トピ主 2021-09-01 18:06:46 |
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麗奈:私は麗奈。実は魔法使えない
イデア:やっぱり、イグニハイドでも話は聞いてるよ。君も大変だね(女の子と話すのが久しぶりなのか、緊張していて)
オルト)魔法が使えないからって心配しないで、大丈夫だよ。
オルトは優しく、麗奈の手を握った。
オルト)江崎麗奈さんの手は、柔らかくて暖かいね。
オルト)江崎麗奈さんのバイタルサインに異常を感じました。嘘と判明しました。心拍数と体温、現在も上昇中です。
オルトは、さっきの言葉と違い機械のように麗奈の現在の状態を解析した。
麗奈:へ? 今オルトから声が…いや、音声?
イデア:呑み込みが早いですぞ麗奈氏、そういう子は嫌いではないけど他のやつらが何て言うか…この学園は男しかいないから危険すぎる(ぶつぶつと何か言っていて)
麗奈:私、ディアソムニアで暮らしてるんだ
イデア:マ、マレウス氏のとこに!? イグニハイドの方がセキュリティも万全だし拙者とゲームして過ごしてよ…(ボソッと呟き)
オルト)江崎麗奈さんは、マレウス・ドラコニアさんのディアソムニア寮にいるんだ。たまには、イグニハイド寮にも遊びに来て。兄さん、絶対喜ぶよ。ゲームとか一杯持ってるから、誘ってくると思う。
オルトは、いつもの調子の声に戻り、笑って言った。
オルト)でも、気を付けてね。ここにはヴィランしかいないから。
麗奈:…うん(ヴィランという言葉を聞いて顔が青くなり)
イデア:明日にでもおすすめのゲーム持ってきてあげるよ
麗奈:あ、ありがとうございます…
キルティは、全員の話がしっかり聞こえてた。魔法で、食堂に戻ると
キルティ)ヴィランが怖いか?
麗奈にそう聞いた。キルティの姿は、男性の姿から、元の女性の姿に戻っていた。
キルティ)さっきクルーウェルが解毒薬の材料がたまたまあったから作ったと持ってきてくれてな。飲んだんだ。戻ったのはいいが、口の中が苦い。だから、甘い飲み物でももらおうと思ってな。なので、もらってくる。
キルティは、もらいに行く前に麗奈に向き直るとこう言った。
キルティ)人の子、ヴィランの意味はな・・・"悪役"だ。
キルティ)戻ったぞ。
オルト)キルティ・フォルンさん。早い。
キルティ)飲み物だからな。ハニーミルクだ。人の子、お前は王子や姫等がここにいると思っていたのか?
キルティ)それもそうだな。姫はいるな。
キルティは、イデアに耳打ちした。
キルティ)人の子が姫なのだろう?安心しろ、返す気など毛頭ない。マレウス様もリリアも、シルバーもセベクも、皆たいそう気に入っている。同じ気持ちだ。
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