政府産審神者〇二 2021-08-19 00:38:02 |
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>13 襲殿
…ククッ。見ろ、あれが人の子だ。一足遅かった事にも気付かず、憐れにも挨拶までしているぞ?
( 二階に設けられたのは本丸の全てが望める、見下げる事を好む己にはうってつけの審神者部屋。本丸にやって来た一人の女の姿を見ればおぞましい迄に顔を歪ませ愉悦に浸る、女の姿を指差すと侍らせていた刀剣男士に話し掛け、嘲るように喉を鳴らせてほくそ笑み。一度瞼を閉じると先程までとは打ってかわり、優しげな印象の容貌へと変化し。立ち上がり着崩していた着物を正し、再び腰を掛けると侍らせていた男士が歩み寄り自身の髪を結い上げるのを待ち。見事に結い上げた男士の顎を掴むと顔を寄せ、その首筋に軽く歯を立てながら口付けを落とし。行為とは裏腹にフッと優しく微笑むと立ち上がり、玄関へと向かい。 )
お待たせしてしまい、申し訳ありませんでした。お一人で参られたのですか?
( 暗い廊下から当然の様に姿を表せば、上からではよく見えなかった相手の顔が鮮明に見え。銀色の髪に赤い瞳、加えてまだ若い女性という事も相俟って、まるで臆病な兎の様な容貌に思わず目が細まってしまう。瞬きをして誤魔化すと、柔らかく穏やかな口調で謝罪の言葉を述べ。わざとらしくも相手の後ろを確認する様に見ては、不思議そうに首を傾けて。 )
(/初回文有り難う御座いました!凄く絡みやすく、素敵な文面で文字数が多くなってしまいました(汗)刀剣男士が居る、呈で返させて頂いたのですが…内容といい…もし問題があらばご指摘下さいませ!)
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