トピ主 2021-09-01 18:06:46 |
通報 |
レオナ:見舞いにきただけだ
麗奈:レオナ先輩に来てくれてありがとうございます
レオナ:(匂いを嗅いで)もしかして、猫でもいたか?
麗奈:よくわかりましたね
レオナ:匂い撒き散らしてりゃすぐわかる。それにお前の毛布に毛がついてるしな
麗奈:あ、あははは
レオナ:とりあえず、こいつでも食っとけ(鉄分と亜鉛が摂れる食べ物)
キルティは、帰っていくレオナを見て
キルティ)随分、素直に帰っていきましたね。いつもなら、居座ろうとするのに。
マレウス)人の子に早く回復してもらいたいのだろう。一応見たが、見舞いの贈り物も何の魔法も掛かっていなかった。食べれるなら、食べたらどうだ?
キルティ)あんな態度だから誤解されやすいかもしれませんが、心配するときはしますし、感謝するときはちゃんとしますもんね。素直じゃないですが・・・
キルティは見舞いの品を見ながら言った。
セベク)シルバー、遅いですね。まさか、また倒れて寝ているのか!若様、シルバーを探してきます。
マレウス)ああ、分かった。
セベクはマレウスにそう言い、シルバーを探しに言った。キルティはレオナのことをまだ考えていた。
キルティ)(素直に言えば、こっちだって普通に歓迎するし、紅茶でもてなすのに)
セベク)シルバー、こんなところにいたのか!
セベクはシルバーを見つけ、声をかけた。
マレウス)どうした、人の子。
マレウスは麗奈に近づき妖艶な笑みを見せた。キルティは麗奈の言いたいことが分かり、ニヤッと笑うと
キルティ)リリア、紅茶淹れて上げるから、談話室に行こうか。
と、二人きりにするよう、リリアに合図を送った。
セベク)全く心配を掛けさせるな。若様の護衛たるもの、いついかなる時も、しっかりと責任を持って・・・
セベクは、シルバーに護衛の責任を持つよう注意していた。そして一つ一つが長い・・・
キルティはリリアと談話室に向かっていた。そして
キルティ)紅茶を淹れるのは退室するための口実だったが、ちょうど喉も渇いていたからな。せっかくだし、全員分を私が用意しよう。リリアも私の淹れる紅茶は好きだったろう?
セベク)こら、シルバー!僕の話はまだ終わってないぞ!
セベクは寝るシルバーを起こした。
キルティ)任せて。
キルティはニヤッと笑った。
マレウス)僕がそれを拒むとでも?
マレウスは麗奈の頬を撫でながら言った。
セベク)若様の護衛なのだから当然だろう。お前だって護衛ならちゃんと責任を持て。それに、若様もリリア様も心配なさるに決まっている。キルティ様も然り。
セベクは、はっきりそう言った。
マレウス)心配するな。お前の為なら、いくらでも時間を使おう。
マレウスは妖艶な笑みで麗奈を見た。それを、厨房で紅茶を作りながら聞いていたキルティは
キルティ)(使うのは構わないけど、使いすぎたら、リリアに叱られるって思わないのかな?今まで、別のことに使いすぎる度に、リリアに注意されてるのに懲りないな)
キルティは、そう思いながら紅茶を用意していた。
セベク)早く戻るぞ。
キルティはティーポットとティーカップ、そして砂糖や蜂蜜、フルーツなどを台に乗せてやって来た。
キルティ)お待たせ。
キルティ)自分で好きなフレーバーティーが作れるように色々持ってきたよ。ミルクに蜂蜜、ドライフルーツから普通のフルーツ。好きに取ってね。
キルティはそう言って、ティーポットに魔法をかけた。自動で紅茶を注いでくれるようにしたのだ。
キルティ)折角だから、自分の好きなフレーバーティーを見つけてみたらどうかな?無理にとは言わないけど・・・
マレウス)面白そうだな。
セベク)僕も作ってみます。
マレウス)そうだな・・・
セベク)初めてですね・・・
麗奈以外の5人はこれが初めてでは無かった。麗奈がゴーストに取り憑かれた後、麗奈の部屋の惨状を見たことがあるのだ。しかし、麗奈には言わないことにした。あまりにも酷かったから。
キルティ)たまにはいいね。こうやって集まるのも
皆は自然にそう話した。
マレウス)(人の子に映るものは綺麗な物や、美しい物だけでいい。恐ろしい物など見せない)
セベク)(人間の心に残る記憶は、楽しいことだけだ。辛いことや悲しいことなど忘れさせてやる)
キルティ)(人の子、必ずハッピーエンドを見せてやる。お前のお前だけが紡ぐお前だけのハッピーエンドをな)
マレウス)顔色も良くなってきているし、大丈夫そうだな。
マレウスは麗奈の様子を見て安心した。
キルティ)人の子、部活中、休憩の為にお茶をするだろう。ちゃんと、休憩は取ってるのか?まさか、他の者は休憩してるのに、自分はしていないわけじゃないよな?
