戯れ事　(　〆　)　　

あ！きみの言うサンプルて、キャラクター像の事やったりする？だとしたら完全に勘違いしてたわ、堪忍なぁ。(　眉尻垂れ　) キャラだけ決めてゆるゆる雑談、偶に甘々とかも全然ありやし、>2の拙い世界観は無視してもろてええよ！(　頬掻き ／ たは　)

おー、花丸げっとー。つーか判定甘すぎない？(　ふは　)暖とか幾らでもあげるけど、あんまり軽く言うと放さなくなるからね、これはほんと。(　緩く腕広げ　)
タイプとか嬉しいこと言ってくれんね、じゃあこのまま行くことにするわ。クーリングオフは24時間ってことで、嫌だったら早めに言ってくんないと返品不可なんで。(　へら　)
大体同じようなことしか書けてないの誤魔化そうとしてんの、これ。まあ結構希望被ってんだなって大目に見て。適当すぎるのはご愛嬌。


①現代日本。何らかの理由で同棲中、恋愛感情の有無はどちらでも可(有りでも、だんだん芽生えるのでも)
②明治～大正頃の日本。江戸っぽい設定で妖怪などをいれるのも有り。自給自足生活で支えあうイメージ。
③魔法のある世界。RPGなどの感じでの冒険。役職は適当に。敵だとしたら一時休戦して楽しんでいるところ。
④幻想的な目的のない旅。ファンタジー色濃いめ、夜空を走る汽車での旅。魔法の有無はどちらでも。

可愛い子には旅をさせよ、やのうて、可愛い子は閉じ込めて甘やかしたい主義やから。判定甘いのはご愛嬌やで。(　目尻緩々　) んふふ、お買い得やな？放さなくてええよ、俺もきっと簡単に放せてやれへんから。これはほんま。(　腰に腕回し抱き寄せ ／ 言葉尻真似て　)
こないに男前な別嬪さん、絶対に返品しぃひんよ。きみの親御さんだけやのうて、神さん仏さんにもお礼したいくらいやで。(　両手で頬包みもにもに柔く揉み ／ 大仰な言葉連ねて朗笑し　)

うっわ、どれ見ても楽しそうな案やなぁ。ずっこいわ～、選びきれへんもん。折角だし希望被ってる案にするのもアリやけど、個人的に②に妖要素を入れんの好きや。人と妖でも、妖同士世間でも。素性がバレへんように暮らすのも楽しいやろな。違う案の要素を混ぜた世界観にしてもええだろうし、───んあ、上手い事纏まらん。取り急ぎ煮え切らんお返事でもええ？(　眉間に皺寄せ葛藤中　)

うわー、それ依存してどろどろになってだめになるやつ。もし俺がだめんなっても見捨てんなよ。(　はーと　)俺結構重いことに定評あるわけ。だからたぶんうざいってなるまでついてまわる……やべ、こんなこと言ったら返品される？(　背中に腕回して　／　冗談っぽく笑み　)
あー……砂糖みたいにあっまい。早速やばくてびっくりしたわ。まあ、素敵な出会いに感謝、ってことで。(　嫌ではないのかされるがままで　)

妖、結構気に入ってんだよね。あんたみたいなやつに化かされんなら楽しそうだし。たぶん洋風の怪物？とか、そういうのもテイスト違うけど良さげだよな、とか──は、皺寄ってる。そんなに喜んでくれるんだったらない頭回転させた甲斐あったわ。(　指先で眉間つん　)

見捨てへんし、そないな心配しなくてええで。だめんなってるきみも大層かわええと思うし。(　ふは ／ 微笑ましさに頬弛緩させ　) んふふ～、返品せえへんって。重い子かいらしいやろ。俺はすきやなぁ、と思うけど。…逆に俺が愛想尽かされへんように頑張らへんとな！(　片手で後頭部の髪梳き撫でて ／ お気楽な調子で笑み　)
あらぁ、抵抗せえへんなんて随分と警戒心の薄い子やわ。いつかガブってされんで、このもちもち頬っぺた。…それに関しては俺からも感謝ちゅう事で。(　力入れず頬摘み遊んでは手を離し ／ くふふ　)

