後輩×先輩no.3

「はは、そうしてくれると助かる。」
閃いたように言う彼に、笑って返し。

『まずは風邪ひいちゃうんでシャツちゃんと着ましょう、汗かいてたし冷えますよ』（頭を撫でて前の釦を閉めてあげ服を整えてあげて

『まずは風邪ひいちゃうんでシャツちゃんと着ましょう、汗かいてたし冷えますよ』（頭を撫でて前の釦を閉めてあげ服を整えてあげて

『まずは風邪ひいちゃうんでシャツちゃんと着ましょう、汗かいてたし冷えますよ』（頭を撫でて前の釦を閉めてあげ服を整えてあげて

「あぁ、そうだな。」
自分でも装いを整え、髪を撫で付けると相手から離れて。

『おんぶして下まで連れていきましょうか？』（裸だ前を直しつつふふっと笑いながら述べ

『おんぶして下まで連れていきましょうか？』（裸だ前を直しつつふふっと笑いながら述べ

「…其れは大丈夫。」
其の言葉を聞いてやや頬を痙攣らせつつ、返答して。

『そう言うと思いました。だけど何かあったらささえますからね』（家の鍵と財布をポケットに入れれば家を出る用意ができて

「言うと思うなら聞かないでくれ。」
分かってるなら、と小さく溜息を吐きつつ自身も帰宅する準備を済ませて。

（相手が準備を終えれば部屋を出て階段を降りる時も手を握って支えるように

「…今日教えてやったとこ、忘れるんじゃねぇぞ。」
彼に支えてもらいつつ、階段を降りて行き。

『絶対忘れません。ちゃんと後で復習しますね』（こくこく頷き大丈夫です、と返答して。玄関でくつを履けば相手の靴を出してあげシンデレラに靴を履かせる王子のようにしゃがんで履かせようとして

「なら良い、ありがとな。」
復習します、との返答にこの様子なら大丈夫そうだと判断すれば、腰を屈めるのは辛かったので靴を履かせようとしてくれる相手に、お礼を述べて。

『どういたしまして』（相手に靴を履かせ終えればドアを開けて自転車の鍵を外して後ろの荷台に厚手のタオルを敷いて乗り込み

「今日は厚手なんだ？」
トントン、と踵を鳴らし相手の自転車の所まで行けば、荷台に敷かれたいつもと違うタオルを見て、聞いて。

『薄いとお尻痛くなっちゃうかなって。あと厚い方が衝撃吸収とかしてくれないかなって俺の勝手な考えです』（ははっと笑い自分なりの理論を述べて

「まぁ、其れはあるな。」
相手の理論に強ち間違いではない、と返答し座って。

『よし、じゃあ出発しますよ?』（相手が乗ったのを確認すれば自転車を漕ぎ出して。『寒くないですか？』と向かい風を受けながら自転車を漕げば問いかけ

「ん、大丈夫。」
向かい風でも相手が前に座ってるのもあり、髪は靡きつつも問題ないと返答して。