イズミ 2021-06-18 17:06:09 |
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『……ジムリーダーか』
(腕を組んで考えると『…いや、ジムリーダーは1つのタイプを使わないといけないからダメだ』と今の手持ちポケモンで戦いたいらしく。すると『それに』と声をあげると『……イズミと一緒に居れないし』と呟いて)
ふふふ、もうウィータさんったら照れちゃいますよー?
(相手が自分と一緒にいたいというので嬉しそうに微笑むと「しかし、困りましたね」とトレーナーズスクールの教師や育て屋、様々な求人表をを見ていて)
『手に職を持たないといけないからなぁ……』
(さすがに無職ではいけないと思っているのかそう呟けば『……なるかジムリーダー…?』と少しだけジムリーダーになろうかと迷い始め)
ジムリーダーだとタイプ絞らないといけませんね、何タイプにするんです?
(ジムリーダーになろうか迷う相手にジムリーダーの試験に必要な条件を提示すれば「私がジムトレーナーになれば条件一つクリアですね。あとはウィータさんの実力次第でしょうか?」と相手を心配そうな顔で見つめて)
ジムリーダーの資格条件
ポケモン協会認定の実力を備えてる事。
使用するポケモンのタイプは1種類であること。
ジムトレーナーを雇える事。
『心配すんな。私が簡単にまけるわけねーだろ?』
(心配するイズミの頭を優しく撫でながら実力はあると豪語するが少し苦い表情となると『…協会が許すかは知らねぇがな』と付け足し)
ウィータさん、ガラル地方のマイナーリーグのジムリーダーを募集してるそうですよ
(ガラル地方のジムリーダーはメジャーリーグ、マイナーリーグの2種類のリーグが有り、毎年、昇格降格の争いをしているらしく、マイナーリーグに位置するジムリーダーは入れ替わりが激しい為、ジムリーダーの職を降りる者も結構いるとの事、「でんき、ノーマル、はがね、むし、ひこう、じめん、どく、エスパー…これが現在のマイナーリーグのジムリーダーだそうですけど、ウィータさん、しばらく旅を続けて一つのタイプを極めてみては?」と相手にガラル地方の雑誌を見せて)
『そうするか……』
(雑誌見ながらマイナーリーグについて説明するイズミを見れば呟くと自身のポケモン達が手持ちから出てくると次々に自身をアピールし始めて)
ふふふ、皆、やる気満々ですね、そろそろ港まで戻りましょうか?
(相手がどんな道をいこうとついていこうと言わんばかりにぴたりとくっつくと「私もこれからの生活費なんとかしなくちゃ」と取り敢えず手当たり次第にトレーナーに挑んでお金を貯めようかと悩んでいて)
『そうするか。…お前たちのやる気は伝わったからボールに戻ってろよな』
(寄り添うようにくっつくイズミを優しく抱き寄せるとやる気満々の自身のポケモン達をボールに戻す。そして『結婚したのは良いけど、なかなか大変なものだな』と苦笑し)
後悔してるんですか?私もサポートするので頑張りましょう!!
(心配そうな顔で相手を見つめながら移動していると「次の目的地はアローラ地方ですかね?南の島楽しみです!!」と相手との新婚旅行を楽しそうにしていて)
『こ、後悔なんかしてねーから!!ただ私が結婚なんてするはずねぇって自分で思ってたからさ……』
(心配そうな表情で見つめるイズミを見て慌てて弁明すればアローラ地方と聞いて『アローラ地方……私、水着とかねーけど良いか……』と呟いて)
アローラ地方もブティックが結構あるので水着買いましょう!!選びます!!
(水着を持たない相手に選ぶと宣言すれば「アローラ地方だとポケモンを借りて乗れるそうですよ?楽しみですね!!」とパンフレットのリザードンやケンタロス、マンタインに乗る観光客を指差しながら楽しそうに私たちを乗せたサントアンヌ号はアローラ地方を目指して数日航海し、無事にアローラ地方に到着すれば「アローラ!!アローラ地方へようこそー!!」とフラガールとキャワワーの団体が船を降りる客達を出迎えていて)
『あ、あろーら?』
(アローラ地方へ到着し、アローラ特有の挨拶を少し戸惑いながら返せばイズミを見て『み、水着選んでくれんのか?』と先ほどの事を思い出して)
はい、ウィータさんに似合いそうな水着選びますね!!
(相手の水着を選びにいこうとタウンマップを開くと「ここはアローラ地方のアーカラ島というところらしいですね?」とあたりを見回して)
『なんだか独特な名前だな。他の地方の名前と比べると不思議だぜ』
(タウンマップを自分も見ながら思った事を述べると
『私…水着なんて初めてだ』と嬉しそうに笑みを浮かべるとイズミを見つめ)
早速、ブティックを発見しました!!
(ブティックを見つけると「このトサキントをモチーフにした可愛らしいフリル付きの水着とパールルをモチーフにしたセクシーな貝殻ビキニどちらが良いですかね!?」と相手の為に水着をいくつか持ってきてあげて)
『ふ、フリル……』
(イズミが持ってきたフリルの水着を見れば少しだけ顔を赤らめると次に貝殻ビキニに気付くと『か、貝殻はえっちぃだろ!!』と可愛らしい初な事を述べる)
そうですかね?似合うと思いますけど?
(なんだかんだ言って無難な青色の水着を購入して「さて、今日はホテルしおさいに泊まる予定なのですが、ウィータさんにはなんちゃって島巡りをして貰います!!」本来、島巡りとは子どもがするものなので、大人である我々にとってはなんちゃって島巡りをすると宣言すれば「ウィータさんにはジムリーダーになるべくいくつか試練をクリアして貰います!!」と相手に試練を突破して欲しいと話して)
『……島巡りだ?』
(聞きなれない単語を聞くと不思議な表情となり『……なにをすれば良いんだよ?』とイズミを何処か呆れた表情で見つめる)
ふふふ、明日のお楽しみです!!取り敢えず、今日はホテルしおさいで休みましょう…
(その日はホテルしおさいでゆっくり休んで翌朝、オハナタウン近くのオハナ牧場へやってくると「ウィータさんにはまず暴れるケンタロスを鎮めて乗りこなして貰います!!」と一体のケンタロスを牧場主さんに連れてきて貰い、バトルして鎮めて欲しいと伝えて)
『はぁ!?お前、暴れるケンタロスがどれだけ危険か分からねえのか!?』
(寝ぼけ眼で牧場にやって来ればケンタウスを見てツッコミを入れるが『あーもう!やってんやんぜ!!』とワルビアルを繰り出して)
私達はモーモーミルクでも飲んで応援しようね、イーブイ?
(相手がケンタロスと戦うのを観戦しつつモーモーミルクを飲んでイーブイと応援しているとケンタロスがワルビアル目掛けてとっしんするのを見て「あ、言い忘れましたけど乗りこなさなきゃいけないので倒しきっちゃだめですよ!!」とケンタロスを瀕死にしてはいけないと補足して)
『上等だっつの!!ワルビアル!』
(のんびり観戦するイズミ達を見て半ばやけくそ気味に叫べばケンタロスを見てワルビアルと叫べばそれに答えるように鳴き声を上げ、ケンタロスの両角を掴んで受け止める。ケンタロスはまさか受け止められるとは思っていなかったのか冷や汗を流していて)
もぉー!!
(しかし、冷や汗を流したケンタロスはその場で暴れ出し暴れる攻撃をワルビアルに仕掛けるのを見て「ふむふむ、じめんタイプのジムリーダー似合いそうですね」とガントルやエアームド、ワルビアルを連れた相手を思い浮かべながらホウエン地方のチャンピオンダイゴのようにじめんや鋼や岩などを扱うジムリーダーを想像して)
『ギャンッ』
(ケンタロスの暴れる攻撃がワルビアルの急所にあたり、ワルビアルは短く悲鳴を上げるもケンタロスをにらみ返し今までの倍以上の力でケンタロスを押さえつける)
『あ…』
(その様子を見ると顔に手を当てアチャーと空を仰ぐと『ワルビアル…手加減してぶんまわせ』と指示を出せばケンタロスを持ち上げその場で振り回すとそのまま投げ飛ばして)
も、もぉー?
(相手のワルビアルに投げ飛ばされたケンタロスは暴れて疲れ果てたのか混乱した様子を見せて「ウィータさん、今ですよ!!ケンタロスの背中に乗るチャンスです!!」と相手に乗るために必要な鞍を手渡して)
『よっしゃ、ケンタウスだろうがバッフロンだろうが華麗にのりこなしてやる!』
(イズミから鞍を受け取ると何故か変なテンションでケンタロスの所まで走っていき鞍を装着しまたがれば『う、うわわ!以外に高い!』と述べ)
も?もぉおおおおお!!
