政府産審神者〇二 2021-08-19 00:38:02 |
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>20 襲殿
( 気に酔った、そう告げた女の顔は見ずとも不安は感じ取れた。人の子は脆い、儚くもその存在は己がこの場で力の限り殴り付ければ動かなくなってしまうだろう。ああ、早く我が身と共に歩む同種としてしまいたい。腹の底から沸き上がる興奮に喉を鳴らして唾液を飲み込み、背後を歩く女を僅かに首を後ろに向けて見る。まるで人の子で無いかの様な異色な風貌、鬼となったら何れ程美しいだろう。一瞬だけ目を細めて再び前を見る、そして再び口を開き。 )
私も暫く人の子を見ておりませんでしたので、お話が出来て嬉しく思いますよ。おっと…申し訳ありません、この部屋です。どうぞ、中へ。
( 和らげた口調、柔らかな物腰、穏やかな表情。不気味な程完璧に思い描いた人物像を体現しつつ話していれば、自身の持つ短刀の一振りが駆けて来る。『 あるじさま、ごめんなさーい! 』 急いでいたのか明るくも他の本丸と変わりの無い口調の天狗の様にすばしっこい男士、違うのはその額に小さな角を生やしている事位。ああ、やはり我の刀剣達は愛らしい。一瞬ばかり悦に入りそうになるも、相手を見れば苦笑いを浮かべて謝罪の言葉を述べて。一室の客間へと案内すれば、襖を開けて中へと促し。 )
(/ドッペル推奨とありましたので、男士が居る呈でお話をさせて頂きましたが…男士達の台詞は記載しない方が宜しいでしょうか?それとも、バンバン出して宜しいのでしょうか?)
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