政府産審神者〇二 2021-08-19 00:38:02 |
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>14 黄泉さま
(何処からの視線だと言うのか、しんと冷えきった廊下の先を見ても誰も何も居ないはずだというのに身体に突き刺さる冷たいナニカ。視覚が飲まれてしまいそうな暗い暗い廊下の奥で、ゆぅらりと揺れたのは己の瞳と同じような赤い髪…長駆の男性だった。龍か、大蛇か…己の髪も中々見たものではないけれどこのヒトもそうだ。柔和な表情と親しげな声、凡そ、この本丸の住人だとは思えないけれど審神者か、使用人か、いずれかなのであろう。不意に向けられた視線にぴくりと肩を揺らしては、そっと扉を肩幅程度に開きつつ中へ)
いいえ、待ってなど__養成学校から参りました、襲と申します。近侍が此方へお伺いしているとのことで、お迎えに上がりました
(一人で、とは明言しなかった。まるでそれが愚かな行為だと告げるように冷たく鼓膜を打ったのは気の所為なのだろうけれど、腹の中を素手で探られるような居心地の悪さは本能からに違いない。腰を折り、片手を胸の位置へ当て、頭を下げてしまえば見えなくなる相手の表情に安堵したのは何故なのか…理由などわからないまま、ただ、目的を果たすためだけに音を唇に乗せ)
(/お褒めの言葉ありがとうございます!こちらもついつい楽しくなってしまって長文に…素敵な文章をありがとうございます!!問題等ございません、引き続きよろしくお願い致します…!/蹴り推奨)
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