とある寮のガチゲーマー【〆】

いーじゃん、買って損はないっすよ。どーせなら試着もしてみようぜ(購入を促すように返答すると近くに居た店員へ「すいません、これとそれ、試着させてもらっていいっすか」と声を掛けて)

(/ちょうど今スマホにルービックキューブのキーホルダー付けてます！なので鞄に付けておきますねw　よし、ゲーセンで首にヘッドホン掛けてる人探さないと…)

万里が店員化した件(相手の言動にくすっと笑いながら呟いて)

(/まさかの既に持ってたwww
因みにですが、ヘッドホンは黒と赤ですのでw)

店員化はしてねーよ。ほら、試着室はこっちっすよ、お客さま(相手の呟きに思わず可笑しげに笑うと声を掛けた店員の案内へと着いていきつつ相手の方を振り返って冗談に乗っかるような口調にて言葉を返し)

(/万里っぽいと思うアイテムにすぐ惹かれてしまうんです…って前もこんな話をした気がしますけどw
黒と赤！？思った以上にかっこいい色のヘッドホンお持ちですね…！)

万里なら似合うと思うけどな、ショップ店員(ついて行きながら言い)

(/前にも言ってましたねww
遮音性高くて安めなヘッドホンが、たまたまその色しかなかったんですけど、結構気に入ってますw)

そうっすか？まあ、こうして選んだりすんのは嫌いじゃねーかもな、自分の服にしろ他人の服にしろ(少し首傾げるも特段言われて悪い気はせず軽く肯定しておき)

(/ルービックキューブのキーホルダー、即決でした…w
おお、でも遮音性高いのに安めなんて素敵ですね！ぜひお会いできた際には私にもそのヘッドホンで音楽聴かせて下さい←)

ショップ店員になったら、そのヤンキーっぽさも消えるかもよ(笑いこらえつつ言い)

(/万里推しなら即決しますよねww
ぜひどうぞ！w)

っておい、ちょっと笑いそうになってんじゃねーか。つーか別に消そうとはしてねぇし(揶揄うような言動に微かに口元を引き攣らせるも店員に試着室の扉を開けてもらうと「んじゃ、俺はここで待ってるんで」と自分が持っていた服も相手に手渡して)

(/買わないって選択肢が出てこないですよね…買うor買うの二択って感じですw
背後様は元々ヘッドホン欲しくて買われたんですか？それとも真澄くんの影響があったり…？)

ヤンキーじゃない万里、想像したら面白くて(落ち着いた後そう言うと、「んじゃ、ちょっと待っててな」と言って服を受け取り試着室へと入り)

(/わかりますww
それがですね、元々好きだからなんです！
私結構推しと好みが被ってるタイプのオタクなんですよ、すごくないですか？！w)

へいへい、ごゆっくりどーぞ(片手をひらひらと振って試着室の中へと入る相手の姿を見送ると相手の試着が終わるまで暫し近くにあった椅子に座り待っている事にして)

(/えっ！？確かに自分と似ているタイプのキャラを好きになりやすいって話はよく耳にしますけど…これこそ『まさに』のやつですね！？背後様は真澄くんと出会う運命だったんだと思いますw)

…お、わりといいかも(少しして着終わると、鏡で確認すれば呟き、試着室の扉開けて、「万里、どう？」と相手に聞いて)

(/ほんとにそうかもしれないですww)

(時間潰しにスマホを弄っていたものの相手の声に視線を上げると思った通りだと言いたげな表情にて椅子から立ち上がり「似合ってんじゃん、見た感じサイズも丁度良さそうな感じだし」と率直に感想を伝えて)

(/いや、凄いですねぇ…w そして推しとの共通点多いとか羨ましいですw)

せっかく万里が俺のために見立ててくれた訳だし、これ買うわ(相手の感想聞くと、嬉しそうに笑いながら言い)

(/背後様は、万里とは共通点あまりないんですか？)

んじゃ、一着は決まりっすね。お買い上げあざーす(試着の様子を見に来たらしく『よくお似合いだと思います』と伝える店員を一瞥すると少しばかり嬉しげに返答して「もう一着の方はどーすんの」と尋ね)

(/日本生まれ日本育ちなんですけど、万里を知る前からカリフォルニアロールが好きだし納豆苦手だし食の好みは共通点ですかね。ただ、万里ほどなんでも余裕にこなせる訳でもなければ、そもそもヤンキーでもないですw)

どうするか迷ってるんだよね
こっちも着てみるから、万里決めてよ(もう1つの服を見つつ言えば、「んじゃ、よろ」と言った後試着室の扉閉め、もう1着を着て)

(/おぉ、よかったですね！
背後様がヤンキーじゃなくてよかったですww)

俺が決めるんすか？…って、もう聞いてねぇな(返事を聞くより早く閉まった試着室の扉に首を掻くとそのまま相手を待ち、暫くしてから扉をノックし「至さん、そろそろ着替え終わりました？」と様子を伺うような言葉と共に僅かばかり扉を開けて)

万里のえっちー…なんてね
それより、どう？これ(着替え終わったとほぼ同時に僅かに開いた扉に、ほんの一瞬驚くも、すぐにくすくすと笑いながら言い)

着替え終わってんのに何言ってんすか。…やっぱこっちも悪くねーな。今からでも着れる感じだし、俺は買う価値ありだと思うんすけど(冗談めいた言葉にふっと笑み浮かべ、そのまま扉をもう少し開けて相手曰く迷っているらしい服を着た姿を眺めると相手自身の感想も聞くべく目を合わせ)

そっか、万里が言うならそうかもね
それに、俺1人だったら絶対選ばないジャンルだし、ありだな(相手の感想聞いた後、鏡で確認しながら言い)

だろ。つーことは、両方ともお買い上げっすか？(少なからず購入に乗り気とみえる言動に先程購入を決めたもう一着の服と現在試着している服を交互に見やって)

せっかく万里にも良いって言ってもらったのにやめるのももったいないから、買う事にするよ(どうしようと少し悩むも、答えた後、「ありがとう、万里」と言いながら相手の頭を撫で)