天才or努力家 2021-06-06 12:22:24 |
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っ…。すみません。
『我に反するものよ、眠りなさい』
(シュルツが威嚇すると村人達は怯えたように目を向けるものも退こうとしない意気を見れば、あぁ哀しい、哀しくて、愛らしいと思いながら貴方の肩に手を優しく置けば自分の背中に隠すと目を閉じてゆっくり水神の瞳と交換してから呪文を唱えると空気にある水分が花の形になり、それらが放す香りで村人達は気絶したように眠りはじめ)
…行こうか、ルイス(相手の背中に隠されれば村人らが眠るように気絶していく姿に溜め息混じりに細剣の柄から手を離し行こう、と相手に促し)
あぁ、急ごう。もう哀れな死人がでないように。
(目を元に戻しながらも、慈愛を満ちた声で話しては眠った村人達を器用に避けて地下の入り口に入ると走りながら、にしても何故そんなレベルの魔獣がいるんだろうかと考えるも先に重傷者の人間を治療したらすぐに魔獣を退治したいと貴方に話し)
…あぁ、分かった。魔獣討伐は俺も手伝うつもりだしな、魔獣討伐はできる限り早く終わらせよう(水のはいった袋を改めて手に持ち、相手と並走しつつ治療後の魔獣討伐を手早く済ませたいという相手の気持ちに賛同し)
いや、シュルツは重傷者を守ってほしい。おそらく魔獣は重傷者を盾に脅してくるかもしれないからな。
(きちんと水を持ってきてくれたのを見れば嬉しさでつい顔を綻ばせてしまいそうになるが、今は魔獣退治と重傷者の治療だと気を引き閉め魔獣退治は私がやるから重傷者の守ってほしいと願うと地下に出ると下は毒が含んである濁った湖があり、私は大丈夫だがと考え貴方に向かって浄化魔法を当てて重傷者がいる場所に行こうと伝え)
そうか、了解(相手の言葉に素直に頷き、共に戦うよりも重傷者の護衛をして欲しい相手の願いを聞き入れて。勿論相手がピンチの時は遠慮無く助太刀に入るつもりではあるものの、それ以外では相手の希望を叶えよう、そう決めて相手の浄化魔法を素直に受けてから近付いている目的地へ歩みを共に進め)
…これは…。
(広い湖のところまでくれば、真ん中に大きな木がありその根本には村人が縛られて生気を吸いとられてるような光景を見れば目を疑うものもすぐに、水魔法で弓を作り上げ真ん中に咲いてる木を狙い打つものもびくともせずに、これはどういうことだと考え)
…幹に効かない、か…(相手からの攻撃が樹の幹に一切効いてない様子に少し眉を潜めていたが、他に狙えそうな場所もあまりないそこを攻撃するのは普通であれば躊躇ってしまう場所。しかし、そこを狙う以外何か突破口がある様子もなく土魔法で小振りな石を生成してはそれを根元の村人目掛けて勢いよく投げ付けてみて)
シュルツ!何をしているん…。これは、
(村人に目掛けて石を投げている貴方を見れば驚いたように止めに入るものも、石は当たらず結界のように貼ってるのを見れば何故魔獣が村人を守るようなことをと考え)
…この魔獣はここの村人と共存関係にある、というのが正しいかもな。正しく共に暮らしてるのか、この村はこの魔獣に贄として村人を差し出して共存してるのか…それは分かりかねるが(自分の中での選択肢が消えたかと思えば新たな可能性を見出だしては、それがあの時地下を守ろうとした村人たちの行動の意図にも合致するもので、ボソリとその可能性について呟きを溢してはその真意までは分からないが、と付け加え)
だったら、贄の方が正しいかもな。地下に行くときに微かだが引っ掻き跡があったから、
(共存という相手の解釈に反吐が出ると思いながらも、贄の方が正しいと話しながら思い出すのは生まれ故郷の悲劇、あのとき私にもっと力があれば妹はと考えながらも腰に巻いてある毒矢を出せば幹に向かって放ち、この悲劇を終わらせようと悲しそうな目を向けて呟き)
…ま、仮に有益だったとしても、村人を差し出すのはおかしいからな(この地下に入れる通路が他に無かった、つまり村長自らがこの地下に贄として村人を差し出していた、その事実は人の命を軽んじてる、そう思えて仕方なく、そう思うと思い出されるは自分の両親を金目の物がないからというだけの理由で殺めた盗賊どもとここの村長や村人らが同じなように思えて仕方なく。しかし、相手の放つ毒矢で弱った樹木の魔獣を見ていたが、その葉の一部の輝きが失われたような気がして)
なぁ、シュルツ。葉っぱの輝きが消えてないか?
