名無しさん 2021-05-17 19:56:00 |
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(『第三者からどう思われようと俺は先輩のことが好きっていうのは変えられませんから、変と思われようが関係ないです』きっぱりと述べながら、相手の腕に優しく触れて掴まれた箇所を心配そうに見て。『俺がもう少し早く行ってあげれたらあんな奴に触れられなくてすんだのに...』と悔しそうに
「!……物好きな奴だ。」
他人を避けがちである自分を好きになるとか、変わった後輩だと目を瞠りつつも、確信の言葉に思わず心に響き告げる。
「あのなぁ…。お前が来てくれたから、アレ以上の面倒臭い事にならずに済んだから良いんだよ。…デート、するんだろ?」
悔しそうにする彼を宥め、景気付けるよう相手が喜びそうなデート、と口にして。
(相手のデートという言葉にすぐ様反応して目を一瞬にして輝かせて『デート!どこいきたいですか?カフェなんてどうですか!』子供のように嬉しさを思い切り表しながら
「あんまはしゃぐなよ。嗚呼、良いぞ」
思った通りの反応を示す彼に苦笑し告げては、カフェは如何かと提案され不敵な笑みを浮かばせつつ、承諾して。
俺がよく行くカフェがあるんです(こっちです、と指をさしながら歩けばおしゃれでこじんまりとしたカフェがあり『ここのコーラフロートが美味しいんです!』と述べて
「へぇ、フロートか。」
彼の一歩後を着いて歩き、目の前のこじんまりでも自分には最適で雰囲気が良さそうな、お洒落のカフェに機嫌を良くして、述べられたドリンクに相槌を打ち。
先輩、どうぞ(中に入り席に案内されれば相手の椅子を引いてエスコートする様にし、その様子に店員さんがぽっと頬を染めればふふっと微笑み
「あ、どうも」
彼の行動に微笑ましさからだろうか、ぽっと頬を染め微笑む店員の様子に居た堪れず照れ臭そうな表情で、引いてくれた椅子へ座り。
「俺はブレンド珈琲で良いよ。」
メニュー表に目を通し、ブレンドがあると思えば口にして、此方をにこにことした笑顔で見詰めてくる彼に頬杖を突きながら眺め返し。
(見つめていれば相手も頬杖をつきながら眺め返してくれて心臓の鼓動が速くなり『先輩今日も綺麗です。髪下ろしてるスタイルもすごく似合ってます』と口に出して
「なに、口説き文句?其れ云うなら日向も、イケてんぞ」
苦笑してアレ邪魔にならないようにしてるだけだぞ、と告げ此方からも不敵な笑みを浮かべると称賛して遣り、彼へ片手を伸ばして。
俺はずっと先輩のこと口説いてますよ。(手が伸びてくれば相手の頭に乗せていた手を下ろして手を握り『手繋ぎたいですか?』と微笑みながら尋ねて
え、あ、取り敢えず注文しましょうか。(相手がいつもと違い素直に返答してくれることと表情が緩やかなことに困惑して。手を一度離せば店員を呼び注文して
「…そうだな、」
相手のぎこちなさから困惑しているのが判り、慣れない事したかな、と目を伏せ思いつつ一度離された手にほんの少し寂しげで。
(注文を終えて相手に目線を向ければ寂しげな表情をしており、ふとある事を思い出して鞄の中を漁って。目当てのものを見つければ相手に手の平を向けて『先輩、手貸してください』
(相手の手をとり左手薬指に猫のパーツが付いた子供向けの指輪を嵌めて。『来る途中にこの猫の指輪のガチャポン見つけて回したので先輩にプレゼントします』と笑顔ながらに述べて
「ふふっ、なにソレ。あんがとよ」
意図があるかのように左手薬指へ嵌めていくのを見て頬杖を解き、見つけたから回したとの言葉に可笑しそうながらふんわりと綻び、猫のチャームが付いた指輪が嵌められた左手薬指を翳し、口元を弛ませて。
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