キルティは、麗奈に聞いた。
キルティ)なら、いいけど。
キルティは心配していた。
セベク)キルティ様、クルーウェル先生にトレイ先輩やルーク先輩もいるんです。人間が休憩を入れてなければ、必ず声を掛けますよ。
セベクは手をグッと握って言った。
キルティ)それもそうだな。
キルティは、不安が杞憂だったので、安心したのか、笑った。
マレウス)そうだな。大釜も使うときがあるだろう。あれを混ぜるのには、確かに体力が必要だ。
マレウスは、紅茶を飲みながら言う。
キルティ)2人とも休憩の時には、本当にお茶会を開いている様に見えるからね。また、ハーツラビュルとは別な感じかな。
セベク)どうしてご存知なのですか?
キルティ)たまに、温室とか行くと、お茶会の様子を見かけるの。ルークは楽しそうに歌ってるし、トレイは慣れた手つきで紅茶を注いだり、ケーキを切ったりしてるからな。お邪魔はしてないけど。
キルティは、ティーポットに紅茶を注いでもらいながら言った。
美月)体調が万全になってからで構わない。楽しみにしている。あと、オルトとイデアから連絡があったんだけど、人の子にはしばらく休息が必要とのことだ。1週間、バイトを休むように言ったけど、もう少し休んでもらうよ。
麗奈:わ、わかりました…
リリア:落ち込むでない。もし出かけることがあればまた小遣いを渡してやる
麗奈:そういうわけには…
マレウス)おやすみ、人の子。
マレウスは麗奈のおでこにキスをしようとした。
キルティ)リリア、セベクの目を隠すぞ。抑えてて。
キルティはセベクの目を隠した。
セベク)あっ!キルティ様、何するんですか!
キルティ)安心しろ、暴れなければすぐ離す。シルバー、悪いけど死角を作って。万が一、セベクが暴れた時に手が目から離れたらまずいからな。
マレウスはセベクに見えていないのを確認すると、麗奈のおでこにキスをして髪を撫でた。
マレウス)良い夢を
マレウスはそう言って、妖艶な笑みを浮かべた。キルティはマレウスの様子を見て
キルティ)もう離していいな。
キルティはそう言って、手を放した。
キルティは、飲み終わった紅茶を洗っていた。
キルティ)よし、全部洗い終わったな。
手を拭き、一息つくと、談話室のソファに座った。
キルティ)少し、休憩してから、就寝するか。流石に、移動魔法使うのも勿体ないしな。
キルティ)よく眠れるココア。父様と母様が私が眠れない時に作ってくれた私の一番好きなもの。
キルティは、そう言うと二人分のココアを作り始めた。
キルティ)そりゃ、ココアだからな。甘い香りがして当然だよ。
キルティはそう言って、温かいミルクを注ぎながら、ココアをかき混ぜた。
キルティ)出来た。はい、シルバー。
キルティ)だといいな。
キルティは窓から見える月を見た。綺麗な三日月が輝いている。まるで誰かが不敵に笑っているのか、口をつり上げながら。
キルティ)見守ってくれてるといいな。
キルティはそう言いながら月を見つめた。
キルティ)そんなに褒めてくれるなんて・・・ありがとう。流石父様と母様のレシピだね。
キルティもココアを飲んで言った。
キルティ)アイスココアも美味しいけど、私はホットの方が好きだね。アイスは氷も入れるから、時間が立つと氷がとけて味が薄くなっちゃう。ホットならそれはない。時間が経ってもかき混ぜれば味は戻るからな。大事なものはじっくり味わって飲みたい。
キルティは、ココアを見て言った。
キルティはカップを片付けると、あくびをした。
キルティ)私ももう寝よう。
