指導　（　〆　）

ん、おはよう。（　表情を緩ませる寝起きの彼をみては、こちらも少し表情緩めて。座るよう促しては自分は魚を焼くことに。そういえば、昨日の事を聞かねばならない。なにか迷惑をかけるような事をしていたのなら、謝らなければならないし。　）
...そうだ、俺、昨日酒飲んだ後に変なことしてないよな...？一応聞いておこうと思って。（　下準備は終わらせていたので、焼くだけの時間を待つ間、彼にそう問いかける。酒を飲むこと自体少ないのだが、たまにそういう状況になってしまった友人にその時の状況を聞いてもいつもはぐらかされてしまう。今日こそ、真実を聞く日なのだと唾を飲む。　）



（／　わ...正解です...大正解の反応です...！！でも自分の立場上あってはならない事だし、第1本当にそうなのかわからなくなってしまう先生が...！！

ん…？昨日…あー…(相手から座るよう促されればコクリと頷きリビングのテーブルの椅子に座り、眠気に何とか抗ってれば相手から昨日の酔った後の事についての教えて欲しいと言われればふと相手のあの時の様子を思い出し、どう言うべきかかなり悩み。勿論、甘えたで抱き付いてくるような可愛い感じだった、と素直に言うのもアリなのだろうが、それではあまりに面白くないし、今後お酒を飲んでくれない可能性すらあるもので)
…確か結構スキンシップしてきたよ。ハグとか平気でしてきたし…ってか覚えてないの？せんせー、あんなに俺の身体を力強くハグしたり、学校以外とか二人きりの時は下の名前で呼ぶって明言してたのに(だからこそ、偽りの記憶を植え付け自分から離れる事のないようにしなくては、そう心の中で決意すれば、当たり障りのない、ただ人によってはあまり好意的には思わない程度の嘘の様子を伝えればケラケラと笑いながら相手の唇を奪ったこと、相手がとんてもない甘えん坊だった事などは伏せて嘘の記憶を植え付け呼び方を変更させんとそのときの様子をさも本当にあったことのように話して)

(/悩んでる先生に遼太が禁断の関係になるような言葉囁いて堕としていくんでしょうね…今後に期待しちゃいましょう(笑))

は.... っ.....！？（　力強いハグと、謎の名前呼び宣言。持っていた菜箸をぽろりと床に落としては慌てて拾い。なんてことをしているんだ。いつも真面目でお堅いイメージだろうに、そんなことをしてしまっては気味が悪くてしかたなかっただろう。額抑え、ため息をつけば、丁度魚が焼けた頃。　）
....本当に、すまなかった。嫌だっただろ？...こんな男にハグされて...変な約束まで取り付けられるとか...最悪だよ、（　顔を顰めながら彼の前の自分の前に魚を置いて。椅子に座れば、大きなため息を吐く。すまなかったと謝罪を述べては彼の表情を伺い、初日から変な人認定というか...普段学校でも会うというのになんということを...と考えれば考えるほど嫌になってくる。しかし、これだけで嫌になっているものの本当のことはしっかり忘れきっているのである。甘えただったことも、口付けを交わしてしまったことも。都合がいいといえばいいのかもしれないが、彼から述べられる嘘でもかなり心にきているのに本当のことを知ってしまえばどうなっていた事か。　）


（／ しっかり堕とされちゃう先生が見えます...ほんとに今後に期待ですね...！（笑）

いや、別に嫌じゃなかったぜ？そりゃビックリはしたけど、ハグとか男同士でする時たまにあるだろ。何も問題ねーと思う。それに呼び方だってさ、俺も教室とか他の生徒や先生いる時はヤだけど…それ以外の時は名前で呼んで欲しい。その方が親戚だってせんせーも言い訳しやすいだろ？(真面目でお堅い相手からはまた想像つかない慌てっぷりに、あぁ。またいつも見ない姿を見れた、なんて内心ではとても満足げにしながら相手からの謝罪や相手の呟きにフルフルと首を横に振り嫌ではなかったと話しその理由も話して。勿論理由に関しては嘘ではないし事実であるものの、その根本的な狙いは酔っての行動に寛容な自分を見せることで、相手に自分だけは酔って絡んだとしても気にしなくて良いんだと思わせる事にあり、そして家でお酒を飲んで貰うための布石であり。あくまでも平静を装い本当に気にしてないと感じてるのだと思わせるためにいつもの調子を声色と表情に乗せて)

