ヌシ 2021-08-01 19:31:03 |
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【 三上 結菜 】
だ、だって、一昨日絡まれた時とか昨日家まで送ってくれたりとか…。
(迷惑をかけられた覚えがないと彼から言われると目を見開き、慌てて自分が迷惑をかけてしまったと思う事を口に出して上げていき。頑固と小さく笑いながら呟く彼を見ると自分も自然と笑みが溢れ、「頑固でいいよ。」と返事をし。付き合っていない男女が抱きしめ合うなんて可笑しいかもしれないが彼に抱き締められると段々落ち着いてきて。完全に落ち着いたと同時にノックに驚き、彼が離れると慌ててベッドの近くにあった椅子に座り、「は、はい!どうぞ!」と慌てすぎて声が裏返り気味だが返事をし)
【 佐野 万次郎 】
?そっか。
(何か付いているか尋ねると首をブンブン横に振り、なんでもないと笑い答える彼女。小首を傾げるも何でもないのであれば無理に聞かないでおこうと思い、上記を述べ。特攻服に着替え終え、暫くして2人の居る居間を開けようとすると丁度恋愛の話をしているらしい。開けようとした手の方の手首を片手で掴むと危ねぇ…と思い、少しホッとし。盗み聞きは良くないかもしれないが自分も気になるので廊下で立ち聞きをしており。あまり聞こえなかったが彼女にはどうやら気になる人が居て今は特徴を言ったらしい。ズキっとなると胸あたりを手で押さえ「…何で傷ついてんだ?俺。」とボソッと述べ)
【 佐野 エマ 】
…え?それって…。
(ダメ元で聞いた質問に対して彼女は特徴を教えてくれて。彼女の教えてくれた特徴に当てはまる人がいる。それは兄であるマイキーだ。思わず口元を押さえて、目を輝かせながら上記を述べ。正解が気になり兄かと尋ねたいが、違ったらとんでもない勘違いで恥ずかしくなる。だが、正解が気になるという気持ちが大きくなり、身を乗り出して彼女の耳に顔を近付けると小さな声で「もしかしてマイキーの事?」と尋ね)
【 松野 千冬 】
絡まれたのはお前が悪いわけじゃねえし、帰りは、その…もっと結菜と一緒に居たかったから送ったってのもある。
(彼女はどうしても自分が悪いことにしたいらしい。本当に頑固だな、と段々と可笑しくなってきては肩を揺らして笑い。一昨日はもちろん絡んできた不良達が悪いし、昨日は確かに心配で家まで送り届けたが、彼女ともっと一緒に居たかった自分の我儘もあるので頬を掻きながら呟いて。火照った顔を手で扇いでいると先に病院に着いたのは自分の親で。病室に入るなり此方に近付いてきては思いきり頭を叩かれて叱られる。その後に彼女に顔を向け、彼女の頬を見れば何度も何度も頭を下げる親。彼女を危険な目に遭わせたことは事実なので自分も一緒に彼女に対して頭を下げて。)
【 上原 美玖 】
…っ!
(彼の存在には全く気づくことなく、彼女に耳打ちされ出された人物の名前を聞けばこれでもかと言うほどに顔を真っ赤に染め上げ、さすが妹すぎる、と両手で顔を覆い。此処で嘘を吐いても仕方がないので小さくコクリと頷いた後「本人には内緒にしてね…?」と指の隙間から目を覗かせると彼女にお願いをして。一度気持ちを落ち着かせお茶を一口飲むと自分の話を逸らすかのように「そ、それでエマちゃんの好きな人は…?」と彼女の好きな人も気になるので尋ねて。)
【 三上 結菜 】
…本当、千冬くんは優しいね。
(彼の言葉を聞くと少し目を見開くも、彼は優しいなと思えばクスッと笑い上記を述べて。彼の親らしき人が入ってくると反射で立ち上がり、彼を叱っている姿を見ると止めようと思うがその光景を見る事しか出来ず。何度も頭を下げられると首を横に振り、「千冬くんは悪くないんです。早く来てくれたおかげでこの程度で済んだので…。私の方こそ千冬くんにこんなに怪我をさせてしまってすみません。」と彼は悪くないと伝え、深々と頭を下げて謝り。暫くして両親が慌てて入ってきて、彼の怪我を見ると何度も彼と彼の親に謝る姿を見るともう一度頭を下げて)
【 佐野 エマ 】
分かってるって!相談とか全然聞くし、応援させてね!
