名無しさん 2021-05-17 19:56:00 |
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『よかった、少し風が強いですね』(風を浴びながらそう述べれば早めに相手を届けてあげなきゃと自転車を漕いで行き。信号待ちで自転車を止めればぐしゃぐしゃになった髪を少し整えて
「そうだな。岳、髪ゴムは?」
乱れた髪を少し整えていた様子の彼に、持ってるなら後ろから結ってやるから寄越せ、と手を前へ差し出して。
『先輩がプレゼントしてくれたやつ持ってます、本当ですか?ありがとうございます!』(狼のぬいぐるみがついたヘアゴムをポケットから取り出せば渡して『いつも持ち歩いてるんですよ』と嬉しそうに述べて
「常備してあるんだな。」
渡された髪ゴムを受け取れば、述べられた言葉に嬉しそうに返答しつつ、後ろから前髪を括ってやり。
(了解ですーっ。)
『そうやって髪を結んでもらったのはじめてなので何か女の子になった気分です』(後ろから前髪を括られればふふっと笑いされるがままで
「そうか?」
相手の言葉に次交わる時彼が下をすればもっと女の子になった気分になると思うが、なんて言葉は呑み込み、不思議そうにして。
『はい、あ、信号変わった動きますねー』(信号が変われば再び漕ぎ出して。相手の家の前につけば自転車を止めて『ついちゃいました』
『いえ、今日は勉強教えてくれてありがとうございました。また明日迎えにきます』(撫でられれば微笑み相手の腰を撫でて『体あっためて安静にしてください』と述べて
(相手が家に入るのを見送れば家に向かって漕ぎだし、風が冷たいなぁなんて考えながらいれば家に着き。ご飯とシャワーを済ませば今日教わったところの復習をするべく机に向かい
(そのまま机に突っ伏して寝落ちてしまい。あたりが明るくなってきた頃寒気で目が覚めれば頭痛もしてきてふらふらしながらベッドに倒れて
「如何したんだ?岳のやつ…。」
早々に通学の支度を終え待っているも、体調が悪いとは思いもせず「おーい、寝坊か?先行くぞ」と連絡を入れて。
(めまいと怠さからそのまま眠ってしまい数分後にはっと目を覚ませば相手を送らなければならなかってこと思い出して慌ててスマホを手に取り。先に行くというメッセージがきていればやってしまったと額に手を添えてため息をついて。相手には昨日無理をさせてしまったし帰りは送り迎えをしてあげたいと思えば体調が悪いことは隠して『すみません、寝坊してしまいました。帰りは一緒に帰りましょう』と送って早く治さないとと薬を飲んで熱さまシートをおでこに貼り
(解熱剤を飲んだため熱は下がり頭痛と少しの目眩だけ残れば大丈夫だと踏んで、相手に移さないようにマスクをつけて黒のパンツに厚手のパーカーを見に纏い。眩暈がするため自転車に乗って行くのも時間がかからそうだと思えば早めに家を出てパーカーのフードをかぶって暖かくしながらふらふらと自転車を漕ぎだし
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