1671 2021-05-27 08:51:49 |
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( 恋人に選んでもらった浴衣を着て、髪はゆるりとハーフアップに。普段は特別着飾ることもないため緊張してはいるけれど、お祭りの雰囲気から誰も気に留めることはないだろうと。早く彼に会いたくて、少しばかりそわそわしながらスマホで時間を確認。待ち合わせの時間まであと十分ほどあるらしい。もう少しなのに既に待ち遠しい。どんな浴衣で来るのかはわかっていても、本人を前にしたらきっとどきどきしてしまうことだろう。気持ちを落ち着かせるべく、どの屋台で何をしよう、なんて簡単にルートを想像してみて )
落ち着く。( ぎゅうと抱き締め、へにゃりと笑みを浮かべて )
……ごめん、さすがに真面目に見てらんない。( 動きには耐えることができずに笑い、すす、と顔を背け )
あ、でも他の人の目がたくさんあるところではだめだからね。( 効果的かもわからない忠告を )
( 大人っぽく、見えるだろうか。 いや、ただ背伸びしてるようにしか…なんて自己問答を繰り返しながら鏡の前で髪を弄り。 恋人と放課後デートした時に見た、落ち着いた色の浴衣に、いつもの下ろしている前髪が似合わない気がして、髪をストレートにして、前髪をかき上げたスタイルに。 どこか良いとこのお坊ちゃんに見えなくもなくて、これで良いのかわからずも、時計を見ればもう家を出なければ。 道すがら、今日の恋人の姿を想像しただけでにまにましてしまい、先ほどまで悩んでいた自分の格好のことなんてすっかり忘れたまま待ち合わせ場所に着き。 きょろきょろとスマホ片手に周りを見渡してみると、人混みの中案外すぐ近くに見つけ。 小走りに駆け寄り声をかけようとするも、目の前に見えたあまりに綺麗な恋人の姿に息を呑んで声が出ず。 「 あ、っと…、 っはは、綺麗すぎて、びっくりした。 …めちゃくちゃ似合ってます。本当に。 」 時間が止まったように感じて数秒、火照った顔顔を逸らしつつ、視線だけ戻して心の内をこぼし。 )
抱きしめても抱きしめても、もっと抱きしめたいーってなる。 ( ぐりぐりと額を相手の頭のてっぺんにおしつけ )
なーに、そんなにおもしろいー?、 あー、顔晒すなしー。 ( 屋根に見立てた手はそのまま、笑いながら恋人の視界に入ろうと身を乗り出し )
もう……可愛いんだから。( 頭をぽんぽんと撫でて )
その動きおかしいんだって……んー、やっぱだめ。( 笑いを堪えられず、屋根のような手を下ろさせようと )
あおだってかわいいよ、かわいくて、綺麗だ。 ( 頬を指先でなぞれば、ゆっくり瞬きをしながら見つめ )
やだー、おろさないー。 ( 身長差もあってか恋人の手は自分に追いつかず、煽るようにんべ、と舌を出して見せては。 )
っあの……あんまり照れられると、此方まで移るんだけど。( 浴衣デート。普段と違う賑やかな雰囲気ながら、恋人との時間はいつも通り楽しいものだろうと甘い考えを持っていた。きっとわんこのような可愛らしい恋人が来てくれるだろう、と。しかしその彼が到着した途端、いつもと違う雰囲気に驚いて。大人っぽく、夜空の色の似合う彼。髪型の変化は雰囲気を大きく変えており、此方の心を揺さぶるには充分で。動揺を隠せないのはどうやら此方だけではないようで、聞こえた言葉は何故だか片言。此処で笑い飛ばせれば良いものの、そんなに器用でもない。すうはあと深呼吸して少しだけ心を落ち着け、顔の熱さを夏のせいにして。「しゅーくんも似合ってる。格好良いよ、凄く……ん、行こっか」しっかりと褒めようと思うと絶対に照れて言葉にならないとわかっているため、褒め言葉もそこそこに手を差し出して )
や、ごめん、 …こんなつもりじゃなかったのに、 ( 出てくる言葉はきっと月並みなものしか出てこなくて、季節のせいにしたいくらい体が熱く、それが恥ずかしくて口元を押さえつつぼそぼそと呟き。 周りの雑踏の音が耳に入ってくるくらいやっと落ち着いたところで、差し出された手を握り、本来の目的へと足を向け。 待ちに待ったお祭りデート、かっこよく決めると意気込んだはいいが、お祭りが好きな自分は抑えられず、並ぶ屋台に目を輝かせ。 「 うわ、たこ焼きうまそー、 じゃがバター…フランクフルトもいいなあ…、めっちゃお腹空いてきたー。 あおは何したい?お腹すいた? 」 良い香りが漂って、ゆっくりと歩みを進めながらもいつも通りにはしゃぎきょろきょろと屋台を眺め。 たくさんの屋台が並ぶ中、恋人のしたいことをしたいからと問いかけて。 )
