とげとげまんまる　〆

》某募集板でお声掛けくださった1662様をお待ちしております！


（　彼女を待っている間の数分間、目の前を行き交う人々を眺めながら、何故こんなことに、何故俺がこんなことを…と不満ばかりが募る。乗り気でもないパーティーの準備を手伝わされる羽目になった原因、それはク/ソ髪の煽り文句にまんまと乗っかってしまったから。あの時の光景を思い出し沸々と怒りが蘇り始め、またその苛立ちが無意識のうちに顔にも出てしまっていたらしい。不機嫌を全身で表している自身の周囲を誰もが避け、身を隠すようにしてそそくさ通り過ぎていく……。
しかしそんなことは本人にとって日常茶飯事、大して気にするでもなく相も変わらずヒーローを目指す者らしからぬ形相で腕を組み、定期的に噴き出す噴水を背に今か今かと彼女が来るのを待ち構えていると、誰もが避けて通る自身の方へと唯ひとりだけ近寄ってくる人物の姿が。そうして人懐っこい笑みを向けてくる彼女こそが今回ペアを組むことになった相手なのだが、そんな彼女とは対称的な態度で会って早々悪態をついては　）
あ？　来んかったら来んかったで、ごちゃごちゃぬかすだろうが。そっちのが面倒くせぇんだよ。……とっとと買い出し終わらせて帰んぞ。



（／　改めまして、お声がけくださりありがとうございました！
上記に、某募集板様のほうでお返事くださった描写への返信を置かせていただきますね。特に問題無ければ、二人にはこのまま暫く買い出しさせておこうかなと思うのですがいかがでしょうか？
それから現在の二人の関係はただのクラスメイトなのですが、これからどうなるかなどの希望などありましたら伺いたく…。こちらとしては、お茶子ちゃんのことを少しずつ気になり始めてもいいかなとか考えております……！　加えて雄英卒業後ifも面白そうだなあとか。

また、ロルの長さや描写も1662様のやりやすい形で回していただければと思いますし、苦手なロル表現（心情・終止など）がございましたら訂正しますので気軽にお申し付けください！　）

　
≫トピ立てありがとうございます！募集版でお声がけさせて頂いた1662の者です。



別に文句言ってる訳じゃあらへんよ？そりゃまぁ、ひとりで買い出しってなったら寂しいかもしれへんけど、爆豪くんは意外と周りの事よく見てるし、なんだかんだ断れない優しい人やってもう知ってるから。
( ついた早々にいつもと変わらぬツンケンとした態度。くじで彼がペアだと分かった途端に、男子は彼に必ず行けよと念を押しまくっていたし、自分はと言えば女子達に心配される始末だった。そんな光景を思い出しながらも、来ざる終えなかったに近かかったにしろある程度のクラス交流経て、言動が大いに問題があるだけで根は優しい人間であり同じヒーローを目指す者としての仲間である事はもう十分分かっている。だからこそ、彼の強さに皆憧れ、ライバル心を燃やして対等に接してるし今ではイジられキャラなんじゃと思うほど。自分もそのひとりであり、悪態などどこ吹く風。気にも止めず、折角一緒のペアになったのだから楽しく過ごさないと損だと思って、文句ではないと手を横に振ってみせては、ニッと笑って )
どこから回ろっか、爆豪くん！
( 立ち話をしててもあれだし、彼も早く帰りたいであろう。くるりとお店の方に身体を向けては、どこから行こうか尋ね )




(／ とんでもないです、こちらこそありがとうございます！
お返事ありがとうございます。そうですね、こちらも暫く一緒に買い出しでいいかなと思っておりましたので2人で買い物させちゃいましょうか。時折子供の迷子に付き合ったりとか、ちょっとしたハプニングなど入れるのもアリかもしれないですね！
自然と両片思い、もしくは片想いでもどちらでも大丈夫ですよ！
両片思いであれば、最初は原作通りデクくんの事が気になってたもののよく一緒(?)にいる爆豪くんの方が気になる様になっていく……もしくは片想い(爆豪→麗日)であれば、デク君に全く異性として見られず落ち込んでる所に爆豪くんがとかでしょうか？(麗日→爆豪)なら、何かの任務中で爆豪に助けられて意識し出すようになって、とかもアリかななんて思っておりますがどれがよろしいでしょうか！？
こちらなんでもバッチこいですb 勿論上記以外のでも大丈夫です。
卒業後、面白そうですね。ぜひ、やりたいです……！