嘘やん、きみ天才やろ。お陰様で嬉しい悲鳴が止まらへんわ。(　眉間の皺伸ばし柔らかく破顔し　) ほんならこの案で進めよか！大正浪漫に妖なんて小洒落た設定やった事ないから不束者やけど、温い目で見守っとってや。俺に化かされたいきみは、人間さんと妖さんどっちにするのん？今個人的な案としてあるのは俺がお狐さんっちゅうのだけやから、きみが考えてんのも聴かせて。(　頬杖付き ／ 嬉々と其方へ視線流し　)

なんかすげー期待されてる？応えられるかわかんなくなってくるわ。つーか優しすぎて狂う。(　表情ゆるゆる　)
安心した。たぶん好きになったらずぶずぶになるから覚悟しといて。(　冗談とも本気とも取れる声色でぽつり　／　宣言のように背中ぽん　)
んー？嫌だったら抵抗するよ。さすがに相手くらい選ぶから安心してよし。(　親指ぐっ　)それに、あんたなら嫌がること無理にしないだろうから。

なんとなくの大正っぽさというか、歴史に忠実である必要はないから安心して。俺もそんなに詳しくないし。(　手ひらひら　)エスパー？俺も狐っぽいなと思ってた。狸として化かし合うのは慣れないし、人間に……いや、それだと最終的に俺だけしんで狐のこと一人にすんのか。(　ぐぬ　)なあ、俺って何っぽい？(　首傾げ　／　視線送り　)

期待ちゅうか、なんやろなぁ。まあ重く捉えなくてええで。きみの可愛さに俺が勝手に暴走しはってるなぁ、くらいに捉えてもろて。……鞭も必要やろか？(　自らの顎に手を添え ／ ううむ　)
ふは、覚悟決めて腹括っとくわ。惚れた弱みで俺もずぶずぶになるやろうし、案外お互い様かもしれへんで。(　冗談滲みた声調で本音零し　)
ほんまぁ？あんまかわええお顔しちゃあかんで。変な虫ついたらどうすんの。存外信頼されとんのか、俺。(　驚愕に両目しぱしぱ　)

了解。まあ、妖なんぞが跋扈してる時点で忠実とも言えへんしなぁ。(　ふは ／ 安堵の息を吐き　) 奇を衒った妖もええけど王道気味にね。……ん～、人間でもええよ。神域に閉じ込めはったら、生死の概念なくなりそうちゃう？所謂神隠しってやつやね。お狐さんに嫁いでくれるよう俺かて気張るし。(　暫し悩む素振り ／ 名案だとばかり瞳煌めかせ　)

ちょ、そんなので悩むのやめといて。俺褒められて伸びるタイプだから、厳しくされたら泣いちゃう。(　ぴえん　／　下手な泣き真似　)
おー、宜しく。まあ、何にせよ長く付き合うためにも我慢とか遠慮とか無しの方向で。思ったこと飲み込んでなきゃなんないのとか、普通にしんどいし。(　一人うんうんと頷き　)
そもそも俺のこと可愛いとか言ってくんのあんたくらいなものだから。変な虫ついたら追い払ってくれんでしょ？(　流し目　)つーかあれよ、俺そんなに嘘上手くないからすぐばれるし。(　ふは　)

それもそうか。妖とかいないしな、本来。ゆるーく和風系のイメージで良いっしょ。(　けら　)ああ、それはあり。 神隠しとか面白いな……いや、面白いって言い方は失礼か。(　ふむ　)気に入って貰えるように色々頑張ってみるわ。油揚げで稲荷寿司とか手作りして。俺結構甲斐甲斐しくない？(　頬杖ついて　／　くすくす　)

大人ぶってはるけど、俺ねぇ小学生男児並に意地悪やで。だから泣き顔も気になるけど、今の所鞭は控えておこかな。嫌われたないし。(　寄り添っていた身体離し ／ ぽふぽふ頭撫で　)
それは同感やわ。その為にも齟齬があらへんようにせんとな。話し合い大事よ。(　深く頷き　)
えー？どの角度から見てもきみかわええやん。眼球にカメラ搭載したいわぁ、おんマジで。追い払ったるし、なんなら地の果てまで追い詰めるわ。(　腕組めば真面目な口調にて ／ 淡々と無慈悲に　)

