の事になると、少し単純になるお前本当可愛いね。(　釣られる様に柔く破顔し　) っ、… (　バランス崩し掛けるも寸で推し留まり腰に腕を回し　／　普段より幾分も大胆なそれに驚愕混じり応じる様にそっと舌先を口内へ侵入させ　)

いやいや俺も年齢相応だけど、…っあは、お前の負けず嫌い加減には微笑ましくて笑っちまうわ。ほーら、拗ねないの。(　途中笑い声未だに溢し　／　わしゃと頭撫で　) そりゃあ困ったなァ。俺の事だけ考えてて、って本気で言いてえけど巽も生活がある以上難しいもんな。(　拒絶等する筈も無くそのまま自由にさせ　／　心配げに眉尻下げ　) んー……あん時は未だ引き返せるくらいの気持ちだった。今はもうガッシリ心臓鷲掴みにされてんだけどさ。巽に落とされた様なもんよ。優しい彼氏様で何より。──あ、それで思い出した。(　掌の上に拳ぽふと乗せ　)

巽が程よく不器用で良かった。甘やかし倒してえ俺の出番回ってくるもんな。……急に可愛い事言うね、お前。そのまま俺無しじゃダメになってくれりゃ最高なんだけど。なァんて。おー、言質取っておくわ今の。ふは、そしたら添い寝してくんね？秒で元気回復するから。ン、こちらこそさんきゅ。それと、お待たせしました。

俺の居ねえとこなら存分にどうぞ。……居合わせた時の生温い視線が痛いのなんのって。まあ俺達殆ど此処に篭ってるようなもんだしなァ、揶揄の的は変わりそうだけど優吾には効かなさそうだわ。最近？へえ、そりゃ又なんで。
(　恋人の可愛らしい欲求に押し負け、半ば肯定するも何処かぎこちなく視線逸らし話続けて。脳裏に思い浮かぶ溌剌とした顔に苦笑溢せば、小さく肩を竦めて。次いで鼓膜へ届く言葉に、疑問符を頭上に浮かべ乍ら首を傾げ。皆目見当もつかない理由に耳を傾けつつ残り少ないバラエティセットへ手を伸ばし、二人分の線香花火を取り出し。片割れを相手に差し出す最中も戯れに付き合い、淀み無く巫山戯ては戯言を　)
さァて、どうだろ。幾らお前が可愛くても、簡単に陥落しちまう男じゃねえんだよね俺。もっと口説いてくれりゃ靡くかも知れねえけど。

そう？俺は結構適当なやつだから憧れない方がいーよ。(　きょとんとしては手をひらひらと振って応じ　)あー……なるほど、わかった。普段控えめな慧ちゃんだから破壊力やばいんだわ。(　納得したとばかりに一人頷き　)意地悪な慧ちゃんも嫌いじゃないから困っちゃうんだよなあ。(　わざとらしく大袈裟に溜め息ついて　)しょうがないじゃん、愛が溢れて止まんないんだから。(　適当に答え　／　くすくす　)ん……っ、好き。(　首元へと腕を回して密着しつつ舌先絡め　／　合間にぽつり溢して　)

めっちゃ笑うじゃーん……(　じとりとした視線向けるも素直に撫でられ　)結構考えてるよ、ずっと。いつも大抵教室か寮にいるけど、前昼休みとかクラスメートに周防んとこ行けば？とか言われたからたぶんバレてんの。隠してないにしても遊ぶのやめたんだー、つって揶揄われると照れんね。(　心配を取り除くように笑いながら軽く告げて　)俺隠す気なかったからなあ。今引き返されたら枕濡らすことになるからやめといて。嘆きつつ～、って。(　緩い調子で百人一首持ち出し　)んー？(　首傾げ　)

器用だったとしても甘やかしてきそうだけどね、なんて。思ってることを言ったまで。ストレートに伝えてはいるつもりだけど、まだ足りてないっつうか。たぶん思ってる以上に好き、ってのは前のラブレターで伝えたからいっか。慧ちゃん言質取りすぎ。添い寝とか普通にするでしょ、冬とか寒いからくっつかせてほしいし。お疲れ様。前平然と進めといたけど、花火のはそろそろ回収かな。デートもあることだし。

悔しいけど飄々と躱して自分のペースに落とし込むのも上手いし、ちゃんと言動に芯が通ってんのも男前で立派だと思う。……ふは、真面目に褒めちまったわ。(　顎下に片手添え　／　ふと我に帰れば首裏掻き苦笑滲ませ　) わー……見抜かれてる。本当お前は観察眼優れてんね。(　口調こそ棒読みなれど賞賛し　) ンな事言われたら意地悪したくなっちまうだろ。可愛い子って揶揄いたくなるんだよ。(　宥める様に肩ぽん、と叩き　) はいはい。お前の愛情が目に見えてたらすげえ事になってそう。(　真似て適当に応じるも眦は弛んで　) は、っ…俺も好きだよ、巽。……首痛くねえ？(　絡め取った舌を甘噛みし歯列なぞったりと蹂躙して　／　支える様に後頭部に片手添え口付けの合間に問うて　)

だって可愛いし。許して？(　視線は意に介さず大人しい挙動に少々満足気に口角上げ　／　わざとらしく甘い声音で顔窺い　) お前ン所もバレてんのかよ。俺もつい最近、お前との近況聞かれたわ。確かに隠してないにしろ擽ってえもんが込み上げて来るっつーか……。学年公認カップルになる日も近いわ。(　相手の配慮に小さく微笑み　／　便乗して告げれば肩を竦め　) 流石にもう引き返さねえよ。(　喉奥鳴らす様に笑み溢し　) ボロネーゼ美味かった、って伝えんのタイミングのがしちまってて。又作って、俺だけの為に。(　双眸を弓形に細め　／　柔い声音で強請り　)

んや、うん。ぜってえ甘やかしてると思う。あ゛ー、お前のそういう所にも絆されてるんだわ多分。じゃあこれからも末永く伝えてくんね？……あ、今のはプロポーズにカウントしないでくれよ。本気の奴はまだだから。だって取っておかねえと、いざと言う時逃げられちまうかもしんねえし。…とか、今のは重てえかな。ふは、冬が楽しみ。俺ちょーっと低体温だけど文句受け付けねえからね。ん、巽もお疲れさん。花火のは此処で区切って構わねえよ。後片付けは綺麗に終えてちゃんと帰りました、っつー事で。もしデート始めんなら最初任せても良い？

(　買い出しと称したデート以来、恋人関係となってから初めてのデート。本人には言わずにいたものの、服装やら場所やら迷ったのは言うまでもなく。考えた末に結局いつもと対して変わらないカジュアル系に落ち着き。そわそわと楽しみと緊張を隠せないまま、部屋をぐるぐると落ち着きなく歩き回って　)
あー……どうしよ。めっちゃどきどきしてきた。


眠くなってきたから導入だけ投げとく。場所は此処で、そっからデートに……とか説明しなきゃなくらい纏まってないの笑えんね。いつまで経っても初回慣れしないの、慧ちゃんの語彙力羨ましい。(　けらり　)他のとこはまた明日、ちゃんと丁寧に纏まったの返したいし。おやすみ、慧ちゃん。

(　普段より幾分か早く起きた朝、スマホを操作して未消化のアラームを削除し少々時間を割いて準備に勤しむ為、ベッドから腰を浮かせ。綺麗めの服装に身を包み、易々と言う事を聞かない寝起きの癖毛を丁寧にセットし、愛用の眼鏡を外せば双眸にコンタクトを入れて。自室を出る頃合は集合時間にはやや早く、待ち合わせ場所に向かいながら逸る気持ちを抑え深呼吸。鍵を差しドアノブを捻り入室すれば、早々に視線に留まる恋人の姿に思わず小さく吹き出して　)
はよ、巽。なに歩き回ってんだよ。



んや、読みやすいし情報も充分に纏まってんよ。初回もありがとな。助かった。……マジ？喩え世辞だろうが嬉しくなっちまうね。(　はにかむ様に照れ笑いし　) ん、了解。夜弱いのに頑張って綴ってくれたのすげえ嬉しいよ。おやすみ、巽。

わー……凄い真面目に褒められちゃった。(　満更でもなく口角上げ　)俺の扱い慣れてきてんなあ、慧ちゃん。(　頬杖ついてばちらりと視線送り　)好きな子苛める小学生男子かな。やられたらやり返すから大丈夫。(　平然とふざけて答え　)目に見えてたら取り敢えずこの部屋は埋まってんじゃない？可愛い子へのたくさんの愛情でお送りしておりまーす。(　頬に触れては目を細めて　)ん……は、大丈──(　反射的に逃げようとしながらも力抜けつつあるために上手くいかず　／　吐息混じりに肯定の意を示し　)

……なーんで可愛さ増してくんの。んで、何パターンかあるの狡いわ。(　ちらりと視線向けるも呟くように溢す言葉は不満げで　)そう、普通にバレてんの。公認になったらやばいね、その分堂々と会えるかもしんないけど……なんて。(　想像しては自然と頬緩み　)イケメン落とせて良かったわ。引き返そうとしたら全力で引き留めるんで。(　揶揄うようにくすくす　)ん、それ聞こうと思って忘れてた。当たり前、ダーリンのためならいくらでも。(　強請る言葉ににやけを止められずに　)

慧ちゃんがしんどいときは頼ってほしい、とは思ってるけど……結局慧ちゃんに甘やかされんの好きだからしょうがないね。多分って。そこは言い切ってくれても良かったんだけど？流れるようにプロポーズ紛いのこと言ってくんの怖。マジんとき耐えれるかね、俺。前までなら、つうか本気になってなかったら言質取られても時効だから大丈夫、って逃げたかもしんないね。今はもう逃げないから安心して良いけど、慧ちゃんの重さが見れんならそれも歓迎かも。うわー、俺の体温吸い取られんじゃん。そこそこ高い方だから中和できれば良いな、取り敢えずは。花火の件もありがと。〆ってことで、デートの方に移行で。

おはよ、慧ちゃん。なんか落ち着かなくて。
(　落ち着きなく歩き回っていたが、ドアの開く音に気付いてその場でぴたりと静止。恥ずかしいだとか情けないだとかの感情がふつふつと沸き上がってきてしまえば、頬を掻いてはにかみ。緩慢とした足取りで歩み寄ると、先程までのことを払拭するべく普段通りのテンションで誘い掛け。手を差し出して繋ぎたい意思を示して　)
ちょっと早いけどそろそろ行く？

本心でちまったわ。…まあ、尊敬してますよって事で。(　悪びれる様子も無くわざとらしく口許両手で覆い　) そりゃあ大体一ヶ月も一緒に居れば。──なァんて、冗談。未だお前の事知り足りねえもん。(　首を左右に緩く振り　) 怖。巽の場合、10倍になって返って来そう。(　思わず身を竦ませ構えて　) なに、可愛い子って俺？役割間違えてんじゃねえの。つーかこの部屋埋まるって。ふは、相当愛されんね俺。(　頬に触れる手に目を細め　／　至極満悦な笑みを湛え　) ……っん、お終い。流石に嫌がる相手に続けらんねえし。ね、(　腕の中で身動いだ相手の挙動に侘しさ憶え微かに眉尻下がり　／　気遣って最後に下唇を甘く食めば身を離そうと　)

慧ちゃんは狡い男だかんね。……なァんて。機嫌治して、巽。(　頬杖つき言葉とは裏腹に愉しげな面持ちで　) 周知の仲になれば変な虫は追い払えそうだけど、…駄目。学年中に知れ渡んのは恥ずいわ。(　ソファの傍らにあったクッション手繰り寄せ　／　視線は手許に落とし　) ん、引き留めてぜってえ逃がさないで。(　解ける様に破顔し　) よっしゃ、じゃあ次食いたい料理考えとく。(　機嫌良く笑みを浮かべ　)

……大方察してるかもしんねえけど、頼るとか甘えるだとか苦手なんだよなァ。ん、だって確証ねえもん。これから時間かけて学んでくつもりだし。慧ちゃん渾身のプロポーズでぶっ倒れたりすんなよ。悲しくなるから。なに、俺が重たくなってんの見てえの？巽の悪趣味ー……。うん、存分に吸い取るわ。確かにお前体温高いよな、羨ましい。じゃあ冬場は俺専用の人間カイロになって貰うっつー事で。ん、了解。

お前のそういう姿、初めて見た。
(　飄々とした普段の調子を見慣れた所為か、尚のこと感じ得る新鮮さと微笑ましさに眦を弛め。僅かな緊張と逸る気持ちは一緒だと認識してしまえば、小さく安堵の息を吐き相手の挙動眺め。差し出された手を取り、淀みない仕草で恋人繋ぎへと握り直せば悪戯っぽく笑みを湛えて顔窺い　)
ん、行くか。ゲーセンだけじゃなくて、寄り道とかもしてえし。

存分に出してくれて構わないんだけどなあ。(　わざとらしくちらちらと視線向けて　)これで全部知った気になられたら困っちゃうなあ、なんて。隠すとかしてるわけじゃないけど、まだ知らないことはいっぱいあるだろうし。(　肩竦め　)え、何で怖がられてんの……痛いこととか、なぁんにもしないよ？(　良いこと思いついたとばかりに、仄暗くヤンデレを思わせる甘さを孕んだ声色で　)他の子の名前挙げた方が良かった？なんて。大きな愛あるんで。(　悪戯っぽく笑み　／　両手で包むように触れつつ口角上げ　)や、そうじゃ、なくて……びっくりしたっつうか、続けたら変になりそうだっただけ。嫌じゃない、(　離されまいとして軽く力込め　／　言い訳のようにぽつり呟き　)