(まさか兄が入るタイミングを失っている事にも自分達の話を聞いている事にも気付かないで、彼女の気になる相手が兄という事が嬉しく。うんうん頷くと、彼女の恋を手伝う気満々で、ニコッと笑うと応援させて欲しいと述べ。自分の好きな人を尋ねられると自分が教えるからと言った事を思い出して頬をかぁぁっと赤くする。恥ずかしくて思わず目を逸らすと照れながら「ど、ドラケンって知ってる?東卍で副総長してるんだけど…。その人がうちの人なんだ。」と好きな人の名前を言ったが彼女が知っているか分からず、携帯で自分の好きな人を撮った写真をはにかみながらこの人が好きな人だと言いながら見せて)
【 松野 千冬 】
優しいのは結菜だろ。
(優しいね、と言われると首を横に振り、本当に優しいのは彼女だと真剣な顔で言って。暫くして彼女の両親が入ってくると怒るどころか謝る姿を見て驚いたように手を振って。この状態で話しては失礼だと思い、体中の痛みに顔を歪めながらもゆっくりとベッドから下り深くを頭を下げると「この度は大切な娘様にこのような怪我を負わせてしまい大変申し訳ございませんでした。」と拳をぎゅっと握りながらしっかりと謝罪をして。)
【 上原 美玖 】
お、応援ってそんな…。
(彼女が応援モードなのはとても嬉しいが、この気持ちが恋と言うものなのか確信はしていないので恥ずかしそうに俯いて。彼女の好きな人の名前を聞けば知っている人物だったのでかなり驚いたように目を見開き、写真を見せてもらうと合っていたので、知ってる、とコクコク何度も頷いて。好きな人の話をしている彼女はとても輝いていて、可愛らしく、見ているこっちまで幸せになれる。「…本当に好きなんだね。恋してるエマちゃんすっごく可愛い。」と思ったことを述べれば実るといいな、と強く思って。)
【 三上 結菜 】
千冬くんの方が優しいもん。
(否定されると少しムッとし、自分は彼の方が優しいと思っているので負けじと上記を述べて。彼が無理をして立っている事、そして謝罪の言葉を聞くと慌てて「千冬くん、無理しないで…!お父さん、お母さん違うの。千冬くんは悪くなくて、私を助けてこんなに怪我負っちゃって…私が最初に逃げなかったのが悪いの。」と再び涙が溢れながらも両親に説明し。父親が彼に座るように言うと松野くんや親御さんは謝らなくていい、娘を助けてくれてありがとう、こんな怪我を負わせてしまってすまないと言っている姿を見るとホッとし。彼の治療費の事で話をするようで両親が彼の親と先生を連れて部屋を出ると椅子に座り)
【 佐野 エマ 】
そっか、今は気になる人だった…。じゃあ、好きになったら教えて!その時は応援するし相談乗る!