(相手が背中に乗り混乱状態が解けたケンタロスは車並みのスピードで全力ダッシュし始めて岩を砕きながらそのまま牧場を脱走してしまい「あ、ウィータさん!?」そのまませせらぎの丘までいどうしてしまえばようやくケンタロスも落ち着いてきて)
『全然チャンスなんかじゃねーじゃねぇかぁあああ……』
(ケンタロスにしがみつきそのまま悲鳴を上げながらせせらぎの丘までやってくればぐったりとした状態でケンタロスに身体を預けていて)
う、ウィータさん、大丈夫ですか!?
(後から相手を追いかけてせせらぎの丘に来ると相手を心配そうに見つめれば「取り敢えずケンタロスを乗りこなせたので試練達成ですね!!次はここ、せせらぎの丘で主ポケモンを倒して貰います」と相手に次なる試練を与えて)
『ぬ、ぬしぽけもん?』
(あまりの恐怖からかふにゃふにゃな声で述べると『よーし、なんだかわからないがやってんやんぜ』とゆっくり立ち上がり)
このせせらぎの丘では水タイプのぬしポケモンが出るみたいですね、ウィータさんは水タイプに苦手なタイプのポケモンで倒してください
(相手をジムリーダーにするべく、苦手なポケモンにも勝てるように縛りをつけると「ランターン、ぬしポケモン連れてきてね?」とランターンの灯りでぬしポケモンを誘き出すためにランターンをモンスターボールから出すとランターンは了解と言わんばかりに水をパシャパシャとさせながら水の中へ潜るとしばらくして巨大な魚群を引き連れぬしポケモンのヨワシを連れてきて)
『げ、群れをなしたヨワシかよ』
(ランターンがつれてきたヨワシを見てめんどくさそうな表情をするとワルビアルに『とりあえずこれ持っとけ』と《持ち物》を持たすとヨワシに目を向け『群れたぐらいで私たちを倒せるほど甘くはねーぞ』と不敵な笑みを浮かべ)
ヨワワワワワ!?
(ヨワシは一旦海の中へ潜ったかと思えば物凄いスピードでワルビアルに突進するダイビングという技で襲いかかってきて)
『……フッ』
(ヨワシのダイビングを見て小さく不敵な笑みを浮かべる。ダイビングはワルビアルにあたりワルビアルはふっとんでいき、地面に叩きつけられる)
ウィータさん流石にこの縛りの中でぬしポケモン倒すのは難しいですかね?
(相手の様子を心配そうに見つめていると一緒に見ていたランターンもぺちぺちとヒレを叩いて応援していると、今度はヨワシがワルビアルにとどめを刺そうとアクアテールで攻撃して)
『……かかったな。カウンター!』
(ワルビアルの腕には《きあいのタスキ》が巻かれていた。ワルビアルは倒れたまま近づいてきたヨワシめがけてカウンターの一撃を放つ。先ほどのケンタロス戦にて《いかりのつぼ》をおされた状態でのカウンターの一撃は凄まじいものがあり)
『ヨワシは群れたらつえーが……ダメージを受けすぎると群れを解除しやがる。……この一撃で解除されたら良いのだが』
(そう言いながらワルビアルにまんたんのくすりをあたえながらヨワシの様子を見て)
ヨワワ…ヨワワ
(相手のワルビアルのカウンターが決まり、ヨワシがばらけたものの、何故かヨワシ達は散り散りになって逃げ始める、それもそのはず、いきなり水の奥深くから新たなぬしポケモンのオニシズクモが現れてはワルビアル目掛けてアクアブレイクを放って「ら、ラウンドツーですかね?ウィータさん、頑張ってください!!」と予定外の事態に相手を心配そうに応援して)
『まもる!』
(ワルビアルにそう指示をすればオニシズクモのアクアブレイクから身を守ると元の悪の血が騒いだのか『雑魚は引っ込んでろッ!!』と叫べば黒い笑みを浮かべ『ワルビアル。かみなりのきば』と指示をすればワルビアルは両手でオニシズクモを掴んでかみなりのきばで噛みついて)
ウィータさん!!ジムリーダー目指すならもっと口調良くしないと怖いジムリーダーって思われちゃいますよー?
(相手の口調が悪くなるのを見てジムリーダーとして彼女が世間から悪い印象を持たれるのは恋人としても嫌な為、優しい口調で助言して「冷静に冷静に!!」と応援すればオニシズクモもワルビアルのかみなりのきばに耐えながら吸血攻撃をしようと口を開いて)
『……ッ』
(イズミから応援されると、ハッとした表情をすると悪の道から離れた筈なのにまたも悪の道に戻りそうになった自分にイラつき小さく舌打ちすると『ワルビアル。もう一度かみなりのきば』と指示を出し。オニシズクモのきゅうけつを受けたままもう一度かみなりのきばで噛みついて)
グモモモ…
(相手のかみなりのきばにオニシズクモの回復が間に合わずそのまま水の中へ沈んでいけば「おお、流石です、苦手な水タイプを突破出来ましたね」とランターンと共に拍手して)
『……おぉ』
(相手から拍手されると少し元気が無さそうに返事する。一瞬とは言え、イズミに自分の悪の部分を見せてしまったのが効いているのか悲しげな表情となっていた。ワルビアルはその様子を心配そうに見ていて)
私はどんなウィータさんでも愛してますよ?
(相手の悲しげな表情を悟り、自分達の他にせせらぎの丘に誰もいない事を確認するとちゅっ、ちゅっと甘えるように相手とキスして)
『ん……イズミ…』
(甘えてくるイズミを見て、毒気がなくなったのか『ありがとな……イズミ』と優しく頭を撫でると自分もキスをする)
あ、もうこんな時間!!今日の最後の試練がまだ残っています、急ぎましょう!!
(暫くいちゃいちゃした後、我に返り相手を連れて大急ぎでロイヤルアベニューにあるロイヤルドームまで移動すると「バトルロワイヤルにこの人参加します!!」と参加手続きを済ませれば「ウィータさん、ジムリーダーたるもの大勢の観客の中でも全力を発揮しないといけません、その練習です、どんな状況でも冷静な判断が出来るように頑張って下さい!!」と応援して)
『確かに判断力は大切だけどよ……』
(バンギラスを模したコーナーに立ちながらぼんやりと周りを眺めながら呟くと『イズミ……なんか楽しんでねぇか?』と応援している相手の方向を見て)
そりゃウィータさんのかっこいい姿が見れるので楽しんでますよ?ジム戦の時は私応援される側でしたが今度は私が応援します!!
(当たり前のように相手の戦う姿に惚れ惚れしてる為、素直に答えれば「ふむふむ、他のトレーナーのポケモンはガオガエン、ルチャブル、カイリキーですか、どれも強そうです」と対戦相手のポケモンを見て少し不安そうな顔をして)
『……あんがとな。めちゃくちゃ心強いわ』
(惚れ惚れしているイズミを見れば小さく口元に笑みを浮かべると『よっしゃ!ぶちかましていこうぜ!ガマゲロゲ!!』と楽しそうにガマゲロゲを繰り出すと心配するイズミを見れば『イズミは黙って私を見てろ』とニヒルな不敵な笑みを浮かべるとガマゲロゲもイズミを見て不敵な笑みを浮かべ)
ん?やっぱりじめんタイプのジムリーダーに向いてるのでは?
(ワルビアルやガマゲロゲで戦う彼女を思い浮かべては首を傾げていればガオガエンはフレアドライブをカイリキーにぶつけ、ルチャブルはフライングプレスをガマゲロゲに仕掛けていて)
『ガマゲロゲ!れいとうパンチ!』
(フライングプレスを放つルチャブルを見ればガマゲロゲにれいとうパンチの指示を出す。ガマゲロゲは氷で覆われた拳でルチャブルを攻撃する)
おー!!冷凍パンチ覚えてるんですね、凄いです!!
(ガマゲロゲの冷凍パンチでルチャブルはリングの端まで吹き飛んだのは良かったがガマゲロゲの背後からガオガエンがDDラリアットをしながら襲いかかってきて)
『ドレインパンチッ!!』
(DDラリアットをくらうもののガマゲロゲはガオガエンをニヤリと余裕の笑みを浮かべて睨みつけるとドレインパンチを放つ。ガオガエンは吹っ飛ぶも堪えるも何処か苦しそうにしていて。さらに先ほどれいとうパンチを受けたルチャブルも苦しそうにしていた。《どくしゅ》による毒状態になっていたのだ)
ブーブー!!毒なんてずるいぞ!!正々堂々戦え!!
