一見さん 2021-08-03 18:50:52 |
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此処に知っている人は居るかと訊かれたから、居るとは答えたが…。過去に少し話しただけで友人じゃないよ。…万が一にそうだったとしても、君が大切に決まってるだろう。──僕もスレイが大好きだよ。押しについて延々と考えて練りに練った計画を実行に移すくらいには、ね。…まあ、いつかはやるつもりだけど。(離れる唇を追い掛けて軽く食めば静かに吐露して。)
…そう、なのか。って、もうこの会話をしている時点で見つかったら消される気がする。そのうち横槍が入るんじゃないか。───なら、今からしてみる?…ミクリオが考えてくれた計画ってやつ、気になるし。(恋人の唇を拭うように親指の腹を這わせ、じっとりとした瞳で菫色を。)
っ、いや、でも君が乗り気じゃなければ途中で心が折れそうなんだが…。もう悩んだりしてないか?事前に僕から離れる為の下準備とか、そういう計画を立てたりとかは…。(ふに、と優しく押されては戸惑いに瞳を揺らし。)
───…ミクリオ。オレは正直、お前があんなに考えてくれてるだなんて思いもしなかった。きっと後は時間の問題、…今まで以上にもっと触れたい。繋がりたい。こんなにも明るい未来が見えてるのにオレが手を伸ばさないとでも?(揺れる瞳に苦渋に満ちた表情を解き、涙袋を示指でなぞれば横髪を梳くような形で頬に手を添えて。)
───ここまで来たら確実に掴むだろうな。ずっと望んでいたんだ、スレイの心が晴れる瞬間を。ようやく叶いそうで嬉しいよ。…その前に一つ確認させてくれ。君の言う計画は、押す事の方で合っているかい?それとも別の方か。勘違いでもしたら大変だからね。(曇り空に光が差し込むような、そんな表情の変化を瞳に映せば自然と口許を緩ませつつ気になる事を。)
──まるで駆け落ちでもするみたいな感じだよな。なんて、余裕をかましている場合じゃないか。…ん、押す事で合ってるよ。別の方も違うとは言えないけど。(頬を掻きながら躊躇いがちに視線を落とし、瞬きと共に視線を菫色へと戻せば顔を傾けやんわり微笑を浮かべ。)
!、…っ、緩んだ頬が戻りそうにないな。もう一つの方は追々と決めていこうか。──…分かった、出来る所までやってみるよ。(意味を汲み取り理解するとじわじわと笑みを深め。愛おしそうに目許に口付けてから片手を肩に、もう片手は後頭部に添えてソファーにゆっくりと押し倒せば唇を幾度か柔く食んで。)
……へへ、かわいい。わかったよ。──ん、…ミクリオ、大丈夫?やっぱりオレがやろうか…?(座面へとゆっくり背を付ければ優しく扱われる様子に暖かみを感じて目を細め、唇が繰り返し触れると交互に食み返して。菫色を見上げながら憂い顔でぽつりと。)
…僕がやると決めたんだ、今更曲げたくない。それに、いつも君ばかり動いてもらうのもね。──という訳だから今日は大人しくしていてくれ。(後頭部に添えていた手を顔横に突いて上に跨がり。額にもキスを落とせば再び角度を付けて唇を重ね合わせ、軽く相手の下唇を舐めてから舌を差し込み。)
…ん、わかった。今日はミクリオに委ねるよ。でも何か恥ずかしいな…こっち側って───っ、ん…、ふ、(小さく頷けば相手の行動を無意識に目で追いかけ。迫る端麗な顔に頬を上気させながら双眸を伏せ、差し込まれた舌を伝うように自ら絡ませればするりと首元に腕を回して。)
──っ、は……愛してるよ、スレイ。(咥内に忍ばせた舌を迎えるように絡ませてきた恋人にゆるりと目許を細め、支えにしていない方の手を横髪に添えて愛でるようにゆっくり撫でつつ歯列や上顎をなぞり。)
…っ、ん…ぅ、──…っ、ミクリオ。オレも、愛してる。(舌を纏うように絡ませながらも咥内や歯列を這う恋人の舌の動きに思考を鈍らせて。薄く双眸を開いて宛がわれる手にすり寄っては唇の隙間から吐息と共に言葉を洩らして。)
…あ。もしかしなくても寝る時間、かな。(ちら、)