(恥ずかしそうに俯く彼女を見て先走り過ぎたと反省し。だが、きっと恋愛感情が湧いて好きになるだろうなと心の何処かで確信しており、好きになったらその時は応援するから教えてと述べ。本当に好きなんだね、と彼女から言われると大きく頷き「うん、好き!…でも、全然振り向いてくれないんだよね~…。」とはにかみながら好きと言った後、頬杖をついてため息をつくと少し落ち込む様子で振り向いてくれないと述べ。恋してる姿が可愛いと言われると嬉しそうに笑い、「ありがとう!でも、美玖ちゃんの方が可愛いよ!さっき話してくれた時、恋が芽生えかけてる女の子って感じだった!」と伝え)
【 松野 千冬 】
…おま、まじで頑固すぎ。
(頑なに自分の方が優しいと言い張る彼女に我慢の限界で吹き出すと、分かった、俺の負けだ、と可笑しそうに笑いながら言って。彼女も彼女も父親も母親も優しく、すみません、と一言断ってからベッドに座り、感謝と謝罪の言葉を述べられると「…いえ。」と小さく言葉を漏らして。出て行った両親と先生を見届けた後、彼女に顔を向けると「結菜の両親良い人だな。俺のこと一つも責めねえじゃん。……責めてくれた方が楽なのに。」と最後に本音を溢せば片手で顔を覆い体を震わせて。)
【 上原 美玖 】
エマちゃん…ありがとうッ。
(彼女の言葉を聞けばなんて良い子なんだろう、とじーんとして彼女の手を両手で握り礼を言えば嬉しそうに笑って。彼女の好きな彼が全然振り向いてくれないことを知れば目を丸くし「こんなに可愛いのに?」と驚いたように言えば美人すぎるせいなのかな…と腕を組み真剣に考えて。恋、と言う単語にまた赤くなってしまうと「は、恥ずかしい…。」と机に突っ伏し、自分でも彼のことが好きになるのは時間の問題だろうな、と言うことは自覚していて。)
【 三上 結菜 】
だ、だって本当の事なのに否定されたから…!
(可笑しそうに笑う彼を見ると、かぁぁっと頬を赤くし少し子供っぽいかもしれないがムキになって上記を述べて。片手で顔を覆っては体を震わせる彼を見ると、ベッドの縁に座り彼の背中を優しく撫でると「…本当に千冬くんは悪くないよ。責める理由がないもん。」と彼を責める理由がないと述べ。手当てして貰った頬を指さすと「こんなんだけど、さっきみたいな痛さじゃないし、保健室の先生も傷は残らないって言ってくれたよ。」と彼が自分を責めないように今はあまり痛くない事、傷は残らないと保健室の先生が言ってくれた事を伝え。話を逸らそうと思うと笑みを浮かべながら「私、空手とか習おうかな。強くなっていざとなったら千冬くんの事守りたいし!」と述べ)
【 佐野 エマ 】
いいよ!また話いっぱい聞かせてね!
(手を両手で握られ少し驚くも、嬉しそうに笑う彼女を見ると何だかこちらも嬉しくなり。頷くとまた話を沢山聞かせて欲しいと述べ。こんなに可愛いのに?と言う彼女の言葉に内心、美玖ちゃんの方が可愛いけどな?、と思い。全然振り向いてくれない彼の事を思い出せばまたため息をつき、「マイキーとバイクと喧嘩ばっかなんだよ?うちの事なんて全然興味ないみたい。」と少し落ち込んだ様子で述べた後、「…あ、ごめんね。愚痴吐いちゃって。」と苦笑を浮かべながら述べ。机に突っ伏した彼女を見るとクスッと笑い、兄の事を思い出すと「マイキー遅いね。誰かと電話してるのかな。」と述べて。廊下の床が鳴った事に気付くと、もしかして…と思い、悪戯心が湧いて彼女を見ると「あ、私ちょっと友達に電話しないと!マイキーの様子見てきてもらってもいい?」と尋ね)
【 松野 千冬 】
はいはい。俺は優しい、これで満足か?
(まだ笑いながら上記を述べれば彼女の頭をぽんぽん撫でれば優しい笑みを浮かべて小首傾げて。傷が残らない、彼女の口からそう聞こえれば勢い良く顔を上げて「ほんとか!?」両肩を掴みながら今にも泣き出しそうな表情で確認して。自分の為に強くなりたいと言ってくれる彼女の姿が何とも健気で愛おしく感じる反面。彼女に空手は似合わないので少し想像してしまうと小さく吹き出し、弱そ、と呟いた後、彼女の後頭部に手を回し引き寄せ頬を寄せると「…ありがとな、結菜。」と優しい声色で礼を言って。)
【 上原 美玖 】
エマちゃんが嫌じゃなかったらどこか遊びに行ったりしたいんだけど…その時は誘ったりしてもいいかな?