(別にルール違反でもなんでもないのだが、ガオガエンとルチャブルを応援していた観客からブーイングの嵐が飛び交い、ドームは完全にアウェイとなって「悪く思うなよ、1番強い奴から倒すのはセオリーだからな」とガオガエンとルチャブルのトレーナーが結託しガマゲロゲ目掛けてとびひざげりとDDラリアットで襲いかかってきて)
『へ、勝負に卑怯もヘチマもねーんだよ』
(ブーイングを受けるも彼女は元悪の組織。この程度のブーイングはどこ吹く風、ケッと小さく笑えば不敵に振る舞えば『知ってるか?ガマゲロゲは特殊もつえーんだぜッ!ベノムウェーブッ!!』と指示を出せばガマゲロゲは地面めがけて拳を合わせて振り下ろせば紫色の毒々しい大波がルチャブル、ガオガエン、そしてカイリキー全員に襲いかかる)
せ、戦闘不能!!そこまで!!
(カイリキー、ルチャブル、ガオガエンの三匹はヘドロウェーブで倒されてしまい、審判に試合終了の合図が出ると「うわ、ウィータさん凄いっ!?」と大はしゃぎしていると横から白い着物を着た目つきの悪い黒髪の男性が現れて「彼女は君の連れかい?彼女、随分強いね、おかげで賭けに勝つ事が出来たよ、ありがとう」と話しかけられていて)
『……なんだあいつ』
(バトルロワイヤルではあまりないたった一匹で他3匹を瀕死にさせ先程までブーイングしていた観客は静かになったがイズミが何者かに話しかけられているのを見れば鋭い目付きとなり会場から2人の元へやって来れば『誰だテメェは』と男を睨み)
おや?恐らく君は僕と同郷のイッシュ地方の出身だろう?僕の事知らないのかい?プラズマ団のお嬢さん?
(睨む相手に男性は不敵な笑みをしながら首を傾げると「あ!?思い出しました。この方、イッシュ地方の四天王の一人、ギーマさんですよ!?」と相手の正体に気が付き大声をあげると「正確には元四天王だね、現在イッシュ地方の四天王の席は僕が抜けて一つ空席なんだ…」とギーマは呟いていて)
『げ……私を知ってんのかよ』
(相手がイッシュの四天王の1人、ギーマだと知ると小さく声を漏らすとギーマが自身の事を《元四天王》と呟くのを聞けば『あ?四天王を抜けたのか?……何でまたそんな事になってんだよ?』と疑問に思ったのか訊ね)
ふふ、カマをかけたつもりだったけど図星みたいだね
(相手がプラズマ団かどうかなんて特に根拠のない話だったが、くすくすと微笑みながら「大きな戦いに敗れてね、四天王の座を降りて海辺をふらついていたらアローラ地方に辿り着いたわけだよ…まぁ、僕の事は置いといてアデクさんやレンブが四天王の座に着く新たな強者を募っているんだけど君、興味ある?」と相手に尋ねて)
『……私なんかで良いのか?』
(四天王に誘うギーマに対して怪訝な表情をして《自分で良いのか》と訊ねる。元プラズマ団である自分が四天王としての資格があるのかが気になったからだ)
そうだね、まずは一つのタイプを極めないとね、自分が1番自信のあるパーティを作ったらウラウラ島のポータウンに来てよ?他の島を巡って武者修行しながらね
(ギーマは相手に一つのタイプを極めたパーティを作りウラウラ島まで来るようにと課題を出して「君も彼女のアシストよろしくね」とウインクして去ったので「はい、ウィータさん頑張りましょう」と相手に伝えて)
『……おう』
(立ち去るギーマを眺めながら返事をし、イズミを見れば『じめんタイプのポケモンを探しに行くぞ』と述べると歩き始める)
は、はい!!今日は遅いので明日から頑張りましょう
(相手のやる気は伝わるものの、時刻はもう夜、今日はポケモンセンターでゆっくり休むと「えっとですね、アーカラ島だとオハナ牧場付近でドロバンコ、火山付近でカラカラが捕まえられるそうです。あとディグダトンネルだとアローラのディグダが捕まえられます」と相手をサポートするために昨日遅くまでここら近辺の分布図を教えて)
『……カラカラか』
(相手の分布図を聞きカラカラが気になったのか呟くとイズミを見れば『イズミ、おまえひょっとして夜遅くまで起きていただろ』と自分のために遅くまで起きていた事に気づいて)
い、いや、その、ウィータさんの力になりたくて…そんな事よりヴェラ火山へ向かいましょう!!
(相手の手を取ってヴェラ火山公園へと移動するとブーバーやヒノヤコマなどの炎タイプはいてカラカラの姿は見当たらずしばらく探していると「あ、ウィータさん、カラカラいましたよ!!」と相手の前にカラカラを抱き抱えて見せるものの、それはカラカラではなくガルーラの子どもで「きゃー!!間違えました!?」と大慌てで逃げ出すとその騒ぎに釣られてカラカラも出てきて)
『バカッ!!!おまえそいつはガルーラの子供じゃねーか!早く返してこいッ!!』
(イズミが連れてきたガルーラの子供を見ると青ざめた表情となり叫ぶと遠くから子供を探しているのかガルーラの鳴き声が洞窟内に響き渡るとエアームドを繰り出してカラカラを抱っこし『ずらかるぞ!!』と叫び)
そ、それが、この子私を離してくれなくて…も、もうどうにでもなれ!!
(トゲキッスを出して同じく逃げようとしたが、子ガルーラは私から離れようとしない為、仕方なく母ガルーラにモンスターボールを投げて捕まえてしまうと「ふぅ、ほら、君のお母さんはこの中に居るから君も入ろうね?」とコツンと子ガルーラの頭にボールで触れると無事にゲットして「ウィータさん、無事にゲットできました」と相手の元へと駆け寄って)
『……助かったぁ』
(余程、母ガルーラが怖かったのか安堵の声を洩らすとその場にへたりこむとイズミを見上げ『イズミ……お前が捕まえてなかったらヤバかったぞ』と述べ)
『あぁ、そうするつもりだ』
(抱き抱えたカラカラを地面に降ろせば『一緒に頂点行こうぜ』とカラカラと拳を合わせればボールをカラカラの頭にコツンとしてゲットすると『よっしゃ!とりあえず目標は達成だぜ!』と述べ)
ウィータさん、残りの手持ちをどうするつもりですか?
(ガマゲロゲ、ワルビアル、カラカラ、じめんタイプはこれで3体だが残りの枠はどうするのか尋ねて「ウラウラ島には砂漠があるそうですよ?戦力強化のために向かいますか?それとも他の場所で鍛えますか?」と相手に今後の方針も尋ねて)
『ある程度は候補を決めてある。フカマル、スナバァ……そしてモグリューだ』
(自分の決めている候補のポケモン達を上げれば『いや、砂漠に向かう。それとイズミはセンターで休んでいろ』と自分1人で砂漠に向かうと述べる)
え…はい、分かりました
(常に一緒に行動していた相手から砂漠へ一人で向かうと言われ足手まといなのかなと考えつつ、心配そうな顔で承諾すると「私、行きたいところがあるのでウラウラ島まではご一緒します」と相手と共にウラウラ島までは移動して)
『……行ってくる』
(ウラウラ島に到着すればエアームドを繰り出して背中に乗ればイズミを見てただ一言だけ《行ってくる》と述べるとそのままハイナ砂漠へ向かって飛んで行ってしまい)
『……これは私の問題だ……イズミは巻き込ませる訳にはいかねぇんだ……』
(エアームドの背中の上で自分に言い聞かせる様に述べると『……アデクさん』と呟いてエアームドと共にハイナ砂漠に向かって行き)
さてと…ラナキラマウンテンへと登りますか
(相手を見送ったあと、ラナキラマウンテンへ向かいサンドをモンスターボールから出すと「ずっと君をここへ連れてきてあげたかったんだよね、ほら、ふるさとだよ?懐かしい?」とアローラ生まれのサンドは大喜びで雪遊びをしているとサンドパンの夫婦を見つけて「あれ、君のお父さんとお母さんかな?今まで助けてくれてありがとうね、行っていいよ、元気でね?」と泣きそうになりながらも笑顔でサンドを見送ると「さてと、ウィータさんの帰りを待ちますか」とマリエシティのポケモンセンターまで戻ることにして)
『……』
(そしてたった1人で砂漠に向かって行き、彼女が帰ってきたのは夜遅くだった捕まえたばかりだったカラカラは無茶な戦闘をさせたのかガラガラに進化し、傍らには捕まえたガバイドがいた。『……次はスナバァだ……』と呟けばその場の椅子に座り込み)
ウィータさんが来るまで私もポケモン捕まえてようかな?
