たいよー 2021-08-10 18:28:01 ID:4a8177287 |
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零)…あ、そうだった
(貴方の呼び掛けに思い出したと前に向き直り、先を行く様に歩き出し
「電車あと何分位で来るかな」
少し歩く速さを緩め、ポケットからスマホを取り出して調べる。これぞ歩きスマホ、と言う様な状態の儘、独り言に近い言葉を貴方に掛けて)
「さあ…早ければ5分、遅くても10分くらいですかね……?」
(貴方の手を握りながら歩く速さを合わせて斜め上を見ながら考えた後に貴方を見て
「ちゃんと前見るんですよ。誰かにぶつかったら危ないです」
まるで弟に言うように貴方に注意をした後、貴方が誰かにぶつからないように周りや人をよく見ながらも時々貴方の様子を確認していて)
《了解です!》
零)そっか…うん、なら間に合うな
(貴方の言葉と画面に映る文字を照らし合わせては、小さく息を吐いて自分でも気付かぬ儘きゅ、と手を握り直し
「…嗚呼、そうか」
忠告に素直に応じれば、直ぐにスマホをポケットに戻す。ついいつもの癖で、と言い訳めいた言葉を告げれば)
「ふふ、まあ俺もついやっちゃいますけどね」
(貴方がスマホをしまうのを見て安心し、ふと握られた自分の手を見て
「…あったかい…」
貴方の手を無意識に握ってしまっていたことに気づき、心の中でかなり動揺しつつも、聞き取れないくらいの小さな声で微笑みながら)
零)そうそう……って、あ
(少し弾んだ声で相槌を打つ。
然しそのすぐ後に自分が無意識に相手の手を握っていた事に気がついて、思わず声が漏れてしまい
「気づいてなかった…」
自分の行動に我ながら少し驚いてしまい、素直にそう呟けば、迷惑では無かったかと焦った表情を見せる。しかし貴方の微笑に、安心したと言う様に表情を戻せば、照れ隠しで歩くのを速めて)
「わ、どうしました? もう電車来ちゃうんですか?」
(貴方の呟きには気づかず、歩く速度を速めた貴方に驚きながらも、それに合わせて自分も歩く速度を速め
「……もうちょっと、こうしてましょうね。迷子になったら困りますから……零さんが」
もう少し手を繋ぎたい口実として生意気に貴方を煽っているが、表情はずっとにこやかに微笑んだままでぎゅっと手を握りながら)
零)…まぁな
(少し回答に詰りながらもそう答える。
「…俺が? はは、まさか」
貴方の言葉に不思議そうな表情を浮かべたあと、直ぐに可笑しそうに笑いかけて此方も手を握り返し)
「わかりませんよぉ。ふふふ」
(貴方が笑ったのを見て尚嬉しそうにして
「…そうだ。あとどれくらいで駅着きそうですか? もうすぐ?」
貴方にそう聞きながら自身のスマホの時刻表示を見た後、すぐにポケットにスマホをしまい)
零)とか言ってる奴程迷子になるんだよ
(貴方の言葉に何とも次元の低い返しをし、此方も笑みを深めて
「んー、あと1、2分…ていうかあれじゃね」
ぼんやりと空を見上げる様な仕草をして答えれば、ふと見えてきた建物に指をさす。正直自分はかなり方向音痴な故、こう言った事には余り詳しく無いが)
《勝手に駅を作ってしまいました、すみません…!》
「あ、ほんとだ。あれですね」
(貴方の指差す方向を見て、納得した表情で頷き
「じゃあ早く行きましょう、零さん。余裕があったらお菓子とか買いましょうね」
まるで遠足の時のようにワクワクしながら話しかけた後、貴方の手をぐいぐいと引っ張りながら、また八重歯を見せて笑い)
零)あ、合ってた
(少しほっとした様子で小さく息を吐き
「そうだな、お菓子買おう。
…俺、駄菓子好きなんだよね」
楽しそうに先を行く貴方に、子供みたいだなと思いながらも同調して自分も足を早め、にこりと笑顔を返して小さく呟けば)
「俺も好きです。小さい頃はラムネとかよく食べてました」
(駅のコンビニに駄菓子があるだろうかと思いながら
「……あ。改札着きましたよ。ちなみに俺はもうチャージしてあるので大丈夫です」
貴方の目の前で誰もが持っているようなICカードをふふんとドヤ顔をかましながらカバンの中から出し)
零)わかる、俺は今もだけど
(嬉しそうに頷いて、小さく補足をしつつ
「威張る事じゃねえだろ!
…………俺チャージしてねえな」
呆れた様な顔をしてあしらおうとするも、ふと自らのカードの残高を思い出して動きを止め。悔しそうに貴方のカードを数秒見詰めれば、“現金でいいか”と項垂れて切符売り場へと足を向けて)
《>71
しらさん!???まあ良いならやめなさいよッッッ!! しばくぞ!?此処多分一対一なのっ、そう言うのはリアルで合った時言いなさいよ!もう!!!
たいよーさん…うちの知り合いが本当に申し訳ありません…今後やめさせます》
「ふふん……ほら、早く買ってくださいよぉ」
(にこにことしながら貴方の後をついていき、貴方のそばで自慢げにして
「切符無くさないでくださいね。なんなら俺が持っててあげましょうか?」
調子に乗りながら貴方を少し子供扱いするような口調で切符を買おうとする貴方に話しかけ続け)
《大丈夫ですよ?! 少しびっくりしましたが^^;》
零)あー五月蠅い…急ぐ、急ぐからぁ
(鬱陶しそうにそう答えて手をひら〃と振るも、然程嫌がる素振りはせず。貴方が付いてくるのを確認して
「子供扱いすんな、俺一応社会人だぞ」
と反論するが今日は仕事をサボっているわけで。いまいち説得力のない台詞で断り、子供扱いされるのが不満、という様に眉根を寄せて)
「あらあらそうですか。ふふふ、ごめんなさい」
(子供扱いされて不満そうな貴方を見て、なんだか微笑ましく感じ
「さっきのは冗談ですから。ね? 改札通ったらお菓子でも買いましょう?」
にこにことしながら貴方を宥め、改札を通った近くのコンビニを指差しながら)
零)んー、分かればいいさ
(いまいちはっきりとしない相槌を返し、ふ、と息を抜いて
「お菓子欲しいけど…うー、機械面倒くせえ」
ぶつ〃と独り言に近い言葉を発しながら目の前の筐体に目を向け。それでもなんとかチャージを終えようと操作を続け)
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