(彼女と話していると本当に楽しく、今度はゆっくり買い物に行ったりしたいと思えば控えめに尋ねて。あのドラケンの姿を思い出せば「んー…見たことしかないけど彼って硬派なイメージ。ひっそりエマちゃんのこと大切に思ってそうだよね。」と自分の想像でしかないがきっとそうなのではないだろうか、と思い、そう述べれば今度二人が一緒に居る様子を観察しようと決め、謝られると全然、と首を横に振って微笑み。彼女に言われてそう言えば遅いな、と思っていると様子を見てきて欲しいと言われたのでコクリと頷く。立ち上がり扉を開くと彼の姿があり肩を跳ね上がらせると「っ、びっくりした!」と目を見開いて。)
【 三上 結菜 】
うん、本当。だから大丈夫。
(これで満足かと尋ねられると子供扱いされてるみたい…と思いながらも小さく頷き。母親が看護師で傷の手当ても上手いから傷の心配はする必要も無く。本当かと涙を浮かべる彼を見ると微笑みながら本当だと伝え。強くなって彼を守りたいと本気で言っていた為、弱そうと彼からの言葉にむくれるも、引き寄せられお礼を言われると「…うん。私は千冬くんより全然弱いけどいざとなった時千冬くんの事助けたいから頼ってね。」と優しい声色で述べ)
【 佐野 エマ 】
え、いいの?うちも美玖ちゃんと遊びに行きたいって思ってたから嬉しい!うちからも誘っていい?
(どこかに遊びに行ったりしたいと聞くと自分も同じ事を考えていた為、目を輝かせながら頷いて嬉しいと伝えてから自分からも誘っていいかと尋ね。ひっそり大切に思ってそうだと聞くと確かに思い返せば大切にはして貰ってるかも、と思い。恋愛的な意味でそうだったらいいな、と考えると口元が緩み、「本当にそうだったらいいな…。」と呟いて。本当は友人とは電話しないのだが携帯を持って兄が居るであろう扉からは出ず、別の扉から出て)
【 佐野 万次郎 】
あ、わ、悪ぃ。
(妹の言葉が聞こえると、あいつ…と心の中で妹を怒り。足音が聞こえてくると走って部屋に戻るか悩み、焦っていると扉が開き彼女を驚かせてしまうと先程の気になる人が居るというのが頭をよぎると無意識に目を逸らしながら珍しく直ぐ謝り。彼女の気になる人の話を聞いたと言ったら嫌われるかもしれないと思い、此処に着いた瞬間に妹の恋愛の話を聞いた事にしようと思うと、笑みを浮かべて「…エマの話聞いてくれてたんだろ?ありがとな。」と先程妹の話を聞いてくれた事についてのお礼を言い。居間に入ると時計を見てから彼女を見ると「あと少ししたら行くか。」と声をかけ)
【 松野 千冬 】
…実際、今回はお前に助けられたんだけどな。
(涙が溢れないようにと上を向いて鼻を啜り、自分を助けたい、と言ってくれる彼女だが今回すでに助けられている。彼女が学校まで走り、先生達に伝えなければ警察が動かなかったわけで、あのままだと正直この程度の怪我では済まなかったし、最悪死んでいたかもしれない。そのことを思い出せば彼女を解放しながらありがとう、と礼を述べて。そうこうしている内に先生とお互いの親の話が終わったらしく病室に戻ってきて。自分は大事を取って一日病院らしいので「結菜も家帰ったらゆっくり休めよ。」と念を押すように言って。)
【 上原 美玖 】
是非!いつでも待ってる!