承知しました。お心遣いありがとうございます！
こちらもつい心情ロルなど多くなったり、場合によっては終止形など使う事もあると思いますので何か気になる様であればいつでも仰って頂けばと思います。　)

──チッ、うるせぇわブ/ス！
（　此方の威圧的な態度に怯むことも怖じ気づくこともなく、寧ろ対等に突っかかってくるというか、知ったような彼女の口振りに思わず舌打ち。雄英に入学してからというもの、周囲はこんな奴らばかりでどうも調子が狂う。かといって居心地が悪いわけでもなく、複雑なところで。
そんな中、既にこうした応酬にも慣れてきているらしい彼女が逸れかけた話を本題に戻した。──どこから回るか。──彼女からの問い掛けに無言で返し、妙な間が空く。…そもそも何を買い出しに来たのか？　よくよく考えてみれば今回のパーティーの企画について、ろくにクラスメイトの話を聞いていなかったので、何の買い出しに来たのかよく分かっていなかったことに今更になって気が付く。
──そういえば。ふと思い出したのは、面倒に思って未だに確認すらしていなかったメモ（上鳴から「必要なものとかいろいろ書いてあるから持っていけ」と半ば無理矢理手渡された）の存在。そこで徐にポケットへ片手を突っ込み、中から小さく折り畳まれた１枚の紙を取り出すと、早速その内容を確認してみて　）


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人の話を聞かない爆豪へ☆

ちゃんとこのメモを見たようだな！　感心感心！　期末試験おつかれたこ焼きパーティーに必要なものを書いといてやるから後は頼むぜ。紙皿とか割り箸は八百万が準備してくれるから、食い物の確保だけよろしく！

・たこ焼きの材料
　（中身いろんなのにしようぜ！）
・ドリンク類
・その他菓子類テキトーに

それじゃ荷物持ち頑張れよ！
麗日さんを困らせないようになー

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あのア/ホ面、絶対にコ/ロス……！
（　自身の行動をまるで先読みして書いたような文面に思わずイラッ。眉間に皺を寄せ不快感を示しながら、手にしていたメモをぐしゃりと握り潰すとそのまま個性を使って燃焼。それでも何やかんや、目的の物を揃えるために一先ず食品コーナーへと向かうことに決めれば、彼女に相談しないまま１人でさっさと歩き始めて　）



（／　ちょっとしたハプニングいいですね、大賛成です！　ヒーローの卵らしく迷子救いましょう。他に思い付いたのだと、ひったくり犯を捕まえたり、ちびっ子向けのヒーローイベントの代役として巻き込まれたり…とか。お茶子ちゃんがヒーロー役で、爆豪さんは人相的に敵役に抜擢されそうでｓ、
あああどの案も素敵です本当にありがとうございます……！　個人的にデクくんに片想いしてるお茶子ちゃんがめちゃくちゃ可愛くて健気で愛くるしくて大好きなので初めは原作通りにすすめていって、原作ではあまりというかほぼ絡みのない二人なんですけど、このトピ内では（←）なんやかんや会話するきっかけや一緒にいる機会が増えて、爆豪さんも自分では気が付かないうちにお茶子ちゃんのことを意識するように（爆豪→麗日）なっていく……という流れにしようかなと考えております。爆豪さんは恋愛事に疎そうなので、お茶子ちゃんのデクくんへの想いとか初めは全く気付かないんだろうな（笑）と思うんですけど、少し意識して見るようになってから（麗日→緑谷）であることに気が付いて、一層デクくんとライバルしてほしいし、1662様がご提案くださったようにデクくんに異性として見てもらえず落ち込んでるお茶子ちゃんのことを（自分のものにならないのは悔しいもののお茶子ちゃんの気持ちを最優先して）不器用でいいから爆豪さんなりに応援してほしいし、その辺から次第にこう……いい感じになってほしい……です……。
と、ここまで長くなってしまって申し訳ありません！　殴り書きのような文章になってしまい上手く伝えられているか分かりませんが、どうでしょうか……？
わーいっ！　ご快諾いただきありがとうございます！　一通り青春を満喫しましたら卒業後の第２の青春を楽しみましょう！