ゆるぅく和風な、任せといて。緩々やる事には特化しとるから。(　ふは　) ほんまに甲斐甲斐しいなぁ、健気な子は好きやで。なあ、早くお嫁においでや、───っと始まる前から口説くとこやったわ。危ない危ない。そろそろキャラ設定に軽く触れとく？(　首傾げ　)

好きなやつに意地悪するタイプ？泣かされんのはごめんだな。取り敢えずは飴にしといてよ、最初から鞭はつらい。(　真顔　／　ゆるりと目を細めて　)
俺あんまり頭良い方じゃないからちょっと心配なんだけどさ、こいつ意味わかってねーな、ってなったら指摘しといて。(　挙手　)
うわあ危険。あんたのこと怒らせたら大変なことになりそう。(　ふるふる　)あと自分も綺麗な顔してんの自覚しとくこと。よろ。

そうそう、緩く緩く。かっちり決めすぎて筆動かなくなんの一番困るやつだから。(　こく　)っは、プロポーズ早すぎ。おきつねさまは危ない妖だなあ、ほんとに。それもそうだなー、あんまり詳細なプロフィールとかは要らないけど、ふんわりとは決めときたい。

幾らなんでも泣くまではせえへんわ！…口だけの可愛い悪戯心やよ。ふは、仰せのままに。(　こくり頷き　)
ええよぉ、任しとき。逆に俺がポンコツな時は頼んます。(　真似て挙手　)
んふふ、基本的に沸点高いから大丈夫やで。特にきみなんかは、危ない事せぇへん限り怒れないとちゃうんかな。かいらしさが先行して。(　ふは　) いや、そないな事ないと思うんやけどなぁ。(　きょとん　)

せやね、緩々余裕を持ってた方が動き易いわぁ。きみみたいな別嬪さん引く手数多やろうし、振り向いて貰えるようにアピールしとかな思たら口説きかけてたわ。(　くふふ ／ 口元抑え　) pfは斜線で区切る程度の簡単なもんにしよか。他に追記しときたい事ある？無ければpf作成に入ろ思うんやけど。(　首傾げ　)

可愛いもんならまだ。いや、だからって意地悪されたくはないけどな。(　うむ　)
おっけー。まあ、大変なときあったら長い文章無理に返す必要ないし、時と場合によって変えつつ適当に。(　こく　)
ん、それなら良いや。怒らせるようなことはする気ないから安心しといて。危険なことも浮気もしない。(　ぐっ　)まったく、自覚なしかよー。(　ふは　)

決まる前からお嫁に貰われても困るしな、うん。物好きな狐め。(　くす　)んー、特にないかな。人間のふりしてんなら一応そっちも名字いるのかもね、ってことだけ。俺に関して年齢とか希望あったら教えてほしい。

頑なさんやなぁ。嫌われたないし、せぇへんよ。神さんにでも誓う？(　ふふ ／ 首傾げ　)
ほんなら其方もやよ。浮上率高めが優遇って言うたけど、何らかの事情があったら無理はせんこと。…ええね？臨機応変で行こうや。(　頭撫で　)
頼れるお人やわ～。ほんなら俺もきみを不安にさせるような事はせぇへんからね。安心して付き合うてくれると有難いわ。(　ふは　)

危うく警戒されはるとこやったわ。(　ふう　) せやねぇ、人間のフリで大正の帝都に溶け込む予定やし苗字は必要や。年齢は青年って呼べる数やったら幾つでも。詳しいのは任せる。

そこまで警戒してないから大丈夫。そんなんで頼ったら神様も大変だろうしな。(　ふ　)
勿論。会いたくて頑張って時間作るくらいのことはするかもしんないけど、無理はしないよ。(　うむ　)
ん、宜しく。今のところ良い人以外の感想出てこないくらい聖人でびっくりしてる。(　けら　)

誰彼構わず拐うやつだったら騙されたくないからね、なんて。(　くすくす　)かなり簡易版のやつが出来たから貼り付けとくわ。職業は今のところ悩んでるけど、年齢的に学生でも通りそうだし、小説家なんてのも面白そうだなと思ってるところ。


