27836 2021-09-01 21:49:39 |
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(相手に頭を拭かれながら拗ねていると、何を思ったのか髪ではなくなぜか耳を拭かれ始め。突然の相手の襲撃に驚いたのか、ピクリと体を揺らし。その後も絶妙な力加減で拭かれているとくすぐったさに耐えるようにピクピクと体を揺らしながら「坊ちゃんっていう歳でもないだろ…!」と言い返して。そのくすぐったさに意識を持っていかれていたためか、相手の声が上ずっている気付くことなく、ただ所帯を持てばと口にされると急に何かを考えこむような表情をしてうつむいて。近頃、近隣諸国の姫君や貴族の令嬢などからの縁談話が舞い込んできている。今では20歳を迎える前に結婚を済ませる者も少なくないため、自分もそろそろ身を固めるべきかと考え込むが、しかし自分の想いの矛先は何を隠そう背後にいる従者であり。風が吹き込んでいる窓を閉めるためにそちらへ向かう相手の背中を眺めながら、この流れで長年ため込んでいた想いを相手に伝えることができるのではないか。とぼんやりとそう思って。いつまでも二の足を踏んでいたらだめだと、ぼんやりとしていた感情はいつしか覚悟を決めたものになり、「俺はアリアと…」所帯を持ちたいよ。と告白しようとした瞬間、突風が部屋に入り込み、声が遮られて。突然の突風にこちらの目をやられ、思わず瞼を閉じ、そして開ければそこには遠征先から持ち帰ってきた手紙があり、紅茶を啜りながらその手紙の内容を読んでみるとまたも縁談を持ちかけられている内容で…。)
(/手紙の展開ありがとうございます!そうですね…なんの手紙と問いかけられ、こちらはなんでもないといそいそとその書簡を隠すがアトラリア様には本当は見えていたという流れにしたいと思います。)
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