トピ主 2021-09-01 18:06:46 |
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キルティ)そんなに褒めてくれるなんて・・・ありがとう。流石父様と母様のレシピだね。
キルティもココアを飲んで言った。
キルティ)アイスココアも美味しいけど、私はホットの方が好きだね。アイスは氷も入れるから、時間が立つと氷がとけて味が薄くなっちゃう。ホットならそれはない。時間が経ってもかき混ぜれば味は戻るからな。大事なものはじっくり味わって飲みたい。
キルティは、ココアを見て言った。
キルティはカップを片付けると、あくびをした。
キルティ)私ももう寝よう。
キルティは部屋に戻ると、さっさと寝巻きに着替えて、就寝した。
セベクは目を覚まし、水を飲みに行こうと部屋を出た。そして、前方に人影を見かけ
セベク)だ・・・
セベクはいつもの大声で声を掛けようとしたが、前にキルティに就寝後は少し、声を小さくすることを言われたのを思い出し、出来る限り、声を小さくした。
セベク)だ・・・誰かいるのか?(普通の声の大きさ)
セベク)全くだ。若様に心配をかけるなといつも言っているだろう。でも、だからと言って、無理もするな。勉強するときはする。休むときは、休む。睡眠時間を削る必要はない。
セベクは、大事なことを言った。そして
セベク)ところで、目が覚めたのはベッドだけか?他にもあるんじゃないのか?
セベクは、麗奈を見つめて言った。
セベク)この季節に外に出るのは危険だ。しかも、まだ体調も万全ではない時に、出れば悪化するぞ。外に出るのはやめておけ。水ぐらいなら用意してやる。
セベク)ふん、ついでだ。
セベクはそう言うと、コップに水を入れた。そして
セベク)落ち着いて飲むんだぞ。
そう言って、麗奈に水を渡した。
セベク)本当に珍しいな、いつもすやすやと眠る貴様が眠れないなんて・・・
セベクは驚いていた。その頃、キルティも同じような目に合っていた。
キルティ)おかしい・・・父様と母様のココアを飲んだのに、分量も絶対に間違えてないのに・・・どうしてあまり眠れなかったんだ!おかしすぎる!
キルティは、部屋でそう言っていた。
セベク)リリア様、おはようございます。
マレウス)おはよう。
キルティ)おはよう・・・皆。
マレウスとキルティも起きてきたが、キルティだけは浮かない顔だった。
キルティ)いや、寝る前に父様と母様のココアを飲んだのに、あまり眠れなかったから、不思議で・・・こんなこと一度も無かったから。誰と飲んでも、別に眠れなかったことなんかないから・・・理由も全く分からなくて・・・本当になんで?
キルティは頭を抑えた。
キルティ)何一つ間違えていないのに・・・
キルティはその言葉を聞いて、耳がぴくっと動く。
キルティ)本当?
キルティの目は輝かせた。そして、シルバーの手を取り、なら、今夜一緒に寝よう。
と、小さい声で約束した。
キルティ)元気になってよかったな。
キルティは笑った。
セベク)だが、無理はするなよ。病み上がりには変わりない。取り敢えず良かった。
と、少し微笑んだ。
中の人)No.12862は間違いです。削除依頼中なので、気にしないでね。
本文はこっちです。
マレウス)確かに、自分の好きなものを挟むのは楽しいな。
マレウスもサンドイッチを食べて言った。
セベク)リリア様、トマトジュースです。
キルティ)マレウス様、紅茶が入りました。
セベク)朝はいつもこれを飲んでいますから。
セベクは、笑顔で言った。
キルティ)マレウス様も朝は紅茶ですね。
マレウス)ああ、コーヒーは午後に飲むことが多い。
シルバー:麗奈、授業は出られるのか?
麗奈:まだ本調子じゃないですけど…
リリア:それならやめておいたほうがいい。疲れが溜まっていることに自分でも気づいてないのが一番危険じゃ
キルティ)そうだな、昨日みたいにまた急に鼻血か出ても大変だし。
キルティも、休むことには賛成していた。
マレウス)また小さいシュラウドに頼まないといけないな。
セベク)僕がイデア先輩に連絡します。
セベクはイデアに電話をかけた。
オルト)麗奈さん、まだ体調悪いの!分かった、プレシジョン・ギアで行ってくるよ!兄さん、手伝って!
オルトは、イデアの腕を引っ張った。
オルト)だって僕の体は兄さんが作ったんでしょ?不具合が無いか見て欲しいんだよ。麗奈さんを見てるときに不具合が起こったら大変でしょ?
オルトは不思議そうな顔をした。
オルト)何言ってるの、兄さん?今不具合が無いか見てもらったら、後は大丈夫でしょ?だから、確認し終わったら、僕一人で行ってくるよ。兄さんは、学校に行って大丈夫・・・というより、行かないと駄目でしょ?
オルトは、イデアにそう言った。
キルティは麗奈の部屋に食べ物や飲み物を用意した。
キルティ)体調が悪くても、食べないと悪化する。消化にいい、すりおろしリンゴやゼリーを用意したよ。あと、水分も取らないといけないから、スポーツドリンクも数本用意した。
キルティは魔法で、スポーツドリンクや、ゼリーを出して言った。
オルト)してもいいけど、絶対あとでバレると思うよ。麗奈さん、そういうこと話しそうだもん。
オルトは、ため息をつきながら言った。
キルティ)あとは、着替えかな?汗をかいたら、必ず下着も替えることだ。タオルも置いておく。
キルティは、必要なものを用意していった。
イデア:そ、そうだね。正直なところが麗奈氏のいいところではあるけど、愚かなところでもあるからね。僕たちにとっては都合はいいけど
シルバー:マレウス様、キルティ様、イデア先輩とオルトが来ました
マレウス)来たか、シュラウドと小さいシュラウド。
マレウスは玄関で出迎えた。
オルト)おはよう、マレウス・ドラコニアさん。麗奈さんの部屋に案内してくれる?