ロルの件もありがとうございます！
それでは暫くはこのまま買い出しイベントを進めていくということで、今後どのように発展していくのかとても楽しみです。拙い部分が多いかと思いますが何卒よろしくお願い致します。　）

それただの悪口…他の子に言ったらあかんよ
( 想った事を言ったまでなのだが、彼とはそこまで深い付き合いでもないのに知ったかぶって思われてしまっただろうか。それともただの照れ隠しか、いつもの悪態そのもので分かりづらいけれど、もはやただの悪口でしかなく。自分やクラスメイトにも数名ヘラっと笑って流せる人達がいるかもしれないがそうじゃない人だっていたら、自身の評価を自ら下げる事になるのだし言われた方も良い気はしないと、苦笑を浮かべ頬を掻いて )

あ……ソレって買い出しのメモ？そういえば私も預かってて……！？
( どこから回ろうかと言ってみたが、実は自分も何を買い出していいか分からなかったりして。どうしたものかと思っていると、彼が一枚のメモを取り出し目を通してはじめていて。それを見てそういえば、自分も女子達から買い出しのメモを貰っていて当日の楽しみにしててと言われた為読んんでいなかった。とすっかり大事な事が抜け落ちていた事を彼のおかげで思い出し。自分は何をしに来たんだか、とうっかりにも程があるなと自己嫌悪しつつ鞄からメモを取り出そうとした時、ボッと彼の掌から個性である炎が出、ビクッと肩を揺らし驚ている合間その紙は跡形も無くなってしまい。早々と歩き出してしまう彼。メモを見る時間なく口の空いた鞄を閉じ。不機嫌オーラが増した様に感じるも背中を追いかけて。気にしない様努めながら )
　
こっちって食材コーナーだよね？私も実は女子達から買い出してきてほしいってメモもらってて…みて見てもいいかな？




(／ わーい！良かったです。やりましょう、やりましょう！　ヒーローイベントたしかに配役が爆豪くんのキャラ的に敵役になりそうなのが面白そうでs…それで笑い堪えながらヒーロー役やってるお茶子ちゃん…笑
いえいえ、とんでもないです！色々思い浮かんだのをとりあえず上げてみたら、どれも良い…となってしまい迷いに迷って決めかねてしまっていたところだったのです(汗)あああ、めたんこ分かりみです(←)デクくんに恋してるお茶子ちゃん可愛いですよね！フムフム、了解しました(ビシィ)わわ、ドストライクな流れありがとうございます！是非是非、主様がご提示くださった流れで進めていきましょう…！爆豪くんも恋に関しては人一倍疎そうなので、あわよくば事故チューとかたまたまどちらかが着替え中の場面に遭遇したり、とかあったりしたら楽しそうかな、と思った次第です！そして次第に爆豪くんの不器用な優しさに、気付いたらデクくんよりも爆豪くんの事ばっかり考えて恋に落ちていくお茶子ちゃん、という未来予測ができました！
　大丈夫ですよ！こちらもあれこれと多くご提示してしまって…上手くまとめてくださり有難うございます！
　わーい、わーい！青春も少し大人になった2人もとても楽しみにしています……！

こちらこそ拙い部分が多いかと思いますが、どうぞ宜しくお願いします！ )

（　こんな面倒な買い出しさっさと終わらせて早く帰りたい……その思いだけが先走り、上鳴メモに書かれていた「麗日を困らせない」の言い付けを守る気などさらさらないとばかりに、彼女のことを全く顧みない早足でずんずん歩いていく。しかしそうした行動を目の当たりにした周囲の客には、“彼女を罵った挙げ句、残して先に行こうとしているサイテーな彼氏”と捉えられてしまったらしい。あれじゃ彼女が可哀想…、モラハラ男…、などと囁かれ、厳しい視線を向けられる始末。彼女じゃないと否定したいが、余計にややこしくなりそうで何も言えずもどかしい。
思いがけず周囲までも敵に回してしまったことで物凄く居心地の悪さを感じていたのもあって、なんとか着いてきていた彼女から困ったような声で呼び止められると、ピタリと歩みを止めて怪訝そうに振り返り　）
なんだよ、たこ焼きの材料の他にも何か要るもんがあんのか。