もう直ってんの、慧ちゃんにやられてどきどきしてるだけで。(　不満げな声色変わらず、然れど言葉は素直に伝え　)変な虫とかないって。諦めるためにデートして！って来てた後輩くんはいたけど、それだってお茶しただけだし。(　さらりと嫉妬誘発しかねない言葉を溢し　)逃げたらどこまでも追い掛け──は怖いな、どうしよ。(　ふざけるも危険な発言になりかねず、顎に手を当てて考え　)あんまり凝ったのはやめといて、海外のとかお洒落なん無理だから。(　無理難題はされないと思いつつも前置きを　)

ん、無理しろとは言わないよ。それで我慢してて倒れる、とかなければ大丈夫だし。慧ちゃんがしんどくならないのが一番。あー……耐性つけて鍛えとかないと。他の子からだと面倒なだけなのに、慧ちゃんの重さはなーんか心地良く感じんの。朝にも夜にも弱いからあんまり役に立てないかもね、なんて。

あんときもそうだけど、こんなんなるの慧ちゃんといるときだけだからね。
(　柔らかな表情に落ち着きを取り戻すと、嘆息しつつ思ったままを伝えて。恥ずかしげもなくさらりと変わった繋ぎ方に頬緩めつつ、上機嫌で部屋の外へ。戸締まり済ませ、晴れた空に目を細めてはゆっくりと歩み進め　)
おっけー。やっぱり良いね、なんか気兼ねなくこういうことできるって。

褒められ足りねえ？(　視線に勘付き笑みを湛え乍ら首傾げ　) だからこの先いっぱい知っていきてえな、って。(　頬杖つき相手眺め　) それぜってえ何かする奴の発言じゃん。(　ぞわ、と反射的に鳥肌立つ腕を擦り　／　ソファ上で後退しようと身動ぎ　) お前はなんでそういう意地悪言うの。他の子の名前出されてもピンと来ねえし、……それに嫌。はいはい、じゃあその大きな愛とやらで目一杯愛してな。(　眉間に皺寄せ　／　小さく吹き出し頬を包む掌に擦り寄り　) ……まだ止めとく？こういう事すんの。お前から仕掛けられたけどさ、やっぱり早い気がすんの。(　眉尻下げたまま殊勝に視線遣り　／　込められる力に一旦動作静止し　)

声音と発言がチグハグになっちまってるけど。可笑しいなァ、巽壊れちまった？(　くすくす笑みを溢し　／　頬むにと軽く摘み　) へえ、してあげたのな。博愛主義の巽くんは。(　立てた膝と顔の合間にクッション挟みそっぽを向けば蹲り、顔色悟らせない様にすれば微かに拗ねた声音で小さく呟いて　) ふ、っあはは、そのくらいの気概って事な。了解。逃げも隠れもしねえわ。(　不穏な言葉を笑い飛ばし頭悩ませる相手に向けて緩くサムズアップし　) おっけ、手軽に作れる料理か。(　顎下に片手添え思考巡らせ　)

器用に立ち回れるお前が羨ましい。なァんて、……隣の芝生は青く見えんね。しんどくなる前に、頼れる彼氏に助け求めるわ。あは、凄いなそれ。恋人フィルター掛かってるんじゃねえ？って言っても、まだそこまで凭れかかってねえからね、俺。お前朝も弱えの？根っからの昼型じゃん。──と、逸れた。一緒に居る時だけで良いからカイロになってね。

ん、いっぱい褒めて。褒められると伸びる子なんで。(　甘えるように上目遣いで　)色々知って幻滅されなきゃ良いけど、なんて。(　ふざけて軽く笑って続け　)冗談。今のはさすがにわざと、嫌がられるようなことしないっつの。愛でたいだーけ。(　苦笑いしつつずいと距離詰め　／　首傾げ　)はーい。たっぷり愛伝えてくから覚悟しといて。(　満足げにわかりやすく破顔し　／　緩く頬を摘まんで　)……ん。そんな顔させたいわけじゃないし、止めといた方が良いかもね。ああでも、我慢できなくなったらそのときはちゃんと言って。(　眉下げ笑み　／　賛同するも離れようとはせず　)

壊れたかも。慧ちゃん不足。(　表情緩めると不意に腕広げて　)なーに、やきもち妬いてくれてんの？一途な巽くんはその間も可愛い彼氏くんのことで頭いっぱいだったんだけど。(　至極楽しそうに声弾ませ、後ろから抱き締めつつ煽るように言葉重ね　)そういうこと。あー、もう理解早くて助かる。俺こんなに話すの苦手だったつもりないんだけどな。(　大袈裟に頭抱えつつ苦笑し　)そうしないと凝ったの作る分一緒にいる時間減るからね、つって。(　緩い調子で食指ぴんと立て　)

俺は慧ちゃん羨ましいなって思ってるから、たぶんお互いさま。フィルターは濃いめかもしんないね、マジで周り見えてないの。安心して凭れ掛かって貰えるくらい、色々落ち着かせないと。頼りがいのあるやつになれるかはわからないけど。冬とか布団から出れないじゃん？……たまに朝早く起きるときはあるけどさあ。おっけ、他の人で暖とんのはやめといてね。

……「可愛い」って言い続けると、マジで可愛くなるとか言うよなァ。まあお前元々仕草含めて可愛いけど。(　ふ、と柔く笑みを溢し　／　優しげな手つきで頭撫で　) 一瞬後ろめたい事でもあんのかと思ったわ。(　目を細め揶揄し　) ……近いんですけど。ちゅーすんぞ。(　視線絡めるも距離感に眉根寄せ　／　平然とした声音で戯れに脅しを　) ふは、かァわいい顔。腹括っとくわ。…簡単に照れねえ為にも。(　愛らしさ憶える表情に自然と破顔し　／　ぽつりと独り言ちるように最後溢し　) 俺元々そういう欲薄いんだよなァ。同性と真剣に付き合うのも初めてだし。だから尚更対巽だとどんな風になるのか想像つかねえの。俺の我慢の限界が先かお前の我慢の限界が先かも分かんねえ。……でも寂しい思いはさせたくねえからさ、不満も要望も言葉にして伝えて。多分俺が鈍感な所為で、態度だけじゃどうにも全部引っ括めた意図は掴めねえの。(　終ぞ本音を溢せば首裏掻き　／　中々離れない相手に観念すれば、腰へ腕回し柔く抱き留め背を擦り乍らぽつぽつと語り　)

はいはい、甘えたなんだから。(　呆れ口調と相反し表情は柔らかく　／　抱き締めれば肩口に顎乗せて　) なんでンな機嫌良いのお前。(　未だにクッションに顔埋めては、不貞腐れた声音を隠す事無く問うて　) お前偶に不器用だよなァ。彼処では非の打ち所のない奴に見えんのに。(　溜まり場での彼の姿思い返せば肘で小突き揶揄い　) えー……何その殺し文句。じゃあもう卵焼きとかで良い。手料理も嬉しいけど、巽が作ってくれる事に意味があるんだし。(　大仰に口許に手を遣り　)

マジで言ってんの、それ。所謂無い物ねだりってやつか。っはは、周り見えねえって相当じゃねえ？…でも嬉しいもんだね。そのまま俺の事だけ見てて。今のままでも充分、つっても優しいお前は頑張ってくれんだろうなァ。あ゛ー……冬場はな。毎朝布団が恋しくなるし充分に理解出来るわ。あったな、一回。珍しく五時台に巽が居んの。お、一途な慧ちゃんにそれ言う？誰かに強請られてもしねえから安心して。

俺すげえじゃん。巽の態度まで変えちまうなんて。
(　歯に衣着せぬ言葉に幾度か瞬くも、喜色を漂わせ自然と口角が上がり。澄んだ空気が頬を撫でる秋の空は高く、眩い青空を仰ぎ見てひとり目を細め。歩調を合わせるのも若干慣れたもので、繋いだ手を小さく揺らし乍ら同調を示し　)
だなァ。それに今日すげえ天気良いし。絶好のデート日和。

ああ、あるね。俺は好きな子に好きでいて貰いたいなあとか思ってんだけど。(　へにゃりと目尻下げ　)ないでしょ、たぶんあっても隠し通せないし。恋人に隠しごと通用しなさそうだし。(　肩竦めへらりと笑み　)逃げようとするから。されたくなかったら近付かないってば。(　不服げに距離を元に戻しつつぽつりと溢して　)可愛いから簡単に照れてくれても良いんだけどな。まあ何もしなくても可愛いって思うくらいやばいけど、最近。(　わざとらしく呟くも彼氏バカとも取れる言葉を付け足し　)ん、そっか。初めて捧げるのが俺だと苦労するかもね。離すつもりないけど。ちゃんと伝えるから、慧ちゃんもちゃんと言って。我慢されたらわからないし。察し良いつもりだけど、全部は察せないから。(　目細め頷き　／　心地良さに落ち着き取り戻しつつ、静かながら真剣な声色で話し　)

慧ちゃん限定なんで。甘やかしてくれるもんだからだんだん我が儘になってきたかも。(　やや調子に乗って笑いながら本音混じりに　／　満足げに抱き締め　)彼氏のやきもち可愛いなあと思って。あえて屑っぽいこと言うなら、そういう反応してくれると俺のこと好きなんだなって思うから嬉しい。(　髪を撫でつつ柔らかい声音で平然と告げ　)寧ろちゃんとした風に見えてんのに驚き。誤魔化すのが上手いだけだよ、つったら心配する？(　冗談っぽく笑いながら反応窺い　)卵焼きかあ。一気にグレード下がってんの面白──朝慧ちゃんの味噌汁と俺の卵焼きで始まったら幸せじゃない？勿論ご飯とか主菜もいるけどさ。(　名案とばかりに食指揺らし　)

そこで嘘つく理由とかある？凸凹の方がパズルみたいにぴたっとハマるってことで。結構盲目なとこあんの、これは初出し情報。俺といて楽しいとか、そう思って貰えるための努力なら努力のうちに入らないんで。慧ちゃんいなかったら布団と結婚したいレベルで朝晩いちゃついてるから。寒いの耐えらんない。あれはなんかタイミングあってたね。丁度目冴えたんだよ、確か。ん、一応ね。安心しとく、一途な慧ちゃん可愛くてにやけるわ。

ほんとにそう。慧ちゃんの色に染めてくれていーよ、なんて。
(　こくりと頷き、平然と冗談を交えて受け答え。雲ひとつない快晴とまではいかなくとも、雲の少ない美しい空模様は出掛けるにはもってこいで。人が少ないのを良いことにバカップル丸出しな言葉を紡ぎつつ、足はゲームセンターの方へと。辺りへと視線向けては、彼へと視線戻して問い掛け　)
ん、丁度良かった。天気まで俺らの味方してくれたんかな。どっか寄りたいとこある？

勿論好きだよ、お前の事。気付いてねえかもしれないけど、巽が思ってる何倍も。(　両頬掌で包み幾分か落ち着いた声で述べれば口許に小さく笑みを湛え　) 俺に素直になっちまうとこ結構好き。だからこそ、お前が自分を押し殺して──だったりは避けてえなってつくづく思ってるわ。勝手に。(　目を細め　) 悪かったって。お前やたら演技力あんの何。(　離れる身体を追い腕を軽くこちらへ引けば触れる程度に唇を重ね　) ……俺の知らぬ存ぜぬとこですげえ事になってんじゃん。あと段々可愛いって言われんのに慣れ始めてる自分も怖えわ。可愛くはねえって未だに思ってるけどさ。(　目を瞬かせ呟き　／　眉根寄せ嘆息し　) 今迄付き合ってた女の子達は兎も角、同性だと大分勝手が違うっつーか……。ん、そのつもりで居てくれよ。俺だって簡単に手放す気なんて更々ねえし。そりゃあ勿論。お前にだけ課すのは違えもんね。不器用なりに伝えるよ。約束する。(　淀み無く真摯に言い切り　)

あは、可愛いじゃんそういうの。俺の所為ってだけで嬉しいのに甘えてくれんだろ。そういうの唆る。(　片手間に相手の毛先を弄び乍ら機嫌良く告げ　) ……巽の馬鹿。こっちは男女問わずモテそうな可愛い子捕まえてんだよ。そりゃあ俺も妬く、人並みに。(　心地好い感覚に絆されそうになりつつも、相手へ聞こえる程度の小さな声で本心呟き　／　漸くクッションから顔を上げ相手を一瞥し　) それでお前が上手く渡り歩けてんなら心配ねえけど、苦しさ押し殺してやってんなら心配もするし叱るだろうな。(　相反し真面目に受け止め滔々と語り　) へえ、すげえ良いじゃん。今度やんね？タイミングがあった朝か昼にでも彼処で。米は仕送りで確保してるし、主菜はお前の好きなもん作るからさ。(　双眸輝かせ水を得た魚のように生き生きと提案し　)