(誘っても大丈夫だと分かれば安堵し、彼女からも誘っていいか、と尋ねられると表情を明るくさせコクリと大きく頷いて。ただでさえ可愛いのに恋をしている彼女は更に可愛らしくて、ニコニコとその様子を眺めながら「進展があったら連絡待ってるね…!」と自分の携帯を見せて。まさか居るとは思わずもしかして彼に先程の話を聞かれていたかもしれない、と思えば冷や汗流すも、彼の言葉を聞く限り途中からしか聞いてなかったようなので安心したように肩を竦めて。礼を言われるととんでもない、と首を横に振って。あと少ししたら行くか、と声をかけられると小さく頷き。彼の特攻服姿を見たのは久しぶりで、近くで見たのは初めてで、あまりにも格好良くて見惚れてしまっていて。)
【 三上 結菜 】
埒が明かないからお互い助けられたって事にしない?ね?
(助けた、助けられたのやり取りを続けるのは埒が明かない。もうお互い助けられたという事にしようと思うと笑みを浮かべて上記を述べ。親達が帰ってくると母に今日は自分も家に帰る事になった事を伝えられ。本当はもっと長く居たかったが、彼からゆっくり休むように言われると小さく頷き、微笑むと「千冬くんもね。また今度一緒に食べようね。」と言って荷物を持って立ち上がり、彼の親にもう一度頭を下げてから両親と共に病室を出て。廊下を歩きながら「いい子ね。あの子が結菜の好きな子?」と母から尋ねられると慌てて首を横に振り、「ま、まだ気になるってだけで…」とやり取りをしながら家へと帰り)
【 佐野 エマ 】
やった!また空いてる日連絡する!
(いつでも待ってると聞くと嬉しそうに笑い、空いてる日を後日連絡すると話し。2人でお出かけもしたいが、お互い関係が進展したらWデートもしてみたいな、なんて内心考えており。進展があったら連絡待ってると彼女から言われればコクコク頷き。彼女自身も兄と進展があったら話を聞きたいと思い、ニコッと笑みを浮かべると「勿論!美玖ちゃんも進展あったらうちに教えてね!」と述べ)
【 佐野 万次郎 】
…俺の特攻服姿、写真撮っとく?
(妹に堅が迎えに来る事を喜ぶと思うから伝えたいのに肝心の妹は席を外している。もう1つの扉を見ながら「エマの奴…ケンチンが迎えに来んのに…。」と呟いた後にため息をつき、自分の分のコップも用意されているのを見るとお茶を入れて飲み。ふとお茶を飲みながら彼女を横目でチラッと見ると彼女がこちらを見ている事に気付き。いたずらっ子のような笑みを浮かべながら彼女の元へと近付き、半分本気、半分は断られた時に落ち込みたくないので揶揄うように携帯で自分の特攻服姿を写真に納めておくかと尋ねて)
【 松野 千冬 】
…だな。
(彼女の言う通りこれ以上は埒が明かないので納得したように頷いて。病室を出る前に一緒にご飯食べようね、と言われ、そう言えば今日の昼食は叶わなかったのでコクリと頷くと軽く手を振って見送り。彼女が出て行った後、もう一度母親に頭を叩かれたのでむくれていると彼女ならちゃんと守りなさいよ、と注意され、思わず頬を赤らめれば「彼女じゃねえよ!……まだ。」と最後をポツリと呟き。あれから散々弄ってから親は帰って行ったので溜息を溢して。)
【 上原 美玖 】
…も、もちろん!
(まさか初めましての子と恋バナになるなんて思っていなかったが、とても楽しく、普通の女子中学生はこんな感じなのかな、と思っていて。彼女はともかく自分が進展することなんてあるのかな、と思いながらももちろん、頷くと「ちょっと、頑張ってみる…!」と拳を握って。彼のことを意識し始めているせいか、悪戯っ子のような笑みを浮かべながら近づいてくる彼にどきどきが止まらず、揶揄われていると分かっていても頬を染めながら「…撮りたい、です。」と急にしおらしくなってしまい。)
【 三上 結菜 】
名前呼びになったのは名字呼び慣れないって言われただけで…コンタクトにしたのはそ、その…気分!