キルティは部屋に戻ると、さっさと寝巻きに着替えて、就寝した。
セベクは目を覚まし、水を飲みに行こうと部屋を出た。そして、前方に人影を見かけ
セベク)だ・・・
セベクはいつもの大声で声を掛けようとしたが、前にキルティに就寝後は少し、声を小さくすることを言われたのを思い出し、出来る限り、声を小さくした。
セベク)だ・・・誰かいるのか?(普通の声の大きさ)
セベク)全くだ。若様に心配をかけるなといつも言っているだろう。でも、だからと言って、無理もするな。勉強するときはする。休むときは、休む。睡眠時間を削る必要はない。
セベクは、大事なことを言った。そして
セベク)ところで、目が覚めたのはベッドだけか?他にもあるんじゃないのか?
セベクは、麗奈を見つめて言った。
セベク)この季節に外に出るのは危険だ。しかも、まだ体調も万全ではない時に、出れば悪化するぞ。外に出るのはやめておけ。水ぐらいなら用意してやる。
セベク)ふん、ついでだ。
セベクはそう言うと、コップに水を入れた。そして
セベク)落ち着いて飲むんだぞ。
そう言って、麗奈に水を渡した。
セベク)本当に珍しいな、いつもすやすやと眠る貴様が眠れないなんて・・・
セベクは驚いていた。その頃、キルティも同じような目に合っていた。
キルティ)おかしい・・・父様と母様のココアを飲んだのに、分量も絶対に間違えてないのに・・・どうしてあまり眠れなかったんだ!おかしすぎる!
キルティは、部屋でそう言っていた。
セベク)リリア様、おはようございます。
マレウス)おはよう。
キルティ)おはよう・・・皆。
マレウスとキルティも起きてきたが、キルティだけは浮かない顔だった。
キルティ)いや、寝る前に父様と母様のココアを飲んだのに、あまり眠れなかったから、不思議で・・・こんなこと一度も無かったから。誰と飲んでも、別に眠れなかったことなんかないから・・・理由も全く分からなくて・・・本当になんで?
キルティは頭を抑えた。
キルティ)何一つ間違えていないのに・・・
キルティはその言葉を聞いて、耳がぴくっと動く。
キルティ)本当?
キルティの目は輝かせた。そして、シルバーの手を取り、なら、今夜一緒に寝よう。
と、小さい声で約束した。
キルティ)元気になってよかったな。
キルティは笑った。
セベク)だが、無理はするなよ。病み上がりには変わりない。取り敢えず良かった。
と、少し微笑んだ。
中の人)No.12862は間違いです。削除依頼中なので、気にしないでね。
本文はこっちです。
マレウス)確かに、自分の好きなものを挟むのは楽しいな。
マレウスもサンドイッチを食べて言った。
セベク)リリア様、トマトジュースです。
キルティ)マレウス様、紅茶が入りました。
セベク)朝はいつもこれを飲んでいますから。
セベクは、笑顔で言った。
キルティ)マレウス様も朝は紅茶ですね。
マレウス)ああ、コーヒーは午後に飲むことが多い。
シルバー:麗奈、授業は出られるのか?
麗奈:まだ本調子じゃないですけど…
リリア:それならやめておいたほうがいい。疲れが溜まっていることに自分でも気づいてないのが一番危険じゃ
キルティ)そうだな、昨日みたいにまた急に鼻血か出ても大変だし。
キルティも、休むことには賛成していた。
マレウス)また小さいシュラウドに頼まないといけないな。
セベク)僕がイデア先輩に連絡します。
セベクはイデアに電話をかけた。
オルト)麗奈さん、まだ体調悪いの!分かった、プレシジョン・ギアで行ってくるよ!兄さん、手伝って!