(相手の帰りを待つ間、草むらや水辺などでポケモンを探しながら相手を待つ事にして)
『……おそくなっちまったな』
(結局、スナバァがどこに居るのかわからない為、帰ることとしてエアームドの背中の上で夜空を見上げると呟けばイズミが待つマリエシティへと向かって行く)
あ、ウィータさん、おかえりなさい
(何やら雑誌を読んで相手を待っていると「ウィータさん見てください、このアローラ地方だとライチュウやガラガラの姿やタイプが違う進化をするらしいですよ?」と相手のカラカラを進化させるときの注意点を今更伝えて)
『……』
(ボールから出していた進化させてしまったガラガラを見ればしゃがんで『おまえ、ひょっとしてじめんタイプじゃなかったりする?』と訊ねればガラガラは頷いて答えると『まじかよぉ……』とうなだれて)
ど、どんまいです!!その子、炎ゴーストタイプなんでシャンデラと同じですね
(落ち込む相手を見て元気付けると「ウィータさん、スナバァはアーカラ島のハノハノリゾートの砂浜にいるそうですよ?」と相手が探してるポケモンの情報を伝えて)
『砂浜か……』
(自分が探しているスナバァの場所をイズミから教えられると呟くように述べると何処かばつの悪そうな表情でイズミを見れば『……やっぱイズミと一緒じゃなきゃダメだ』と述べ)
ん?どうしたんですか?
(首を傾げながら相手を抱きしめて「甘えたくなったんですか?」と頭を撫でてあげながら「あ、そういえば私、手持ちのメンバーが少し変わったんですよ」とハガネール、ガルーラ、ランターン、ウルガモス、トゲキッス、エーフィを相手に見せて)
『いや…私1人じゃあスナバァが居る場所わかんねぇし、1人だと心細かったつーか…』
(そう言えばイズミを抱きしめる力をぎゅっと少しだけ強くする。そして相手の手持ちポケモンが変わった事を知れば『ん?……サンドはどうした?』と訊ねて)
サンドは故郷に帰してあげました。ずっと親から離れて遠いカントーでひとりぼっちだったので…。
(相手にサンドを逃した話をしていると、その話を聞いていた白い制服を着た女性に「貴女のその考え実に素晴らしいです!!エーテル財団の職員になりませんか!?」と何やらパンフレットを渡されてしまえば「どうしましょう、これ?」と相手に相談して)
『エーテル財団……あぁ、ルザミーネさんの財団か』
(イズミがもらったパンフレットを見て《エーテル財団》というワードに気づくと、知っているのかエーテル財団のトップ《ルザミーネ》の名前を上げれば『うーん…ルザミーネさんはクセが強いからな……』 と少し難色を示して)
でも、さっきの制服可愛かったですね!!似合いますかね?
(相手にさっきの服を着たら似合うかどうか尋ねたあと「ウィータさん、ガラガラがじめんタイプじゃないしスナバァも捕まえてないから相談なのですが…この子はどうですか?」と自分の相棒であるハガネールを指差して)
『……ま、まぁ似合うんじゃねーのか』
(イズミがエーテル財団の服を着ているのを想像し、顔をほんのり赤らめると《似合う》と遠回しに答える。そして、相手が自分の相棒であるハガネールを指差して相談するのに対して『おまえ…ずっと一緒にいた相棒じゃねーか…。良いのか…?』とイズミとハガネールを見つめ)
ハガネールも良いよね?別に会えなくなるわけじゃないしウィータさんの力になってあげて?
(相手と暮らすので離れるわけではない為、好戦的な相棒を四天王の手持ちとして強敵達と戦わせてあげたいと考え、ハガネールを見つめればハガネールもやる気を見せていて「はい、どうぞ、ウィータさん」と相手に手渡して)
『……イズミ』
(受け取ったボールと交互に相手を見れば、決心した表情をすれば『わかった。イズミの意思、確かに受け取ったからな。だから……』と言葉を区切ると『おだんごをイズミに託す。こいつはイズミのトゲチックと仲も良いし、何より進化したがってる…』と小さい頃からの相棒である《おだんご》をイズミに託すと述べ)
おだんごちゃん岩タイプですし、じめんタイプの四天王が使ってても問題ないと思いますよ?シンオウ地方のキクノさんもウソッキーとか使ってますし…。
(相手から一度おだんごちゃんを受け取りギガイアスに進化すると「トゲキッスも別にすぐに会えるから大丈夫だよね?」とトゲキッスの方を見ると頷いておりおだんごちゃんを相手に返して)
『そういうものなのか?』
(進化したおだんごを見ればおだんごはニコッと笑みを浮かべて頷いて答える。そしてギガイアスに進化したおだんごを見ながら『でかくなったなぁ』と何処か嬉しそうに述べ)
ふふ、そういうものですよ?今日はゆっくり休みましょう
(そろそろ身体を休める為にポケモンセンターで一泊することにし翌日「今日はどうするんですか?ギーマさんに会いに行くんですか?」と相手に今日の予定を尋ねて)
『いや…スナバァを探しに行こうと思う』
(四天王になるべく手持ちポケモンである、おだんご、ハガネール、ワルビアル、ガマゲロゲ、ガバイドを見れば最後の一匹であるスナバァを探しに行くと述べるとイズミを見れば『ついてきてくれるか?』と確認し)
いいですよ?行きましょう
(相手と共にハノハノリゾートまで戻ると浜辺で水着に着替えて現れれば「ナマコブシ投げのバイトしてますからウィータさんはスナバァ探し頑張ってくださいね!!」と小遣い稼ぎにナマコブシ投げのバイトしながら相手を待つ事にして)
『…なんだナマコブシ投げって……』
(浜辺にやって来ても水着ではなくいつもの服装で居ればイズミが聞いたことの無いバイトをすると聞き呆れた表情となる。そして『さて、スナバァを探しに行くか』と気を取り直して周りを見回すと群れとは別に単独でうろうろしている黒いスナバァを見つけると『あいつにするか』とスナバァの元へ走っていき)
おりゃー!!とぉっ!!…ふぅ、良い仕事しましたね
(掛け声と共に全力で海へとナマコブシを投げつけるだけの簡単なお仕事を済ませるとバイト代の二万円を持って相手の元へと向かうと「あれ?色違いですかね?」と相手が捕まえようとしているスナバァが色違いだと気が付きそっと見守っていて)
『スナァ?』
(近づいてきたウィータに気づいたスナバァは鳴き声をあげると自分もウィータに近づいていくと足元にすり寄って来て)
『おー?なんだおまえー?』
(いきなりすり寄ってきたスナバァを見てしゃがめばスナバァの頭を撫でてやり)
だ、だめです!?
(スナバァの頭を撫でる相手に大慌てで接近し相手の手を引っ張るように離させると「可愛い顔してますけど、スナバァの頭のスコップにもし触れたら操られてしまいますよ!?」と昔見たスナバァの情報を思い出しながら大声で注意して)
『お、おぉ!?そうなのか!?』
(スナバァから離されイズミから注意を受けると少し青ざめた表情でスナバァを見ると『こんにゃろ!! 』とボールを投げつけてスナバァを捕まえ)
ふぅ、無事にゲットできましたね
(相手がスナバァをゲットしたのを見てホッと一安心すると「ウィータさん、これで手持ち6匹揃いましたね、どうします?ギーマさんに会いに行きますか?」とハガネール、ギガイアス、ガマゲロゲ、ワルビアル、ガバイト、スナバァを揃えた相手に尋ねて)
『あぁ、一回会ってみようと思う』
(ギーマに会いに行くかを訊ねられ頷いて答えると『先は助かったわ。……ありがとな』と相手の頭を優しく撫でてやり)
えへへへ、それじゃあポータウンへ向かいましょうか?