しゅーくんごめん、やること多くて、今は長いの筆乗らないや。もうちょっと早く連絡すれば良かったんだけど。夏祭りなのに秋になっちゃうね。( 眉下げ笑み )
ん、いーよ。 夏祭りだって、来年もあるし。 ( にっ ) 長い方の話変えたいとかあれば言ってなー。 ( 手ひらひらー )
短い方も、別に続けなくてもいいし。 言いたいこと、話したいこと、してほしいこと、なんでも言ってよ。 全部は叶えられないかもだけど、俺との会話で無理してほしくないからさ。 ( 頷 )
うん、ありがと。なんかしゅーくんがきらきらして見えるんだけど、なんだろこれ。神様?( 首傾げ )
変えたいとかは特にないよ。取り敢えず、長いのはちょっと待っててくれれば……完全に夏じゃなくなるけど。( こく )
もしかしたら神様かもしれぬ。 ( 腕組みえっへん )
南半球はこれから夏だし、いいんじゃない? ( くくく ) まあそんなに縛られないで自由にやっちゃおうよ。 ( へらり )
あー……ただの可愛い子だった。( やや真顔でぽつり )
さっすがしゅーくん。しゅーくんが優しいから何だかんだ甘えっぱなしになっちゃってるなあ……( くす )
( どうしたら良いのだろうか。褒めるのが良いのか、普通に話しかけた方が良いのかわからず、視線を逸らすことしかできず。そうして緊張が続いたのも束の間、屋台を目にした彼はいつもの如くはしゃぎ始めたようで。見た目は綺麗で格好良いのに、楽しむ様子は可愛らしい。ギャップのように思えては笑みを抑えられず。「んー……なんだろ。いか焼きとか、焼きとうもろこしとか。まずは甘いものじゃなくて、しょっぱい系が良いかな」あえて彼の挙げたものとは別の食べ物を口に出し。さすがに全部制覇だなんてことはできないけれど、色々と回ってみたい思いが強く。「あ、でも後で水飴とかき氷は食べたい、絶対」個人的に外すことのできないものを食指立てながらリクエスト。最初の選択肢は委ねようと首傾げて )どこから回る?
わ!俺もそれ食べたい! あ、そこに焼きとうもろこしもいか焼きもあるよ、半分こしよーよ。 ( たくさん並ぶ屋台を見つつ、普段見ることのない恋人の姿を見つつ。初めて見た時は緊張で直視できなかったが、今は恋人の数少ない浴衣姿をなるべく良く見ておこうとむしろ愛おしそうにみつめていたり。 鼻をくすぐる香ばしい匂いの方を見ると、恋人所望の屋台が二つ並んでおり。 すぐ近くにあるなら希望を叶えてしまおうと、早速購入。 歩道を避けて立ち止まると、 「 あちち、熱いから気をつけて食べてね。 さっきかき氷の屋台あったなあ、俺レモンといちごが好きー。あおは何味好き?、 」 どっち先食べる?と首を傾げて差し出しながら。 )
おーい?あおー?顔固まってるよー? ( 真顔な恋人の視線の先で手をぶんぶん振っては首を左右に傾げ )
あおが俺のこと好きでいてくれるからさー。 好きな人が俺のこと好きでいてくれるなんて、なかなかの奇跡じゃん? 嬉しくなって甘やかしたくなっちゃう。 ( へへ、と恥ずかしそうに頬を掻き )
ん、ごめん。しゅーくんが安定の可愛さで心をぎゅってしてくるから。( 眉下げ / 胸に手を当ててみせ )
ちょ、照れないで。うつるから、ほんとに。( 顔の前で手ひらひら / 軽く俯き )
えー、んー、うーん、じゃあぎゅっとしてるついでにハグしとく! ( むむって眉を寄せたあとやることがなく悩んだ後ふわりと抱きしめてみて )
はは、照れてるあおもかわいいねえ。 ( にまり笑うと一緒になって手で扇いでは )
悩んでるとこも可愛いとびっくりしちゃう。なーんでこんなにしゅーくん可愛いの。( ぎゅうと抱き締めては不意打ちで頬に口付け )
あー……うん、落ち着いた。( こくりと頷き / へにゃりと緩い笑み浮かべ )
んんんー、 ( 頬に口づけを受ければ緩んでしまう口元をきゅっと結んで ) あおこそなんでそんなかわいいことするのー! ( ぎゅむむむ )
へへ、かわいい。 ( 同じようにへにゃりと顔を緩ませれば軽く口付けをし満足げに )
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