...そうか、俺はそういう時ないしわかんないから。確かに言い訳はしやすいな...ええと、名前呼び...りょうた 、遼太な。...それなら、お前も2人の時は呼び方変えた方がいいんじゃないか？ずっとせんせー...だけど。（　どうやら嫌ではなかったらしい彼の言い方に少し安堵して。手を合わせ、食事に手をつけてはもぐもぐと咀嚼し、飲み込んで口が開く合間に名前のことを話題に出す。確かに、疑われた時に苗字呼びの距離感だと変な感じがする。2人の時は名前呼びでもいいだろう、それに、きっと彼があまり感じて来れなかった家族というか、そんな感じも少し増して感じられるだろうから。慣れないが、彼の名前を数度繰り返して呼んでは、これでいいかと首を少し傾げる。しかし、距離感の問題は彼からもだろう。学校で先生以外で呼ばれるのは御免だが、彼だって2人の時はせんせー以外で呼んでもいいのではないか。そう思って、提案してみる。　）

んー…それもそっか。じゃ、さわ…三環さん、とか…やべぇ、すげぇ違和感あるわ(手を合わせて手作りの朝食に舌鼓をうちながら相手が安心したのか名前呼びしてくれたことに内心ではシメシメと思い。そうしてれば相手からも学校以外での呼び方を、と言われればそれもそうだよな、なんて考えて。ゴクンと食べてたのを飲み込んでは自分も下の名前呼ぶ方が良いよな？なんて思い初めて相手が授業を担当する時に名乗ってた名前を思い出して名を呼ぶも、今までせんせー呼びだったこともありその違和感にケラケラ笑い「でも、苗字呼びよかこっちの方が良いよなぁ。んじゃ、三環さんね…あ、そうだ。今後も飯作ってくれるんなら今日スーパー行こ。どうせ買わないと何もないしさ」と軽く笑った後に苗字呼びは流石に遠く感じるか、なんて思えば改めて学校以外での呼び方を自分なりに決めては、ふと思い出したようにそう提案し。勿論、朝食で相手が持ってきていた食材はほぼ使いきってるだろうからこその食材の買い足しは考えていた理由だが、それよりも相手を定期的に酔わせたいからこそのお酒類の購入もまたメインで考えていて)

... 、まぁ、慣れないのが普通だな。（　名前呼びなんて滅多にない。だからだと思う、というかそう思いたいのだが、少し胸が高鳴るような変な感じがした。少しの沈黙を誤魔化すように返答しては少し多めにご飯を口に運んだ。きっと久しぶりのアルコールがまだ消えきっていないんだ、きっとそうだと自分に言い聞かせながら。　）
ん、そうだな。今日は何がいいか決めとけよ。...うん、ご馳走様。俺は着替えてくる、自分の皿は洗っとけよ。（　言われればそうだと頷いて。朝ごはんを綺麗に食べ終わっては台所で皿を洗い、彼にも同じ様にするよう言って自室に戻る。今日は何をしなければいけないか、少し考えてスマホにメモをとる。買い物で必要なものもプラスしておいて。昨日、彼に可愛いなどとからかわれた服を脱いでそんな記憶を振り払うように頭を振った。...あぁ、そうだ。ワックスを家に置いてきてしまったんだった。彼に借りねばとそのまま部屋を出て彼の部屋をノックし　）

ほーい(相手の名を呼んだ時の様子に目敏く勘づけば勘づいた事を悟られるようにしつつも、その内心では相手の事をたまに呼び捨てにしてみようか、なんて考えも浮かんできて。そうして朝食を食べ終えれば皿を洗えと言われれば暢気な言葉で返して自分で台所にて皿を洗い。いつもコンビニ飯故に軽く洗ってゴミを捨てる癖がついてるからこそ一応洗うのは苦ではなく。そして自室に入って部屋着から着替えようTシャツを脱いだタイミングでノックされれば「ん…なーに、三環さん」と服を着るのを一旦止め肌着シャツの状態のまま部屋の外にいる相手にそう声をかけながらドアの方へ歩み寄り、ドアを躊躇いなく開けて)