(相手に撫でられながらギーマが待つポータウンへ移動すると、ポータウン近くの交番でギーマが待っていれば「やぁ、そろそろ来る頃だと思ってたよ?手持ち6匹集まったようだね?君は何のタイプを極めるんだい?」と話しかけるギーマの背後で目付きの悪い警察官と女の子が待機していて)
『じめんタイプだ…』
(ギーマに訊ねられじめんタイプと答えると後ろの警官2人を見れば『後ろの奴らは気にしなくて良いんだよな?』と訊ね)
そうか、じめんタイプか
(相手からタイプを聞くと何やら頷くギーマだったが相手の質問に対して「彼等かい?そうだね、紹介しよう、このウラウラ島の島キング、クチナシさんとアローラ地方の四天王、アセロラちゃんさ」とギーマは背後の二人を紹介すると「はーい!古代のプリンセスアセロラちゃんです!!」「…クチナシだ。おじさん達があんたの修行の相手ってわけだ」とアセロラとクチナシは自己紹介を済ませるとそれぞれ、シロデスナとワルビアルを出して「次の試練は彼等に勝利する事だね、頑張りたまえ」とギーマは次の試練を出して)
『そーゆう事かよ!』
(状況を飲み込むとガマゲロゲとハガネールを繰り出してアセロラとクチナシを見れば『かかってきやがれ!』と2対1の戦いを受け入れ)
シロデスナ、ガマゲロゲにギガドレインだよ!!
(アセロラのシロデスナはガマゲロゲにギガドレインで攻撃しつつ、クチナシは「……はぁ、いきなり全力出すのも大人気ないと思うけどな、おじさんの全力喰らってみな」と何やら変なポーズを取った後、弱ったガマゲロゲにZ技をぶちかますと「ほら、どうした、嬢ちゃん1体倒れたぜ?」と圧倒的な力の差を見せつけて)
『ぐ……流石に強いな……』
(倒れたガマゲロゲをボールに戻すとアセロラとクチナシを見れば呟くように述べる。しかし、まだ諦めていないのか『へ、まだ負けたわけじゃねーからな!かかってきやがれ!!』と2人を不敵な笑みを浮かべ睨み付け)
悪いな嬢ちゃん、おじさんのワルビアル自信過剰なんだわ
(確かにハガネールの防御力は脅威だが、先にガマゲロゲを倒した事でワルビアルの攻撃力は上がっていて「シロデスナ、まもる!!」「ワルビアル、じしんだ」とワルビアル はハガネールを攻撃して)
『へ…《でんじふゆう》』
(相手のワルビアルを見れば呟くように《でんじふゆう》と指示すればハガネールは電気を帯びれば地上からふわふわ浮き始める。そして『わりぃな。ハガネールはじめんタイプに対してはどーにでも出きるんだぜ』と相手を見れば)
ワルビアル、ほのおのきば。
(相手が浮いたのを見てクチナシは冷静な判断で攻撃方法を切り替えて「シロデスナ、シャドーボール」と2体で確実にハガネールを追い詰めていって)
『ち……なにか無いか…打開策はあるはずだ…』
(2匹の攻撃を受け耐えるハガネールを見て必死で脳細胞を総動員させて思案する。正直の所、シロデスナの攻撃はあまり驚異ではなく一番はワルビアルである。『…一か八かだ!ハガネール!ボディプレスだ!』それはこっそり覚えさせた防御力を攻撃力に変えて放つ技。ワルビアルめがけてその巨体でハガネールはのし掛かろうとして)
く、ボディプレスか、だがな嬢ちゃん、どうやら時間切れのようだぜ?
(ハガネールはワルビアルを倒したものの「シロデスナ!!ねっさのだいち!!」シロデスナのねっさのだいちによってダメージを受け火傷状態になってしまえばそのままハガネールは火傷ダメージで力尽きてしまって)
『ハガネール…』
(倒れたハガネールをボールに戻すとその場で仰向けに倒れ『だー!!ちっくしょぉ!負けたけどすっげぇ楽しかったぞ!!』と負けて悔しいもののそれよりか楽しさが勝ったのか楽しそうに笑いながら涙を流し)
んー…残念だけど及第点だね、四天王ほどではないけど、ジムリーダークラスの実力はありそうだね。どうかな、クチナシさん?
(ギーマが拍手しながら残念そうな顔で感想を述べクチナシにも感想を尋ねると「まさか、ワルビアルが倒されるとは思わなかったよ、お嬢ちゃん、強くなりたいならおじさん、知り合い紹介するぜ?」と相手に伝えるのを見て「ウィータさん、大丈夫ですか?どうします?」とハンカチで涙拭いてあげて)
『あぁ、大丈夫だ』
(涙を拭いてくれたイズミの頭をわしわしと撫でてやると立ち上がりクチナシを見れば『当たり前だろッ!強くなって次はぜってぇ勝つ!!』と述べ)
ポニ島のハプウって嬢ちゃんにこいつを渡しな?
(クチナシからハプウ宛の手紙を受け取り「お姉ちゃん、頑張ってね!!」アセロラの応援を受け「一週間後、またここで会おう」とギーマと約束すれば2人でポニ島へ向かう事に「アセロラちゃん曰くハプウさんはクチナシさんと同格の島クィーンでじめんタイプの使い手、それにポニ島はアローラ地方の中でもかなり険しい大自然が残っていて野生のポケモンのレベルが高いそうです」とガイドブックを見ながら相手に伝えて)
『そこで修行しろってことか……』
(手紙をバックに入れるとイズミが見るタウンマップを覗き込みながら述べるとイズミをどこか真剣な表情で見ると『こっからは危険な旅になるけど大丈夫か?』と相手の事が心配なのか、案ずる事を述べる)
ふふ、望むところですよ?それにポニ島には船で暮らす海の民の村とか、ナッシーアイランドとかの観光名所もありますしね
(相手の心配に対して楽しそうに返事すると「それに何かあったらウィータさんが守ってくれますしね」と相手を信頼しており、そして二人はポニ島に到着すると「見てください!!ハガネールやナマズンの形をした船とかありますよ!?」と海の民の村の変わった形の船を指差して)
『おー…こりゃすげーな』
(ポケモンの形をした船を見つけるとどこか関心したような声を洩らすと『さて…ハプウを探さないといけないが……どこにいるんだろーな』と周りをキョロキョロと見回し)
ハプウちゃんの家ならポニの古道にあるよ?
(ハプウを探していた私達に全身絵の具まみれの女性が親切に道案内してくれて「ウィータさん、ポニの古道にあるそうですよー?」と相手に聞いた情報を共有し、ポニの古道へ向かう事にすれば「ふむ、豊作じゃな」と庭の畑でバンバドロと共に畑仕事をしている女の子を見つけて)
『お…あの娘か…』
(ポニの古道にてハプウを見つけるとバックから手紙を取り出して『ハプウさんってのはあんたの事か?クチナシさんから手紙を預かってきた』と言いながら相手に近づいていき)
うむ、確かにわらわがハプウじゃが?わらわに手紙とな?
(ハプウはクチナシからの手紙を読むと相手の顔をまじまじと見つめて「遠くの地方で四天王になる為に修行したいのだな、分かった、わらわの修行は厳しいがついてまいれ」とハプウはバンバドロに乗ると海の民の村まで移動してしまい、跡をつけ海の民を率いる団長の元へと辿り着くと「ハプウちゃんから聞いたぜ?修行の為ナッシーアイランドに行きたいんだってな、すぐに船を出してやるぜ」と団長は私達を連れてナッシーアイランドへ向かうと「お、おっきい」とアローラのナッシー達を見て目を丸くして)
『お、大きいつか……長ェ……』
(自分も初めて見たアローラナッシーに対して見上げながら目を丸くすると『修行って…この長いナッシー達とすんのか?』と訊ね)
うむ、危ないから離れてよく見ておくのじゃぞ?
(ハプウはナッシーの群れの中央へとアローラ地方のダグトリオをボールから出して見せるとナッシー達は突然の事に驚いてそれぞれ、長い首を振り下ろしてはダグトリオにウッドハンマーを食らわせようとしてくるのをダグトリオはスルスルと上手い具合に避けて見せて「先ずは身のこなしが大事じゃな、じめんタイプの苦手な草タイプの猛攻を避け続けるのは至難の業じゃぞ?それとじめんタイプは力強いものが多いが鈍足のものも多い、攻撃が避けられないそんな場合は…」今度はゴルーグを出すとゴルーグはナッシーの首を掴んで押し倒してしまって「敵を圧倒する力が必要なのじゃ」とハプウは相手に説明して)
『なるほどな……』
(ハプウの説明に対して根っこは真面目なのか頷いて聞くと周りの長いナッシー達を見て『修行ってのはこいつらから耐えれば良いのか?ハプウさんよ?』とアローラナッシーを撫でながら述べ)
そうじゃの、わらわが良いと言うまで避け続けるか、耐え続けるのじゃ、ナッシーを倒すのは無しじゃぞ?
