名無しさん 2021-05-17 19:56:00 |
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「今英語の事はいいが、俺そっちのけでお互い何言ってんだマジでっ。お前は頼むからもう黙ってくれ」
彼の学力面を垣間見えたような気がして、likeとLoveの区別ぐらい分かれよー、と内心嘆きつつ彼の返答に血の気が引く思いで撫でられた手を振り払い、片掌で相手の口を覆えばクラスメイトに別れの一言を告げ「もう行くぞ、」と発すればむんず、と彼の腕を掴み足を進み。
(相手の拳で口を覆わられればもごもごとまだ喋りたかったのにというふうに抵抗し。行くぞと腕を掴まれれば相手のクラスメイトたちに『さようなら?、先輩と仲良く帰ります!』とひらひらと手を振りついて行き。『先輩に腕引かれちゃった、強引なんだから。』と嬉しそうに相手を揶揄い
「あのまま居たんじゃあ何口にするか分かったもんじゃないし。」
ある程度歩いて来ればパッ、と掴んでいた相手の腕を放し、揶揄われるもそうするしか無かった、と口にすれば不意に辺りを見渡して。
(一応修正しときます、前記の足を進めです。)
俺は先輩のことが好きってことしか言いませんよー。(ニコニコとそう述べて、手を離されれば相手の手が触れていた腕の部分を指でなぞり。加えて『俺が先輩のこと好きっていうの迷惑ですか?』と問いかけ
「迷惑、迷惑?でもねぇけど、如何すれば良いか分んねぇ」
辺りを見渡していれば相手からのそんな問い掛けに目線を彼へ戻し、そう真っ向してこられてもとか恋愛に現を抜かす暇はないと思っており、何故拘るのか別に俺でなくても良いのではないかと眉を下げ、曖昧に返して。
ただ、嫌悪感はない事を伝え。
その頃クラスメイト間では絆されるのも時間の問題ではないかと囁かれていて。
何もしなくてもいいんです、そばに居てくれれば。(と述べ。『でも本当に嫌がることはしないです、俺たちはまだただの後輩と先輩でしょう?だからしません。怖がったりしなくて大丈夫です』と加えて相手の背中を撫でて。
「そうか、なら日向も好きにすれば良いさ。俺は俺で気が向けば構ってやるし。…ありがとな、」
別に何かをしなくてはいけない訳でもない、と述べられ此れ迄釣り合わねぇ、だとか誰かを相手にしてこなかった自身に寄り添おうとしている彼の好意を無下にする事もないか、と思い直せばふっと肩の力を抜き、目を細め口元に弛く笑みを浮かばせると、手を持っていき頭を往復し撫でてやり。
(気が向けば構ってやるという言葉に相手らしさを感じてふふっとえみをうかべて。頭を撫でられれば耳を赤く染めて撫でられるのが嬉しい犬のように目をぎゅっとつむり気持ちよさそうにして『先輩から撫でられるの気持ちよくて寝そうです』と述べて
「はぁっ?こんな路端で寝るなよ。」
寝そうだと云う言葉を真に受けて返すも、相手が気持ち良さそうにするものだから「ふっ…構い甲斐のあるかわいい奴」と彼の赤く染まっている耳を指先で弄び、ぽつりと呟いて。
寝たら先輩がお家に連れて帰ってください(わんっと犬の手のように両手を出して、耳を触られながら可愛いという言葉をキャッチすればにんまりと口角をあげて『先輩には負けますけどね、俺が犬だったら先輩は猫っぽい可愛さがありますよね』と述べて。
「はぁ??やだね、面倒くさいし。」
すっと弄んでいた指を離し、顰め面で告げ彼がにんまりと口角を上げたかと思えば、述べられた言葉に「猫、か…悪くないな。あんまり可愛い、は言われたくないけど」と顎へ指先を添え、其れって気紛れって事だろうと考えつつ返して。
えー、いい子にしますよー?疲れていたら癒します(めんどくさいという相手に自分がいたらいいぞというように説明して。『猫好きですか?にゃーにゃー』と問いかけて
「奨められてもな…だいたい日向にも家族が居るだろ、連れて帰る訳にはいかん、家帰れ。」
困惑するも、きっぱりとお断りをしては問い掛けられた事に「ん、好き」と短く返して。
家族はいますけど...許可取ったらちゃんと泊まりにいけるので、今日じゃなくても家に招待してください!(猫が好きという返答に似ているもの同士通じ合うものがあるのかななんて思いふふっと笑い。『そういえば、先輩は明日何か予定はありますか?』ときき
「んー…、俺の家には望みが薄いと思うぞ。」
人を呼べる環境でもないし、と由緒正しい家系の事情もあり難しい顔をして。
「明日の予定?俺の予定なんか聞いて如何すんのさ。」
稽古があったりするが、と思いつつ出掛けもする為答える前に一応此方からも訊いて。
時間があったら先輩とデートに行きたいなって思って。如何ですか?(わくわくした表情で相手にデートのお誘いをして、出掛けるでなくデートということで意識をさせるように。
「は、で、デート?」
相手の口から発されたデート、と云う言葉に思わず呆気にとられ。
「予定を教えてやれはしないが、出会せたら良いな。」
と云う返答に留ませておき、動じてはいるのか目線を彷徨わせ、人差し指で頬を掻きつつ、駅に入ろうと背を向け。
はい、デートです!ふふん、それは絶対会えますね、やったー先輩とデートだ!(出会えればという相手の発言に自信満々で会えるだろうと考えて。駅へ入っていく相手を追うように自分も駅へ入って『俺はこっちなんですけど先輩は何番線ですか?』と問い
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