502号室　＿＿＿〆　

……ふは。でも、俺としては好きなものを美味しく食べてほしいから、遠慮なく言ってくれたら俺が喜ぶな（　愉しげに笑い ／ ね？と言いたげに首傾げ　）最近は外食かコンビニってところかい？俺は西条との同居楽しいと思えてきてるけど（　同じサラリーマンとして気持ちはわかると言いたげに頷き ／ 最初は手違いだったものの素直な気持ちを伝え　）嗚呼、素直な感想が聞きたい。戴きます（　上手い食レポを期待しているわけではないことを伝え ／ 両の掌を合わせると食事を始め　）

ま、好き嫌いねえんだけどね。…じゃあ今度、安東の得意料理が食べたい（　ふ、と眦弛ませ ／ 僅かに思考巡らせた後我儘を一匙零した言葉吐露し　）大当たり。ジャンクな食べ物が手っ取り早いし、どうしても頼っちゃうんだよなあ…。俺もあんたとの暮らしは楽しいとは思うけどさ～…（　苦悩滲む声色で小さく唸り　）！…うま（　卵スープに口を付け ／ 瞳輝かせぽつり呟き　）

得意料理かい？……ふむ。わかった、次に手料理を振る舞う時には得意料理を作ることにしよう（　予想外の言葉に瞠目し悩む素振りをみせ ／ 然し嬉しそうな雰囲気を醸し出すと大きくひとつ頷き　）確かにジャンクは美味いし早いからな。わかるよ。…ふ、いいよ。無理強いしたいわけではないしね（　小さく唸る姿が可愛く思わず愉しげに笑い ／ 無理矢理住まわせたいわけではない意志を伝え　）……本当に？（　自分好みの味にしたからかどこか不安そうに　）

そうそう、安東の一番気合いの入った飯。…んふふ、楽しみにしてる（　突飛な提案と言えど嬉々とした雰囲気に釣られ、頬を弛ませながらも幾度か首肯して　）年齢的に食事に気ィ遣わないとって分かってんだけどね～。安東と居ればその心配も吹き飛ぶんだろうけど。んや、無理強いとかじゃねえのよ。ついこの間まで他人同士だった奴等が仲良く同居っつーのも面白いし（　気持ち揺れつつ傾くは同居への了承で　）っあは、んな顔すんなって。美味いよ。俺の好みの味がする（　不安気な声色と相反しくつくつ愉しげに笑い ／ 更に卵スープを嚥下すれば野菜炒めに箸を伸ばし　）

（　相手の為に、そして自分の為に料理を作れるのかと思うと楽しみなようで嬉しそうな雰囲気を隠すこともなく　）わかるよ。俺でも、まだジャンクフード食べたくなるときはあるからね。ふは、いいよ。俺が先に帰ってきたときには料理作る。献立考えるのも楽しいしね。まだ一週間しか過ごしてないけど、西条にお帰りって言われるのも、ただいまって言うのも今更ながら新鮮で…俺は凄く嬉しくてね（　同居に関して了承の方向へと傾いていることにクスクス笑い　）良かった…あー、なんだろ。久々に人にご飯食べてもらったからかねぇ…ちょっと心にきちゃったよ（　安心したように息を吐き出し ／ 一旦箸を置きはにかむように笑い　）

（　嬉々とした雰囲気を察すれば微笑ましさ感じ得て釣られる様に柔く破顔し　）…え、手間じゃないの？その提案はすげえ嬉しいけどさ。俺もだよ。一人暮らしが長かったからか、相手が安東だからか。帰宅すんのが楽しみになっちゃってんだよなあ、…なんて随分あんたに絆されちゃってるみたい。たかが一週間で情けないお話（　眉尻下げ苦笑にも似た微笑み浮かべ ／ 視線落とし言葉選びながら紡げば合間に相手盗み見て　）ふは、感極まっちゃった？（　随分と可愛らしい、と今にも溢れそうな口元に手の甲宛てがいくすくす笑いつつ、揶揄うように悪戯っぽい視線向け　）

