甘い甘い飴(〆)

んと..じゃあ鎖骨で(　店員のピアスかっけえとちらちら見ながら　)

ん…ああ、僕は誰に対しても態度こんなのだから気にしないでね。こっちへどうぞ。
(初対面の客に馴れ馴れしい対応をしていることに悪いと思ったのか、相手に対して少しだけ弁解した後カウンターの奥へ手招きし)

いや、別に大丈夫っす(　少し見すぎてしまったかと後悔しながら素直についていき　)

鎖骨、ってことだけど…図案に指定はある？
(道具を漁り、施術の用意をしながら振り向かず相手に問いかけ)

んー、とくにないのでかっこいいので...あ、やっぱり十字架でお願いします(　さっき相手がつけてた十字架のピアスを思い出して目を輝かせて　)

十字架ね、分かったよ。痛いからちょっと麻酔する？
(頷いた後、相手の方を向き直ってからまた首を傾げ)

こくっ(　外が暑かったからか緊張なのか少し汗ばんでいるが気にせず首元を出して　)

ん。部分麻酔にしとくね。
(また穏やかな笑みを浮かべ、自分のピアスをひとつ取り外すと図案代わりに手元に置きつつ麻酔を済ませ、施術道具を構え)

お願いします(　この見た目だと怖がられることが多いが怖がることなく接してくれて嬉しいなと少し頬を緩ませて／ピアスの時よりも痛いと言う噂を聞いて怖がりつつ、かっこ悪いところは見せたくなくむんっと口をつぐんで　)

あ、血とか苦手ならあんまり見ない方が良いよ。あんまり出ないけど苦手な人は苦手だから。
(十字架の線をなぞるように針を突き刺しながら穏やかな口調で微笑み)

そんなの俺ビビるわけねえｙ(　思ったより痛くなかったが少し下を見てしまい怖くて目をそらす　)

あはは、だから言ったのに。次はもうちょっと痛いから頑張ってね。…まあ、麻酔してるから大丈夫かな。
(軽快に笑いながらも手を止めず、線をなぞり終わると新しい針に手を伸ばし)

は！？あ、いや俺痛いのとか別に耐えれるんで(　笑われたことにムスッとしながら衝撃的なことをいわれ驚きつつも強がって　)

そっかそっか。無理だったら遠慮せずに言って。
(笑顔を絶やさないまま先程なぞった線に濃淡を付けるように針を突き刺し)

っっ(　頷いたものの言葉通りさっきよりも痛くて相手の服を掴み　)

あ、痛い？休憩入れようか？
(若干心配そうに顔を覗き込み、針を突き刺す手を止め)

いや、大丈夫だから(　また後で同じ痛みが来るのは嫌だと思い刺されてた場所から目をそらしながら　)

じゃあ続けるよ。
(笑顔を浮かべつつ針を突き刺す手を再開し、空いた手で相手の手を握り)

んなっ手握ってんじゃねえよ
(　まさか手を握られるとは思っていなく顔を赤くするが見られたくなく顔を相手からそらし／文句を言いながらも手を離そうとはせずに　)

あはは、ごめんね。ちょっとでもマシかなって。もうちょっとで終わるから我慢して。
(悪びれる様子もなく笑うが針を突き刺す手は止めず)

「あ、ちょっと佐伯さ～ん。二階堂さんいらっしゃってますけど…」
(学生バイトらしき青年が顔を覗かせ、遠慮がちに佐伯の背中へと声を掛け)

え、もう二階堂さん来ちゃったの？今この子の施術してるからさ、ちょっと待っててもらってよ。
(困ったように首を傾げつつも振り向かずに答え)

わぁったよ(相変わらず手を離そうとはせず)
行ってくればいいだろ
(ムスッとした顔で行ってほしくねえけどと心の声が漏れて)あ、やっぱなんでもねえよ！

あはは、良いんだよ。二階堂さんは待ってくれるから。それより君の施術を終わらせないと。
(穏やかではあるがどこか一方的に言葉を一蹴し、色の濃淡を付け終わり)
次は色付けてくよ。何色とか指定ある？

そうなのか？...なら良いけど
(強引なとこに違和感を覚えながらも気にせず、少し嬉しそうにして)
俺わからねえからあんたにおまかせするよ
(　へら　)
あ、できれば痛くない色で(　ぼそっ　)

そうだねぇ、それなら僕のピアスと同じ色にしよっか。
(その言葉を聞くと穏やかに微笑み、手早く黒と金色を肌に付け終わると外にいるらしい学生バイトに呼び掛け)
先客さん終わったよー！二階堂さん連れてきて！
…あ、よければ二階堂さんの施術見る？
(学生バイトから威勢の良い返事が返ってきてすぐに相手の方を向き直り、悪戯っぽく微笑んで)

別にあんたがそういうならそれでもいいけど
(　その提案に嬉しそうな顔をして　)
は！？いや、みねえよ！(　また血を見るのは嫌だと思い走って出ていき／お金を払い店をでようとするも思いとどまって施術室の窓から覗き込み　)

二階堂さーん。どうぞー。
(覗かれているとは知らずに客を呼び。彼の呼び声に答えるようにして明らかに堅気ではなさそうな50代くらいの男性客が施術室へと顔を覗かせ)
今日はどうしたの？確か昨日不動明王背中に彫ったと思うんだけど。