（／　ヒーローのお茶子ちゃんを懸命に応援するちびっ子にまで本気で煽りにかかる爆豪さん…。意図せずして盛り上がりそうですね。（笑）
ご賛同いただきありがとうございます！　全体的な流れとしてはそういう風に持っていく、ということで承知しました！
わああああめっちゃいいですね、少年誌でよくある可愛いラッキースケベ……！　好きです、やりましょう！（即答）あと実践授業か何かで遭遇したヴィランに個性（中身入れ替えちゃう的なの）を使われて、中身が入れ替わっちゃうイベントとかもやってみたいです。（ゲス顔）

ではでは、ひとまず今後の流れは共有できたかな？と思いますので、一旦こちらは引っ込みますね。また区切りの良いところで展開のご相談などさせていただく際に参りますが、その他ご質問や気になる点、思い付いたイベント等ありましたら気軽に呼び出してくださればすぐに参上します！
爆豪さんは愛想がないどころかボカシ防止が必須な発言ばかりやらかしていますが、背後はお茶子ちゃんの可愛さに胸打たれておりますので！　素敵なお茶子ちゃんをありがとうございます本当に……！　それでは失礼いたします～。　）

それが、楽しみに当日まで見ちゃ駄目って言われとって……

( 彼の扱いも、態度も学校生活で慣れ気にしたら負けだ位に思ってる自分だが、外に出れば周囲の見方は違って。いつもの彼と変わりはないと言うのに、周りの視線は冷たく、酷い言われよう。考えてもみなかったが彼氏彼女として見られているらしい。よく考えなくとも、男女2人きりで買い物なんてカップルと間違えられてもおかしくないが、ヒソヒソと話している人達は彼に怒られるんじゃ、と心配していたのだけれど。面倒事を避けたのか、スルーしたのが少し意外に思いながら逆に自分が恋人と思われた事に関して意識が向いてしまいそうになっていて。彼がピタリ急に止まるものだからぶつかりそうになるも、ギリギリセーフ。ぶつかる事はなく、怪奇そうに問われる質問に言葉を返し。しまったばかりのメモも鞄から取り出して、彼も見える様に、広げて )


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お茶子ちゃんへ
　
爆豪ちゃんとは上手くやってるかしら？
お茶子ちゃんだからあまり心配はしてないけど、何かあったらすぐに連絡してね！

頼みたい買い出しの品なんだけど、

部屋に飾れる飾りとパーティグッズを買ってきてほしいの。
どんな物かはお茶子ちゃんと爆豪ちゃんのセンスに任せるわ。

よろしくね

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( と、最後にはカエルの絵が描かれていて。仲良しの梅雨ちゃんからのメモ…と言うよりか手紙であり。飾りとパーティーグッズ…しかも自分達のセンスでと、結構な無茶振りが書かれていた。そして途中少し文字が乱れている事から、話しながら皆でワイワイ、面白がって書く内容を決めてたんだろうなと想像がつき。欲してる物も、変なメガネだとか、ヘリウムガスとか…あ、ビンゴとかもあったら盛り上がりそう、と脳裏で早速候補がいくつか出てきたが、彼はどうだろうか。内容に苦笑を浮かべながら、チラリと視線を向けて)
……あはは、完成に面白がられてるね、コレ。爆豪くんはパーティグッズってなんか思いつく？




(／保護者からはクレームが来そうですが、ちびっ子達はめちゃくちゃ盛り上がりそうですね(笑)

わーい、ありがとうございます！即答して頂き嬉しい限りです！ラッキースケベ良いですよね(ワクワク)通常であれば女子が押し倒される側になる事が多いですが、爆豪を押し倒したいです(←)おおお、良いですね、ぜひともやりましょう(バンザーイ) それで最初はバレないようにしようってなるものの、すぐバレて周りに遊ばれたりしちゃいそうな(笑)

承知しました。こちらも展開や、やりたいイベントなど思いつきましたらお声掛けさせて頂きたいと思いますし、お声掛けくださった時は馳せ参じますので気軽にお声がけ下さいね！
いえいえ、お気になさらずー！なんといってもそれが爆豪くんですから！嬉しいお言葉ありがとうございます。ではでは、こちらも一旦失礼します！引き続き宜しくお願いします。)