東　清隆　／　あずま　きよたか　／　23歳
黒髪短髪、ふわふわとした髪質　／　前髪は目に掛かるくらいの長さ　／　赤の髪飾り　／　紺色無地の着物に同じ色の羽織、薄青の袴
大抵のことを適当に済ませがち　／　争いが嫌いな平和主義者　／　やる気はないがやろうと思えばできる器用さ

神さんの心配も出来はる、近代稀に見るええ子や。警戒されてへんのやったら一安心。(　冗談っぽく笑い　) なんそれ、又かいらしい事を…。約束やで。(　目瞬かせ ／ 頬緩め　)
良い人止まりは嫌やし、おきつねさま越しにこれから色んな面を見てな？(　額つん　)

ご心配なさらず、一途な事に定評があんで。(　ふは　) 早速pfおおきに！簡易版言うてもアレやな、交流の中で見付かる要素もありそうやし十分な気ぃすんで。職業は一任しよかな。俺は古書店の店主にでもなろうかと思てんけど。(　pf書かれた用紙ぺらり　)


榊 景千代 (　さかき かげちよ　)　／　外見年齢25歳程、実年齢は300歳越え　／　実の姿は九尾のお狐様、人間に化けて悠々と大正の世を生きる
色素薄めの鎖骨辺りまで伸びた髪を一つに結っている　／　前髪は毛先が目元に落ちる長さ　／　水浅葱色の上質な着物　／　ツリ目　
腹の底が知れぬ食えない男　／　友好的であり人間相手にも好意的　／　面倒見良し　／　長年暇な日々が奏して面白半分で物事を考えがち　／　年甲斐も無く疼く悪戯心　／　来る者拒まず去る者追わず

そもそも警戒してたら身体許さないっしょ。(　わざとらしくへらり　)
約束ー。なんなら指切りでもしとく？(　ふは　／　冗談ぽく笑いながら小指差し出し　)
ふ、勿論。きつねに飽きたら別の設定つけても良いわけだし、まあ末長く。(　頬ぽり　)

確かに。そういや正体きつねなわけだけど、普通に名前で呼んで良いの？それとも榊様？(　拝むポーズ　)古書店か、合いそう。時間作れそうだし、柔軟に常連化しやすい学生にしとくわ。欲張るなら公募で出した小説が賞獲って雑誌に掲載された、とかそのくらいの感じで。
……んあ、早速今日午前中来れなかったの申し訳ない。今みたいにたまに立て込むかもしんないけど、日を空けることはしないから。

口八丁手八丁は効かなさそうやしね、きみ。気持ち許してくれはってんなら嬉しいわぁ。(　双眸細め　)
ええで。指切りげんまん、……嘘吐いたらどないしよ？(　小指絡めゆらゆらと揺らし　)
！せやねぇ、一区切りついたら設定変えるんもアリやな。末永くよろしゅうな。(　嬉々と微笑み　)

そのままお名前呼んでくれてかまへんよ。設定に載せへんかったんやけど、ほんまは名も無い神さん───ちゅうか、榊景千代自身が名付けた名前やから偽名やね。好きな風に呼んでや。(　拝む姿に軽く吹き出し　) ん、了解やで。じゃあその小説が掲載された小説でも読みつつ、きみの来店待っとるわ。常連さんの枠を超えて、偶に古書店のお手伝いさんになってもろてもええし。本が繋ぐ縁なんて素敵やねぇ。(　ふふ　)
んふふ、可笑しな話早くもきみを信頼してはるし、きみが誠実なのは伝わってくんで。だから気にせんとってや。(　ぽふと頭撫で　)

そりゃあ。愛のない言葉とか、言っても言われても虚しいだけじゃん。(　うむ　)
おわ、ほんとにすんのか……嘘ついたら……針千本ってのも現実的じゃないしなー。(　ゆらゆら揺らしながら思案　／　むむ　)離してやらない、とか言っても罰にならなそー。
ん、此方こそ。ああ、面倒だったら適宜はしょつておっけーだから。

じゃあそのまま。たぶん最初は榊さんかな。仲良くなれたらそのときは名前で呼ぶ。(　ふ　)本を通して仲良く、ってなんか良いね。あ、文字数とかどのくらい？俺は適当に合わせるつもりだから、回しやすい長さで始めてくれると嬉しい。待っててね榊さん。(　くす　)
おお、それは光栄。優しいからつい甘えちゃいそう。あんまり空けすぎないようにするから、今度ともご贔屓に……なんて。