「いや、何…シャワー浴びたら色落ちしたんだよ。」

あはは、だからシャワー浴びちゃダメって言ったのに。浴びちゃったんだ？仕方ないね、色付け直そうか。そこにうつ伏せになって。
(男性客の言葉を軽快に笑いつつ施術台を指差し、先程と同じように施術道具を漁って消毒し)

んえ！？や、ヤクザ！？
(　目をみはって少し大きな声を出してしまい慌てて口を塞いで　)

はーい、じゃあ施術してくね。
(どちらにも聞こえなかったらしく静かにうつ伏せになっている男性客の服をまくり、恐ろしい形相をした不動明王と対面しながら色の落ちている部分を探り)
あー…赤と黒が完全に落ちちゃってる。後は朱色がちょっと薄いくらい？ここは線まで落ちてる…彫り直すより新しい模様彫った方が誤魔化せるかもね。

「お前に任せる。好きにしてくれ。」

あはは、じゃあ勝手にするね。色付け直した後にここは模様足しちゃおう。

(　聞こえてなかったようで安心して　)
怖え、、ってか笑ってんのムカつく(　むすっ　)

模様って普通に炎で良いの？
(手早く色を付け直しながら問いかけ、男性客が首を縦に振るのを確認すると微笑んで頷き)
ん、了解。カッコいいの彫っとくね。

(　覗いていると知らない人に話しかけられて　)

「おい何見てんだ坊主」

ああん？みてちゃわりぃかよ(　べー　)

「おまっ大人なめてんじゃねえぞ？」

はっうっせえよハゲ！

(　多分このヤクザの子分なんだろうとおもいながらめんどくさいのに絡まれたといわんばかり／相手がこんなに怒ると思わず少しびくっとして　)

…？外うるさいね。待ってて、見てくる。
(流石に気付いたのか施術を中断して立ち上がり、店外へと顔を覗かせて)
あ、斎藤さんにさっきの子。斎藤さん、堅気に絡んじゃダメだよ。僕通報しなきゃいけなくなるじゃん。
(諭すように微笑みながら相手の方へと近付き)

あっ(まさかくるとは思わず少し気まずいと思いながら)

「佐伯さんすみません、こいつがおやっさんの施術を覗いてやがったんで」

の、覗いてねえよ！

「はっ嘘ついてんじゃねえよチビガキのくせに」(蒼のことを笑って)

あ？チビガキじゃねえよ(　少し怒ったように　)

あー、それ僕が良いって言ったんだよ。
(ぽりぽりと頬を掻きつつ困ったように微笑み)

そ、そうだよ！それくらい分かればーか(　べー　)

「あ！？そろそろ黙れよ！でも佐伯さんの許可取ってるなら、、、」(ブツブツいいながら車へ戻っていき)

...話し合わせてくれてあざっした(見ていたのがバレたことを気まずく思いながらふてくされたように)

あはは、別に良いよ。実際、見るかって聞いたのは僕だし。
(別に構わないと言いたげに手を振って微笑み、店に戻っていこうとするが後退して相手の方を向き)
…あ、言い忘れてた。二、三日後にまた来てね。アフターケアしなきゃいけないからさ。

(　そういえばそうだったと思い出し　)
あ、わかりました(　店から出て　)

【背後からすみません汗この後どうやって発展させていきますか？個人的にはまたヤクザと絡んでとかを考えていますが、、、なにか提案などあったら教えてもらえたら嬉しいです！】

(特にこちらからの提案はございません。)

(了解です！じゃあアフターケアのところからはじめさせていただきますね！)

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(　がちゃっ　)
あの、アフターケアに来たんですけど(　この前聞いた単語をそのまま口にして　)

「あ、アフターケアってことは…佐伯さんのお客様ですか？すいません、今佐伯さん施術中で…ここで待っててもらえます？」
(カウンターに立っていた学生バイトの女の子が申し訳なさそうな表情を向け、椅子を指し示し)

そうっすか...(　むすっ　)
あの、もしかして施術って二階堂って人ですか？(　少し気になって首を傾げ　)

「すいません、佐伯さんのことあんまり知らないんで…確か今日の施術は木下さんって人だったと思いますけど。」
(困ったように首を傾げながら答えているとカウンターの奥から佐伯が顔を覗かせ、「あ、山本ちゃん対応ありがと～。木下さん終わったからその子入れてくれる？」と微笑み)

そうなんすか...(　他にもいることがわかり　すこしむっとして／またあの人と話せる！っと無意識に笑顔になって　)

はい、いらっしゃい。色落ちとかしてない？
(施術室の中で相手に向けて微笑みながらも手元は施術道具を消毒しており)

多分...(　また話すのが楽しみであんま気にしてなかったとはいえず　)　

ん。じゃあ見せて？
(笑顔のまま頬杖をついて相手に問いかけ)

わ、かった(　襟元が広い服を着なかったことを後悔しながら襟元をできるだけ広げて　)...これで見える？(　首かしげ　)

うんうん、見た感じ色落ちとかはしてないね。
タトゥーのとこ腫れてるとかない？
(満足げに頷くと手元の書類に何やら書き込み、また問いかけて)

多分大丈夫(　さっきまで別の人を施術してたのかと嫉妬して/我ながら女々しいなと思いながら　)

うん…見た感じ、特に腫れてもないね。
(穏やかな調子で微笑み、相手の方を見つめて)

...あの、この後ってもうここには来なくていいんすか？(見られることに少し恥ずかしさを感じて/寂しそうにしながら首を傾げて)