... 、ワックス 、持ってないか？ （　名前呼びに慣れないって言ってたのは誰だ。こっちの方が慣れなさに戸惑ってしまう。それに肌着だし ... とそこは関係ないな 。本来の目的を思い出し、彼に尋ねて 。大体、センターパートのセット無しだと何時もの感じじゃなくなったみたいで変だったんだ。早いところいつもどうりにして、いつもの真面目でお堅いイメージ通りになった方が、きっと彼も過ごしやすいだろうと思考する。　）

ワックスぅー…あ、ちょっと待っててー(別にもう慣れたと言うわけではないし、今でもせんせーと呼ばないのは何だかむず痒い。それでも酔ってる間とかにも呼んでみたいのだから慣れるために積極的に使いたくて。そして相手からワックスを持ってるかと問われれば残量的に残ってるよな、と思いながらもふと前にストック購入をする時に安くてつい余分に買ってしまってたのを思い出しては相手に一旦待っておくよう伝え部屋の奥に引っ込んで。部屋はお世辞にも綺麗とは言えないが汚部屋と言うほどでもなくて。教科書類は勉強机に雑に積まれつつも教科ごとに多少分類されており、幾つか中身のあるレジ袋が床に落ちてたりするが種類ごとに分かるよう区別できており。そのレジ袋の中の1つを持って戻ってくればその中からまだ開いてない新品のを取り出しては「はい、これ。値引きのためにまとめ買いしたんだけど、一気には使う予定もなかったからこれあげるよ」と自分が愛用しているワックスを相手に手渡し)

ありがとな。...じゃあ 、準備終わったらリビングでまっておいてくれ。俺もすぐに終わらせる。（　ワックス受け取り、自分の部屋に戻って。" っっくし っ！！" と、くしゃみをしては薄着だったのを思い出して鼻を啜りながらシャツを着る。今日も今日とて特にいいとは言えないが別に悪くは無いくらいの服に身を包む。どうせ行くのはスーパーだから特に気にすることもないだろうなんて。洗面所に向かい、歯を磨いては彼から貰ったばっかりのワックスで髪をセットする。真ん中で髪をわけてほんの少しワックスで固めるだけ。本当に時間のかからない自分の髪質は親譲りなもので、感謝したいものだと。携帯のメモと財布の中身を確認すれば彼はもう準備を終わらせているだろうかとリビングへ向かった。　）

りょーかい(相手からの言葉に軽く答え、相手が部屋に戻るのを確認してはそのまま着替えを再開し。いつもの私服である白Tシャツにグレーのズボンとシンプルな服装に着替えては、普段学校に行く時くらいしか付けないワックスで髪型を洗面所で清潔感がある程度に軽く整え、食費等の入った財布をポケットに入れてはリビングにて待機しながらどう言って相手にお酒を買わせるか、それを考えて。そうしてれば相手の準備も整ったようでリビングのドアが開いたのを聞きソファーから立ち上がり振り返れば「そんじゃ、行こーぜ！」と言って相手の傍まで歩み寄ればマンションから徒歩で5~6分程の場所にあり、学校とは反対方向故に他の先生等と会う可能性の低いスーパーに向かうと話し)

ん、行こうか。（　靴を履いて外へ出れば、彼の少し後ろを着いていく。万が一、誰かに会ってしまったらどうしよう、と少し不安ではあったが、反対方向だから先生には会わないと言われたのでほっとしている。　）
そう言えば、今日何食べたいかは決まったか？あー...昼は簡単なの、夜はちょっと凝ったのでもいいぞ。あ、その代わりお前も手伝え。（　彼に夕飯のメニューを尋ねては、ちゃんと手伝えと一言挟んでこつん、と背中を小突きながら。まあ、今日何にするかによって何を揃えねばならないのかが決まるのだ。決断は早い方がいい。自分もレシピを調べてメモすることができるし。　）

ってぇ、分かってるってーの…んー…あ、夜は俺煮込みハンバーグ？っての食べてみたい！(夕飯のメニューについて問いながら背中を小突かれれば少し大袈裟に背中を手の甲で擦りつつ手伝う事に了承しては、夕飯のメニューをどうするか少し思案して。正直に言うのであれば何が食べたいとかは特に無く、多少悩んでいたが、ふと前にテレビで見たことがあるメニューを思い付けばそれを食べたいとリクエストし)

