トピ主 2021-09-01 18:06:46 |
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キルティも着替えて、部屋を出ようとしたが、ふと立ち止まった。
キルティ)帰ってきたら、麗奈にこれでも渡しておくか。
キルティは、机に麗奈に渡す物を置くと部屋を後にして、談話室に向かった。
セベク)若様もリリア様もキルティ様もシルバーもあの人間を返さないようだな。勿論、僕もだが。いや、僕は若様の命令に従うだけだ。
マレウス)人の子の好きなものや、楽しいことを聞いてみるか。楽しみだな。
キルティ)おや?
キルティは、麗奈からのメッセージを見た。そして、談話室に行くと
キルティ)人の子が帰るメッセージをもらったのでマレウス様と一緒に迎えに行きます。
マレウス)行ってくる。
キルティとマレウスは、空を飛んでスカラビアまでやって来た。ゆっくり降下しながら麗奈を呼んだ。
キルティ)人の子。
マレウス)迎えに来たぞ。
麗奈:マレウス様も?(カリムから渡されたアラビアドレスのままでいて)
カリム:マレウス? 珍しいなスカラビアに来るなんて
ジャミル:マレウス先輩!?
キルティとマレウスは、着地すると麗奈の姿を見た。
キルティ)人の子に、帰る頃に連絡するよう言っていてな。折角だから、一緒に来た。ところで、それは?
マレウス)変わった服だな?
キルティ)ほう、そうか・・・
マレウス)似合っているぞ・・・
キルティとマレウスは、笑顔でいつもの調子で答えたが内心、嫉妬していた。
キルティ&マレウス)(先手取りやがった)
キルティとマレウスは、切れないように必死に耐えた。切れるとマレウスは雷を落とし、キルティは、辺りを茨で覆ってしまうからだ。
マレウス)人の子、帰りが遅くなるとリリアが心配する。そろそろ帰ろう。
キルティ)待ってください、マレウス様。折角綺麗な夜空です。夜の空の散歩でもしながら帰りませんか?
マレウス)いい考えだな。
カリム:これだ!(宝物庫から引っ張ってきたのは魔法の絨毯)
ジャミル:カリム、先輩たちを引っ張るな。すみません
麗奈:ああ、絨毯ですか? 私もさっき乗せてもらったんです。とても楽しかった
カリム:ありがとな、麗奈
キルティ)私達に扱えるかどうか・・・
マレウス)いつも箒、あるいは一人で飛んでるからな。
キルティとマレウスは考えた。実際、興味はあるのだ。
キルティ)わっ!
マレウス)おぉ!
キルティとマレウスは、絨毯に乗り、空を飛んだ。
キルティ)座って見る景色か。いつもと違って見える。
マレウス)新鮮だな。
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