オルトは、イデアの腕を引っ張った。
オルト)だって僕の体は兄さんが作ったんでしょ?不具合が無いか見て欲しいんだよ。麗奈さんを見てるときに不具合が起こったら大変でしょ?
オルトは不思議そうな顔をした。
オルト)何言ってるの、兄さん?今不具合が無いか見てもらったら、後は大丈夫でしょ?だから、確認し終わったら、僕一人で行ってくるよ。兄さんは、学校に行って大丈夫・・・というより、行かないと駄目でしょ?
オルトは、イデアにそう言った。
キルティは麗奈の部屋に食べ物や飲み物を用意した。
キルティ)体調が悪くても、食べないと悪化する。消化にいい、すりおろしリンゴやゼリーを用意したよ。あと、水分も取らないといけないから、スポーツドリンクも数本用意した。
キルティは魔法で、スポーツドリンクや、ゼリーを出して言った。
オルト)してもいいけど、絶対あとでバレると思うよ。麗奈さん、そういうこと話しそうだもん。
オルトは、ため息をつきながら言った。
キルティ)あとは、着替えかな?汗をかいたら、必ず下着も替えることだ。タオルも置いておく。
キルティは、必要なものを用意していった。
イデア:そ、そうだね。正直なところが麗奈氏のいいところではあるけど、愚かなところでもあるからね。僕たちにとっては都合はいいけど
シルバー:マレウス様、キルティ様、イデア先輩とオルトが来ました
マレウス)来たか、シュラウドと小さいシュラウド。
マレウスは玄関で出迎えた。
オルト)おはよう、マレウス・ドラコニアさん。麗奈さんの部屋に案内してくれる?
マレウス)あぁ、こっちだ。
キルティ)このくらいだな。
キルティは必要なものを確認していた。するとドアをノックする音が
マレウス)人の子、シュラウドと小さいシュラウドが来たぞ。
麗奈:オルトとイデア先輩ですか? おはようございます
イデア:麗奈氏~、来たよ~(ルンルン)
シルバー:(やけに楽しそうだな)
キルティ)イデア、オルトと一緒に来てくれてありがとう。
キルティはにこやかにイデアに言った。そしてにこやかな顔のままイデアの肩を持つと
キルティ)じゃあ、後はオルトに任せて私達は学校に行こうか。同じクラスなのだから、一緒に行ってもおかしくないよな?
と、言った。
オルト)キルティ・フォルンさんもこう言ってるんだし、あとは僕に任せて、兄さんは行かないと駄目だよ。留年したくないでしょ?
イデア:わ、わかったよ~…麗奈氏、この前オレンジゼリー美味しかったって言ってたから、また買ったよ
麗奈:ありがとうございます! やったー!
キルティ)それじゃあ、イデア行こうね。寒くないように温度調節魔法広げてあげるから。
キルティは、そう言うと温度調節魔法を使い、周りを心地良い温度にした。
マレウス)人の子を頼んだぞ、小さいシュラウド。
オルト)皆、いってらっしゃーい。
マレウス達は、部屋を後にし、部屋にはオルトと麗奈だけが残された。
オルトはそれを聞いて腕を組んで考え込む顔をした。
オルト)う~ん、もし僕たちが麗奈さんと同じ存在なら、兄さんも時間を決めてゲームをしたかもしれない。考えも同じだったかもしれない。でも、僕たちは麗奈さんと同じ存在じゃないからなぁ。
麗奈:そうだよね…
レオナ:よお(窓から来て)
麗奈:レオナ先輩、またサボりですか?
レオナ:トレインの授業は退屈だからな。ふわぁ、それにまだ眠いし
オルト)全然。むしろ、体調が少し回復して、お喋りできて嬉しいから。
オルトはニコッと笑った。(ゴーグルなので口だけが笑っている)
オルト)僕がずっと麗奈さんを見てたら、麗奈さん眠れないから、僕とお話するしか選択肢はないね。
オルトは口元をニヤリとさせて言った。
トピック検索 |