（　急に振り返ったせいか、すぐ触れられそうなほど近くに彼女が居て思わずたじろいでしまった。普段ならば、ただのクラスメイトの女子くらいにしか認識していないし、もっといえば女として見たこともないのであまり気にもしないのだろうが、周囲からカップルと誤解されたせいか此方まで変に意識してしまって、なんとなく互いの距離を保ってから、広げられたメモを覗き込んでみる。
そこに書かれていた内容はというと、ほぼ買い出し班の二人に一任しているというか、どうにも困った無茶振りで。先ほどよりも一層眉間の皺が深くなり、メモに視線向けたままくだらねーとばかりに　）
は？　パーティーグッズ…？　要らねぇだろ、んなもん。

（　本心はそうなのだが、１度パーティーの準備手伝いを引き受けてしまったものだから、そういうわけにはいかないことも分かっていて。とはいえ、今まで皆でわいわいパーティーの準備をした経験に乏しい為に、こういう場合は何を準備すればいいのか想像がつかず…。
彼女からの問い掛けに、さてどうするか、と一瞬悩みかけたところ、ふと視界に入ったのはとある店の入り口に大きく掲げられたポスター。──《来たる夏！花火大売り出し！》──その場しのぎのつもりで適当にそのポスターを指して　）
………アレとか。

( 周りの言葉にぶつかりそうになった事もあり、お互い意識しないようにしてるのが逆に丸分かりな様な何とも言えない空気の中、微妙に空けられ保たれた距離感でメモに視線を落とす彼。チラリと横目にみた彼の表情は、癖として残ってしまいそうな程眉間の皺は深く、案の定彼は必要性を全く感じていないで様で、無茶振りに愚痴を溢すのも仕方ない。頬をかき苦笑を浮かべるしかなく。聞いといてなんだが、俺が知るか、とかいつもながらの答えが来るんだろうかと予想していて　)
そう言わないでさ、みんなの事だからきっと買ってたら喜んでくれるよ！

( しかし、自分の先に何かあるのか一点に視線が集中しているよう。アレとはなにか、指差された方を向くと花火の売り出しポスター。良い意味で裏切られ。自分とてありふれた物ばかりで、買っていけば盛り上がるとは思うけど、面白みには欠けてしまうかなと思ってたのだ。大きく瞳見開き、彼の腕をパシパシ叩きニカッと良い笑顔で　)
爆豪くん！めっちゃ良いやん、ナイスだよ！それに爆豪くんの個性で火要らずで花火できんね

( と、勝手に即決してしまえば、彼の手を取り早速その店に行こうと歩みを進め。花火といえばその後は肝試しとかが定番だ。夜の学校とか気になるな、なんて思いながら彼とは真逆で気持ちは先走っていて　)

！？　俺の個性をそんなことに使おうとすんな……ってちょっ、
（　適当に投げ出した案が即座に採用され、それだけならまだしも言い出しっぺの法則が働いているのか花火の火付け担当にまで任命されそうになり即拒否……するものの此方の言い分を聞いているのかいないのか、気にも留めない様子で腕を叩いてくる彼女。その勢いに圧され、引っ張られる手を振りほどく判断もつかないまま、あれよあれよの間に店まで連行されていき　）

──いい加減離せや！
（　そうして目的の店の入り口まで来ると、まだ手を取り合ったままの状態にハッとして漸く彼女の手を振り払う。ただでさえ周囲にカップルだと誤解されているのに更に誤解を招いてしまうと危惧して。
……気を取り直し、店の外から店内の様子を伺ってみると夏ムード全開の装飾が施されており、品揃えも今時流行りのキャンプ道具、浮き輪や水着、釣り道具などのアウトドア用品で溢れていた。ポスターにあった花火の陳列スペースを探すべく、早速店内に足を踏み入れて　）

爆豪くん発案だから、最後まで責任持たんとな？後は轟くんなんかも協力してくれそうだよね
( ただ視界に入った物を咄嗟に口にしただけなのかもしれないけれど、自分が出す案よりも彼が出した案の方が皆も喜ぶと思う。正直花火、なんて自分は思い付かなかったし、夜空の下でクラスメイトとやる花火は一生記憶に残りそうだ。火付け役、即却下されてしまうものの、きっとその場になってたら手伝ってくれるのだろうと思いながらも少し意地悪く片方だけ口角を上げて。気にした様子なく、他に火付け役になりそうな人物の名もあげて彼を引っ張っていき )

