後輩×先輩no.3

俺も部活です！えー、何で一緒に帰っちゃダメなんですか。明日から週末だししばらく会えなくなっちゃうんですよ（早くも断られれば俯き明らかに悲しいオーラを纏い爪先でコンクリートをなぞりいじけるような仕草

「駄目なものは駄目だ。…終わる時間、ちげぇじゃん。」
基本的な部活時間は同じだとしても、帰り支度等最終的な帰路に就ける時間の違いを気にしており。

俺と帰ることはいいんですね！俺がもし早く終わった場合だと何時間でも先輩のこと待てるんですけど、もし先輩が早い場合待たせることになっちゃいますもんね...。でも一緒に帰ってまた会いたいです。（自分と帰ることが嫌なのではなく時間のことを気にしていることに嬉しくなると相手を待たせてしまうことを考えれば、帰れないのかと肩を落として。だがここから2日会えないのは悲しいと捨てられた子犬のように年下っぽく相手を見つめてみて

「は…。たった２日間会えないだけだぞ、其処まで悲しまなくてもいいだろ。っ、あー…とそんな目をするな仕方ない、帰ってやるよ。流された訳じゃねぇーからなっ、呉々も調子に乗んなよ」
帰ること自体は良い、と当然のように言われ呆然しつつも、彼の眼差しに気圧されスルッと頭を一撫でして遣れば、其の勢いで踵を返し、校舎内へと一足先に戻るよう早速さと歩んで。

一緒に帰ってくれるなんて調子になっちゃいますよ！（帰ってやるという言葉とともに頭を撫でられれば相手への愛おしさでいっぱいになり抱きしめたくなるのを自分の体を抱きしめて抑えて。ご機嫌に相手を後ろから追いかけて校舎内へ向かい

「だから調子に乗るな、と言ったんだろーが分かれよ。」
後ろから追い掛けてくる彼を尻目に「また部活後な、」と告げれば自身の教室へ入って行き。
親しいクラスメイトに話し掛けられれば「彼奴と居ると調子狂うわー。」と話をして。

(部活後に飛ばしますー？)

また後で！（手を大きく振り放課後まで待ちきれないという様子で教室に戻り、誰と食べてた？好きなやつできたの？と聞かれればご機嫌な表情でまぁまぁ、今は答えません。と返して

（飛ばしましょうか）

（練習試合でも部活後の楽しみから調子がすこぶるよくシュートを何度も決めて気持ちのいい汗をかけばタオルで汗を拭き取り水を飲み、友人に夜ご飯の誘いを受けるも断り急ぎぎみで制服に着替えて

「其処の自販機で買ったやつ、有り難く受け取れよ。」
存外帰り支度が早く済み、週末前な為部活用の大きめな鞄を肩から提げた姿で部室から出てくれば、しっとり汗ばんだ肌な為、早く帰宅してシャワー浴びてぇと思いつつ待っていると、彼の姿を視界に捉え相手の前へ現れてはお昼に持っていたのを覚えておりぴた、と相手の額へコーラを宛てがえば、お疲れさんと云う意味合いで差し入れをして遣り。
「今から帰るが、汗かいてっからあんま近付くじゃねーぞ、あと俺通学手段電車だから。」
きっちり帰る際の注告もして。

あ、先輩！お疲れ様です（部室を出れば先輩の姿があり思わず近づきたくなるのを額にあてがわれたコーラで阻止されて唇突き出して『えー、俺汗ちゃんと拭きましたよ、これくらいならいいですか？』と肩が触れ合う距離で横に並び相手を見つめて『コーラありがとうございます、俺大好きなんです、なんで分かったんですか？』とうれしそうに問いかけ

「違う、俺がかいてるからって事だ。」
おー、お疲れと言い返し、近付くなと告げたそばからこれくらいなら、と肩が触れ合うまで距離を詰められ注告してこの距離なら普段の距離感覚は如何なってんだよ、と内心溜息を吐けば問い掛けられた事に「昼、お前が持ってただろ、好きなんかなって…」と不意に顔を逸らしつつ答えてやり。

俺が気にしないので全く問題ないです、何ならウェルカムです（と述べてご機嫌に。昼に持っていたことを相手が述べれば『覚えてくれていたんですか、よく見てくれてますね。先輩もしかして俺のこと好きですか？』とふふっと笑いながら問いかけ、相手の頬をふにっと指で軽く押して

「俺が気にするんだよ。」
汗をかいてるとは云え、程良く水気を含んだ瑞々しさで、触れられた頬はしっとり彼の指先が吸い付き。
「馬鹿言えっ、」
問い掛けられた事には間を置かずして反応を返す。

（吸い付くような肌の食感に思わずふにふにと何度も指で押して『すげー...』と呟き。相手のすぐさまの返答に『素直じゃないなぁ』と笑いながら述べて、コーラを一口飲み。

「素直じゃないとかそう云う問題ではないんだが。」
面白気に指で押された箇所を手で拭いつつ、差し入れたコーラを飲む相手にジト目を向け返答して。

（ツンとした返答にむうっと唇尖らせて。コーラを一気に飲み干し『運動後のコーラはうますぎっすね、そろそろ帰りますか』とちょんちょんと肩をつついて

「あぁ、そうだな帰るか。」
相手のちょんちょんと肩を突くのと共に声掛けで相槌を返したところで、部活終わりのクラスメイトに「例の後輩？」と聞かれ「そーそー、帰るのにも誘われて俺から離れねーの」と話し相手には砕き間伸びした調子で返す間には周囲から好奇な目を向けられて。

（相手のクラスメイトらしき人たちと相手が話しているのを聞き、例の後輩と自分の存在を話していてくれたことにご機嫌になりへへっと笑みを浮かべながら『こんにちは、先輩と仲良くさせてもらってる日向岳です。京先輩のことが大好きです！』しゃきーんと効果音が付くような口調で最後の一言を述べて相手の腰に腕を回して

「うっわ、おま！何余計な事を…っ。だから、ちっけーんだよお前は…っ、此奴のことはこう云う奴だし気にすんな、朝から此の有様だ。」
口出しをされ流石に動揺せずでは居られないのか、極め付けには大好きと伝えられ、何言っちゃってんだコイツー…！と内心焦りつつも、話し相手には張り付けた笑みで対応するが彼に回された腰の手を離すようぐぎぎ、と手に力を込めて。

すいませんー、途中で送っちゃった追記と修正点です。

手に力を込めて掴み。
そんな自身の様子に構わずクラスメイトは日向へ「一応訊くけどlikeの方？」と訊いて。

何が余計なんですかー、俺が先輩のこと好きなこと皆んなに知っといてもらいたいです。（悪気もなさそうにニコニコと微笑み。手を離そうと力を入れられればそれに乗るように一度手を離して次は頭の上にぽんと手を置いてよしよしと撫で。相手のクラスメイトの問いに対して『英語苦手なんでライクとかよくわからないっすけど、愛してると同じ大好きですよ』と相手を横から見つめながら述べて