お言葉に甘えて端折らせてもろたよ。名前の呼び方も把握、俺も仲良うなれたら清隆くんって呼ばせてもらおかな。(　目尻緩々　) 文字数は豆～中であればやりやすい形でええよ。取り敢えず開始の描写はした、……けど絡み辛いようやったら取り替えも可能やから遠慮なく。(　片目瞑り　) ふは、お互い様やで。今後ともご贔屓に。(　真似てはくしゃり笑み零し　)



…ええ昼寝日和やわ。(　人気の無い店内。丸窓から差し込む陽光と肌に触れる仄かな暖かさに眠気を感じ、椅子に身体を凭れさせては欠伸をひとつ　)

了解、有り難う。取り敢えず店に寄らせて貰った。多分長くなったり短くなったり、結構前後するかなって感じ。(　こく　)此方の会話は何かあれば続けても良いし。雑談しながらってのもありだと思うけど、なんもなかったら蹴って大丈夫。


今日は何か良い本あるかな。(　学校帰り、すぐに向かうのは古書店で。扉を押し開いて入店しては、いつもの古本特有の香りに表情を緩め。早速たくさん並ぶ本たちへと視線を送り、幾つかを手に取ってさらさらと捲ってみて　)

いらっしゃい。新しいの入ったで。(　うつらと睡魔に手を引かれるも古びた蝶番の音で不意に意識を取り戻し。憶えのある学生らしき青年が入店したのを確認すれば、未だ並べ終えていない机上に山積みになった古書の一冊を擡げ　)

お、見たい。(　店員の柔らかな声に其方を向くと、ゆったりとしたペースで近付いて。雪崩を起こしそうなほどの本の山。そこにお宝があるのでは、と思わずにはいられず、山のてっぺんから一冊持ち上げ　)

ふふ、ほんまに本好きやんな。(　絶妙な加減で詰んだ本の山、そこから一冊取った手の主に穏やかに笑いかけ。喜ぶだろうかと自身の手元にある一冊を見えるよう擡げて　) 異国の童話集なんかもあんで。外国語綴りやけど、興味ある？

おお、凄い。ちょっと見せて貰っても？(　ゆっくりと手に取った本を見ていたが、気になる言葉に視線移しては其方へと手を伸ばして　)

ええよ。(　伸ばされた手に擡げた本を受け渡し、本好きの彼らしい挙動の微笑ましさにそっと目尻を緩め　)

ん……なるほど、やっぱり日本のと結構違うんだ。(　受け取った本を間違っても曲げたり折ったりしてしまわぬようそっと開いて。斜め読みの要領で数頁読むとこくりと頷き　)

英字読めるんや、東くん。ほんなら、こんなのもあるで。(　学生とは何処と無く察していたものの、淡々と吐かれた言葉に驚愕し僅かに瞠目し。冒険譚に始まり所謂ホラー小説まで。積んだ山から何冊か引っ張りだし　)

まあ、それなりには。(　得意とも不得意とも言わず、安定の普通。曖昧な肯定を示すと、薦められるまま幾つかに手をつけ　)……うわ、ホラーの表紙結構怖いな。

因みにお勧めやで、日本で言う百物語みたいなもんなんやけど─── (　曖昧な物言いに追求する事無く感心したように相槌混じりに頷き。反応にご満悦とばかりに口角吊り上げ。ひとつ提案すればアンティーク調のカウンターの内側から手招いて　) せや、椅子も有るしこっちおいで。今日も暫くはお宝探しやろ？

おー、なるほど？(　挿し絵があったらやばかった、と思いながらゆっくりと頁を捲り。提案に瞬きするも、特に躊躇うこともなくカウンターの内側へ　)あ、良いの？だったら遠慮なく。──おお、やっぱり店内の見え方違うね。

せやろ。店内を充分に見渡せるええ位置よ。(　薄ら得意気に笑みを乗せて深く頷き。彼の腰掛けた簡素椅子にひとつ思案すれば、そのままぽつりと呟き　) 東くん用にふかふかのええ椅子注文しよかな。一番のお得意様やしね。

