トピ主 2021-09-01 18:06:46 |
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ケイト)リドルくんも連れてくからこの通り。折角だから、エーデュースちゃん達にも連絡しようと思ってるの。
ケイトは手を合わせた。
トレイ:呼んでくるな
デュース:トレイ先輩、どうしたんですか?
トレイ:今からモストロ・ラウンジに行かないか?
デュース:構いませんが…
エース)麗奈ー、来たぜー!
エースは、開口一番、厨房に向かって叫んだ。しかし、出てきたのは、麗奈ではなく、キルティだった。
キルティ)いらっしゃいませ、モストロ・ラウンジへようこそ。何名様でしょう?
キルティは、不敵な笑みを浮かべながら言った。見事に様になっている。
エース)麗奈はいないの?
キルティ)何言ってるんだ?人の子ならお客様としていらしているよ。あそこでお食事中だ。
キルティは、麗奈のいる方を指さした。そこには、ディアソムニア御一行と麗奈が一緒にいた。
リドル:マレウス先輩たちと…
トレイ:そういえば、麗奈は働き詰めで今週は休みだったな
フロイド:あれ、金魚ちゃんたちじゃん
ジェイド:いらっしゃいませ
リドル:フロイド、なんだいその姿は?
フロイド:真珠先輩のイタズラ
キルティ)何だ、バレていたのか。まぁ、いいか。後で種明かしつもりだったし。
キルティは、少しつまらなそうな顔をした。
エース)じゃあ、何で麗奈がパフェを作れるんだ?このパフェ麗奈が考えたんだろ?
フロイド:小エビちゃんの提案受けて作ってみたんだ
ジェイド:実にかわいいですね。マーメイドの尾がクリームから出ていて、パフェも海のように青い
麗奈:あ、エース、デュース、先輩たちまで(手を振って)
デュース:まさに今、麗奈が食べているやつか
麗奈:自分で提案して何だけど、食べるのもったいない~
エース)俺も!俺もあれ食いたい!
ケイト)俺は、麗奈ちゃんのオリジナルドリンク欲しいなぁ。
キルティ)その前に、席に案内するから改めて注文をお願いします。
キルティはニッコリ笑って言った。
エース)は、は~い。
エースはキルティの笑顔に少し驚いた。キルティは5人を席に案内すると
キルティ)注文が決まりましたら、お呼びください。
そう言って、離れていった。
アズール)ええ、あれから毎日ジュースを注文する方が絶えません。おかげで売り上げもうなぎ上りです。
アズールは、嬉しそうに言った。
マレウス)まぁ、人の子のオリジナルドリンクを記念すべき一番に飲めたのは僕らだがな。
マレウスは、アズールの喜びを見事に壊した。
キルティ)おぉ~、やってるなぁ~
キルティはその様子を遠くで見ていた。
麗奈:た、確かに試飲をしてもらいました…
フロイド:小エビちゃん、飲み物だけでこんなに売れ行きいいって、ホントは魔法使えるんじゃないの?
麗奈:使えませんよ
マレウス)他はどうだ?
マレウスは、隣で軽い魔法を見せた。ガラスのように輝く魚を見せたり、天井を満天の星空にしたり。客は急に起こったことに何かの演出かと思っている。
ケイト)なになに、今日は何かのイベントの日?
エース)今日は別に何もないと思うんすけど?
麗奈:こ、こんな魔法も使えるようになりたいですね!(目をキラキラさせて)
リリア:マレウス、他の客が驚いておるぞ
フロイド:何これ? こんな魔法店にないんだけど
ジェイド:しかし、これはこれで面白いですね
キルティは、良いことを思いつき、魔法で店内に自分の声が届くようにすると、
キルティ)突然驚かせて申し訳ございません、いつもモストロ・ラウンジをご利用してくださるお客様に少し、サービスを見せただけです。
と、笑顔で言った。
エース)へぇ~、こういうことってたまにするんだ。
ケイト)見てみて、満天の星空上手く撮れたよ!
ケイトは画像をリドル達に見せた。
ケイト)これアップしよう!ハッシュタグ何にしようかなぁ?ねぇ、何か案ある?
ケイトは、リドル達に聞いた。
エース)そ~っすねぇ、急だから思いつかないけど、奇跡の1枚とか?
デュース:海から空へ、というのは?
リドル:モストロ・ラウンジ空の旅?
麗奈:モストロ・ラウンジ プラネタリウムはどうですか?
エース)じゃあ、もうケイト先輩が思いついたもんでいいんじゃないですか?
エースは、困った笑顔で言った。
一方マレウス達の席では
マレウス)僕の簡単な魔法でそんなに興奮してくれるとは・・・人の子は面白いなぁ。
マレウスは、そう言って、手の中で小さな花火を見せた。小さくパチパチいっている。
デュース:今言ったことを全部ハッシュタグにしちゃうとか…
トレイ:すごい文字数になるな
麗奈:わあ
シルバー:こう見ると、まるで兄妹みたいですね
ケイト)いいね。じゃあ今言ってくれたやつ全部つけちゃお♪
ケイトはそう言って、ハッシュタグをつけると画像をアップした。
ピロン
ケイト)反応楽しみ~♪
マレウス)兄妹か、そうだな。
マレウスは麗奈の頭を撫でた。
ケイト)凄い!めちゃくちゃイイね付いてる!
ケイトは、マジカメを見せた。コメントも大量に来ている。
エース)あっ!ヴィル先輩もコメント送ってる!えーっと幻想的で素敵ね。よく写真に撮れたわね。だって!
マレウス)僕は兄妹はいなかったからな。
デュース:ヴィル先輩からも褒められましたね
トレイ:よかったなケイト。あ、またいいねがついたぞ
麗奈:え、そうなんですか?
ケイト)こんなに付くなんて嬉しいなぁ。
ケイトは、笑った。キルティはその様子を見ながら、自分もケイトのアップした写真にいいねをした。
ケイト)またついた!
マレウス)そう、僕の肉親は今お祖母様しかいない。
キルティ)(後で、コメント送っとくか)
キルティはそう思った。
マレウス)確かに大変かもしれんな。今は、茨の谷を治めている。
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