好きな事をしてるときは手間じゃないさ。まだ、やってないけれど…仕事中、これ作ろう、あれ作ろうって考えて…西条が喜んでくれたらなお嬉しい、なんて考えるようになるさ、きっと（　一人暮らしが長かった為に誰かの為に動く事が久しく想像するだけでも、楽しくなってきたようで表情弛め　）俺だから、だったら嬉しいけれど。先に絆されたのは俺の方かもしれないさ、一週間で共に過したいと既に願っているんだから（　目を伏せ穏やかな笑顔を浮かべ ／ 相手の視線に気付かず擽った気持ちに小さく笑って　）ああ、それだ。感極まった（　的確な言葉が見付からなかったんだと、嬉しそうに眉尻下げれば頷いて　）

気持ちは分からなくねえけど、優秀な営業マンがそれで良いの？つーかね、そうやって考えてくれるだけで俺は嬉しいよ。でも無理は厳禁な。俺だって炊事出来る訳だし、……男飯だけど（　弛緩した表情筋にふはりと笑み溢すも、軽口交えて釘を刺すような言葉と共に額を指先で押し　）さてねえ、どっちなんだか俺もハッキリ分かんないや。んふふ、こんな色男捕まえて絆すなんて俺ってば罪な男だわ（　喉奥鳴らす様にくつくつと笑い声溢し ／ 双眸細めれば冗談とも本音とも付かない台詞吐き　）これからも食いたいって言ったら、安東どうなっちゃうんだろうな（　微笑ましさに自然と頬弛み ／ 半ば囁く様に声のトーン落とし　）

営業にも活用できるさ、奥さんいる方にはたまには料理を作ってあげたらいいとレシピを教えることもある。……ふはっ。嗚呼、了解。頼れるときは頼らせてもらうよ（　軽口のまま茶目っ気たっぷりに片目瞑り ／ 押された額に手を添え呆気に取られるも、すぐに可笑しそうに吹き出せば数回頷き　）ハッキリさせる必要もないさ。……じゃあ、こんな色男を捕まえたんだ。離さないでいてくれると嬉しいんだけど？（　少し大袈裟に肩を竦め可笑しそうに喉奥鳴らし ／ ふはりと一息吐いてから、行儀が悪いと思いながらもテーブルに両肘をつき手の甲に顎を乗せれば緩く頭を横に傾け　）…本気で泣くかもしれないな、30のおっさんが（　小さく肩を揺らすとちらりと視線をあげ冗談めかした口調で　）

へえ…なんだか良い事やってんね。料理上手なあんたのレシピだ。ハズレは無いからきっと御夫婦のキューピットになってるよ、そりゃ。…そうじゃなきゃ俺が困る（　瞠目するも賞賛の意味を込め朗笑し ／ 困り笑みに似た表情で背凭れに身を預け　）久し振りに誰かと居て心地が良いんだ、元より簡単に離すつもりはねえけど～？ま、安東が逃げちゃったらそれまでだけどさあ（　ぱちぱちと幾つか瞬きした後に楽しげな笑い声と共に冗句を織り交ぜた本心を吐露し ／ 意地悪をスパイスに片目瞑り　）えー、じゃあ言うのは辞めとくかね（　不意に混じり合う視線に口角上げ、何気ない口調で言葉溢し　）

だと良いんだけどね。…西条は面倒見がいいな（　その後の話はあまりしないんだと肩を竦め ／ 相手の表情見ると吐息を漏らすようくすりと笑い、緩く首傾げ　）それは良かった。なら、このまま同居を続けていくという方向性で接しさせてもらうよ（　にっこりという効果音が似合うような笑顔を向け ／ 言質はとったと言わんばかりに言葉を続けるとどこか楽しげな雰囲気醸し出し　）泣くところは流石に見たくないといったところかい？（　くすくす可笑しそうに笑い声を漏らしながら軽口を続けては背凭れに身体を預け　）

