102号室(〆)

むしろ今から大幅に変わった方が驚くけどな(通知音と共に先程のLIMEに対する一成からの返信が届くと確かに今後も変わりそうもないなと小さく肩竦めるも続けて送られてきた写真に「へえ、」と声を零し)三好さん、今日は水族館に行ってるらしいぞ。

(/可愛くて家事まで出来るなんて本当に完璧じゃないですか…。逆に出来ない事とか無いんですかね？w)

変わるなら大人しくして欲しいけど…って、水族館？
大学の友達と？(水族館と聞けば、食べようとしていた手を止め、彼女は無いだろうと思いつつ聞いて)

(/出来ない事あるんですかね?
勉強もそれなりに出来るみたいですしw)

その可能性もあるだろうけど、こうして聞いてくるって事は俺たちの知ってる誰かと一緒なのかもな(『オレは水族館デート中！誰と来てるか当ててみて！』なんてLIMEと共に送られてきた写真に映っているのは一成とおそらく隣に居る誰かの手。スマホをテーブルに置くと相手にもその画面を見せてやり)

(/非の打ち所がない…。これは将来も有望ですね！嫁には出したくないかも知れませんがw)

…は？
カントクだったらころす(LIME画面の画像見ては、殺気を出しながら言い)

(/主人公の叔父さんがちゃんと嫁に出せるか心配(余計なお世話)
私の子が、そんな完璧な子だったら絶対嫁に出したくないですけどw)

っちょ、落ち着け！まだ監督と決まったわけでもないだろ(相手の殺気に思わずぎょっとして落ち着くよう諭すと自分も再び写真を眺めて/正解を誰にするか迷ってます…)

(/そんな可愛くて完璧な子ならずっと家にいてほしいですよねw)

それもそうだな、わかった(諭されると、納得し、落ち着けば再び画像見て/正解を監督にして、おこ(不機嫌)になった真澄を見て綴が嫉妬した、とかどうですか…？)

(/私が死ぬまで一生手元に置いておきたくなりますよねw)

…でも、さすがにこの写真だけじゃ誰か判断できないよな(暫し写真眺めて悩んだ後『手だけじゃ分かんないんすけど、誰と一緒なんですか？』と一成に率直なメッセージ送ると『正解は～…カントクちゃんでした☆』と今度はしっかり監督の姿も映した写真と共に返信がきてしまい)――まじか。

(/折角なので正解が監督案を採用させていただきました！二人で居るのに一成は真澄くんにLIMEして監督は真澄くんのLIMEスルーしてたのかと思うと若干アレですけど…w
一生そばにいてってやつですねw ペルソナ未プレイなのに既に菜々子ちゃん魅力たっぷりで困る…)

誰だったわけ？(不思議そうにしながら聞いて)

(/わーい、やったー！w
まぁそこは考えないでおきましょうw
プレイしてナナコンになってください((()

あー……その、なんつーか…(答えるべきか否かと迷いつつ気まずそうに視線を逸らして言葉を濁し)

(/色々考えたんですが中々自分で決められなくて…すごく助かりましたw
根拠はないんですけどプレイしたらほぼ確実にナナコンになりそうな予感がしています←)

……一成のとこ行ってくる(相手の様子をじっと見つめていれば、察した様で不機嫌に言いながら鞄を持てば席を立ち上がり)

(/なんとなく気持ちわかりますw
ぜひナナコンになってくださいww)

待て待て、行ってどうするつもりだよ(恐らく正解の察しが付いたらしい相手の様子に慌てて自分も立ち上がると引き留めるべく相手の片方の手首を掴んで)

(/また展開のご相談させて頂けると有り難いですw
ナナコンへの勧誘がすごいw 初っ端から4始めても大丈夫な感じですかね？)

一成殴る、じゃないと気がすまない(手首掴まれると、相手の方振り返り、離せと言うようにキッと睨み)

(/全然いいですよ！w
一緒に考えて、一緒に作っていきましょう！
どれから始めても問題ないですよw
ただ前作を知ってるとちょっとした小ネタが分かるよってだけですからw)

たまにはこんな日もあるだろ。大体、今すぐに行かなくたって帰って来れば寮でまた顔合わせるわけだし(鋭い目付きに僅かばかり眉を寄せるも手首を掴んだ手は離さないままで)

(/ありがとうございます！そうですね、一緒に作っていきましょう…！
あ～なるほど、よくある前作プレイした人にはニヤリとできる要素ってやつですねw)

アンタはなにもわかってない
どうせ俺の気持ちが理解できないんだから、さっさと離せ！(相変わらず睨んだまま、相手の手を振りほどこうとして)

(/そうそう、それですw)

…～お前なあ。監督と三好さんが二人で居るのが気に食わないんだろ。それは分かるけど、そこまで必死になることかよ(振りほどく力に手首から手を離して、少しムキになったように言葉を返し)

(/でもそれを聞くとやっぱり前作からプレイしてみたくもなるなあ…悩みますねw)

！…必死になんかなってない！
カントクが好きだから、ムカついて何が悪いんだよ！(必死になってると言われると、相手に当たるかの様に言い)

(/順番にやるのも面白いと思いますよw)

っ、そうやって俺に当たるのが必死だって言ってるんだよ(聞き慣れたはずの“監督が好きだから”の言葉に何故か息が詰まるような感覚がして自分自身の拳をぐっと握りしめるも、先程からのやり取りで何事かと徐々に周囲がざわつき始めたことに気付くと鞄と会計伝票を引っ掴んでレジに向かい) そんなに監督のことが好きならもう勝手にしろ、俺は先に帰るからな。

(/そうですねぇ…ひとまずはゲームを見つけるところからですけどw)

ぇ…なんだよ、それ
ほんと、意味わかんない…！(勝手にしろと言われると、傷付いた様な表情になりながら呟き)

(/確かにそうですねw
3はPS2なので、本体もないと大変ですしねw)

……はあ。真澄には変なこと言ったと思われただろうし、結局昼飯ほとんど食えてねぇし、何やってんだろうな…(二人分の会計を済ませて店から出ると外の空気を吸い込んだことも相まって一気に冷静さを取り戻していく思考に思わず溜息を洩らし)

(/そうなんです…！他は大丈夫なんですが、PS2に関してはどうやらPS2本体を探すところから始まりそうですw)

…お騒がせしました(周りのヒソヒソ声が聞こえると、軽く頭を下げて言った後、店を出て)
俺が、必死になってた…？綴に当たった…？
ほんとに、どうしたらいいんだよ…(ブツブツと文句を言いながら外を歩き)

(/PS2とかPS3とかって、古すぎて中古屋さんですらあまり見かけないですもんねw)