だって憧れられてるとは微塵も思わねえじゃん。ふは、言い当て妙だなそれ。へえ？一途で盲目でヤキモチ妬かせで、憎たらしい程可愛くて──段々掴めて来たかも。なんて安直過ぎる？今夜は一段とかっけえなァ。俺も巽が余所見出来ねえ程度には頑張ってんだけど、…伝わってる？っはは、冬場の布団より上なのな俺。本格的に寒くなって来たら炬燵出すか。すげえ吃驚したのは覚えてる。……可愛いは余計なんですけど。まあ手放しに可愛がられてる内は華なのかな。その内完璧に絆されそうで怖いわ。

そんなん簡単に言って良いの？マジでしちまうけど。──っはは、そうかもしれねえな。
(　にま、と悪戯な笑みを湛えては本音を孕んだ冗談を繰り出し。次いで仄かに甘ったるさも感じ得る台詞に僅かに瞠目するも、小気味よい笑い声を短に上げては喜色を漂わせ。ゲームセンターに向かう道すがら、握った手に僅かに力を込め少々言い淀み乍らも幾分か申し訳無さげに問うて　)
嫌じゃなけりゃ良いんだけど、ゲーセンの帰りでも俺のバイト先寄って行かねえ？お前の話したら、連れて来いって皆うるせえの。

わー、告白されちゃった。何回言われても嬉しい、それ。(　目細め軽く茶化しつつくすくすと笑って　)俺の場合自分でも気付かないパターン普通にありそう、ってのがちょっとネックかな。ん、でも慧ちゃんの前じゃ素直なんで問題なしってことで。(　苦笑いしながら悪い事例挙げ　／　直後表情和らげへらり　)演技力あんのかはわからないけど、ちょっとした悪戯？……なんて。(　されるがままになればふざける言葉も出てこず、じっと見詰めては触れるだけの口付け返し　)可愛い好き！イケメン！って騒ぎたいくらいやばい。お、このまま可愛いっていっぱい言ってたらもっと可愛くなるかな。(　聞こえた言葉に反応し、顎に手を当ててわざとらしくぽつり呟き　)女の子程繊細ってわけじゃないからあんまり遠慮しなくて良いよ、たぶん。ん、約束しといて。なんかあったら言ってほしい。(　そっと手を重ねるようにして握り　)

甘えない方が無理。甘えなくても甘やかされそうだけど。(　緩い調子で軽く笑い　)……っふ、かわい。(　思わず小さく笑み溢しては髪乱すようにわしゃわしゃと撫で　／　視線受け止め朗らかな笑み浮かべて　)へえ、真面目じゃん。俺そんな隠してるように見えちゃう？(　感心したかのような呟きひとつ　／　あえてふざけ調子にて首傾げ　)合わせられんのはやっぱり休日かな。その方がゆっくりできる。平日は最近サボれるような時間ないからね、マジで。(　楽しげな様子微笑ましく思えば自然と釣られて表情緩めて　)

それブーメラン。そのまま返しとくからね。結構当たってるかも、そんだけじゃないけど。慧ちゃんの場合はスマートなところあるからなあ。余所見なんてしないしできないかな。炬燵ね、その上にみかんでも乗せといて。たぶんずっと変わらず可愛がるからよろしく。

普段お前に愛されてる分、ちゃんとこうやって還元しねえとな。(　柔く破顔し　／　頬に滑らせた手を使い距離縮めては額に口付け落とし　) 結構厄介な特性じゃねえ？それ。俺が気付けるように頑張るわ。本当に素直になってくれりゃ良いんだけど、お前茶化して逃げようとすんだもん。(　悩ましげに呟き　) ……ん、…悪戯にしては完成度高かったけど。(　唇に触れた柔い感触に多幸感覚えて破顔しかけ　／　減らず口叩き　) えー……やめてくんね。お前に愛でられんのは慣れてきたけど、可愛くなりてえ訳じゃないからね俺。(　拗ねた口振りで　) 大切に思ってんのは性別の垣根超えても変わりねえけど。巽が不安にならねえように、ちゃーんと言う。だから安心して良いよ。(　握り返し真っ直ぐに相手見詰め　)

分かってんじゃん。嫌がられねえ限り甘やかし続けるわ。(　にま、と口角上げ　) っわ、……可愛いって言われてもどんな反応返せば良いか分かんねえよ。(　僅かに肩跳ねされるがままにするも呆れ口調で　) 見えなくもねえから釘刺しといた。一応。(　力無く緩くピースサインし　) じゃあ休日にでも。どうせ企画すんなら、せかせか食いたくねえもんね。(　こくりと首肯し　／　頬弛め思い馳せ　)

簡単に崩されちゃ餌貰えなくなりそうなんで、そこそこ芯持ってられるようにはしたいかな。
(　緩い笑み浮かべて軽口叩き。ふざけた発言も喜んで受け止めてくれる様子に思わずにやけそうになるのをなんとか留め。どこか遠慮がちな言葉に何度か瞬きを繰り返し。茶化すように反応窺いつつ、その話の詳細が気になり問い掛けて　)
ええ何、もしかしていっぱい惚気てんの？悪い気しないけど、小っ恥ずかしいな。ね、変なこと言ってない？
　

うわー……狡い。要らねえよ、巽が受け取って。伊達にお前の彼氏やってねえからね。つってもお前の言う通り、まだ知らねえ顔が幾つもありそうだけど。スマートに見えてんのな。巽の一挙一動に結構揺れてんのに。その言葉信じて良いの。蜜柑買いに行かねえと、……又買い出しデートでもする？たぶんって、ンな不穏な。俺も可愛がる気満々だから、こちらこそよろしく。

　　


やばくない？このタイミング。俺が考えてる間に慧ちゃん来てたし、10秒くらいの差しかないのびっくり。通じあってんね、なーんて。意図せず嬉しいサプライズだったわ……と、これは俺が言いたいだけだからスルーしておっけー。

ん、いっぱいして。(　上機嫌で軽く擦り寄り　)あー……思い当たる節たくさんあるな。誤魔化す方が楽って感じで慣れちゃった。(　あっけらかんとして答え　／　わざとらしく首傾げ　)まあ俺だからね、つって。悪い嘘とかついたわけじゃないので勘弁してくださーい。(　両手ぱちんと合わせて戯け　)可愛くなったら俺が嬉しい。けどあれだなあ……可愛くなったらますます慧ちゃん狙う子増えちゃう。(　困ったように眉下げ　)ん、ありがと。安心しとく。なんか照れんね、真面目にこういう話すんの。(　手をひらひらと振りつつ視線逸らして　)

嫌じゃないから困っちゃうなあ。最終的に堕ちそー。(　わざとらしく肩竦め　)ごめんって。思ったら口から出ちゃうの。(　手櫛で軽く整えながらも反省の色見せずに緩い調子で　)あっはは、気をつけとく。(　すんと真顔になってこくり頷き　)おっけー。ゆっくりのんびりできたら良いな。(　指で丸を作ってみせ　)

何だかんだこうして此処で過ごすのが当たり前の日常になってて凄いなって思うわ。いつだって慧ちゃん格好良くて可愛いなって思ってて、それずっと変わってないし。ん、基本格好良くて余裕綽々なイメージ。此処で嘘ついたら相当やばいやつじゃん俺。信じていーよ、大丈夫。良いね、行こ。ああでも、寒くなりすぎると外行きたくなくなりそ。気紛れなんで、つって。一途に愛するつもりだから、安心して。

俺達、嬉しい事に波長っつーかタイミング合ってんのかもなァ。前にも似たような場面あったし。こういう偶然の産物だったり些細な事も嬉しいって感じちまうし、相当巽に絆されてんのかも。俺も只言いたいだけだから、これは蹴ってくれて構わねえよ。

かわい。お前はこういうの無自覚でしちまうんだから、俺がちゃんと保護出来て良かった。なァんて。この先も沢山還元させて。(　擦り寄る仕草に胸の奥きゅ、と音立てたような錯覚に陥り　／　自然と綻ぶ頬はそのままに、愛おしげな眼差しで相手見詰め　) ……それ俺の前ではやんなくても良いんですけど。まあ癖になってんなら尚更直し辛えと思うけどさ。偶にでも良いから本音のお前も知りてえなっつー我儘。(　浅く溜め息吐いたのちに至極穏和な声音で語り　) はいはい。許してやる他ねえじゃん、俺お前に甘いし弱いの。……って、もう見透かされてんだろうけど。(　観念しては仄かに口角上げ　／　片手擡げて乱すように髪を撫で　) 増えねえって。大体俺にそれ付与されても活かせねえし。…然もこんなにペース乱されんのお前の前だけなの。(　困り顔の相手と相反し小さく吹き出せば喉奥鳴らすように笑み溢し　／　さらりと本心からの言葉を告げ　) いつも誰かさんが茶化しちまうもんな。(　相手見据え軽く揶揄し　)

堕ちてくれたら万々歳。もっと盲目的になっちまうんでしょ？ヤンデレの素質はねえけど、俺だけ見てくれる巽にゃちょい興味あるわ。(　弓形に双眸細め　) なにその誑しみてえな悪癖。恐ろしいわ、巽が。(　整えられ乍ら呆れ口調で続け　) ん、釣られて来る奴とかは───……朝なら流石に居ねえかな。それに前回向こうに用済ませに行った時、ちょい過疎ってたし。伊織が寂しがってたわ。(　眉尻下げ呟くように彼方の実情伝え　)

殆ど毎日のように顔合わせてるもんな。……だからお前が多忙期になった時、自分がどうなるか容易く想像出来るわ。俺もそれは変わってないけど、──ああでも意外と積極性の塊なのは改めて実感させられた。じゃあ信じとく。じゃあ本格的に冬になる前に買い溜めしとかねえと。気紛れだとか言い乍ら、結構俺に付き合ってくれる巽のそういう所好きだよ。あ゛ー、彼氏馬鹿が抜けねえや。ん……駄目だ、ニヤけそう。マジで破壊力高え。

保護って。もう、またわんこ扱いすんの？俺の飼い主さんは意地悪だなあ……なんて。(　見詰めては手の甲へと口付け落とし　／　愛おしさ覚えれば柔らかな笑み浮かべて　)だよねー、結構悪い癖かも。本音出すと碌なことない、とか思うくらい付き合い悪かったんだろうね、たぶん。(　どこか他人事めいた無関心を思わせる口調で淡々と　)ん、もう知ってる。んで、優しいからそれに甘えて調子乗ってんの。(　わー、なんて声上げつつも声音に喜色滲ませ　)そうかなー……前のスーツんときとか破壊力やばかったし。あれで可愛いとこ見せたら間違いなく落ちるね、主に俺が。(　真顔でさも当然のようにふざけ　)乱せてんなら嬉しい。つうかそういうのさらっと言うんだもんなあ、狡い。(　ちらりと羨望混じりの視線向け　)あー、何のことだろ。俺わかんないなー、なんて……うん。真剣なの慣れないんだよ、俺。(　視線泳がせあからさまな知らん振りを　／　観念してぽつり　)

なるだろうね。今でさえ好き溢れてんのに、マジで慧ちゃん依存なったらどうしてくれんの。用法も用量も守れなそうなんで、ほんとに危険物。(　やや呆れたような口調で　)だからあんときちゃんと素直に慧ちゃん好きーって伝えられたの、つったら誑し発言になる？(　尚も緩い調子崩さぬままに後ろから回した手で相手の手を握り　)休日の朝とかほんと誰もいないからね。過疎かー、皆忙しいんかね。とはいえ俺も慧ちゃん優先だし、そんな長くいれる時間ないからなー……(　釣られて眉下げつつ悩む素振りみせ　)

今から頑張って片付ければ多少はなんとかなるかもしんないけど、こればっかりはどうしようもないかな。俺が何もしないで待ってるだけの慎ましやかなやつだとは思ってなかったっしょ？三歩下がるより隣で歩きたいタイプなの。冬んなったら家に籠って炬燵でいちゃついてたーい。そんな当たり前な。お互いやられてんの、マジバカップル。大好きだよ、慧ちゃん。

もー……ンな誑かすように躾けた覚えねえよ。何処で覚えて来たのお前。(　流れるような所作に目瞬き呟き溢し　／　表情に釣られるように徐に目を細め　) 遊んでた、って言ってたしお前も大概苦い思いしてんだな。少しでも肩代わり……は難しいか、癒せたら良いんだけど。(　宥めるように相手の髪を梳き撫で乍ら柔く口角上げて　) ふは、すげえあざとい。惚れた弱味で何度も甘やかしちまうの、どうにかなんねえかな。頭ぼさぼさになっても可愛いね、お前。(　自嘲に似た苦笑溢し　／　手を離せば満足気に眺め棒読み口調で戯言抜かし　) あ゛ー……スーツ姿か。お前見たの一瞬だったろ、良く覚えてんね。もう落ちてくれてんのかと思ったけど、巽の抱える底は深いのな。(　驚愕に僅かに瞠目し　／　真面目な振りしては軽口叩き　) どこも狡くねえだろ。……なァんだよその眼差し。(　理解及ばず首傾げ　／　小さく笑み溢せば相手の額食指の腹で軽く押し　) 何となくそれは察してた。ま、程々にな。(　ふ、と柔く笑み　)