(メガネを無くした事を母に言うと「これを機にコンタクトにしたらどう?松野くんも振り向いてくれるかもよ。」と彼の事が好きと勘違いしている様子に訂正し。父の視線が痛いが、振り向いてもらえるかもと聞くと母の提案に乗って。気分転換も兼ねて明日は学校を休んで眼科に行く事になり、彼にも一応理由は話さずに学校を休む事をメールで送り。翌々日になり、学校に登校すると友人達からは一昨日自分達が助けに行けなかった事の謝罪や彼の呼び方が変わった事やコンタクトにした理由の質問責めに遭い。謝罪については謝らなくていいと答え、コンタクトにした理由を答えるのに悩み。誤魔化すように嘘をつくと見破っているのかニヤニヤする友人達を見るとむくれてそっぽを向き)
【 佐野 エマ 】
うん!応援する!
(ちょっと頑張ってみると述べる彼女を笑みを浮かべながら見つめ、頷いてもう一度応援するという事を伝え。兄の事で分からない事があると困る事もあるだろう。その時こそ自分の事を頼って欲しく、自身の胸元を手で拳を作って軽く叩くとニコッと笑っては「また分からない事あったらうちに聞いて!分かる範囲だったら何でも教える!」と彼女の恋愛を応援したいので、兄の事は知らない事以外ならば何でも教えると伝えて)
【 佐野 万次郎 】
うん、いーよ。
(急にしおらしくなった彼女を見ると小首を傾げるが、頬を染めながら撮りたいですと言う姿が何とも愛おしく、クスッと笑うといいよと了承して。どうせ写真を撮るなら自分も彼女の写真が欲しく、だが単体の写真が欲しいと言うと引かれてしまうかと思うと何やら考え込み。いい事を思い付くと彼女の方を見て、笑みを浮かべると「じゃあさ、俺個人の写真撮りたかったら全然撮って良いからツーショも撮ろーよ。美玖との写真欲しくなっちゃった。」とツーショットならば全然怪しまれないと考えると、自分単体の写真も撮りたいならば全然撮ってもらって構わないからツーショットも撮らないかと提案し)
【 松野 千冬 】
…。
(本当なら担任を殴った時点で何かしらの処分が下される所だったが周りのおかげでそれは免れ、昨日反省文を書かされるだけで済んだ。彼女の姿が見えなかったのでまた何かあったのではないだろうか、とは心配していたが理由は分からないが休むとメールがあったので取り敢えずは安心して一日を過ごした。翌日、5分前に教室に着けば彼女の姿が見えたので良かった、と小さく言葉を漏らして。怪我は大丈夫か確認したかったが友人達に囲まれているので後にしようと自分の席に着いて。)
【 上原 美玖 】
エマちゃん、ありがとう!
(先程から初対面の自分を全力で応援してくれる彼女を見ればどうしてだろう、と疑問に思うがあまり気にせず、嬉しそうに笑いながら礼を述べる。自分はドラケンとは全く関わりがないので今自分に出来ることは何もないが、何れ彼女の役に立ちたいなと思っていて。いーよ、と許可が下りるとぱぁと明るい表情を見せて嬉しそうにポケットから携帯を取り出していると彼からの提案にピタリと手が止まり、顔を上げれば「私とのツーショなんて欲しい…?全然いいんだけど、マイキー変わってる。」と一般人の自分と写真を撮りたい彼は相当変わっていると告げて。)
【 三上 結菜 】
おはよう、怪我は大丈夫…?
(友人の1人が彼が登校してきた事に気付くと耳元で「ほら、松野来たよ。行っておいでよ。」と言ってくれたおかげで質問責めから解放され。弁当と一昨日のお礼の菓子折りが入った紙袋を持って彼の元へ行くと挨拶と怪我の具合を尋ね。彼に紙袋を差し出すと「これ一昨日のお礼とお弁当入ってるから…。一昨日お弁当渡せなかったから今日作って渡せて良かった。」とはにかみながら今日は弁当と渡せて良かったと述べ)
【 佐野 万次郎 】
か、変わってねぇよ!ほ、ほら!ダチと写真とかよく撮るだろ?