(相手の質問に対してハプウは頷くと「ウィータさん、頑張って下さいね!!」と相手を安全な場所で応援する事にすれば「それでは開始!!」とハプウの合図でバンバドロは大地を踏み締めるとナッシー達が地響きに驚き首を相手に向けて一斉に振り下ろし始めて)
『よっし……』
(ナッシーのウッドハンマーを回避しながらガバイドを繰り出して『ガバイド!出きる限り避け続けろ!』と指示すればじめんタイプではすばやいガバイドはナッシーのウッドハンマーをぴょんぴょん飛びながら避け)
す、凄いです、ナッシーのウッドハンマーを避け続けてます
(振り下ろされるナッシーの首を避け続けるガバイトを見て拍手する私に対してハプウは「時間の問題じゃな」と渋い顔を見せるとナッシーのウッドハンマーが次第にガバイトのギリギリを掠るようになったかと思えば突然、横や斜めといった不規則な方向からウッドハンマーを繰り出したり、突然タネマシンガンなどの他の技を使い始めて)
『こいつら……考えてやがる』
(行動が変わりつつあるナッシーを見て呟くように声を洩らすと何か閃いたのか悪い顔をすると『ガバイド!すなかけ!』と指示すればナッシー達の顔目掛けてすなかけを放ち)
な、ナッシー!?
(何体かのナッシーは目に砂をかけられ騒ぎ出したかと思えば他のナッシー達はそれを見て首を伸ばし、すなかけが当たらない距離からたねばくだんを落とし始めて「この辺のナッシーって頭いいんですね」とハプウと観戦しながら話していると「この島はわらわの遊び場でもあるのじゃ、戦っているうちにここのナッシー達も戦略を立て始めたのじゃよ」と笑うハプウに対して「しかし、すなかけか、じめんタイプの使い手らしい戦略じゃな、そろそろガバイトを引っ込めて次のポケモンを出してみるのじゃ」と他のポケモンに切り替えて戦略を立てて行動するようにと相手に指示して)
『ガバイト、お疲れさん。次はガマゲロゲ行ってこい!』
(ガバイトを引っ込めると、次はガマゲロゲを繰り出す。先程の事があるのか、ガマゲロゲはやる気に満ちた表情をして両拳を合わせ鳴き声をあげ)
あれ?雨が降ってきましたね
(空を見てみると突然のゲリラ豪雨が降り始めて「うむ、都合が良いの、雨で滑ったりぬかるみに気をつけながら続行じゃ」とナッシー達を気持ち良さそうにしながらガマゲロゲに襲いかかってきて)
『雨か…おまえにとっては懐かしいんじゃねーの?』
(雨が降ってきてずぶ濡れになっても嫌な顔を一つもせずガマゲロゲに話しかけるとガマゲロゲは笑みを浮かべて頷いて『ぬかるみが出来て困るのはナッシーのほうだぜ』と言えばガマゲロゲはぬかるみを滑る様に移動して避け始める。元々湿地帯で生息するガマゲロゲに対して今の環境は適していると言えよう)
うむ、なかなかの動きじゃ!!ガマゲロゲは合格じゃな
(相手のガマゲロゲを見てハプウは合格のサインを出すと「しかし、他のじめんタイプ達はどうなのじゃ?四天王やジムリーダーは時には自分に不利な環境で戦わねばならぬのじゃ、他のポケモンに交代じゃ」とこの豪雨のなかで他のポケモンを出すように伝えれば「ウィータさん、ワルビアルやガマゲロゲ、おだんごちゃんはずっと一緒にいて連携は取れてますけど他のポケモンも同じように連携が取れるようにしないとですね!!」と捕まえたばかりのスナバァや交換したばかりのハガネールだと相手と連携が取れないのではないかと心配し助言して)
『おし…スナバァ頼んだぜ!』
(ガマゲロゲを引っ込めるとスナバァを繰り出すとスナバァは甘えるように『スナスナァ』とウィータの足元にすり寄り、『だー!後で甘えて良いから今はナッシーに集中しろ!!』とすったもんだし)
ほう、色違いのスナバァか珍しいのじゃ
(色違いのスナバァを見て「そろそろ時間じゃ、こっからは倒しても良いぞ?」とスナバァの経験値稼ぎ兼ねてかハプウから倒しても良いと伝えられて)
『おっし、そういう事なら…だからお前はナッシーに集中しろっつの!!』
(ハプウからナッシーを倒して良いと言われてやる気を見せるも未だに足元で甘えるスナバァを持ち上げて引き離すとスナバァはナッシーを見ると『スナスナァ!』と自身もやる気なのか鳴き声をあげ)
うむ、なんとか倒し切ったようじゃな
(それからしばらく時間が経ち、ナッシー達が全滅したのを見て「うむ、ここでの修行はここまでじゃな、うちへ帰るぞ?」とハプウの家に戻る事になって「お疲れ様です、大丈夫ですか?」と心配そうに見つめて)
『おう、大丈夫だ』
(心配そうに見つめる相手に対して笑みを浮かべて応えると『イズミこそ大丈夫か?私の修行に付き合ってもらって』と訊ね)
ふふ、ウィータさんのかっこいいところいっぱい見れるので惚れ惚れしますね
(くすりと微笑んだあと、二人でハプウの家に着くと「それじゃあ、次の修行だ、今からこの動きを真似してもらうぞ?」とハプウは何やら不思議な動きをしだして「これがじめんタイプのZ技のポーズじゃ、完全に覚えるまで練習するのじゃ」と次の修行内容を伝えられて)
『……そう言えばクチナシさんがそんなポーズしていたな』
(ハプウがΖ技のポーズするのを見て顔に手を当て項垂れるとクチナシがΖ技をするためにそんなポーズをしていた事を思い出すと眉をひそめながら少しだけ顔を赤めると『…わかった。マスターしてやる!』と半ばやけくそに述べる)
うむ、やるからには全力で頑張るんじゃぞ?
(相手のZ技ポーズを見てくすりと笑うハプウに対して「ウィータさん、楽しそう…私も何か覚えたいです!!」とハプウに相談してみれば「そうか、それじゃあお主には…」何やら変な動きを教えてもらっていて「そうじゃ!!同じの手持ちの中でエースは誰なんじゃ?」と練習する相手に対しハプウは質問して)
『えっ?エースと言うならギガイアスだが…?』
(くねくねとΖ技のポーズの練習しているとハプウからエースについて訊ねられるとギガイアスと答える)
うむ、じめんタイプのZ技を最大限に活かすとしたらじめんタイプのポケモンが1番なのじゃ、新しいエースを決めてはどうじゃ?
(相手の答えを聞いてハプウは少し困った顔をし、相手にZリングとZクリスタルを手渡して「これがZ技を使う為に必要な物だ、大切にするんじゃぞ?エースに渡すと良い」と伝えて)
『そうだよな…』
(ハプウの言葉に頷いて納得するとΖリングとΖクリスタルを受け取ると少しの思案の後、ガマゲロゲとおだんごをボールから出しおだんごを見れば『今までありがとな…エースはガマゲロゲに交代だが、お前達が特別なのは変わらないからな』と言えば、おだんごは笑みを浮かべ頷いて答えるとガマゲロゲにΖクリスタルを持たして『今日からお前がエースだ』とガマゲロゲを新たなエースに決め)
うむ、ガマゲロゲなら申し分ないな
(相手の決定にハプウはにっこりと微笑み「今日の修行はこの辺にしておくか、明日は朝一番で散歩に行くから準備するんじゃぞ?」と今日の修行を終えて「お疲れ様です、ウィータさん」と相手を労って)
『お、ありがとな』
(イズミから労われ笑みを浮かべて応えると『んあー…ちょっと恥ずかしい所見られたかな…』とΖ技の修行をしている所を見られた事を述べ)
可愛いかったですよ
(相手の修行を思い出しながらくすりと微笑み、翌朝まだ日が登らない時間帯に「それでは散歩に行くのじゃ、手持ちから1匹だけ出してついてくるのじゃ、お主はひこうポケモンで上から眺めていると良い」とハプウはバンバドロ、私はトゲキッスを出して上空から眺めているように指示を受けて)
『散歩?……うーん、どうするかな…』
(ハプウから散歩に行くと言われて誰を連れていくか迷っているとボールからスナバァが出てきて自分が行きたいと言わんばかりに『スナスナァ』とウィータに甘えると『んじゃ行くか?スナバァ』とスナバァを連れていくことにして)
散歩コースはポニの大峡谷を通って祭壇までの往復じゃ、遅れるではないぞ?