ごめん、ごめん！つい…、──お店、花火以外にも色々あるんね！
( 店の入り口に着くなり、振り解かれ離された手。勢いのまま引っ張ってきてしまったが、周りからはカップルだと思われていたようだし、それはお互いによろしく無く、慌てて謝罪をして。
…この居た堪れない空気を変えたく店内を見ると花火以外にもアウトドア用品がズラリ。店内に入る彼を距離感少し離し、並んでいる商品を見渡しながらついていき。キャンプ、釣り、水着等夏のイベント満載の品々に目を奪われ彼との距離は自然とどんどん空いて　)

言っとくが、やるならやるで半分野郎の協力なんざ要らねぇからな！　クラスの奴ら全員の花火に点火するくらい俺ひとりで楽勝なんだよ。
（　ここまで連行されている間に、彼女が花火の点火係として協力してくれそうだといって轟の名を口にしたのが気に食わなかったのと、あたかも自分の力だけじゃ不足してるとでも言われているように勝手な解釈をしてカチンときた様子。つい変なところで張り合ってしまい、店舗内を闊歩しながら口をついて出た買い言葉。結局上手く転がされる流れに落ち着くこととなり。
そうして、知らず知らずのうちに他の品物に目移りしている彼女との距離がどんどん出来ていることにも気が付かないまま花火コーナーを探していたが、途中で背後から気配がしなくなったのに気が付くとやっと後ろを振り返り、少し遠いところで他の品物を眺めている彼女に向かって聞こえる声量で声を掛け　）
オイなにしてんだテメー！

…！そう？爆豪くんひとりじゃ大変かなって思ったんだけど、楽勝なら火付け役は爆豪くんに決定だね！皆には私から言っとくよ
( 轟くん、彼もまた目前の彼にとってはライバル心燃やすクラスメイトのひとり。その名を出したのは正解だった。勿論彼の力はあの体育祭で真正面からぶつかった自分が知らないわけない。上手く誘導する為の焚き付け役として轟くんの名を借り、良くも悪くも挑発に乗りやすい性格を利用させてもらったのだが、あたかもそんな事はない様に惚けて見せ、言質は頂いたとばかりに断れない様にまで仕向けてみた。といっても、あまりこういったジャンルの店は来ないものだから、色々なのがあるとつい見入ってしまいどんどんと進む彼には聞こえたか分からないのだけど。)

爆豪くん、見てみて！この水着、可愛ない？

( 何故か遠くから自分を呼び止める彼の声。いつのまにかこんなに距離が出来ていたのか瞳を丸め。目を奪われてたのは、買い出しに関係のない水着コーナーにあった自分のコスチュームにも使われているピンクを貴重としたビキニの水着で。興味心に、その水着を手に取り、首を傾げ彼へと見せてみたり )

なっ……知るかカ/ス！　俺に聞くんじゃねぇ！　テメーなんざ葉っぱで十分！
（　他の物に気をとられている彼女の元へズカズカと律儀にも戻って来てみると、そこは今回の買い出しに全く関係のない水着コーナー。そこでマイペースにも此方に向かってひらりと可愛らしいデザインの水着を差し出してくる彼女を前に思わず返答に困り一瞬言葉を詰まらせた後、いつもの調子で声を荒げてぴしゃりと一蹴する。
その際、不意にその隣のハンガーに引っ掛けられている、これはもう水着というよりは最早ヒモといったほうがいいのではないかと思われるような水着がちらりと視界に入っては、無意識のうちにそちらへと視線がいき　）

