トピ主 2021-09-01 18:06:46 |
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オルト)兄さんからのメールを受けとりました。何だろう?助けてって書いてあるけど、場所は植物園。でも、危険マークが入ってる?変だなぁ?でも行かないと。兄さんを助けられるのは僕しか居ないもん!
オルトも植物園へ向かう。
オルト)うわ!何、この音。こんな音、ずっと聞いてたら僕壊れちゃうよ!
マンドラゴラは、当初よりも倍以上の数になり、植物園の殆どがマンドラゴラで埋まっていた。ここまで気付かなかったのも、植物園内に防音魔法が掛かっていたからなのだろう。(マンドラゴラが叫んで学園に被害が及ばないようにするため)しかし、あまりの量が一斉に叫べば、防音魔法が掛かっていても、限度かある。近くに居れば聞こえるのだろう。被害にあった生徒は未だ倒れたままだった。
リドル:どうする…一匹ずつ退治するのは骨が折れるし近づけない…!
ラギー:なんかないんスか!? 液体背負って噴射して大人しくさせるとか
オルト)じゃあ、どうするの?さらにマンドラゴラが増えて、叫んでるよ・・・ってあれ?
オルトは倒れている一人を見て目を見開いた。青くて長い髪。紛れもない、イデアだ。
オルト)兄さん!兄さーーーん!
リドル:セベク、あの植物園から大量のマンドラゴラが鳴き声を発していて中にいる生徒が倒れている!
エペル:しかも声を察するに植物園中のマンドラゴラが大合唱しているよ
セベクも声を聞いた途端、耳を塞ぐ。
セベク)何て声だ。一匹ならまだしもあんな数のマンドラゴラが植物園から出たら、まずいことになる。ドアを開けることも出来ない!
マンドラゴラは、セベクの倍以上の叫び声を植物園内で、発している。ドアを開ければ、一斉に植物園から脱走し、次々と生徒が倒れることになる。
セベク)(若様なら、確実に出来るが、人間のあの姿を見た途端、倒れるか、あるいは全員に被害が及ばないようにして植物園ごと燃やしてしまうかもしれない。
セベク)(若様なら、確実に出来るが、人間のあの姿を見た途端、倒れるか、あるいは全員に被害が及ばないようにして植物園ごと燃やしてしまうかもしれない)
セベクは、そう思った。
ラギー:(しばらくすると睡眠効果のあるボンベとほうきを持ってきて耳栓をし)俺がやるっす
エペル:ラギーサン!?
ラギー:(ほうきに乗って植物園のてっぺんまで飛んでいき)
ラギー:(ボンベの蓋を開けると植物園に放り投げ、たちまち植物園は催眠ガスに包まれ)
エペル:な、中の様子が全然わからない!
リドル:叫び続けているなら、一か所に集まっているのを利用して眠らせてしまえばいいのか
セベク)そうか、マンドラゴラを眠らせてしまえば、中で倒れているものに、被害は出ない。
オルト)鳴き声がなくなったら、中に入って、巻き込まれて人たちを救出しよう。
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