俺は依存して欲しいけどなァ。俺が居ねえと生き難いお前なんてすげえ可愛いじゃん。──なァ、どうすりゃ掌ン中に堕ちてくれる？(　甘い声色で敢えて本人に訊ね　) ……ギリなる。(　思考一巡させ僅かな間を置いて短に呟き　／　手を握り返しちらりと背後振り返り　) あんな環境良い場所二人占め出来るとかすげえ贅沢。なんて呑気に言ってられねえけど。各々来れねえ理由はあんだろうな。ん、俺も暫くは巽優先。(　嘆息するも困り眉のまま小さく笑み　／　慰撫の意を込めて徐に腕伸ばし頭撫で　)

無理しないで良いから。それが原因で倒れられちゃ元も子もねえし、慧ちゃんマジで肝冷えるからね。あは、堂々としてる巽すげえ格好良い。お前が隣に居てくれりゃ何も怖いものねえや。ん、一緒に炬燵の餌食になろうな。……で、今更思い出した事あんだけど聞いてくんね？こんなん揶揄われても仕方ねえよなァ、マジで絵に描いたようなバカップル。ン、俺も巽の事大好き。

他の人のことは誑かさない一途で忠実なやつなんで。永久保証、ってことで末長く愛して。(　茶目っ気たっぷりに片目閉じ　)結構大変な子に捕まること多かったの。慧ちゃんとかは元カノも良い子なんだろうけど。もう既に癒されてるから大丈夫。(　適当に暈し掛けて話し　／　緩くピース掲げ　)えー、だから慧ちゃんが冷たくなったら俺泣くって。ね、これ直してくんないの？(　髪乱れたままの状態で期待するように見詰め、堂々と強請り　)ん、普通にすぐ寝たからあれだけど。正装できらきらな慧ちゃんとかレアだし。写真撮っとけば良かった。落ちてなかったら一途になってないっての。伝わってない？(　後悔したとばかりにわかりやすく残念がり　／　不満げに口尖らせ　)いや？不器用っていうわりにストレート投げてくるからしんどくなんの。(　胸の前で手重ね大袈裟に押さえる振りを　)大事なことは誤魔化さないようにするから、取り敢えずは。(　こくり頷き　)

……出た、必殺誑しモード。堕ちたらきっとあり得ないくらい重くなんだけど、覚悟できてる？１日も会えないの我慢できなくなりそ。そんくらいやばい、絶対。今が全然会えなくても平気、とか思ってるわけじゃないけど。(　仄かに染まる頬の熱さ意識しないようにと軽口にて応じ　)……ん、特別だから。(　柔い声音で呟くように伝え、チャンスとばかりに唇重ねて　)二人だけだとまともに料理作れた例ないんだよなあ。慧ちゃん見てるとすぐくっつきたくなっちゃうし。撫でられると凄い安心すんの。手からマイナスイオン的な何か出てんのかな。(　微妙な空気感を何とかすべく、あえて後半はスルーし　)

倒れたー、つって知らせ入ったら慧ちゃんやばそう。守られるだけのお姫様じゃいられないからね。たまには格好良いとこ見せたいし。思い出したこと？……良いけど、なんかあったっけ。二人でいるときに誰かと居合わせたらまず揶揄われるだろうね。向こうや学校じゃ控えめにしてるつもりだけど、付き合ってんのバレバレなわけだし、大して控えられてないんだろうな。

永久保証もついてんなら、慧ちゃんすげえ安心。序に何処にも行かねえって約束して。……は、流石に重たい？(　相手の手や指先を弄び乍ら呟くように溢し　／　ふと我に返れば苦笑し　) 勘違いさせちまって、フォークで刺された事はあるけどな。ほらここ、跡残ってるだろ。…まあ巽のエピソードに流石に負けると思うけど。(　至って軽い調子で右手の甲薬指付近指差し　／　小さく肩竦め　) お前が可愛くお強請り出来たらちゃんと直す。(　期待孕んだ視線に悪戯心疼き滔々と告げ　) 嫌だわ、もう頼まれてもあんな格好しねえ。やたらと絡まれるし。…っあは、ちょっと意地悪したわ。その表情も可愛いけど、機嫌直して。巽。(　頬杖つき不貞腐れ　／　顔覗き込み擽るように頬を撫で　) 不器用だからストレート以外知らねえの。駆け引きとか出来るタチじゃねえし。(　溜め息混じり首裏掻き　) ん、よく言った。偉い偉い。(　眦垂れさせ頭ぽふぽふと撫で　)

別に誑しじゃねえよ。もう腹括ってるし全然平気。つっても巽が不安な思いするんだったら避けといた方が良い、っつー俺と純粋に盲目的になっちまう巽が見てえ俺が居る。困ったもんだわ。(　僅かに紅が差したように思える頬に眼鏡奥の目を満足気に細め　) ！──ホンットに狡い奴。(　仕返しと相手の下唇一度甘く食んで顔離し　／　観念し座り直すも耳殻は仄かに染まり　) ンな事今まで言われた事ねえよ。お前ってマジで奇特。撫でられんの好きなら幾らでも撫でるぞ。……マイナスイオンがどうたらはぜってえ気の所為だと思うけど。(　微かに笑み湛え乍ら首傾げ　)

そりゃあやばくなるだろ。すげえ焦るし、無事っつー連絡が無けりゃ心配で夜も眠れねえだろうな。そんなギャップ持ってるって知れたら、恋敵が増えそうで落ち着かねえ───……いっそ閉じ込めて起きてえな。なァんて。ん、此処の部屋の事。俺が招待しといて、何の説明もしてなかったなァって。だから今更だけど説明させて。先ずは此処、寮部屋なんだけど、俺達が来るまでは空き部屋で一応二人部屋だから広々してるっつー特別使用。然も三階の角部屋な。世話焼きな寮母さんの厚意で自室とは別に借りて、普段好きに過ごしてるっつー認識で頼む。キッチンや風呂は共用の場所にしかねえけど、ソファやらベッド、トイレや小型冷蔵庫はある。かなりシンプルだから、好きに私物持ち込んで貰って構わねえよ。そっちの方が俺らの思い出が詰まった部屋って感じするし。メタい事言っちゃ完全に二次創作だけど、二人で使用する分には許されると思う。……以上です。分かんねえとこあったら教えて。隠し切れずに漏れ出てんだろうな、バカップルぶりが。……うっわ、そう思うとすげえ恥ずい。

既に何処にも行く気ないんだけどな。そんなん言ったら俺も慧ちゃんのこと重たく縛っちゃうかもよ。なーんて、まあ実際そんなにしないけど。(　淡々と温度の感じられないような声音で　／　ぱっと雰囲気一転させ適当に告げ　)うわー……跡残ってんのやば。(　痛々しく思えば眉ひそめて目閉じ　)……ねえ慧ちゃん、直して？(　とびきりの甘さ心掛けた声色と上目遣いであざとさ演出し　)んー、じゃあ結婚式までのお楽しみかあ……絡まれるってことはイケメン成分たくさん分泌してんじゃん、面白くない。もう、慧ちゃんの意地悪。(　聞こえるか微妙な声量で呟き　／　拗ねたような口振りながら、満更でもなく温もりに目尻下がり　)慧ちゃんが駆け引きするタイプだったら今こうなってないかもね。もっと時間掛かってた、たぶんだけど。(　平然と軽口叩き　)ん。不安にさせないようにも心掛けとく。(　表情緩めつつ、ついでのように意思表示を　)

俺が依存して寂しがり加速したら絶対アウトなんだよなあ。毎時間会いに行くかもしんないし、何なら向こうにも行かないで、とか言い出す可能性すらあんの。で、慧ちゃんの甘々はしんどくなるんで程々にして貰って。(　適当にでっちあげた事柄を並べ立て、見られないように顔背け　)慧ちゃんが此方向くから。距離感近くなったらちゅーしちゃうよね。(　当然とばかりにさらりと告げつつ、染まった耳を指先でつんとつつき　)めっちゃそれ言うじゃん。あー、他の面子に慧ちゃんの可愛くて癒しなところ知られなくて良かった。撫でられんのがって言うより慧ちゃんに撫でられんのが、なんでそこのところ把握よろしく。(　手をひらりとさせ　)

あー……ん、でも俺もかな。慧ちゃんが風邪っぽいのですらびびったもん、前。恋敵って。他の人は論外だからそもそも敵にすらなんないの。確かに全然聞いてなかったな。なあなあでもおっけーになってたし。優等生くんは説明も上手なんね、ずっるい。わからないところとか全然ないし、寧ろ丁寧に考えてくれて有り難う、って感じ。慧ちゃん一人だったら相当シンプルな部屋なんだろうな。私物でもないけどフラワーキューブは飾られてて、後はだいぶ前に取ってきたぬいぐるみ。もちもちな猫と、そのシリーズのうさぎがひとつずつ置いとく。だいぶ女の子感増した気ぃするけど、その辺は慧ちゃんが何とかして貰って。迷惑じゃなかったらペアのマグカップとかも置きたいかな。ほら、キッチンなくても飲み物とかは此処でも飲むだろうし。俺も人のこと言えないけど、慧ちゃん俺の前でめっちゃ優しくて柔らかい顔してるから。それでバレバレなのもありそう。

……巽の言う重たいお前の姿が一向に浮かんで来ねえ。(　ぽつり溢し相手見詰め首傾げ　) まあ、寂しくさせたっつー非が俺にもあったから仕方ねえ事なんだけど。(　当時思い返し苦笑しては目に留まらぬように服の裾伸ばし手の甲覆い　) ……あざと。慣れてんね。(　文句のように短な言葉残すも頬は弛み　／　丁寧に乱れた髪に手櫛通し　) ん、なに。聞こえづらかった、もう一回言ってくんね。ごめんなァ、慧ちゃん好きな子にちょっかい出してえの。(　断片的な単語しか鼓膜に届かず食指立て　／　和らいだ眦に愛おしさ覚え目尻付近に軽く唇押し当て　) それかこういう関係じゃなかったな。まあ巽が積極性の塊みてえなもんだから、最悪なルートは回避出来た訳だけど。(　揶揄しつつ目を細め　) ありがと。……なァんかここまで考えてくれてると、お前の方がスパダリ説出て来ちまうな。存外男前だし。(　表情和らげ頷き　／　僅かに間を置き顎下に片手添えては沁々と独り言ちるように　)

ちょい体験してみてえけどね、それ。まあ寂しがりになるのは俺が先かも知んねえけど。は、なァんで？恋人は甘やかしてえじゃん。それとも砂糖対応は飽きちまったの。(　今後を思えば静かに呟き　／　首傾げ顔背けた相手の頬をふにふにと突き乍ら訊ね　) もー……気の長い俺を褒めて欲しいよなァ。(　軽口叩き乍ら耳に触れる指先を握れば離させて　) んや、だってマジでそうだし。お前と付き合ってから初めて言われるような言葉ばっかり貰ってんの。ふは、何それ。一種の独占欲？……簡単にそういう事言うんだもんなァお前。ニヤけそうになんの抑えるのに必死になる。(　自然と弛緩する頬を両手で抑えつつ嘆息し　)

実際病み上がりであんま記憶ねえんだよなァ、そこら辺。ふは、一蹴された。頼もしい彼氏様だこと。皆に自慢して回りてえわ、巽のギャップすげえぞって。大分女の子の部屋感増したなァ。このもちもちのぬいぐるみ。久々に見たし、……なんか気付かねえ間に仲間も増えてる。マグカップなら大歓迎。返せてねえ本文に組み込む？雑貨屋にでも寄り道して揃いの買うって。……マジ？うわ、恥ず。今の今まで意識も何もしてなかったわ。

それなら尚更俺仕様に染められるように頑張らねえとな。
(　調子を合わせ、隣歩く恋人に視線流し乍ら悠々と戯言抜かし。相変わらずの軽口の応酬も最近は心地好いもので、自然と弛む頬に対し自覚は無く。誤魔化す理由は持ち合わせておらず、照れ臭さ押し込めて正直に答えて　)
……まあ多少。恋人が出来たつったら、店の人達がすげえ根掘り葉掘り聞いてくんの。けど変な事は言ってねえから安心してくれて構わねえよ。お前が男って事も知ってるし。

ごめーん、今日はちょっと返せなさそう。明日にはたぶん返せるかな。もし明日も無理だったら察して、って報告だけしとくね。粗雑にやることもできなくはないだろうけど、さすがにちゃんとゆっくり丁寧に返したいし。

把握。報告さんきゅ。丁寧に返してえって思ってくれてんのすげえ嬉しい。ちゃんと待ってっから、無理はしねえようにな。

羽根のように軽い俺の方がらしいといえばらしいかもね。まあ、一途でいてくれてるのわかってたら重たくなりすぎる理由もないけど。(　けらりと軽く笑って答え　)とはいえ、怪我させんのはあんまり良くないかな。やりたくなんのかもしれないけどね、あー怖。(　大袈裟に身体抱え込み震え　)そのあざといのにまんまとハマってんのは誰だろうなあ。(　揶揄いつつあえて不思議そうにぽつりと呟き　)大したことじゃないの。俺だって好きな子が好意集めんのはあんまり良い気しないってだーけ。それは宜しくないな、俺からもお返ししないと。(　素直に繰り返すのを恥ずかしく思うと適当にふざけた調子で返し　／　平然と抱きつき悪戯っぽく笑み　)そー、危ないやつ。積極性出さなかったら悲しい状態だよ、マジで。忙しくなんのわかってても諦めようとは少しも思ってなかったけど。(　ふざけた調子で肩竦めて　)それはないかな、悲しいけど。好きな子にしか気ぃ遣えないし。あとは猫被りの優しさ？(　ゆるりと首傾げては適当に言葉並べて　)