葉っぱって……。
爆豪くんってスケ…いや、男の子なんやね。葉っぱより面積ないよ？
( 律儀にこちらまで戻ってきてくれる事に意外だと少しほうけてしまう。てっきり早く来いや、と言われるものとばかり。そして、ただの好奇心からの水着の感想を問うてみたが、ここは案の定感想を得る事はできず。興味など無さそうに適当に答えられるも、流石に葉っぱは無いとポカンと彼を見。そして彼の視線の先には、なんとも過激な水着。それを、そっと手に取ってみるとこれは…何というか本当に大事な部分を隠せるのだろうか？というくらい布面積しかなく。男の子はやっぱり、大胆なものが好きなのだろうか。デクくんも…？いや、彼だけ？なんて思考してしまい。徐にポロリ、スケベだと、溢れそうになるものをギリギリの所で止め言い直して。きっと、こんなの似合うのは百ちゃんくらいなんじゃ、と思いながら　)

はァ！？　ア/ホか、別にそういうつもりで見てたわけじゃ……変な勘違いすんなや！　っつーかンなことより他に買うもんあんだろーが！
（　失言ギリギリのところで言葉を止めたつもりなのだろうが、皆まで言わずとも何を言わんとしていたのか、彼女の明らかにドン引きしたような表情から読み取ると、一気に赤面させて事を否定する。本当に下心があったわけではなく、なぜここにヒモが？これも水着なんか…？くらいにしか考えていなかったのだが、わざわざ説明するとかえって怪しまれそうなので、とにかくこの話題から気を逸らすべく、悩ましそうな様子でヒモみたいな水着を眺めている彼女から問題のソレを取り上げると、元々あったところへ荒々しく戻して。
また道草を食われでもしたら堪らないので、不本意ではあるものの今度は自分が彼女の手をぎゅっと握り、途中ではぐれないように管理しつつ、花火コーナーまで無理矢理に引っ張っていき　）

そうなん？過激だとは思うけど、好みは人それぞれだし誰にも言わんよ。
わっ、･････ば、爆豪くん！？
( 否定する所が逆に怪しいと、ジトリ疑いの視線で彼を見てみる。まるでグラビアモデルが着用しそうな水着を、色恋沙汰など無さそうな気性の荒い彼が見てたから自分も過剰に反応してしまったというのもあるが、彼とて健全な男子高校だ。ちょっぴり、えっちな水着を選んだって良いじゃないか。となると、きっと彼の好きな女性なタイプはグラマスなお姉さんタイプなのかもしれない、なんてそこまで脳内の想像力は膨らみ。真っ赤になる位照れる姿から、否定の言葉より図星をつかれたとしか捉える事ができず完全に勘違いを起こす結果となって。流石にアレを着用するなんて事は絶対に出来ないが、意中の男子に少しでも意識して見て貰える様にするには、ほんの少しだけでも大胆になった方がいいのかもしれないと、彼のお陰で前向きな気持ちにもなれて。ちなみにデクくん…もとい一般的な男子の好みはどんなものかと相談しようとしたら、手元からヒモの様な水着は消え、元の位置へ戻されていて。今度は彼の方から自分の手をとり引っ張られ )

ごめんね、買い出しに関係ないもんばっかり見ちゃって。花火、けっこう種類あるんだね！
( 振り払うつもりもなく、そのまま連行されるがごとく花火コーナーへ。見ると色んな種類な花火から、纏めて入ってるセットまで幅広く取り揃えられていて瞳輝せ、並べられてる商品を見て　)

（　此方の対処法がまずかったのか、更に疑いの眼差しを向けてくる彼女。おまけに言葉の端々から人をからかって楽しんでいるのが伝わってきた、今更弁明したところで状況は悪化するかもしれない。何を言っても誤解を解くことは難しいだろう。かくなる上は…と、彼女の双眸を見詰めては、これ以上その話をしたら潰すシ/ネ！と言わんばかりの射るような視線で睨み付け、牽制するしかないのだった。以降は花火コーナーに辿り着くまで、不機嫌オーラを全面に押し出したままだんまり決め込み　）

──悪いと思ってんならちゃんと着いてこい。離れんな。
（　花火コーナーの前に辿り着いた途端、握っていた彼女の手をパッと離してやる。
ポスターにも書かれていたが花火大売り出し中と謳っているだけあって、その品数や種類の豊富さはかなり充実していて、選択肢の多さに眉を潜めながらもひとつひとつ見ていき。その中でも目についたのは個人用の打ち上げ花火で、一番下の段に並んでいた為わざわざ屈んで手に取り、袋に書かれている説明文に目を通しつつ　）
どうせやるならこういう派手なヤツがいい。