マレウス)あぁ、こっちだ。
キルティ)このくらいだな。
キルティは必要なものを確認していた。するとドアをノックする音が
マレウス)人の子、シュラウドと小さいシュラウドが来たぞ。
麗奈:オルトとイデア先輩ですか? おはようございます
イデア:麗奈氏~、来たよ~(ルンルン)
シルバー:(やけに楽しそうだな)
キルティ)イデア、オルトと一緒に来てくれてありがとう。
キルティはにこやかにイデアに言った。そしてにこやかな顔のままイデアの肩を持つと
キルティ)じゃあ、後はオルトに任せて私達は学校に行こうか。同じクラスなのだから、一緒に行ってもおかしくないよな?
と、言った。
オルト)キルティ・フォルンさんもこう言ってるんだし、あとは僕に任せて、兄さんは行かないと駄目だよ。留年したくないでしょ?
イデア:わ、わかったよ~…麗奈氏、この前オレンジゼリー美味しかったって言ってたから、また買ったよ
麗奈:ありがとうございます! やったー!
キルティ)それじゃあ、イデア行こうね。寒くないように温度調節魔法広げてあげるから。
キルティは、そう言うと温度調節魔法を使い、周りを心地良い温度にした。
マレウス)人の子を頼んだぞ、小さいシュラウド。
オルト)皆、いってらっしゃーい。
マレウス達は、部屋を後にし、部屋にはオルトと麗奈だけが残された。
オルトはそれを聞いて腕を組んで考え込む顔をした。
オルト)う~ん、もし僕たちが麗奈さんと同じ存在なら、兄さんも時間を決めてゲームをしたかもしれない。考えも同じだったかもしれない。でも、僕たちは麗奈さんと同じ存在じゃないからなぁ。
麗奈:そうだよね…
レオナ:よお(窓から来て)
麗奈:レオナ先輩、またサボりですか?
レオナ:トレインの授業は退屈だからな。ふわぁ、それにまだ眠いし
オルト)全然。むしろ、体調が少し回復して、お喋りできて嬉しいから。
オルトはニコッと笑った。(ゴーグルなので口だけが笑っている)
オルト)僕がずっと麗奈さんを見てたら、麗奈さん眠れないから、僕とお話するしか選択肢はないね。
オルトは口元をニヤリとさせて言った。
麗奈:ありがとう。ん?(レオナからメッセージが来て)
レオナ:昼に行く。何か買うものあるか?
麗奈:特にございません。お気遣いありがとうございます。って、この時間、まだ授業中のはずだけど…
オルト)レオナ・キングスカラーさん、こういう柄が好きなの?もっと気品溢れたドレスが好きだと思ったんだけど・・・僕でも少し引く。
オルトは、ぎょっとしていた。
オルト)レオナ・キングスカラーさんの出身地は夕焼けの草原だよね。僕は行ったことないから、深くは知らないけど、レオナ・キングスカラーさんが今まで着た服と全然違うから、ちょっと意外だなって。
オルト)(キルティ・フォルンさんをオーバーブロットさせた宝が眠っていたところか・・・)そうなんだ、麗奈さんの人魚姿見たかったなぁ。
オルトは、興奮して言った。
オルト)う~ん、僕は連れていきたいかな。兄さんなかなかお外に出てくれないから、僕もあまり知らないんだよね。名前を知ってるぐらい。だから、一緒に知っていきたい。
オルトは、笑った。
オルト)大丈夫だよ。ディアソムニア寮、魔法防壁が強いんだもん。でも、前より強くなってるような・・・
オルトは、部屋を見渡しながら言った。それもそのはず。前にセベクの大声で割れたので、更に強固にしたのだ。
デュース:ああ
ルチウス:……(麗奈がいなくて不機嫌なのか、ずっとそっぽ向いていて)
トレイン:ルチウス、仕方ないだろう。猫缶をあげるから、元気出しておくれ
ルチウス:オ゛ァ
デュース:やっと授業終わったな
トレイン:ルチウス、帰るよ。あとで江崎の見舞いに行くかい?
ルチウス:オ゛ア!(行くと言うように尻尾を振って)
エペル:あ、エースくん、デュースくん、お疲れ様
デュース:エペル、お疲れ
エペル:麗奈さん、体壊したって聞いたんだけど
デュース:ああ、一週間は来れない
エペル:そんなに!? 単位大丈夫かな?
エース)テストで挽回出来るんじゃないか?ていうか、学園長がそのくらい配慮しそう。何か学園長、妙に麗奈のこと気に入ってんじゃん。誕生日のとき、花束渡すために、ディアソムニアに行ってたじゃん。
エースは、そんな事を考えていた。
デュース:そうだろう? 俺だって聞く気になれねぇけど、麗奈が学園長に取られたらヤバイだろ
エペル:麗奈サンが別の意味で危ない
デュース:やりそうだな…
エペル:でもあの人、いつも忙しそうだしそんなに麗奈さんに会えないと思うんだけどな…
(その頃、リリアは)
リリア:キルティ、お疲れ様、ちと相談があるのじゃが
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