(ハプウはバンバドロに乗って駆け足程度のスピードで走り始めると道中ルガルガンなどの凶暴な野生ポケモンが襲いかかってきて)
『スナァ!』
(ルガルガンなどの野生ポケモンを見るとスナバァは目をキリッとさせて臨戦態勢をとり『すなかけ』とウィータに指示を出されルガルガンに砂を顔にかけると『走るぞ、スナバァ!』とルガルガン等には相手せずハプウについていき)
にげてばかりじゃだめじゃ、倒せる敵は倒すのじゃ、修行にならぬからの
(ハプウのバンバドロは敵を薙ぎ倒していき、道中で急に停止すると「ほれ、来たぞ、こいつは一筋縄では行かぬぞ?」と主ポケモンの大きなジャラランガが行手を阻んでいてスナバァ相手に攻撃を仕掛けて)
『見せてやれスナバァ!すなあらし!』
(ジャラランガを見つけ立ち止まるとスナバァにすなあらしの指示を出せば『別に逃げてるだけじゃねぇさ。ちょっと戦法を考えながら移動していたさ』とハプウを見ずに言うと砂嵐が起こり始める。『ジャラランガ。てめーはスナバァに1発も攻撃を当てられず倒されっぜ』と言えばスナバァはジャラランガにすなかけを放つ)
(/返信が遅くなりがちで申し訳ありません……)
ジャララァー!?
(ジャラランガはスナバァにドラゴンクローなどの攻撃で攻めるものの、なかなかスナバァには当たらない為、ジャラランガは自らの腹を叩き始めて「はらだいこじゃな、一撃当たればおしまいじゃぞ?昨日の修行を思い出すのじゃ」とハプウは見守りながら応援していて)
(/大丈夫ですよー)
『はらだいこか…』
(はらだいこをするジャラランガを見てポツリと呟くとハプウの応援を聞き小さく不敵な笑みを浮かべ『大丈夫だ。こいつは《すながくれ》だからな』と言えばスナバァは砂嵐の中に溶ける様に姿を消してしまう。そして『スナバァ!次はすなじごく!!』とスナバァに指示をすれば『スナァ!』と鳴き声が聞こえるとジャラランガの足元にすなじごくを作り出す)
ジャラ!?
(ジャラランガはすなじごくに脚を取られて苦しそうにしている「うむ、はらだいこで弱ったところにいやらしい攻撃じゃな、相手の体力も残り少ないが油断するでないぞ?」と相手を褒めつつ油断は禁物だと指導して)
『おいおい…いやらしいとか言うなよな』
(いやらしい攻撃と言われて眉を下げ困った笑みを浮かべ、『油断はしねェさ。スナバァ!距離を取ってからだいちのちから!』とハプウからの指導を受け《油断はしない》と述べるとスナバァに距離を取りながら《だいちのちから》を指示をすると『スナスナァ』と遠くから鳴き声が聞こえるといくつもの砂の塊や岩等がジャラランガ目掛けて飛んできて)
ジャ、ラ…
(ジャラランガはスナバァのだいちのちからで力尽き、倒れてしまうと「うむ、見事じゃ、祭壇は急ぐぞ?」とハプウは相手を褒め、先へ進むと祭壇の上で「ウィータさん、ハプウさん、お疲れ様です!!」とトゲキッスに乗って先に到着していた私が手を振って出迎えて)
『おー』
(祭壇へ向かえば手を振ってるイズミに気づくと自分も手を振り返し祭壇の周りを見回すと『島にこんな所があったんだな』と述べ)
うむ、次の修行内容じゃが、散歩コースでここまで連れてきたポケモン1匹とわらわのバトルじゃ!!
(ハプウはゴルーグを出し、戦闘態勢になると「ウィータさんのスナバァ、回復させますね」とかいふくのくすりでスナバァの体力は満タンになり元気を取り戻して)
『スナァ!』
(元気満タンになったスナバァは鳴き声をあげるとハプウのゴルーグを見上げやる気満々の火力状態となる。それを見た私は『おっし!やってやるか!スナバァ!』と言えばスナバァも『スナァ!』と応え)
ゴルーグ!!シャドーパンチ!!
(先ほどのジャラランガの戦闘を見ていたハプウはスナバァに思いっきりゴルーグの拳を沈ませて「うむ、シャドーパンチは避けられない攻撃じゃ、先程の戦法は効かないのじゃ、それにわらわのゴルーグはてつのこぶしを持つなかなかの威力になったじゃろう?」とハプウは対戦相手に対策をされても勝てる力を身につけるのだと言わんばかりの攻撃をして「あわわわ、ウィータさんのスナバァぺちゃんこになっちゃいますよ!?」と相手を心配して)
『…だと思ったぜ』
(ゴルーグのシャドーパンチを見て苦々しく呟くとゴルーグの拳から高い防御力もあったのかスナバァはニュモンッと抜け出すと『スナスナァ!』と体力は少ないがまだまだやる気の様子を見せる。『さて、こっからだぞ?スナバァ、トリックだ』と指示を出せばスナバァはゴルーグに近づいていき隠し持っていた《こうこうのしっぽ》を送りつけ)
ふふ、そんな小細工圧倒的な力の前では無力なのじゃ、ゴルーグ!!シャドーパンチ!!
(相手のスナバァにこうこうのしっぽをもたされたゴルーグだったが、特に気にせずシャドーパンチを繰り出して)
『……スナバァすまん……みちづれ』
(こうこうのしっぽを送りつけた事により確実に先攻を取れる状態で上からみちづれにするのが私が考えた作戦だった。《ポルターガイスト》を教えてもらっていたらこんな作戦は思いつかないしさせようともしなかった。しかし、これしかなかったスナバァはゴルーグのシャドーパンチを前にして『スナァ!』とみちづれの体制を取り)
うぬ、引き分けじゃな、対策を取られた相手によくやったのじゃ
(ハプウは倒れたゴルーグをボールへ戻すのにっこりと笑顔になって「さてと、今から家まで戻ったあと、今度は別のポケモンでまた往復じゃ、午前中はこの繰り返しじゃな、午後はもちろんナッシーアイランドで特訓して家に帰ったらZ技のポーズ練習なのじゃ」これからギーマと再開するまでの間この修行内容を繰り返すと相手に伝えて「修行の最終日だけは違う修行をするがの」と付け足して)
『後でいっぱい甘えていいからな。スナバァ…』
(スナバァをボールに戻しながらそう言えばハプウの言葉に反応すると『それらを繰り返していくんだな。出てこいガバイト』と次の散歩パートナーはガバイトに決める)
うぬ、頑張るのじゃ
(それからハプウの修行を数日繰り返し修行最終日「今日で修行最終日じゃが、強くなったな、どうじゃ、実感あるかのう?」とハプウは相手に修行の感想を尋ねて)
『正直わかんねぇ…けど前と比べたら何かが違うと思う。その何かがわかんねぇけどな』
(ハプウの問いかけに対して正直な気持ちを述べるとハプウを見て『修行最後の日。何をするんだ?』と訊ねて)
先ずはZ技の実戦じゃな!!ちゃんと扱えるか試して貰うぞ
(ハプウは相手にZ技を使ってみるように指示すると「ウィータさん、大きな岩持ってきましたよー?」と何故か巨大な岩を押したカイリキーにお姫様抱っこされた状態で二人に近付いて「うむ、この大岩が粉々に吹き飛んだら成功じゃな」とハプウの身長の何倍もある岩をぽんぽんと叩いて見せて)
『うお…でっけぇ岩…』
(カイリキーが運んできた岩を眺めながら思わず呟くとボールからガマゲロゲを繰り出すと『いけるか?ガマゲロゲ?』とガマゲロゲを見ながら言うとガマゲロゲは黙って任せろと言わんばかりにうなずいて)
ウィータさん頑張ってください!!