( これ以上何も言うなと言葉には出さなくとも鋭い視線が向けられると、口をキュッと絞めるしかなく。不機嫌オーラ全開の後ろ姿、けれど自分の勝手な思い込みが不機嫌と言うよりはただ照れ隠しにしか見えなかった。　)

普段来ない店だから、目移りしちゃって。

( なんだか自分があちこち行き来する子供の様な扱いをされてしまっていて、爆豪くんはもうちょっと周りを見ても良いと思う、なんて思ってしまうが、仕方なく買い出しに来てる彼なのだからキレられるか不機嫌になるの予想でき、その言葉は呑み込んで。あはは、なんて頭を掻いて苦笑して。
　同じように彼の隣に並び、豊富な品揃えの花火に目を通していけばしゃがみひとつの商品を取る彼。イメージ通りだな、なんて感想が思い浮かび派手さや変わり種は彼に任せようと自分は手持ち花火で何種類か入ったセット物と、地味な線香花火をチョイスし手に取ってデデンと見せつけて　)

爆豪くんらしいね！じゃあ私は定番のものでいこーっと！爆豪くんは線香花火とか似合わんね、すぐ落としちゃいそう

（　沢山ある花火の中からあまり悩むこともなく直感で、打ち上げ花火やねずみ花火などのド派手そうでやり甲斐のありそうな面白花火をいくつか見繕ってひょいひょい腕に抱えていると、視界の端に、線香花火のセットをドヤ顔で見せ付けてきながら（無意識なのか天然なのか、はたまた計算なのかは分からないが）此方を煽って（？）くる彼女の姿がちらつきムカッと。
言い返さないという選択肢はないらしく、反論しながら勢いよく立ち上がり　）
いちいち煽ってきやがって、バ/カにしてんのかテメェは。火の玉維持するくらい余裕だわ、ロケット花火ぶっぱなすぞカ/ス！

（　──目ぼしいものはいくつか手にした。他に買うものも思い付かないのでレジのある方へと足を向ける。そういえば前日までに飯田がクラスメイトから集金していた今回の買い出しの資金が入った袋を彼女が預かっていたことを思い出し　）
そういや確かお前が預かってたよな、金。



（／　背後より失礼いたします。ロルで上手く説明できなかったのですが、飯田くんだったら仲の良いお茶子ちゃんに予算渡しそうだなと思ったので上記の流れにさせていただきました。よろしければ支払いをお願いします……！問題無いようでしたら此方はスルーしていただいて大丈夫です！　）

ンーどうだろ？えぇーほんとに？ジッとしてる爆豪君とか想像つかんよ。
( いちいち煽ってきてとは随分な言われ様。そう言うつもりでは無いのだけれど、彼の事を弄ってるクラスメイトを見て楽しそうだな、と思ったのもあり否定はしきれなかった。勢いよく反論する彼も見慣れたせいでもの応じせずに居られるようになり。確かに彼と仲良い友人達が彼を弄りたくなる気持ちが分かるかも、なんて思ってしまい、明確な答えは出さずにクスクスと彼の反応を楽しむ様に笑って。彼は余裕だと言うが、やっぱり線香花火を持ってジッとしている彼の姿は想像ができないし、したとしてもそれはそれで笑ってしまうだろう　)

うん、預かっとるよ！私お金払うね。
これもらってくね！爆豪くんは待ってても大丈夫だよ、なんなら水着の所にいても……
( それぞれ花火をチョイスし、大方皆ができるであろう分も揃った所で彼に続くべくレジの方へ足を向けると、金銭について尋ねられ。確かに飯田君から皆から収集した現金が入ってる封筒を渡された。流石にお金だし、責任重大だとメモとは違い忘れてなどいない。支払いに関しては自分に任せて貰って構わないと頷き、ひょいと彼が持ってる花火を奪い取れば、彼を弄るのが癖になってしまったのか、ニヤニヤしながら水着を見ても、と言って見たがそれこそ吹き飛ばされそうなので、逃げる様に足早にレジへと向かって )

(／承知しました！全然問題ないですよb 少しずつ爆豪君イジりに嵌りつつあるお茶子ですが、お買い物任された！(笑) ではでは、此方は蹴って頂いて大丈夫ですので、また何かあればいつでもお声がけくださいませ！)