したいの？面倒だよ、きっと。まあ今後もちょくちょく1日だけ来れないとかはなるだろうし、その辺りは勘弁して。飽きてないけど、危ない魅力にやられそー。(　眉下げ笑み　／　視線戻しつつ笑って話し　)えー……うん、頑張って。(　わざと今後も耐えろとばかりに軽口を　)なーんでそれ抑えようとすんの。つうか抑えても無駄ってくらいになってるから。わかりやすいのも可愛いね慧ちゃん。(　満足げに口角上げ　／　煽るように言葉掛けて　)

お疲れ様じゃん。気をつけといてよ、今日とか急に冷え込んできたし。自慢したら揶揄われんのがオチじゃない？彼氏馬鹿ーって。そう、なんか一人で可哀想だなって思ってたら仲間が寂しそうだったからつい。良いね、行っちゃお。んじゃ、今んところは取り敢えずゲーセンと慧ちゃんのバイト先と雑貨屋？だからって急に険しい顔になんのとかやめといてね、悲しくなるから。

羽根のようにって。軽薄過ぎるより、ちょっとくらい重い方が可愛げあるだろ。(　呆れ口調で眉根寄せ　) ……痕残っちまうかな。よりによって薬指側に。(　相手の言葉に相槌打てばぽつり呟き　) 知ぃらね。見覚えねえし聞き覚えねえし。(　表情微塵も変えず平然と述べ　／　整え終えた髪から手を離し　) 今ンところ巽に一途だからなァ。お前に惹かれてから受けた告白も全部断ったし。──っと、(　今更乍ら惜しげもなく正直に言葉連ね　／　突然の衝撃に軽くよろめくも抱き留め　) ふは、かっけー。まあ俺もどちらにしろお前に惹かれてたんじゃねえかな。好きな子だけなら充分にスパダリじゃねえ？……つっても詳しくねえから判断基準分かんないけど。(　不思議そうに首傾げ　)

全然大丈夫、…あと興味あんの。ふは、勘弁してって。仕方ねえ事を執拗くつつき回す程性格悪くねえつもりだからね俺。……危ない魅力？(　思考を一巡させるも理解及ばず聞き返し　) はあ、何それ。俺に委ねられてんじゃん。(　溜め息混じりに言葉吐き　) そりゃあ恰好付かねえから。だぁから、可愛くはねえってば。(　満足気な面持ちの相手の額指先で弾き　)

そりゃお互い様、徐々忙しくなんだろ。疲労溜まってると免疫も下がるだろうし。それでも自慢してえもん、それくらいお前が魅力的っつー事。この仲間もゲーセン？ん、他に寄りてえ場所あるなら付き合うけど。ンな急に切り替えらんねえわ。多分険しい顔にはなんねえけど、直ぐ表情筋弛まないように鍛えなきゃなんねえ気がしてきた。

頑張れ、つってふざけてるとやばそうだから程々にしとく。
(　柔らかな表情に視線を奪われ、微笑ましく眺めるもそれについて言及するつもりはなく。適当に茶化しつつ歩みを進めていれば、早くもゲームセンターは目の前で。目新しい場所ではないものの、一緒にいるという事実が気持ちを高ぶらせて。いざ、なんて気合いを入れて隣へと視線向け　)
イケメンくんに新しい恋人！なんて気になるだろうね。仕事仲間だったら俺でも聞くだろうし。それ知られてなかったら気不味すぎんじゃんね。まあ、取り敢えず行くのは決定かな。──ん、入ろっか。


例によって適当に場面進めといたから、中入っちゃって。なんかあったら引き留めても大丈夫。俺としては可愛いもんに夢中になってる可愛い慧ちゃんとか見てみたいところだけど……なんてね。

いつもよくこの大量の文章に付き合ってくれるよなあ……って思ってる。慧ちゃんってば柔軟に色々対応してくれるもんだから、マジで自由になってきてんの。他の文章は明日返すんで、まあ気長に待っといてほしいんだけど。有り難いっつうか、ほんとに良い人捕まえたなって日々実感してる。

んで、余談だけど表に出すことはないだろうなって裏話溜まりつつあるんだよね。過去のふわっとしたエピソードとか。投げたらミステリアスな部分減るからどうしようかな、って感じなんだけどさ。

大丈夫。さすがにそんなに軽くはならないんで。羽根以上鉛未満？(　適当な調子で程度のわかりにくすぎる喩えを　)指じゃないからリングで隠す、とかも難しいと。微妙だなー、それ。(　眉ひそめてぽつりと　)わー……冷た。もっとノって。(　明らかに不満げな表情浮かべて我が儘を述べ　)おっと、やっぱり告られてんじゃん人気者め。なんて、まあ嬉しいんだけど。(　じとりとした視線向けるもすぐに破顔し　)あーもう。良かった、って何回言ったら良いのかわからないな。選んでくれてありがと。それと、判断基準は慧ちゃんが決めちゃってくださーい。(　目細め笑み　)

面白いもん見せられるかね。危ない魅力あるよ、なんかハマったら容易に抜け出せない沼？(　緩く首傾げ疑問符つきで答え　)俺あんまり我慢できないんで。気をつけようと思ったところで行動控えらんないんだよね。(　手をひらりとさせ　)……った、久々。慣れてきてない？これ。平然と痛み与えてくるの良くないと思うんですけどー。(　額押さえて大袈裟に痛がる振りしながら抗議し　)

何とかしようとはしてんの。できるだけ11月に寂しくさせないように。そうそう、ゲーセンの産物。他は……特にないかな、今のところは。ええ、鍛えちゃったら俺だけ表情ゆるっゆるじゃん。何その悲しいやつー。

正直俺自身が遅筆だから文章量によってペースが遅くなっちまうけど、お前との交流は一つも溢さず大切にしてえからね。つーかそれを言うならお前もだぞ、いつも有り難う。……ンな褒めたって何も出ねえのに。

へえ、すげえ気になる。巽って過去の事とか自分の事だとか上澄み程度しか語らねえし、…まあ俺もだけど───お前さえ良けりゃどこかのタイミングで教えてくれたら嬉しい。

幅すげえなそれ。飛んで行かねえように捕まえとかねえと。(　突飛な喩えに思わず吹き出し　／　肩揺らし笑み溢し乍ら捕まえる意を込めて片手そっと握り　) すげえ微妙なところ狙われちまったわ。いつか巽に上書きして貰わねえとなァ。勿論フォークは無しで。(　敢えて飄々とした調子で　／　演技めいた渋い面持ちで付け加え　) 偶には厳しくしねえと。ほら、飴と鞭って奴？(　食指揺らしややズレた見解述べ　) 気持ちを伝えてくれんのは勿論嬉しいけど、巽以外は論外なんだよなァ。気づいたら絡め取られてんのよ。近付きたいし触れたいと思うのはお前だけ。(　無意識下に惜しげも無く当人相手に砂糖たっぷりに塗した惚気を溢し　) うわ、改めて言われるとすげえ擽ってえ。じゃあ俺にとっての、……俺だけのスパダリっつー事で。(　満悦な笑みで応じ　)

へえ、未だ本気出してねえのに。──たァつみ、もっとハマってみる？(　不穏な言葉短に溢し　／　ソファ上で抱いていたクッション傍らに置き、相手の方に身体向け含みある笑み浮かべ　) ……爆弾抱えてんじゃねえかよ。流石積極性の塊。(　ジト目で視線流し賞賛と恐れ混じりの発言を　) 言う程痛くねえだろ。可愛いデコに免じて手加減してるし。本気の食らってみる？(　楽しげに軽やかな笑い声溢し乍ら指ぽきぽきと鳴らし　)

嬉しい。……すげえ嬉しいけど、無理してねえ？幾らタフでも気張り過ぎるなよ。ほら、前にお前言ってただろ、会えねえ時間が愛を育むとか。マジで上手いのな、クレーンゲーム。じゃあこれから二人で増やしてこ。っあは、良いじゃん。ゆるゆる顔面の巽、俺は見てえよ。

ふは、分かってんね。
(　軽々とした言葉の応酬に区切りをつけ、早くも辿り着いた目的地を仰ぐように見上げ。自身にとっては新鮮味のある場所が故に、珍しく高鳴る胸はそのままに隣から届く視線を絡め取っては目映いばかりの笑み湛え。手は握ったまま入口を潜り、きょろきょろと彼方此方に視線を泳がせ乍ら台を眺め　)
個人経営のカフェなんだけどさ、先輩のお姉さんとかすげえよ。食い付きが。巽持って行かれねえように気をつけねえと。───ん、すげえ楽しみ。

俺もいつでもすぐ返せる、ってわけじゃないし気にしなくて大丈夫。負担にならないように無理なく返してね、なんて言うまでもないだろうけど。褒めたいから褒めたの。

上澄みって。そんなに語らない感じにしてたっけ？まあ大して語る必要性ないなと思ってる節はあるんだけどさ。例えば過去のことなら、生徒会長に憧れて生徒会に入ってた、とかね。結局そんとき生徒会長には恋人いたんで見てるだけで何もしなかったけど。

ん、まあ気紛れなんで？捕まえといて。どこにも行くつもりなくても、一緒にいてくれた方が嬉しいし。(　空いた手を相手の上から重ねるようにして柔和な笑み浮かべ　)さすがに危ないことはしないから大丈夫。傷つけたいとかいう趣味ないし。(　湿っぽい空気感にしないようにと至極軽い調子で　)突然の鞭とかこーわ。飴ばっかりにしてほしいわ。(　平然と甘ったれらしき発言を　／　肩竦めて　)うわー……うわ、ええ。ちょっと巽くんびっくりなんだけど。これは聞くだけでも相当やばいやつ。惚気んのも大概にしてくださーい。もうお腹一杯。(　突如として溢すされた言葉に何度か瞬きし　／　意識されていないらしい様子が厄介だと数歩後退りしつつ胸押さえて　)ん、了解。(　上手く言い表せない多幸感やら愛おしさを振り払い、あえてあっさりと一言で終わらせ　)

あ"ー……もしかしなくともなんか変なスイッチ入れちゃった？(　慌てて手をひらりとさせつつ、苦笑い浮かべてそろりと視線逸らし　)しかもその爆弾は捨てらんないってことになってるから。捨てられたら勝手に爆発しまーす。(　危険なことをさらりと言ってのけ　)……勘弁しといて、マジで風穴空きそう。(　本能的に危ないと察知しては真顔で降参だと両手上げ　)

あはは、心配させちゃう？慧ちゃんから心配して貰えんならもっと頑張ろうかな、なんて。覚えてたの？そんなん。まあ実際？会えないと余計考えるだろうからね。適当に暇潰し程度ではあったんだけどね、元々。やーだ、イケメンじゃん。既に結構見せてる気ぃする。俺もゆるゆる慧ちゃん見てたいんで、抑えんのやめといて。

自分でも下手なりに管理出来てるつもりだから、そこらの心配はしなくても大丈夫。それに前みてえに返事が難しい時は一報入れるようにはするから。気遣ってくれてさんきゅ。ン、じゃあその気持ちは受け取っておく。

だってお前直ぐ茶化しちまうし。それに真面目な空気感だとか苦手だろ。…えーっと……なんて反応すりゃいいか分かんねえってのが本心。気になる部分は一旦置いて「入ってた」って過去形っつー事は、三年に上がった今は下級生に後継いで貰って、生徒会から抜けてるって認識でいいの？それと裏話教えてくれんのは嬉しいけど、敢えて不信感や嫉妬心煽るようなもんは控えてくれるとありがてえな。俺もひとりの人間だから、試し行為だったり恋人のそういうの苦手かもしんない。どうしても伝えてえんだったら頻繁じゃなきゃ呑めるけど、大凡反応は巽の期待に添えないと思う。ごめんな。そんくらいお前に惚れ込んでるっつー事は覚えといて。(　真剣味を帯びた表情で告げれば頭下げ詫びて　)

ごめんて。大丈夫、もう俺が子ども舌でオムライスだとかカレーだとかそういうのが好物、とかの平和なんしか残ってないから。恋愛云々はお仕舞い。やばい話とかはないよ、ほんとに。生徒会については今は完全にやめた感じ。重要なのやってたわけじゃなくて、庶務してただけだし。

……んや、俺の方がごめん。早とちりしたっつーか、巽に対して結構盲目的過ぎたかもしんねえ。あーあ、格好悪ぃね俺。頭冷やしたからもう平気。お前の平和な話沢山聞きてえし、俺も話したいと思ってんよ。他の文章は後々返すから、取り敢えず今は昨日来れなかった分の書き残しで。生徒会についても了解。

盲目なところも可愛いから平気。あとひとつ言っとくと、気付かないうちに傷つけてる、なんてこともあるだろうから嫌なことあったらちゃんと言って。我慢させたら申し訳ないし。ほんとは情けないからさ、一緒にいない方が良いのかとか思ったこともあったの。嫌われるかなとか、結構ね。それと、負担にならなきゃ良いけど大変なら毎日返す、とかしなくても全然良いし。