莇さんのお墨付きなんだから、もっと堂々と構えてくれて良いのにな？…よく言われる評価第一位だわ、ソレ。普通に接してるつもりなんだけどね（　僅かに眉根を寄せ不服そうに首傾け ／ あは、と小気味良く笑い声上げれば浅い頷きを交え可笑し気に告げ　）はい、どうぞ。…ふふ、魔性の男に捕まっちまったな。お手柔らかに頼むよ（　双眸に映るきらきら眩い笑顔に自嘲混じりの苦笑を溢し、降参とばかりに肩を竦めて　）んー、泣かせたくねえってのが正解？ほら、莇さん優しいから（　残り3分の1程になった料理に伸ばした手を止め、調子の良い言葉面並べては口角上げて相手見据え　）

ふ、西条のお墨付きとなれば話は別だね。俺は胸を張れるよ。自覚してないだけで面倒見良いさ、惚れちゃうくらいだ（　ぱちくりと瞬きしてから可笑しそうに吹き出すと口角上げ大きく一度頷き ／ 双眸細めるとそのまま表情を柔らかくさせたかと思えば軽口を叩き　）これから楽しくなりそうだよ、いつ西条がいなくなるのかと不安を抱きながら過ごさなくてもいいわけだしね（　身体を元の位置へ戻し食事を再開 ／ 本気か冗談か分からない口調で付け足し　）へぇ。じゃあ、これからも西条に泣かされる心配はないわけだ（　否定も肯定もしないかと思えば、なるほどねぇと言いたげに頷き　）

そうそう、その意気で居て貰わなきゃ。んー…自覚、自覚ねえ…？ふは、あんた案外可愛い事言うのな（　微笑ましさ感じ得て満足気な笑顔で見守り ／ ピンと来ないままぽそりと呟き、不意に聞こえた言葉に思わず瞠目したまま　）そんなに気に入ってくれてたの、俺の事。安東も物好きだよねえ。変わってるって言われねえ？ま、楽しくなりそうっつーのは俺も同感だよ（　嬉々と双眸を細め首を傾げては無粋ながらも問い掛け ／ 薄い唇に弧を描き僅かに弾む様な声色で応じて　）そのつもりでいるけど、あんたの泣き顔は興味あるかな～。さて、ご馳走様でした。はー…美味かった（　あっけらかんと何気ない素振りで言葉溢し ／ 両の掌を合わせ充足感に満ちた声音と笑みで　）

面倒見がいいと西条が自覚したらどうなるんだろうなぁ。さらに面倒見が良くなるのか…引くのか。ん？…ふは、苦手だったかな？（　のんびりとした様子で想像を膨らませれば目を伏せ微笑ましそうに ／ 瞼開き瞠目していることに気付けば思わず吹き出し首傾げ　）心外だな、安東さんの目利きは確かだっていうお墨付きがあるんだがね？西条が決めておきたいこととかあれば先に言ってくれると守るために頑張るよ（　ぱちぱち数回瞬きするも茶目っ気たっぷりに片目瞑り ／ ふふっと笑い声を漏らしてから今まで線引きをしていなかったと思い出したように問い　）泣かされないように気を付けるよ。お粗末さまでした。ご馳走さま。良かったよ、口にあって。今度お好み焼きでも作ろうか（　大袈裟に肩を竦め緩く首を振り ／ 両の掌合わせ挨拶後、ふと思い浮かんだのかウキウキとした様子で　）

