ご主人 2021-06-30 00:11:34 |
通報 |
( お散歩ー、 / にゃあにゃあと鳴きながら相手の周りを回り続けるがその場から動かないことに、このままでは伝わらないと悟り、お店の扉のを、開けてと言わんばかりにかりかりと爪で引っ掻き )
……ああ、外。あんまり遠くに行っちゃだめだよ?( 店の扉をひっかく仕草でようやく彼女の要望を悟れば、ちらりと外を見、ドアノブに手をかけると諭すようにそう告げ。心配な気持ちはあるものの、彼女は賢い猫である上、猫は自由を好むものらしく、ここは大人しく見送ろうと静かに扉を開ける )
( 開かれた扉にどこか不思議そうな視線を相手に送った後、様子伺うようにその場に立ったまま外へと視線向けるとスッと歩き出し外へ / お外!いってきます / 数歩歩いた後、たたっと駆け出して木の方へと向かい )
( 扉を開け、送り出したはいいものの、やはり彼女のことが気になり。そわそわと落ち着きのない様子で、閉じた扉の窓から木の方へ向かうノアを観察する )
( お外、お外!! / 外に出られたことに足取り軽く緑の葉が生い茂る木へ向かい辿り着けば、勢いのま木を登り始め。幹が左右に別れそれぞれ枝を伸ばしている中心にくると、その場にちょこんと座り / 理玖ー、……見えない )
……なかなか降りてこないな。( 元気に一本の木の方へ向かい、器用に登ってゆくノアを見守って少し。枝葉に隠れて姿が見えない状態が続く中、彼女の声が聞こえたような気がして、まさか降りられなくなったのではと考え至った時には扉を開けて木の方へ駆け出していて )……ノア!
( 木の上で少しのんびりした後、お腹も空いてきたので降りようとするも、思いの外高いところまできてしまったらしく降りるに降りれない状況に。少し降りかけては怖くて元の場所に戻ること繰り返し、段々と心細くなってきて / 理玖ー、理玖ー、どこー? )にゃーん、にぁーーん、、
( 木に近づけば近づくほど声は大きくなってゆき、気持ちが逸る。やっと木の下までたどり着き、その姿を瞳に映すと分かりやすくほっとした顔。息を切らしながら両手を彼女の方へと伸ばして )……いた。ノア、だいじょうぶ?ほら、おいで。
( 飼い主の姿求め、にゃあにゃあ鳴き続けていると、聞き覚えのある声に名前呼ばれ。声の方へと視線向ければこちらへと両手広げている相手と視線合い / 理玖?理玖ー、降りれないのー / そろりと木から降りようと試みるもやっぱり怖いというように元の場所に戻ること繰り返し )
( 危惧していた通り、木から降りられなくなっているらしいと気が付けば、また少し表情が曇る。足が竦んでいる様子の彼女にこちらへ飛び込めというのも酷かと辺りを見回すも、特に使えそうなものも見当たらない。木の幹を下から上へと眺めれば、覚悟を決めたように瞳に力を宿し、しかし彼女へは普段通りの穏やかな笑みを向けて )ノア、そこでもう少しだけ待ってて。
( 相手の元へと行きたい気持ちはやまやまだけれど、足が竦みその場を動けないもどかしさに鳴き声も大きくなり。しかし、相手が告げる言葉に耳ピクピクさせつつ、いつもと違う力強い眼差しに気付けば少し落ち着きを取り戻し、それを表すかのように鳴き声が少し小さくなる。それでも、飼い主の元に行きたい気持ちは募るばかりで、再び前足を木に伝わせるように伸ばし、降りようと試みて )
トピック検索 |