まさかお前の「可愛い」で心救われる日が来るとは思わなかったわ。ん、分かったよ。お互いの為に言えるように善処するけど、情けない話こういう環境も関係もマジで慣れてねえの。今回みてえにボロが出ちまったら悪い。実は俺も多少感じる。でもお前を嫌う気は更々無いから安心して。毎日返信してえのは俺が巽と一緒に過ごしてえから。つっても毎日完璧にとはいかねえのなァ……。だから巽の気遣いに甘えつつ、柔軟に交流出来りゃ良いかなって思ってる。前後したけど、お前も我慢しないで言いたい事ありゃ真っ直ぐ伝えて。只でさえ忙しねえんだし、悩み増やしちゃ彼氏として面目ねえもんな。

おっけー、大丈夫。でも安心した。言い方はあんまり良くないけど、ずっといちゃついてるだけじゃ本音言う機会とかないわけだし。続けていられんのも勿論嬉しいけど、慧ちゃん優しいから何も言わずにいそうだから。無理やり言え、なんてする気はないけど、末永い縁のためにも話し合うことって大事だし。取り敢えずデート編だけは続けて、あとのは無に返して改めて始めんのでも良いかなって思ってる。この状態で普通にラブラブな会話続けんのも難しいっしょ。意見あったらそれに添うんで、やりやすいようにして。

了解。甘い流れ切って突然本音を話すのも歪だしなァ。話し合いは確かに必要だし、擦れ違わねえ為に定期的にでも見直せれば良いと思う。俺は全面的に同意だよ。心機一転新しく始めるか。……また甘ったるく冗長しちまう気配はするけど、そん時はそん時で臨機応変に。デート編は巽から絡み文投下してくれたし、今回は俺から始めようと思うんだけど大丈夫？俺も可能な限りお前の期待に添いたいからさ、提案やら要望があればどんどん言ってくれると助かる。特に無けりゃ俺の方から自由に進行させて貰うけど。

冗長になっても良いんじゃない？負担になるような長さにならなければ。俺が喋りすぎなの抑えられれば良いだけではあんだけどね。ん、じゃあお任せするわ。そろそろハロウィンだし、そういうのも絡めてやれたら楽しそうだなー、とかちょっと思うかな。

たァつみ、──あれ。今日は俺が先か。(　制服姿のまま若干の疲労感漂わせ、片手に紙袋を提げて訪れ　／　静寂の蔓延る室内に視線を配り、一旦紙袋をテーブルに置けば徐にソファに身を埋め　)

ん、良いね、似合うだろうなあ。俺は他の人に興味ないんで大丈夫でーす──何からやる？雑貨屋とかも寄るからあんまりたくさんは取れないけど。
(　普段落ち着いている相手が忙しなく楽しげな様子をみせるのを眺め。緩く首を傾げつつ、好みを問おうと。大容量のお菓子に大きなぬいぐるみ、キャラクターもののフィギュアなど。店内が騒がしいのを良いことに少しだけ距離を詰めて　)

……ん、あ。お疲れ様ー慧ちゃん。(　着替えた上で自室での作業後、ドアノブ回して入室　)ちょっと色々やってたら遅くなったわ、お待たせ？(　何度か瞬きを　／　後ろから抱き締め　)

っと、巽もお疲れさん。(　軽い衝撃に顔だけ振り向き　／　見慣れた姿に柔く口角上げ　) んや、そんなに待ってねえから平気。……ね、お前腹空いてる？(　ゆるり首を左右に振り　／　紙袋一瞥し　)

会いたかったよー、ダーリン。(　ふざけて頬に口付け落とし　)ありがと。え、なーにそれ。気になる。(　軽く頷き　／　隣に座り紙袋へと視線向け　)

俺もだよ、ハニー。(　刹那目を瞬かせるも擽ったげに笑み　／　戯れで応じ額に口付け　) バイト先の新商品で試作品の焼き菓子とケーキが幾つか。巽にもって渡されたから、良けりゃ一緒に食わねえかなって。感想も聞きてえしね。(　紙袋注視したまま滔々と説明し　)

なーんか久しぶりな気ぃすんね。ちょい照れる。(　緩い笑み浮かべ　)おー、良いの？本来なら客の立場だけど。あ、なら珈琲か紅茶を……此処は店員さんにお任せした方が良いかな。(　徐に立ち上がるもぴたりと止まり　)

言うなってば、…釣られる。(　僅かな照れが伝染し首裏掻き乍らぼやき　) 個人経営で緩いのもあるけど、単に色んな意見を募ってんじゃねえかな。ふは、それじゃあ出張店員すっかね。んで、なに飲みてえの。(　二人分のマグカップ用意し首傾げ　)

えーなに、照れてんの？(　ふざけて覗き込むようにして　／　へらり　)最初に食べるのが通常メニューじゃなくてまだ世に出てないのって、なかなか凄い気するわ。珈琲入れてー、ブラック飲めないからミルクありで。(　手ひらりと振って要望告げ　)

……うるせ。照れてねえっての。(　眉間に皺寄せ顔逸らし　) 確かに中々ねえよなァ。まあ近々通常メニューも食わすつもりだから。ん、了解。ミルクは幾つ？(　さらりと快諾するなり自身の分も含め準備始め　)

えー、残念。(　面白がるようににやにや　)もしかしなくても、カフェ行かなくてもメニュー作れる感じ？(　首傾げ　)ひとつでいーよ、ケーキあるし。あんまり甘くしすぎたらそれはそれでケーキの味邪魔しそうじゃん？(　作業風景眺め　／　表情緩めつつ答えて　)

なに、照れてて欲しかったのお前は。(　不貞腐れた面持ちで振り返り　／　両頬を片手で挟むように固定して　) 作れねえ事もないけど、食材とか機材とかがねえと難しいな。ま、そりゃそうだな。はい、お待たせ。中にちっせえフォーク入ってるからそれで食って。一応説明するとケーキはレモンパイとベリーとほろ苦い生チョコのタルト。焼き菓子はカヌレな。(　机上に珈琲とミルク注いだマグカップ置き　／　遠慮なくソファに腰を落ち着けては箱の中身見せ乍ら説明し　)

んー……ごめんって。(　抵抗しないまま僅かに眉下げ軽く謝り　)それさえあればできるんだからやっぱり凄いわ。たぶん俺なんもできないし。おーすご、色々ある。カヌレとか初めて見た。(　中身を物珍しそうに眺め　／　悩ましげに見るだけですぐには手をつけず　)

……珍しくしおらしいね。(　首傾げひとつ呟けば頬を解放してやり　) つってもホールスタッフだかんな、俺。簡単なレシピしか知らねえ。あ、───たァつみ。トリックオアトリート。(　食指動かさぬ相手を暫し眺めるも途端名案だとばかりに一旦箱を机上へ遠ざけ　／　朗らかな笑み湛え合言葉を　)

実はちょーっとお疲れなの。色々頑張ったんで。(　目を伏せぽつり　)イケメンに接客されたら女の子簡単に落ちんじゃん。うわー、制服似合いそ。あ、ちょっとー……(　遠ざかる箱にあからさまに表情不満げに変化し　)お菓子あるって言ったら萎える？(　鞄から出した駄菓子揺らし　)トリックアンドトリート、なんつって。(　楽しげに笑うと頭をわしゃわしゃと撫でて　)

そりゃお疲れさん。俺と居る時くらいは気ぃ楽にしてくれよ。(　表情和らげ労るように背を撫で　) ンな事ねえから。多少のリップサービスはするけど売り上げの為だし、───つったら流石に悪どいか。はいはい、後でな。(　さらりと実情述べるも途中口を噤み　／　不満気な横顔に喉鳴らし笑みを溢せば幼子に言い聞かせるよう柔い声音で　) なァんだ、持ってんのな。残念、悪戯する機会は又今度か。……お前欲張り。(　不意打ちの戯れの文句に瞬くも髪を掻き撫ぜる手に抵抗は示さず　／　楽しげに細めた目で相手を捉え　)

ん、ありがと。追い詰められないように頑張ってるとこ。(　ふざけて冗談交じりに話し　)あれ、なーんか聞こえちゃったんですけど？俺のこと子どもだと思ってるでしょ、まったく。(　拗ねたような表情で　)なんも持ってなかったら良くないかなと思って。実際クラスの奴らから散々集られたし。これ渡さなかったら悪戯できんじゃない？(　わざとらしく鞄に仕舞おうと　)普通じゃつまんないかなと思って。(　平然と告げては軽く手櫛で直し　)

ん、そっか。無理しねえ範囲で頑張ってな。会えなくてもお前の事は応援してるし。(　軽薄な調子と相反し本音を吐露すれば頭ぽふと撫で　) 思ってねえよ、ほーら機嫌直して巽。(　戯れに指先で頬軽く突き　) ンな事言って良いの？マジで悪戯すんぞ。後悔しても遅いやつ。(　様子眺め乍ら滔々と告げ　) トリックアンドトリートだったら、確かお菓子渡したら悪戯されんだろ？……それじゃあケーキは独りで食うかなァ。(　わざとらしく眉尻下げて視線を流し　)

実際ペース落ちてるからね、ちょっとは。寂しくさせてなきゃ良いけど、前は張り切ってたんだろうね。あれはあれで楽しかったけど、今のこの緩い感じ結構楽。(　目を細めて受け入れ　／　思い出したかのように呟き　)もー……そんなに怒ってないけどね、元々。(　表情和らげ　／　手を伸ばして指先捕まえ　)やばい意地悪されるわけでもなさそうだし？なんか悪戯したそうだもん、慧ちゃん。(　頬杖つきながら横目で見やり　)えーなんで……太ってもいーの？独り占めしたらそのぶん太るよー。(　強請ることなくあえて茶化し　／　肩つんつん　)

丁寧に返事してくれる分まだ寂しくはねえよ。大丈夫。ん、それ分からんでもねえわ。俺も最近ほんのちょっと忙しねえからか、この緩いペース落ち着く。(　凪いだ声音で言葉紡ぎ　／　同意の旨込めて深く頷き　) ……ここだけの話さ、巽の拗ねた表情可愛くて好きなんだよなァ。(　器用に指先を絡め乍ら視線は手元に遣りぽつり独白し　) うん、悪戯してえ。(　簡潔に胸の内告げ　) 狡くねえ？その脅し文句。巽の隣に立てねえ体型にゃなりたくねえし、ケーキも寄越すからさ、……悪戯は控え目にな？(　言葉詰まらせては僅かに間を置き嘆息し　／　ケーキと焼き菓子の収まった白箱を手繰り寄せ　)

緩やかにペースダウンしてく、とかはありそうだけど、ぱったりとなくすのはさすがに避けたいかな。んで、もうだいぶ例のやつ進んできてんの。後半どころか既に圧掛かってるし、寧ろ後半から来れないって感じにもならなそう。(　眉下げ　)何それ、わざと意地悪すんのはやめといてね、泣くから。(　冗談ぽく話しながら肩竦めて　)何されんのかちょっとこわーい。(　わざとらしく棒読みで　)俺に弱い慧ちゃんほんと可愛い。(　子どものようにわーい、なんて声上げつつ箱を覗き込み　)

追い詰められないようにしてるつもりだったんだけど、実際思ったよりも状況が芳しくないっつうか。やばそうだから、予定より早いけどもうペース落ちそう。ごめんね慧ちゃん。

色々と重なって手が回らなくなっちまってんの。落ち着いたら対応するから、暫く返事の方は待っててくれると有り難い。

そっか、慧ちゃんもお疲れさま。此方のことは気にしなくていいからね。

ん、把握した。正直言えば寂しいけど、お前の踏ん張り時だもんな。応援してる、……してっからちゃんと俺の隣に戻って来てくれよ。(　咎める筈も無く宥めるよう髪を撫で梳き　／　眼鏡奥の瞳に柔い温もり湛え　) 違えって。意地悪しねえよ。只さ、他の奴らの前だと飄々としてるお前が、俺の前だところころ表情変えんの可愛いなって思っただけ。(　一度するり頬撫で飾り気のない言葉を　) あの猫被りくんが困惑するような悪戯にしてえなァ。(　首傾げ　／　悪戯っぽく口角上げ　) ……相変わらず可愛いの基準分かんねえ…。(　口内で転がすよう呟き　／　横目で眺めては微笑ましさ覚え無意識下で小さく微笑み　)

俺の多忙期も重なっちまったなァ。お互い頑張るか。俺も多少なりともペースは落ちると思うけど、予定だと長引きはしねえ筈だからそこは安心して欲しい。ごめんね、は俺の台詞だわ。待ってる、なんて言っておいて自分も忙しなくなっちまってさ。この文は蹴って構わねえよ。巽の優先すべき事に時間割いてやって。

あは、そりゃ安心。んー……なあ、あれやって。チョコ菓子のタワーみてえになってんの。後あれ、クラゲのマスコット。好きなんだよなァ、クラゲ。───あ、流石に嵩張る？
(　いつかの大収穫を思い返せば向かい側にある菓子類が詰まれたクレーンゲーム機を注視。不意に近付いた距離感を良い事に顔寄せ耳打ちするも、弾む気持ちを諸に体現したように声色も楽しげで。序に溢したリクエストの後、我に帰れば眉尻下げて相手を窺い　)

戻ってくるって。えーなに、心配してんの？なーんて。消えないから大丈夫。帰ってきたら甘やかして。そしたらきっと頑張れるから。(　ふざけて茶化し　／　上目遣いで平然と強請って　)飄々としてんのかね。つうか大好きな人の前で取り繕うの無理なんで。可愛いって思われたいじゃん。(　ぼそぼそと呟き　／　ちら　)いやこっわ。慧ちゃんとか何やんのか検討つかないから普通に危険だわ。(　じとりとした視線向け　)わかってなくていーの。で、どうする？みんな半分にしちゃう？(　ゆるりと首傾げ　)