ん、っ……僕にこうされて、どんな気持ちか聞かせてくれ。(舌を絡ませる度にくちゅりと水音を響かせ、咥内に溜まる生暖かい液体を吸うと嚥下して。艶めく唇を舐め取り綺麗にすると顔を離す間際に音を立ててキスし、優しく頬を撫でる手を服の下に滑らせ。)
君の予想ははずれたね。まだ起きているよ。──そろそろ限界が近いんだが…、途中で終わってもスレイは大丈夫か?その、身体的に。(視線を向けて窺い。)
…、っ…はぁ…、どんなって──…!、う、ぁ…っ、すっごく、気持ち…いいよ。(静寂に包まれる中で響く水音に情欲が込み上げ、初めて目にする立場が逆転した恋人の姿をぼんやりと眺めては息を切らして。素肌へと触れてくる手に過敏に反応を示せば途切れ途切れに言葉を。熱を帯びた瞳で菫色を見上げながら目元を綻ばせ。)
…限界、ってことはやっぱり眠いんだろ。──正直、大丈夫じゃないよ。…身体が疼いて苦しいんだから。(何処か堪えるように、ぽつりと。)
──…!そうか、気持ちがいいんだね。この手で君をそうさせたと思うと嬉しくなるよ。(一つ大きく瞬きをすると安堵にも似た表情を綻ばせ、洩れる熱い吐息ごと食むように唇を包んで。忍ばせた手を上へ持っていき衣服をたくし上げ、がっしりと美しくついた筋肉に指を滑らせれば腹部、胸元、鎖骨と赤い花を散らしていき。)
いや、…──上の方のやり取りの事なんだ。君から許可は得ているし、拒まれたりもしないと分かっているんだが…別の問題が僕にあるんだ。すまない、スレイ。(瞳伏せて。)
スレイを気持ちよくさせたいと前に話しただろう。それでざっと流れを計画して実行に移してみたんだが…、その、いざ始めてみたら頭が動かないんだ。あまり認めたくないが、多分こっち側が出来ない……んだと思う。──本当に、君に申し訳なく思うよ。(ぐむ、)
…伝えてくれてありがとう。やっぱりミクリオは右固定だな。(にたりと悪戯に。)───心配しなくても大丈夫だよ、そうだと思ってひっくり返す形で綴ってるからそのままオレに抱かれてくれたらいいよ。…かわいいなぁ、ミクリオ。(表情をふにゃりと崩し、そのまま抱き締め力強くぎゅううう。)
う゛っ、その力加減は強──…っいや、何かの間違いだ。今回はたまたま頭が働かなかっただけで、充分実力を出せていないだけかもしれない。いつか必ずリベンジして、スレイに沢山喘いでもらうからな…!(思わず呻き声を上げ、やがて観念すれば力の限りぎゅうううと抱き締め返し。)
──まさか君に捨て台詞を言うような日が来るとはね。志し半ばというか、とにかく悔しいよ。…そろそろ眠るよ、おやすみ。(瞼にちゅっと口付け。/上記全て返事不要。)
…っ、は…──…う、わ…、ミクリオ、ちょっと付けすぎだって。んん、…何か悔しくなってきた。───やっぱりオレがやる。(意識が朦朧とした中でふと気が付けば肌に残る複数の痕が視界に入り、下唇を噛み締めて悔しさを露わにすると両肩を掴んで起き上がり勢いよく恋人を座面へと組み敷いて。首筋に歯を立てた状態で噛み付いてはくっきりとした痕を、立て続けに首筋を舐め上げれば項に強く吸い付き鬱血させて。)
…よし、どうだ。にしても、本当に恥ずかしかったからオレも助かった。…お前さ、よくあんな声で喘げるよな。毎回オレが触れる度に可愛らしい声で喘いでくれるから余計に虐めたく…───んん、…夜って本音が出るから怖いんだ。でも漸くはっきりしたな、オレはやっぱり左固定。で、お前が右。ミクリオが今まで左寄りだったってのが信じられないよ、オレが変えちゃったのかもしれないけど。(ふ、と笑み溢して。/蹴推奨。)
…実は今日、ジイジの所に来てるんだ。正直、今日は会話も殆どしてないんだけど。…お前、明日予定があるって言ってたから丁度いいかなって。───…帰り、待ってるよ。上の返事は返してもいいし返さなくても。短い会話でも襲おうと思えば襲えるし、…ミクリオが好きなようにして。今日はオレに安心をくれてありがとう。おやすみ、愛してるよ。(耳朶に柔くキスを、そっと囁くように。/返事不要。)
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