ん、にしても本多すぎない？この山を収納するとこ、もうあんまりなさそうだけど。(　目の前の本と店内の広さを考えると、既に余裕は殆どなさそうに見えて。思ってもみなかった言葉にゆるゆると首を振るも、あくまでも捉え方は肯定的で　)え、それはさすがに申し訳ない……でも嬉しいし、そうなったら此処で働こうかな。

ずうっと売れてへん古書を貯蔵庫に押し込んで入れ替えやな。気の遠い作業やけど、ほんなら収まる。(　最早手馴れた作業のひとつを伝え、同時に一人で行えば丸一日が潰れるであろう事態に軽く目眩を憶え。肯定的な言葉に刹那瞠目するも、応答に嬉々としては机上の書類を引っ張り出して羽根ペンと共に手渡し　) え、お手伝いしてくれるん？丁度人手が欲しかったんよ～、助かるわぁ。ほんなら簡単な契約書──此処にお名前書いてくれへん？

あー……大変なやつだ。(　普段やることはないにしろ、面倒で時間のかかる作業だろうことは想像に難くない。あっという間に用意された書類に少々驚きながらも、この店にいられるというのは自身にとっては良いことだらけ。親指を立ててみせては、ペンで名前を記入して手渡し　)まじで？ん、俺ただ働きはしないかんね。──はい。じゃあ、宜しく店長？

…おんや、良いタイミングで丁度ええ人手がおるなぁ。(　最終的には一人妖術の類いに頼る事も吝かではないが、隣に腰掛ける人物へ視線を流しどこか戯れに似た調子で語り掛け。書類を受け取り直筆の名を確認すれば、視線合わせ口角を上げ冗談混じりに　) はい、まいど。勿論見合ったお給料は渡すで。きみの働き次第な所もあるけど。よろしく、東くん。

なーんか流れで雇われたけど、ふかふかの椅子忘れてないよね？(　条件として、というわけではないが、ふざけたような調子で先程の話へと回帰し。わざと嫌そうな表情を作ってみるもすぐに頬を緩めて。せっかく働くことになったのだから、と徐に立ち上がり　)ええー……まあ、幾ら何でもただでお給金貰おうと考えてるわけじゃないから──で、早速入れ替えする？

忘れてへんよぉ。それできみが釣れたようなもんなんやから。(　幾度か瞳瞬かせるも軽く吹き出しては、次いでくすくすと楽しげに目尻を垂らし笑って。腰を上げた相手に視線を向け感心したように双眸を細め、緩慢とした仕草で自ずと席を立ち。座り作業で凝った身体を伸びで解し、流した視線で台座がある事を示し　) おん、入れ替えしよか。東くんはそこの台座使うてええよ。

釣れたって。(　言い方はなんとかならないものか、と眉をひそめてみせ。台座があるのを確認すると親指を立てて。取り敢えず長くありそうなものに目をつける、ことができるのは常連ゆえ。普段手の届かない位置にあるものは新鮮に映り　)了解。

(　もし尻尾が出ていればふわふわと揺れていただろう、ご満悦な表情は眉を潜めた相手と相反しており。折り畳み式の台座を彼の元へ運ぶと一声かけ　) 早速働いてもろておおきに。若い人手があると助かるわ、俺ももう歳やし。

いや、そんなに歳じゃないでしょ。(　両手に本を抱えながら、ゆるゆると首を振って否定し。へらりと緩い笑みを浮かべながら、紡ぐ言葉はどこか楽しげで　)色々見れるの楽しいし、落ち着くから。

裏では若作りに必死かもしれへんよ。(　人間の姿を纏っている為に投げ掛けられた至極真っ当な言葉に密かに瞠目するも、愉快そうに軽く笑い声零しては双眸を細め相手を見上げ。明るい声色に自然と弛む頬はそのままに作業について一言残せば奥の棚へと歩を進め　) ほんまに本が好きなんやねぇ、東くん。せや、汚れが酷いのは分けて置いといてぇな。何か分からへん事あったら声掛けてや。

ええ、見えないわ。(　思わず吹き出すように笑ってしまってから、ふざけた調子そのままにあっけらかんとして親指を立ててみせ。時折初めて見るタイプの本に手を止めて読みつつ、なんとか着実に仕分けを進めていき　)りょーかい。なんかあったらそっち行くわ、てんちょー、つって。