おっけー。取ってあげる。良いとこ見て惚れ直してくれてもいーよ。気にしなくても、二人いれば荷物だってなんとかなるっしょ。
(　調子に乗って片目を閉じ、ふざけた言葉にて応じ。希望を叶えるべく菓子の積まれたクレーンゲームの台の前へと移動。心配は杞憂であると親指を立てて、軽い調子で受け流し。早速取り出した100円玉を投入、器用にタワーを崩すと幾つものチョコ菓子が落ちてきて。予め用意していたビニール袋を広げ、それらを回収し　)
ん、まずはこんなもんかな。

一応2ヵ月、かな。最近はもう全然時間割けてないけど、落ち着いたらまた話したいな。んで、二人でのんびりしたい。寒くなってきたから、体調には気をつけて。

っし、ギリギリ間に合った。2ヶ月おめでと。落ち着いたら、二人で過ごす時間目一杯作ろうな。そんで中々連絡出来なくてごめん。病院に世話になり乍ら、俺の方は何とか多忙期は抜けられた筈。後は徐々に忙しさも降下していく感じだろうな。お疲れだろう巽にプレゼント。今日ポッキーの日らしいから。(　机上にポッキーの箱を味違いで幾つか乗せ　／　付箋にダリーンより、と書き綴ればぺたりと貼って　)

病院とか危ないやつじゃん。マジで無理しすぎないで、慧ちゃんとか気付いたらぶっ倒れてそうだし。わー、ポッキーいっぱい。何も忙しくなかったらポッキーゲームとかやったんだろうけど。(　眉ひそめるもひとつの包装開け　)俺なんも手持ちないや、今んとこ。今度激辛のなんか見付けたら買ってこよ。

大丈夫。残りの障壁は踏ん張ればひとりで崩せる程度だから。つーか、ンなひ弱じゃねえし。……病院に世話になった時点で説得力ねえか。(　けらり苦笑溢し　) んー、激辛のお土産楽しみにしてる。そっちも無理せずね。

弱いとは思ってないけど、心配ではあるかな。頑張ってんのは良いとして、周りのこと助けて自分がぼろぼろでも見て見ぬ振りしそう。まあ、偏見なんだけど。(　肩竦め　)ありがと。落ち着いたらそんとき持ってくるわ、のんびりしたいし。

……すご、流石の観察眼だわ。そういう巽も、無意識に根詰め過ぎて引き際見失ってそうだけど。なァんて偏見。当たらずとも無理はしないでくれよ。(　曖昧に濁し　／　眉尻下げ柔い笑み湛え　) 了解。辛いモンも楽しみだけど、それ以上にお前とゆっくり過ごせんのが楽しみ。会えたら一先ずハグさせて。こう見えても巽不足で困ってんの。

実は無理して頑張ってるっしょ？良くないよーそういうの。(　じっと見詰め　／　眉下げ　)俺はね、わりと大丈夫。適度に息抜きしながらやってるんで。(　心配をよそにゆるりとピースしてみせ　)こうして時間取れたときはすぐにでも飛んでくるし。お互い忙しくしてるとあんまり気付かない感じするけど、こうして見るとめっちゃ久し振りっつうか……足りないなって思うわ。(　テーブルに突っ伏し　)

偶には多少の無理も必要だから大丈夫。なんとか生きてるしさ。(　じりじりと感じる視線に根負けし目線合わせ深く頷き　／　乱すように相手の髪を掻き撫ぜて　) ん、お前は時間の使い方が上手いみてえだね。ちょい安心したわ。(　胸元撫で下ろし　) ふは、マジで飛んで来てくれた。流石俺専用のスパダリ。俺も物足りねえ、早く終わんねえかな多忙期。俺のも巽のも。(　頬杖つきぼやき　)

身体壊すような真似しないでおいてよ？慧ちゃんぼろぼろになってたら俺が嫌なんで。(　やや不満げに忠告じみた物言いを　)やること大量にあってもなんとかして捌ききんの。じゃなきゃこうして一緒にいる時間取れないし？癒されるために頑張るみたいなとこあるから。(　片目閉じ　)ちょうどタイミングあったし、慧ちゃんに対してセンサー働いてるかもしんない……なーんて。(　けらり　)終わる頃には完全に冬。でも、そうだな。こんなとこ言うのも良くないけど、慧ちゃんも忙しくて良かったな、とかちょっと思ってる。片方だけ暇してたら寂しいだけだし。忙しい間は気ぃ紛れるかなって。それでも不足してるからやばめなんだけどさ。(　大袈裟に溜め息つき　)

大丈夫だっての、俺の言葉信じらんねえ？……それに、もしボロボロになったら巽にメンテナンスして貰うし。(　相反し朗らかな笑み浮かべ　) 頑張ってんのな、偉いよお前は。俺で癒せてんのかは分かんねえけど。(　小首傾げ　) 今夜は飛んで来なさそうだなァ、……なんて。寒い夜は巽の体温が恋しくなんね。寂しがりだからさァ、俺。(　軽い調子で語るも小さく嘆息し　) それは俺も思ってた。従順に待ても出来るけど、やっぱり気ぃ紛れてた方が精神的にも楽だかんね。……はは、恋人に不足してるって言われて喜んでるのってやばい？

それなら良いんだけどさ。(　ゆるり肩竦め　)癒しでしょ、間違いなく。久々にこうしてると忙しいのとかどうでも良くなってくる。早くくっつけたら良いんだけどな。(　眉下げ　)わかってて言ってるっしょ、俺良い子ちゃんだから起きてらんないの。寂しがりの慧ちゃんに目一杯構いたいところなんだけどー……どうにも難しいね。(　溜め息　)良いんじゃない？お互いさまだし。それであえて不足させて寂しがらせようと放置しとくようなやつだと困りものだけどさ。(　軽い調子で応じ　)

悪い、上手い事時間が取れなくて遅くなった。(　眉尻下げ　) 巽が乗り越えられたら沢山甘やかすんだろ？俺はちゃんとその気でいるから、適度に頑張れよ。(　いつかの言葉思い返し　／　声音柔らかく　) ふは、どうだろね。巽に珈琲淹れるかなァ、カフェインで眠気飛ぶだろ。勿論豆から挽いた美味いやつ。(　小悪魔よろしく双眸細め戯れを　) んー……それは考えものだな。お前の場合はそういう事しなさそうだから安心だけど。何せ飛んで来てくれるんだもんな。(　揶揄するように視線其方へ流し　)

お疲れ。俺の方はなんとか一山越えられそう。完全に終わんのには2週間くらい掛かるんだけどさ。取り敢えず大部分は終わったかなって感じ。(　腕組みこく　)うわあ魅力的。んで、凄い贅沢。あー、早く卒業して一緒になりたーい。そしたらもっと一緒にいれんじゃん。(　大袈裟に嘆き　)え"、やめて？考えるまでもなく否定しようよ。もう、変なところで意地悪発動しないでくださーい。知っての通り愛溢れてるから、マジで。(　少々拗ねたようにぽつり　)

そっか、巽もお疲れさん。2週間後なんて冬に片脚突っ込んでんね。日に日に寒さ増してるし、無理せず暖かくし乍ら頑張って。(　こくり頷き　) 時間ばっかりはどうにもなんねえからなァ……。嗚呼でも俺も早く一緒になりてえって思ってるよ。落ち着いたら物件見に行こ。(　口許に笑み湛え　／　声潜め耳打ちし　) お前の愛情が目に見えてたら、すげえ事になってそう。慧ちゃんハートの海で溺れんじゃねえかな。……ほーら、拗ねないの。(　目を細め　)

もう既に寒いんだけどー……慧ちゃんが抱き締めてくんなきゃ頑張れない。(　ここぞとばかりにちらりと視線送り　)ねえ、なーんで今そんなんしたの。二人だから小声にする必要もないでしょうに。(　照れ隠しにわざと茶化し　)大変なことになるかもしんないね。此処最近抑えてる反動でめっちゃ溢れるかもしんない。(　淡々と話し　／　くす　)

頑張ったご褒美、とかにしなくて良いの？(　僅かに悪戯心顔を覗かせ　／　至って何気無い素振りで問うて　) ふたりだけの内緒事みたいで良いじゃん。後は俺が少しでも近付きたかっただけ、っつーのもあるけど。(　へらり笑んでは白状し　) 溺れないようにしねえと。でも俺も同じだから。覚悟しとけよー。(　滔々と告げ　)

もう不足して辛いのに？(　あからさまに眉下げ　／　不満覗かせ　)あーもー……久々に可愛いとこ見せてくんのやめて。(　髪わしゃりと撫で　)覚悟必要になんの怖。程々にしといてー？(　へらり笑み　)

えー……ンな顔する？捨て犬みてえ。(　しょぼくれた仕草に小さく笑み溢し　／　指先でつん、と額突き　) どこが可愛かったの。巽の琴線分かんねえ。(　撫でられるがまま頭上に疑問符浮かべ　) 俺だってお前の愛情に溺れる覚悟してんだから、お前だって腹括れよな。(　唇尖らせ　)

だーって、寂しいんだもん。恋人目の前にしてくっつくこともできないなんて辛い。(　真顔でさらりと言ってのけ　)なんだろ、なーんか可愛かったんだよね、今。意図してなくても可愛い。(　撫でていたかと思えば額に口付け落として　)あー……久々の慧ちゃんって感じすんの。可愛くて格好良い慧ちゃん。俺ほんと幸せ。(　緩む頬そのままに浮かれた声音で　)

わー、すげえ素直ぉ……。良いよ、おいで巽。(　歯に衣着せぬ物言いに呆気に取られ呟き　／　小さく咳払いひとつすれば腕広げ甘い声音で誘い　) ───……こっちが良い。(　唇同士が触れる程度に押し当て　) そういう事言われちまうとさ、もっと幸せにしてやりてえなってなんのよ。因みにお前も可愛くて格好良いからね。(　釣られ弛緩する表情で薄ら微笑み　)

我慢できる程大人じゃないからねー、俺。寒いときとか絶好のチャンスじゃん？……わー、久々の慧ちゃん。(　軽い調子で話すと腕の中に飛び込み　／　緩く擦り寄り　)……ん。(　目細め笑み　)んで、ちゃんと幸せにしてくれんでしょ？してくんなきゃ許さないー、なんつって。(　我が儘な彼女宜しくふざけて強請り　)

ン、こうして触れ合うのは久々だよな。やっぱり巽の体温ってすげえ安心する。(　勢いに僅かに体勢崩すも背へ腕を伸ばし　／　心地好い体温を享受するかの如く抱き締め　) らしくねえ事しちまったかも。(　柔和な笑みに耐え切れず思わず目を逸らし呟き　) そりゃあ勿論。……ところで巽は幸せにしてくんねえの？(　僅かに逡巡するも首傾げ躊躇いがちに問うて　)

ごめんね、終わる目前てことで色々やることあって、ちょいバタバタしてんの。全部終わってからまた来る。

了解、んでもってお疲れさま。無理しなくて良いから目前の事第一にな。微力だけど応援してる。

漸く一段落ついた。あーもう、色々しんどかったー……(　抱き締めたまま愚痴とも取れる言葉を漏らして　)いや？ぜーんぜん。たまには良いんじゃないの、そういうのも。(　揶揄い交じりにくすくす　)なんでそこで微妙な感じになってんの、そりゃあ幸せにしたいと思ってるよ。手え離したくないし。(　思わずけらりと笑み溢し　／　珍しく真面目に答え　)

お疲れさん。随分草臥れちまったなァ、巽。ご褒美になんでもしてあげる、……つーか俺がなんでもしてあげたいんだけど。其方さんからリクエストある？(　普段より幾分か疲労感滲む声色に小さく笑い溢し　／　返答待ちすがら背中をぽんぽんと優しく撫で　) ……揶揄ってんだろお前。(　言葉少なに軽く睨み　) 前々から思ってたんだけど、俺の自信の無さだとか肯定感の薄さだとかを吹っ飛ばしてくれるよね。お前って。言質とーった、俺も離す気は更々無えかんね。(　ぽつり独白のように本音が溢れ　／　破顔したまま徐に腕伸ばし、わしゃわしゃと相手の髪を掻き撫で　)

まあ、普段なんとなーくでやってる分ガチでやんのに慣れてないってのもあるだろうね。もーなんもしたくないって感じ。んー、こうしてるだけで充分幸せだからなあ。(　適当な言葉並べへらり　／　思いつかないとばかりに首傾け　)あは、気付かれちゃったかー。(　反省の色もなく緩い調子で　)そうかな、羽根のようにかるーい言葉しか言ってないような気ぃするけど。でも、同窓会とかで周防変わったなって言わせてみたいなとは思ってるよ。良い変化もたらせたら最高じゃん？(　やや調子に乗りつつちらり　)