煮込みハンバーグな。わかった。....と、ここか？じゃあ、何か欲しいのがあったら言えよ。...なんでもは買わねぇけど。（　彼のリクエストを承諾しては、また一言挟んで。平気で酒を買っていた奴たし、またやりかねんと思ったが故である。カートにカゴを置き、主婦さながらに店内を歩きながら、野菜やら肉やらをかごに入れていく。ちらり隣の彼に目をやれば、自分の子供になったみたいだと少し笑って。　）

ん、分かった(相手からの忠告と共に欲しいものがあるならと言われれば素直に頷き、相手の隣でたまに欲しいものをカゴにいれたりしつつ相手と買い物を楽しんで。そうしてれば、飲み物コーナーが近くにあるのに気付いては勿論酒類に目が行き、すぐに相手の方を見ながら「ね、缶ジュースとお酒買わね？三環さんがお風呂上がりにお酒を飲む時用とその時俺が一緒に飲む用のジュースとさ。仕事の前日とかは誘わないしさ、あまり酔わないんなら良いだろ？」と相手にあくまでも自分は缶ジュースを飲む事を強調するよう提案しては相手の逃げ道を無意識の内に事前に潰して)

う"..... 、.... わかったよ。仕事の前は絶対に飲まないからな、あと当たり前だけどお前が飲むのも禁止だからな。約束できるならお前もジュース選んでこい。（　散々釘を刺してはジュースの並ぶ棚の方を指して。その間に自分はノンアルコールで誤魔化そうと棚を物色する。結局昨日酒を飲んで記憶を無くしているのだ。彼に様子を聞く限り変なことはなにもしていない様だが、やはり不安だ。どんな感じかも分からないのに、プライドを捨てきれずにまた酒を飲まされようとしている。どうにかこの状況のまま酔わずに居られる方法を考え抜いた結果がノンアルコールだ。外見は一緒だし、彼にはわからないだろうと表示をみながら。　）

分かってるってーの(相手の釘刺しに気楽にそう返し缶ジュースのあるコーナーへ向かえば適当に美味しそうなものを幾つか選びそれを持って相手の元へ向かい。そして、相手の手に持ってる缶を見てチラリと同じ缶を探せばその缶があったであろう棚のポップにノンアルコールの文字を確認すれば、それじゃあ酔ってる時の相手を楽しめないじゃないか、なんて少し不満を抱き)
それノンアルコールじゃないっすか。商品間違えてますよ…ほら、これとかアルコール度数少ないですし、昨日飲んでたのと同じなんですからこれにしましょ？(当然それを見逃す筈もなく、相手が間違えてる風に指摘すれば別の棚から昨日相手に飲んで貰った商品の同じシリーズのを手にとっては相手が手に持っていたノンアルコールの缶を奪いその代わりに缶チューハイを持たせてそう問い掛けて)

あ っ 、.... いや、でも ... 。... なんでもない。（　ノンアルコールの缶を奪われ、少々狼狽えては、すぐに諦め肩を落として彼から持たされた缶をカゴに入れた。作戦が失敗してしまったことに残念そうにしながら、とぼとぼとレジに向かった。結局また酒を飲んで何をしでかすか分からない不安にかられなければならないのか、なんて。　）
...ん、買い忘れはないな。帰るぞ。（　レジを済ませて袋に詰めては、"よっ、" なんて肩にかけて店を出る。今までは自分1人分でよかった買い物が2人分になったせいで何時もの2倍の重さがある。もう少し鍛えたりしてれば良かったな...と少し後悔しながら帰路につく。　）

三環さん、力持ちだねー、羨ましいわ(折角だからと数本の購入をしてもらった酒類の缶が袋に詰められるのを見て、これで暫くは時々酔った相手を堪能出来るかな、なんて思いながら昨晩の相手の酔った可愛かった様子を思い返し。そして、帰路につきながら何処か疲れてるようなそんな気のする相手を励まそう…と言うよりは発奮させようと名前呼びをしつつそこまで心は込もってなかったものの、そう相手を評価する言葉を告げて)