支援上げ

一報も無しに時間空けてもうて堪忍な。週末ちょい忙しくてなぁ…。言い訳にしかならんやろから、東くんが愛想尽かしてなかったらまたお話させてや。



東くん、休憩にしよか～。(　刻刻と時計の秒針の音と紙が擦れる音が響く古書店を蔓延る静寂。丸窓から漏れる優しげな陽光に埃がきらきらと舞う中で作業を進めて幾らか経った頃合い、順調に進む己の作業を一旦止めて部下の元へと向かい　)


>45様

支援上げおおきに。見てくれはってる方も居るんやなぁ。物好きさんや。(　くふ　)

寂しくて泣くかと思ったわ。(　下手な泣き真似　)なんつって、そんなに気にしてないからあんまり神経質になんなくていーよ。支援上げしてくれたのも俺じゃないしね。寂しがりのうさぎじゃないけど、甘やかされんのは歓迎だからお詫びにぎゅーってしてくれても良いんだけど？(　ここぞとばかりに腕広げて　)


……んあ、おっけー。(　黙々と仕分けていたせいで時間の感覚は薄れ。声が聞こえたことで漸くはっと我に返り。手に持っていた幾つかの本を一度本棚ぬ戻すと、ゆるりと振り向いて指先でまるを作ってみせ　)

嗚呼もう本当に不甲斐ない男やわ。東くんの広い懐に助けられとるもん。(　困り笑い零し　) …お詫びやのうても、ぎゅーくらいいつでも歓迎やのに。寂しくさせて堪忍なぁ、東くん。(　柔く微笑み ／ 抱き寄せては腕の中にすっぽり収め　)



一旦お疲れさん。おいでや東くん、おやつの時間にしよか。(　丁寧に入れ替えられた古書を一瞥し、感心の念を抱いた声色で労い。何処か浮ついた面持ちでカウンター奥を指差し　)

無理されるよりずっと良いっつの。大変だったのに気に掛けてくれてたんなら、もうそれだけで嬉しいし。(　ぽつ　)あー、俺やっぱりあんたといると落ち着く。榊さんいないとなーんかつまらないからさ。(　目細め　／　背中に腕回して甘えるように頬を寄せ　)


え、おやつなんて用意してくれんの？優しすぎるじゃん、此処の店長。(　意外な言葉に瞬きをひとつ。乗らない手はない、と緩い調子で軽く手を上げ。普段は足を踏み入れない場所、わくわくしないはずはなく　)

無欲な子やなぁ、…もっと我儘になってくれてもええのに。きみの事気に掛けてはおったよ。大した無理はしてへんけど、東くんの元に行きたいのに自分は何してはるんやろと思っとったし。(　溜息　) 俺が嬉しなる事言うなぁ、東くん。……ふふ、今顔上げんでな？多分にやけてるわ。(　弛む口元隠そうと抱き締める力を僅かに込め　)


昔から付き合いのある行商人から買ったんよ。まどれーぬ、ってお名前らしいんやけど。本当はこっそり食べようと思てんけどね、頑張ってくれた東くんにご褒美。(　カウンター奥、年季の入った小洒落たテーブルに案内すれば、傍らの戸棚から洋菓子の入った白箱を取り出し机上に置いて。簡単に説明すればお茶を淹れる支度をと台所に立ち　)

我が儘になったら、きっと俺止まんないから。際限なく求めだしたらさすがに情けないでしょ。(　自身の髪くしゃり　)
そんなん聞いたら顔上げたくなるじゃん。俺の言葉で喜んでくれる榊さん、かわいいし。(　言葉に反して顔を上げることはなく、代わりに首元へと顔を埋めて　)


なんか名前聞いたことある気がする。小説に出てたんだったかな。こっそり食べてくれても良かったのに。(　落ち着いた雰囲気の中、椅子へと座ると箱を眺めて。洋菓子なんてお洒落だな、どこの国のお菓子だっただろうかと考えを巡らせ、頬杖をつきながら待ち　)

支援

我が儘言わないって言ったばっかりなのに会いたいとか、さすがにちょっと悪い？(　頭抱え溜め息はああ　)