燃え尽きてんね。珍しく控え目だなァ。んー……じゃあ暫く引っ付いてよっか。(　ぱちくりと目を瞬かせ　／　相手の肩口へ顎を乗せ朗らかな声音にて提案ひとつ　) そりゃあ気付くだろ。お前の揶揄い癖は今に始まった事じゃねえもん。(　小さく嘆息し　) あは、もうそんな事まで考えてんの。でもまあ、巽と居て少し俺自身が変わった気ぃする。明確になにが、とは分かんねえ曖昧な感覚だけど。(　乱れた髪を手櫛で整え　／　ぽつぽつと溢し　)

俺そんなに普段からがっついて……たな、うん。たまにはこうしてるだけなのも良いかなって。最近寒いし。(　思い返して苦笑漏らし　／　肯定の意示して　)まあね。可愛い子は揶揄いたくなる、的な。(　ふざけて肩竦め　)考えてんの。寂しがりな可愛い慧ちゃんが見えてきてんなー、つって……怒んないで。(　調子良く話すも途中でぴたりと止め　)あ、そうだ。前ちらっと話してからお誘いすんの忘れてたわ。豪華なデートとかは無理だけど、クリスマス一緒に過ごしてくれる？(　思い出したとばかりに手ぽんと叩き　／　徐に手を差し出して　)

巽の体温奪ってるだけな気ぃするけど。……寒くねえ？(　眉間に皺寄せ苦笑混じりに述べ　／　返答を待つ合間に手近なブランケット手繰り寄せ　) もー……嫌ではねえけど、どんな顔して聞いてりゃ良いのそれ。可愛い担当はお前でしょうが。(　眉間に皺寄せちらり不服げな視線流し　) よーし、ガムテープ探すか。慧ちゃん、その良ォく回る口塞ぎたい。(　滔々とした口調でさらりと演技にて戯れを　) ん、喜んで。(　綻ぶ表情隠す事なく　／　徐々と手を取り柔く握り　)

体温低いもんねえ、慧ちゃん。まあ、これはこれで落ち着くから良いんだけど。ちょい寒いからあっためて。(　目細めこくり　／　離れようとはせず、既に用意されたブランケットを求めて　)なーに、俺かわいーい？……うん、なんか違う。(　あざとく顔に手を当ててみせるもすぐに真顔に戻り　)ひえ、こっわ。ガムテープでやられたら虐めだー！って周知させないと。(　大袈裟にきゃー、と怖がる振りを　)良かった。案の定ノープランなんで、取り敢えず日ぃ空けといて。んで、したいことあったら何か言って。(　頬緩めくすくす　)

おっけ、任せて。俺の体温じゃ補えねえからね。……───ふは、かァわいい。(　僅かに身を離し手を伸ばせば器用にブランケットで包み込み　／　ブランケットに埋まる姿に意図せず柔い声音溢れ落ち　) っ、…あは、なに今の。温度差すげえ。(　すんとした真顔に笑い声噛み殺せず　) 誰も来てくんねえかもよ？いつものじゃれ合いだーつって。(　にま、と少々悪い笑み　) あ゛ー……25日の日中はシフト入っちまってんの。繁盛期ってやつで駆り出されてさ。だからそれ以外の時間か───つったら巽眠ってそうだし、24日か過ぎちまうけど26日が都合良いかな。したい事、なァ…。巽と時間共有出来るだけで十分に幸せなんだよね。(　申し訳無さげに肩を落とせば目元伏せ告白し　／　小首傾げてはさらり本音吐露し　)

もー、なに。(　ブランケットの温かさに頬緩めるも、突然耳に入った言葉に首傾げて　)なんとなく？なーんかちょっと可愛こぶってみたけど、さすがにやりすぎたかなって。(　けらりと軽い笑み溢し　)うわ、わるーい顔。狼少年的な状態は御免だな。つうか、ガムテープ貼っつけたらちゅーできないけどいーの？(　じとりとした視線向け　／　大袈裟に肩竦めると悪戯っぽい笑み浮かべて問い掛け　)俺ね、わりと最近は起きてるときあるよ。長文返せるほど頭回んないから結局難しいけど。(　Vサインしてみせ　)多分どっちでも大丈夫だけど、せっかくだし24かな。一人きりのクリスマスイヴとかやだし、24のがクリスマスっぽい。25日は友達とクリパでもしようかな。(　スマホのスケジュール表示させつつ思案し　)あは、同じこと思ってんじゃん。まあでも、どうせならちょっと特別にしたいからさ。この長さのまま、買い出しデートんときみたいにどっか行かない？

んーん、何でもねえ。(　弛緩する頬はそのままにゆるゆると首を左右に振り　) お前は普段通りが一番可愛いし格好良いよ。なァんて完璧惚れた弱みだわ。こんな事言うの。(　仄かに眦垂れ　／　無意識下にさらり惚気て　) わー……狡い男。そういう事言わないで。慧ちゃん、巽限定でチョロいから絆されそうなんだけど。(　葛藤するように眉間に皺寄せ　) マジ？んやでも、健康上的に喜んで良いのか分かんねえな。つーか、逆に俺が起きてらんなくなった。冬場は眠たくって。(　浮かぶ欠伸噛み殺し　) 了解、んじゃあ24日な。───！良いね、お前天才。ふたりで過ごす初めてのクリスマスだもんなァ。(　喜色漂わせ幾度も頷き　)

そう？……ん、やっぱブランケットって良いね、肌触りよくて気持ちいい。(　気に留めることなくさらりと受け流し　)はーい、そういうの良くないでーす。ストレートに来られると巽くん困っちゃうんで、程々にしといて。(　気恥ずかしさ誤魔化すように適当に茶化し　)絆されてほしいんだけどね、俺としては。俺に弱い慧ちゃんとかマジで可愛いし。(　様子見ながら頬つんつんとつついて　)まあ、健康上は早寝の方が良いからね、絶対。逆じゃあ困るなあ、もうベッド行く？(　揶揄い口調で　)初めての、っていうと来年もあるって感じして良いね。もう今からめっちゃ楽しみ。(　満面の笑み浮かべて頷き　)

少しは温まった？(　包まる相手の姿を微笑ましく思い乍らブランケット越しにぽんぽんと背を撫で　) 巽はストレートな口説き文句に弱いのな。覚えとこ。(　くしゃりと笑み　／　楽しげな声音にて　) ……いま弱点聞かれたら、迷わず恋人って答える自信あるよ慧ちゃんは。つーかもう随分と絆されてんのに、これ以上とか末恐ろしい。将来的にはお前が居ないと息も出来なくなっちまうよ。責任取ってくれんの？(　大真面目な調子でやや腑抜けた解答を　／　冗談半分苦笑浮かべ　) なあに、お誘い？……添い寝すんなら俺が先に寝落ちる自信しかねえよ。(　にま、と口角上げ　／　眼鏡持ち上げ片目擦り乍ら普段より幾分かふんにゃりとした喋り口調で　) ん、俺も楽しみ。因みに来年も、……出来りゃその先も巽と過ごしてえなってらしくも無く思ってる。(　釣られ小さく破顔し　／　僅かに声を潜め呟き　)

ん、なった。(　表情緩め頷き　)それ、覚えとかなくていいやつ。俺の心ざわつかせんのやめてくださーい。(　軽く肩を小突いて　)弱点って。相当好いてくれてるんだね、なーんて。そりゃあ責任とるけど、優等生な周防くんがそんなんなってるって皆信じないだろうな。(　くすくす　)じゃあちょーっと頑張って起きてみようかな。慧ちゃんが先に寝たら寝顔見れんじゃん？SSRくらいの価値あると思うんだよね。(　微笑ましさに柔い笑み浮かべつつ、そっと髪を撫でて　)前プロポーズっぽいことしてくれてたもんね。捨てたら許さなーい。まあ、浮気するようなタイプじゃないことくらいわかってるけど。(　ふざけて適当なノリで　)

じゃあ俺にも分けて。(　悪戯に目を細めては体温を強請り　) 俺の言動で心がざわついちまうの。余裕綽々に見えんのに、そういうギャップ狡いよなァ。(　小突かれた肩を擦り乍らぽつり反芻し　／　愛おしさを纏った視線を向け　) ここまでは談話室でも見せてねえし、それは大いに有り得る。でもお前も驚かれるんじゃねえの。(　含み持たせた物言いで口角上げ　／　相手の胸元指先で軽くつつき　) ちょい恥ずいなそれ。たかが寝顔にンな価値ついちまうの吃驚だわ。(　髪を撫でる手に心地良さげに目を細め　) あれは忘れて。無事卒業したら、ちゃんとしたのやり直すから。一途だかんね、お前の慧ちゃんは。(　軽い調子で笑み携えれど真剣味を帯びた言葉紡ぎ　)

んー。ほら、けーちゃん。(　甘えたような声音と共に腕広げて　)いつもやられてんの。どんだけ見てても可愛くて格好良いし。(　大真面目に頷き　)付き合ってからたまーに惚気てはいたけど、さすがに大々的にではなかったしね。でも付き合ってること普通に周りにバレてるから、その点は隠さなくて済んでて気楽。(　あっけらかんと笑い　)格好良い恋人の無防備なとこ見れんだから楽しみでしかないって。言うまでもないけど、見るだけで何もしないから安心して良いよ。(　手をひらひらと振り　)あー……俺のライフがごりごり削られてく。まったくもって狡い。マジで語彙力なくなって好きしか言えなくなるんだけど。(　大袈裟に手で顔覆い隠し　)俺も一途に想ってるし……早くしないと先越すからね、プロポーズ。(　真面目に話したかと思えば口角上げて軽い調子に戻り　)

……ん、(　至極幸福そうに眦垂らし胸元に飛び込み　) その割りには顔には出ねえよな。大体いつも余裕綽々でへらへらしてるっつーか。(　疑問符浮かばせ首傾げ　) 確かに。公表前に祝われまくったのも、ちょっと懐かしいな。(　目元伏せゆるく口角上げつつぽつり溢し　) ……手ぇ出してくれたっていいのに。(　仄かに不服気な色を醸し乍ら冗談滲みた言い草で目線流し　) ふは、大袈裟だろ。ンな破壊力ある台詞言った？さてはて、どっちが先にプロポーズすんのかね。(　楽しげに目を細め　)

……ん、ふふ。あー、やっぱ可愛い。(　そっと抱き留め満足げに背中ぽんぽん　)え、そう？わりとやばい顔なってると思うんだけどな。(　へらりと緩い笑み浮かべ　)あったね。あんときから早くも3ヵ月？ちょい暑かったのにもうすっかり寒くなっちゃって。マジで早いね。(　目細めこくり頷き　)ちゅーするくらいなら。でも、それ以上のことはさすがに無しかな。最初が勝手に手ぇ出したやつ、じゃちょっと。(　言葉を受けてぽつぽつと呟いて　)いつも格好良い慧ちゃんが好きなんだよ、俺。無自覚なタイプ、タチわるーい。(　大袈裟に肩竦め　)それまでにもっと色々あるんだろうな。まずは卒業までこうして過ごすしかできないけど。気付いたら卒業して就職してそう。ほんの数年後には波瀬くんじゃないかもね。(　ふふ　)

……いい子だから今こっち向かないで。らしくねえ事した反省会開いてんの。(　心地好さに安心感憶えると同時に急き立つ羞恥心に両手で顔を覆い　) やばい顔つってもお前元々造りが良いから───あ、その顔だよ。(　見慣れた緩い笑みに咄嗟に指差し　) ンね、ホント早いよ。冷え込んでるし身体壊さねえようにね。(　眉尻下げ　／　手の甲で頬を撫で　) 俺の彼氏すげえ紳士。後輩くんに告白されたのも分かるわ、王子様だもんお前。(　硬派な解答に思わず瞠目し　／　一見揶揄いにすら聞こえる台詞の実情は感心が由来で　) ……恋人贔屓フィルターがえげつない。巽をどうにかしてやりてえ深層心理が覗いちゃってんのかもね。(　さらりと言い退け　) 卒業……、卒業の前にビッグイベント控えてるからなァ。そういや聞いた事無かったけど、お前卒業したらどうすんの？俺はバイト続け乍ら大学行くんだけどさ。こういう話した事なかったよな。え、改名でもすんの？俺「　波瀬　」って苗字好きだよ。響き良くて。(　きょとんと首傾げ　)

悪い子だからそっち見たい。(　悪戯っぽい笑み浮かべては揶揄うような声色にて話し　)やーだ。もう、なんとかしないと……(　きりりと引き締めた猫被り状態の表情に　)壊したら看病してくれんじゃないの？(　くす　)実際はなんもできないようなへたれだけどね。ほんとは全然王子様じゃないよ、って彼氏くんならわかってるだろうけど。(　苦笑いしつつさらりと受け流し　)フィルターは常に濃いめに掛かってるんで。なくても相当格好良いんだけどさ。(　けらり　)俺も一応大学行く。めっちゃ頭良いとこってわけでもないけど、バンドやりたいなーとかちょっと思ってる。何かしらサークル活動やってみたいんだよね。普段自分の話、なんて全然しなかったから新鮮。(　こくりと頷き　)改名っつうか、ちょっとだけ周防くん家の巽くんって呼ばれてみたいなーと思っただけ。(　ぽつりと微妙な声量での呟きを　)

遮って悪い。浮気に走るような人と付き合ってられない、ごめん、別れて。大方価値観の相違とかだと思うけど、俺からするとすげえ裏切られた気分なの。もう全然筆も進まなくてさ。……ってことで、長話する気も起きねえし、きっと巽からの返事は来ねえと思うからここでお終い。元気でね。ばいばい、巽。