トピ主 2021-09-01 18:06:46 |
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キルティはカップを片付けると、あくびをした。
キルティ)私ももう寝よう。
キルティは部屋に戻ると、さっさと寝巻きに着替えて、就寝した。
セベクは目を覚まし、水を飲みに行こうと部屋を出た。そして、前方に人影を見かけ
セベク)だ・・・
セベクはいつもの大声で声を掛けようとしたが、前にキルティに就寝後は少し、声を小さくすることを言われたのを思い出し、出来る限り、声を小さくした。
セベク)だ・・・誰かいるのか?(普通の声の大きさ)
セベク)全くだ。若様に心配をかけるなといつも言っているだろう。でも、だからと言って、無理もするな。勉強するときはする。休むときは、休む。睡眠時間を削る必要はない。
セベクは、大事なことを言った。そして
セベク)ところで、目が覚めたのはベッドだけか?他にもあるんじゃないのか?
セベクは、麗奈を見つめて言った。
セベク)この季節に外に出るのは危険だ。しかも、まだ体調も万全ではない時に、出れば悪化するぞ。外に出るのはやめておけ。水ぐらいなら用意してやる。
セベク)ふん、ついでだ。
セベクはそう言うと、コップに水を入れた。そして
セベク)落ち着いて飲むんだぞ。
そう言って、麗奈に水を渡した。
セベク)本当に珍しいな、いつもすやすやと眠る貴様が眠れないなんて・・・
セベクは驚いていた。その頃、キルティも同じような目に合っていた。
キルティ)おかしい・・・父様と母様のココアを飲んだのに、分量も絶対に間違えてないのに・・・どうしてあまり眠れなかったんだ!おかしすぎる!
キルティは、部屋でそう言っていた。
セベク)リリア様、おはようございます。
マレウス)おはよう。
キルティ)おはよう・・・皆。
マレウスとキルティも起きてきたが、キルティだけは浮かない顔だった。
キルティ)いや、寝る前に父様と母様のココアを飲んだのに、あまり眠れなかったから、不思議で・・・こんなこと一度も無かったから。誰と飲んでも、別に眠れなかったことなんかないから・・・理由も全く分からなくて・・・本当になんで?
キルティは頭を抑えた。
キルティ)何一つ間違えていないのに・・・
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