(相手の背後でZ技を繰り出すのをドキドキしながら応援していると「それでは全力を出すのじゃ!!」とハプウは合図して)
『おっしゃァ!いくぜガマゲロゲ!!』
(そう叫ぶとZリングを起動させあのZ技のポーズをすればZクリスタルのオーラをガマゲロゲは纏う。じめんのZ技である《ライジングランドオーバー》を放つ。拳を叩きつけ地割れを起こし岩を地中深くへ落とせばそのままガマゲロゲも地中へ潜り岩に拳の乱打を叩き込めば岩が埋まった地表が盛り上がると背後に居るイズミを抱き締め『伏せろイズミッ!』と叫べば最後の噴火が起きる。ガマゲロゲは地表に現れると何処か得意げな表情)
び、びっくりしました、凄い威力ですね
(相手のZ技を前にして腰を抜かして驚くと隣で見ていたハプウは笑顔で「うむ、合格じゃ、あとはこの島にあるバトルツリーで強者達と戦い実力を磨くのじゃ」とバトルツリーの場所を案内してくれて)
『ここがバトルツリー……』
(ハプウに案内されるとバトルツリーを眺めながら呟くように声をもらす。そして『よし!いくか!』と気合いを入れるとバトルツリーの中へ入っていき)
せっかくだから私も参加してみようかな?
(相手の後に続いてこっそりとエントリーし、相手が何試合勝ち続けた後で「あ、ウィータさん!!これも修行の為、連勝記録を止めさせていただきます!!」と相手の連勝を止める為、相手の前に現れて)
『イズミ!?』
(他のトレーナーをねじ伏せながら連勝をあげていたらイズミに遭遇すると驚いた表情となり声をあげると『…こうしてイズミと戦うのは何時ぶりだっけか』と思い出に少しだけ浸るとイズミを見据え)
『最初に言っておくぞ。今の私はかなりつえーからな?泣きべそかくんじゃねーぞ!!イズミ!!』
(と真剣な表情となり述べるとボールを構え、『こっから先は真剣勝負だぜ!』と不敵な笑みを浮かべ勝負をしかけ)
ふふ、望むところです!!いけ、トゲキッス!!
(相手の言葉に頷きながら、じめんタイプの対策として飛行タイプであるトゲキッスを出して)
『おだんご!お前の力を見せてやれ!』
(イズミのトゲキッスをみればおだんごを繰り出し『わりーが手加減なしでいくからな!』と言えばおだんごもトゲキッスを見据え)
いきなりですけど全力出しますよ!!
(相手が岩タイプのおだんごちゃんを出してきたのを見て何やらトゲキッスに合図を送り変なポーズをとりだすと「よっ、とっ、それ!!ラブリースターインパクト!!」トゲキッスは相手めがけてフェアリーゼットを放って)
『イッ!?Z技だとッ……』
(イズミのZ技のポーズを見てイッと驚愕の声をあげるとZ技の衝撃からできた土煙から身を守ると『Z技とかやるじゃねーか!』と楽しそうに笑いながら述べるとおだんごは鳴き声をあげ土煙を吹き飛ばすとダメージは食らっているものの立っているのは流石と言うべきか)
『そして、ひこうタイプの対策をしてないとでも思ってたら大間違いだぜ。うちおとせ!おだんご!』
(そう指示するとおだんごは口を開き拳大の石を吐き出しトゲキッスをじめんに撃ち落とそうとして)
流石ですね、お団子ちゃんの耐久力舐めてませんよ、Z技で体力を削った後に避けられない攻撃は辛いですよね?
(おだんごちゃんによってトゲキッスは撃ち落とされるものの、トゲキッスは波動のエネルギーを集めだして「トゲキッス、はどうだん!!」と必中技であり相手に効果抜群のかくとうタイプの技を放って)
『なにッ!?』
(トゲキッスがはどうだんを放ったを見て驚愕するも『……岩対策か』と納得する。そしてはどうだんをくらったおだんごはその場に倒れようとするもズシンッと足を踏み鳴らし踏ん張る。ウィータを悲しませまいと瀕死を耐えたのだ)
『おだんご…お前……』
(耐えたおだんごを見れば小さく笑みを浮かべ『やっぱりお前は最高の相棒だぜ……ステルスロック!!』と指示するとおだんごは口を開き無数の尖った石をばらまき)
くっ、あれを耐えられるとは…最後に仕事をされましたね、トゲキッス、もう一度はどうだん!!
(相手のおだんごにステルスロックを撒かれたのを見て少し戸惑うものの、トゲキッスにとどめを刺すように指示して)
『……ありがとな。おだんご』
(うつむいて自分の相棒に感謝の言葉を述べるとおだんごは笑みを浮かべその場に地響きをならしながら倒れるとボールに戻すと『私の為に作ってくれたおだんごのチャンスはぜってぇ逃さねェッッ!スナバァ!』と叫べばスナバァを繰り出し『イズミ!お前にスナバァを越えれるか!すなあらし!』と指示すればジャラランガを一方的に苦しめた砂嵐がまきおこる)
トゲキッス、エアスラッシュです!!
(はどうだんはゴーストタイプであるスナバァには効かない為、取り敢えず怯ませようとトゲキッスはエアスラッシュを放って)
『スーナスナスナァ』
(まるでトゲキッスをおちょくる様に鳴き声をあげると特性すながくれにより砂嵐の中に消えてしまう。エアスラッシュは虚空を切り裂くと『スナバァ!トゲキッスにすなじごく!!』と指示すれば地面に落ちたトゲキッスをすなじごくに落とそうとし)
く、戻れ、トゲキッス!!
(すなじごくでトゲキッスは力尽きてしまい、次はガルーラを出して「ガルーラ、ねこだまし!!」とゴーストタイプであるスナバァにガルーラはねこだましを繰り出して)
『はっはー?スナバァにねこだましなかんか効かねェぞ?』
(イズミの指示を見ればゴーストタイプのスナバァに対してねこだましをしていることに対して少し嘲笑し、『焦って指示をミスしたかぁ?』と腕を組んでニャハハと楽しそうに笑い)
ふふ、ウィータさんのスナバァ怯んでますよ?
(相手が笑ってるのを見ながらくすりと微笑むとスナバァがねこだましで怯んでいるのを指差して「私のガルーラ、特性がきもったまなんですよね、そしてねこだましでひるんでいるあいだに次はダブルアタックです!!」とガルーラとお腹の子ガルーラがスナバァに攻撃を仕掛けて)
『……は?』
(イズミに指摘され笑うのを止めると怯んだスナバァがガルーラ親子の攻撃をくらい、その場でペチャアとなっているのを見て『うにゅ!?は、にゃ…ととスナバァ!すなあつめ!』と可愛らしい声を上げるとスナバァに指示をすればスナバァはその場で口を開き周りの砂をかき集めるといつもの山の形に戻り)
回復技を持ってるんですか、やりますね!!
(こちらのガルーラもステルスロックでダメージが入ってる為、スナバァとの体力差は五分と五分くらいかと判断しながら「いついかなる時でも油断しないのが四天王やジムリーダーですよ!!頑張ってくださいね、ガルーラ、ふいうち!!」と回復した相手が次は攻撃してくるだろうと思い、ふいうちをするように指示して)
『くっそ……スナバァ!すなじごく!』
(自分の両頬をぱしぱしとして気合いを入れ直しスナバァにトリックを指示する。スナバァは砂嵐の中から『スーナスナスナァ』と鳴き声を上げるとすなじごくを作り出そうとして)
く、足を取られてしまいましたが、気にせずにふいうちです!!
(相手のスナバァに足を取られてしまったガルーラだったが気にせずに攻撃を仕掛けて)
『スナッ!?』
(ガルーラのふいうちをくらい鳴き声をあげるもまた砂嵐の中に逃げ込むと『スナバァ!だいちのちから!』と指示をだすと砂嵐の中から岩やら砂の塊をガルーラ目掛けて飛び出してきて)
くっ、ちっちゃいのにしぶといですね、ガルーラ、ふいうち!!
(攻撃を受け体力の減るガルーラにもう一度ふいうちをするように指示したものの砂嵐のダメージを受けガルーラはそのまま倒れてしまって「ガルーラもどれ!!」とボールに戻すと「最後はこの子です、ランターン!!」と風船に吊るされたランターンがステルスロックを受けながらもぺちぺちとひれをたたいていて)
『ふうせん……あ』
(ふうせんに吊るされたランターンを見ると《あ》と声を漏らす。スナバァに覚えさせている攻撃技はだいちのちからのみなのだ。するとガルーラ戦を長引かせたせいで砂嵐が止みスナバァの姿が露となりスナバァは焦った様子となるが『スナバァ!もう一度すなあらし!』とすながくれ戦法をとろうとして)
『スナァー』
(砂嵐を起こす前にザバーとランターンのなみのりに鳴き声と共に流されるとスナバァは目を回して倒れる)
『ちくしょー……最後はこいつだ!』
(倒れたスナバァをボールに戻すと最後のポケモンであるガマゲロゲを繰り出し)
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