(ツーショットを撮りたいと言えば変わってると彼女に言われる。まさかの返答に少し慌てた様子で変わってないと述べ。妹を見ていると友達とツーショットを撮る事はよくある事だと思っていたので何処かぎこちない笑みでその事を彼女にも述べ。自分も彼女に特攻服を見てもらった記念に何かが欲しく、それがツーショットという結果に至ったので子犬のような表情で「美玖に俺の特服姿見てもらったから記念にツーショ撮りたかっただけなんだけど…ダメか?ダメだったら諦めるんだけど…。」と彼女を見つめながらダメかと尋ね。付け足すようにダメだったら諦めると呟いて)
【 松野 千冬 】
はよ。俺は大丈夫だけど結菜は大丈夫か?
(彼女から来てくれるとは思わず少し驚いた表情を浮かべながら挨拶を返して、怪我の具合を聞かれれば問題ない、と一度頷き。自分より彼女の方が大丈夫なのか気になり、自分の頬を指で叩きながら頬は大丈夫かと尋ねて。一昨日のお礼だとお弁当と紙袋を差し出されると申し訳なさそうに受け取ると軽く頭を下げて。彼女のはにかんだ笑顔を見れば自分の所為で今度こそこの笑顔を失ってしまうかもしれないと思い、顔を背けながら「… 結菜、もう俺と関わんな。……コレ、ありがとな。」と小さく呟くように言えばダチ待ってんぞ、と指差して。)
【 上原 美玖 】
なるほど…?
(彼のいつもの余裕のある笑顔とは違って、今は何処かぎこちないような笑顔に不思議そうに小首傾げながらもなんとなくで納得して頷いて。子犬のような表情でダメか、と尋ねられると可愛くてきゅんっとしてしまい、首をブンブン横に振れば「ダメじゃない。私もマイキーと一緒に写真撮りたい。」と笑顔で言えば撮ろ撮ろ!と少しはしゃぎながら携帯を開いてはマイキーの写真何枚も撮っていい?と確認して。)
【 三上 結菜 】
うん、もう腫れも引いたから大丈夫。
(怪我の具合は大丈夫と聞くとホッとした表情を浮かべ。自分の怪我の事も尋ねられると、腫れ自体はとっくに引いているので問題は無く、彼にも大丈夫だと伝え。彼が顔を背けてしまうと、どうしたのだろうかと小首を傾げて彼の事を見つめる。すると、彼からもう関わるなと言われると「え…?」と驚きのあまり思わず声が漏れ。言葉の意味を理解すると視界がぼやけ始め、「な、何で…?理由話してくれないと…千冬くんのお母さんに関わるなって言われた…?」と声を震わせながらも理由を尋ね)
【 佐野 万次郎 】
ん、いーよ。美玖の気が済むまで何枚でも。
(シュンっとしていると彼女から一緒に撮りたいと返事が来ると分かりやすく表情を明るくさせ。自分の写真を何枚も撮ってもいいか尋ねられると、何枚でも撮ってくれるのか…と内心喜び、無意識に嬉しそうに笑みを浮かべると気が済むまで何枚でもいいと了承して。2人で撮るならば彼女より少しだけだが背の高い自分が携帯を持って撮る方がいいだろう。そう思うと笑みを浮かべて「ツーショ、俺が携帯持って撮るよ。美玖の携帯で撮る?」と自分の携帯も出しつつ、自分が携帯を持って撮る事を伝えた後に、小首を傾げて彼女の携帯で撮るかと尋ね)
【 松野 千冬 】
…そっか、良かった。
(腫れが引いたと聞けば安心したように息を吐き出し、彼女の殴られた頬に本当に跡が残ったりしないことを願っていて。彼女の顔を見なくてもどんな表情をして、どんな気持ちでいるかなんて痛いほど分かる。仲良くなったところでいきなり突き離すような言葉をかけられたら誰だってそうなるだろう。だから意地でも彼女に顔は向けず、母親に何か言われたのかと尋ねられると首を横に振り「いや、俺の意思だ。……今日はやっぱ帰るわ、じゃあな。」とあの事件が起きてからは先生達が周辺で警備しているので自分が送る必要もなくなっているので鞄を持って立ち上がって。)
【 上原 美玖 】
撮った!不意打ちマイキー!