蜂蜜みたいにどろどろ甘々になりそうな気ィするよ。重ねて懐に仕舞っちゃった子には尽くすタイプなんで、安東は注意しておくように。いんや？全然苦手じゃないよ。嗚呼でも、案外人誑しだなって（　顎に手を添え一考、顔を上げ悪戯っぽく笑んで軽口を ／ 揶揄い混じり褒め言葉として一言添え　）決めておきたい事かあ…、ん～……。安東相手だし、そこまで壁作らずとも良いかなって思っちゃってんだよな。強いて言うなら帰らない日は一言頂戴。事後報告でも良い。俺の飯事情に関わるからねえ。…あんたこそ覚えておいて欲しい事云々はある？俺、ちゃあんと守れるよ（　本音を綯い交ぜた言葉軽い調子で紡ぎ ／ 背凭れから身体を解いて僅かばかり身を乗り出し口角上げ相手を見据え　）ね、これからもこんな美味いの食えんの？莇さん超贅沢者だわあ。──それって一緒に？良いじゃん、作ろ。ホットプレートありゃ良いんだけど、引っ越す手前捨てちまった気ィすんだよな…（　柔く破顔させては幸福感滲む声色で呟いて ／ 椅子から立ち上がり食器類を重ね集めながら、口惜しげに眉尻垂らし　）

…成程。肝に銘じておくよ。…心外だな。誑し込んではいないさ、気に入った相手以外はね(　瞠目後、可笑しそうに吹き出せば頷き ／ 困ったように肩を竦めては眦下げさらりと軽口ひとつ　)有難う。わかった、残業やらで帰れないときは声を掛ける。西条も同じく連絡をくれると有難い。後…、距離を間違えると俺に手を出される可能性が高くなるから気を付けた方がいい、とだけ言っておこう(　予想外の言葉に驚くも嬉しそうに破顔 ／ 少しの間の後、身を乗り出すと軽い音を立てて頬へと口付けを送るとすぐに身を戻し何事もなかったかのような笑顔を向け　)もちろん、西条が嫌だって言わない限りはね。…一緒にか。その考えはなかった。今度ホットプレートを買いに行こう(　大袈裟に態とらしく肩を竦め ／ 尽くすのが当たり前の感覚だったようで驚いた表情をみせてから嬉しそうな声色で提案を　)



返事が遅くなってすまないね。月末ということで少し立て込んでいた。まだ相手をしてくれるのであれば、此処まで日が空くことはなく返事ができるようになるよ。(　申し訳なさそうに頭を下げ ／ どうだろう？と首傾げ　)

嗚呼もう。確認を怠ったり部屋番号ド忘れしたりで随分遅れちゃったな。この節はマジでごめんね。安東、久し振り。少し、…ほんの少しだけどさ、もう話せねえかと思った（　安堵の溜息吐き ／ 脱力　）なあ、まだ間に合う？一旦交流は停止して返事させて貰ったけど、ちゃあんと後々返答するからそこは目瞑って。安東がまた帰って来てくれるんだったら気長に待つよ、俺。って大口叩いても上げる勇気がねえから呟いとく（　苦笑織り交ぜ眉尻垂らし　）

…まさか、来てくれてるとは思わなかった。なんというか、俺もまた未練がましく覗いてたわけでこうしてすぐに見付けることが出来たわけなんだが(　瞠目 ／ 信じられないと言いたげな顔で　)…上手く言葉が出てこないが、西条がまだ俺と続けてくれるっていうなら、是非ともお願いしたい…かな。……もっと良い感じに言葉が出てくれば俺も格好良いところ見せられるんだろうけれど、難しいね。こんな格好悪い俺だけど、西条が良ければまたよろしくお願いします(　手を差し出し握手求め ／ はにかむように笑いながら首傾げ　)

なあに、豆食らった鳩みてえな面して（　ふは　）当分は安東を待つって腹を括ってたけど、正直諦めと半々だったから嬉しくって俺も上手く言葉が出て来ねえや。その上置手紙遺した翌日だなんてねえ。莇さん、いつの間にか徳でも積んでたかな（　目尻弛め ／ 軽口交え　）…未練がましいのはお互い様っつー事でさ、また俺達の物語作ろ。まだまだ安東と続けたいよ、俺は（　たは ／ 眉尻垂れ　）はい、よろしくお願いします（　手をぎゅっと握り ／ 声音にも多幸感漂わせ破顔して　）
安東さえ良けりゃなんだけど、心機一転場面も変える？例えば互いに忙しなくて、久々にのんびり顔を合わせる休日だとか（　食指立て　）