(差し出すのは可笑しいと言う台詞を聞けば確かにと頷いては幹に放った毒矢が魔獣に刺さると葉っぱの輝きが消えたことに気づき、貴方に何故輝きが消えたのだろうかと相談するかのように問いかけ)
あぁ、俺も今それに気付い…っ、まさか!(相手からの言葉にそれには自分も気付いたがどういう意味なのだろう、と言わんとした矢先に自分の右ポケットからボフンと何かが弾ける音と軽い衝撃があり、バッと地上の村を信じられないと言わんばかりの表情で見上げ呟けば「…悪い、俺はすぐに村へ戻る!」と言って駆けるように来た道を戻り)
無理だけはするなよ!!
(貴方は何かを気づいた様子で村に戻ろうとする背中に向けて叫び、気を抜かないように木に化けている魔獣を見つめていたら木の幹からぐるぐると大きな蛇が姿を表して魔獣は二匹いたのかなんて考え)
…ターゲットではない、か。ま、用心で置いといて正解だったぜ(村長の家に戻りそのまま家を後にして反応のあった場所へ向かえば蝎のような姿をした魔獣が村の中に入ってきた所だったようで溜め息交りにそう呟いては折角なら今村人らは運良く全員かは定かではないが村長の家で寝ているなり伏してるなりで居ない。だからこそ、ここで多少強引に討伐しても問題ないだろうと考えると、火炎系の魔法の1つにある熱源感知の魔法を逆手に取り、微弱な弱い人間が一人でいるように見せ掛けピット器官を扱う蛇の魔獣も呼び寄せて纏めて処理せんとしつつ、蝎の魔獣からの攻撃を容易くかわし)
さて、此方も本気で行こうか。生憎。水は俺の得意科目だ。
(貴方が完全に姿が見えなくなるのを感じとれば、自分だけならば簡単に始末出来ると考えた魔獣が二匹出てきたのを見れば舐められたものだと苦笑いしながら、貴方が準備してくれた綺麗な水と自身の血を混ぜれば聖水となり魔獣にとっての毒を作り上げて手を上に上げ聖水を浮遊させ鋭いナイフのような形に作り上げながら俺口調で魔獣に話しかけてから、パチッと指を鳴らしナイフを振り下ろし)
っと…こーいうヤツって炎とか効くんじゃねーのかなぁ…それ、かこれ、かなっ(蝎の魔獣の攻撃をかわしつつあくまでも目の前の魔獣はまだ戦ったことのない魔獣だからこそ、情報収集して次に出会した時に速やかに対応できるようにするため、さまざまな魔法を蝎の魔獣相手にまるで子どもがオモチャで遊ぶように試し。そして結果的に水魔法の派生である氷魔法が一番効くと分かればそれで蝎の魔獣を容易く氷漬けにして)
これで終わりだな。
(貴方が集めてくれた水を使い、的確に魔獣の弱点を狙っていきながら、心臓部分である魔獣の体に大きな聖水の剣を突き立てれば依頼された魔獣の動きが止まり始末が片付いたなと考えれば、ため息をこぼし、それと同時に魔獣の栄養分になっていた人が顔色を取り戻していき)
…ま、寝覚めが悪いしな。放るわけにもいくまい…っ(氷漬けにした蝎の魔獣を見上げながらポツリと村人に危害が加わらなくて良かったと安堵していたが、グラリと地面が揺れ動いたかと思えば山の麓辺りから複数の何かが自分の方へ向かってるのを見て流石に村に招くのは危険と判断して村から少し離れるように誘導し)
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