(了承を貰ってはすぐに彼の無意識に嬉しそうにしている笑顔を撮れば今度は此方が悪戯っ子のような笑みを浮かべて、撮れた写真を確認すると思わず口元が緩んでしまい、慌てて口元に手を当てるとわざとらしく咳払いして。自分の携帯でツーショを撮るかどうか尋ねられると、自分はどちらでも良く、彼の携帯で撮ってもらっても送ってもらう気満々なので「どっちでもいいよ!」と笑顔で返せば何処かわくわくした様子で。)
【 三上 結菜 】
ち、ちょっと待ってよ。きっかけは何?
(自分の意思だと聞くと驚きのあまりその場で立ち尽くし。意思だと言われてもきっかけが分からず。帰ろうとする彼の手首を咄嗟に掴み、周りがその光景を見てざわつき始め、友人の1人が「結菜…?」と自分の事を呼ぶが耳に入らず。頑固だと呆れられてもいい、そう思ったきっかけは何かと尋ね。彼からの答えを聞いても納得出来るとは思わないが、涙が溢れるのを必死に堪えながら「…ちゃんと理由教えてくれるまで絶対離さない。」と述べて痛くないぐらいの強さで手首をぎゅっと握り)
【 佐野 万次郎 】
不意打ちはずりぃ!絶対変な顔してるだろ!
(まさか不意打ちに撮られるとは思わず、目を見開いて上記を述べ。カッコよく撮ってもらいたかったからか慌てて消すように言おうと思うが写真を見て口元が緩んだ彼女を見ると自分もこっそり撮り、撮れた写真が可愛らしく小さく笑みを浮かべ。わざとらしく咳をした彼女を見てニヤニヤ笑うと携帯の画面を彼女に見せながら「美玖に撮られたから仕返し。」と言って悪戯っ子のような笑みを浮かべ。どちらでもいいと聞くと自分の方で撮ってから彼女に送ろうと思い、「じゃあ俺の携帯で撮って美玖に送るわ。」と言ってカメラモードを起動させると近くないと写らないので彼女の肩を抱いて自分との距離を近くさせて)
【 松野 千冬 】
……俺に着いてくんなら一限サボりになるけど。
(まさか手首を掴まれるとは思わず、かなり驚いたのか思わず振り返ってしまうと予想通り今にも涙が溢れ出しそうな彼女の瞳。彼女の手を振り払うことなど出来るはずもなく、片手で額を押さえると周りの目が気になり、この場から一刻も早く離れたい。彼女は見る限り折れそうにないので理由を話す代わり、自分も一限目をすっぽかすことになるぞ、と半分脅しのような提案をすればこれで離してくれるだろう、と息を吐き出して。)
【 上原 美玖 】
変な顔じゃないよ。優しいマイキーの笑顔……って勝手に撮らないでよ!
(不意打ちの写真を嫌がる彼だが全く変な顔などしておらず、むしろ良い表情の写真だ。絶対に消すもんか、と思っていると逆に不意打ちの写真を撮られ返された。自分でもニヤついた気持ち悪い顔をしていたことが分かっていたので、慌てながら勝手に撮るな、と注意するものの、最初に始めたのは自分なのでそれ以上は何も言えず。彼の携帯で撮り送ってくれると決まればコクリと頷くも次の瞬間、肩を抱かれると一気に顔を真っ赤にさせれば「ち、ちち近いんですけど!?」とプチパニックを起こして。)
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