名無しさん 2021-05-17 19:56:00 |
通報 |
将来は今の行動次第で変えられるんで俺頑張ります。(ふふと笑みを向けて。体育館裏から入れるこの場所に着けば『こんなとこあったんですね、よく来るんですか?』と周りをキョロキョロ見渡しながら問いかけ
「行動次第、な…よく言えるわ。」
嫌味たらしくなりつつも、確かにその通りだと感心はしているのか相槌を打ち。
「あぁ、落ち着きたい時は足を運ぶ処だな」
コンクリのある箇所へ腰を落ち着かせつつ、辺りを見渡す彼を眺め隣来いよと声を掛け、軽くコンクリを叩き促して。
静かでいい場所ですね(隣に来るよう声をかけられれば『わーい、おじゃまします』と声をかけて座り、横を向いたら頬に唇が当たってしまうくらいの距離感まで詰めて至近距離での相手をにこにこと見つめて
「だろ?俺のお気に入りの場所だ、日向も内緒にするなら定期的に来て良いぞ。」
何時でも、とまではいかないが通っても良いと許可して。
「隣に来いとは言ったが、幾らなんでも近すぎないか?あとそんな見るな食べるのに気が散る。」
意識は全くして無いものの、動揺してないつもりが僅かに淡く?を色付せる程度は色白なためか、分かりやすく赤らんでしまい、しっしっと手を翳す。
ほんとですか!すっげーうれしいです(わーい、とぱちぱちと拍手して。相手から近すぎると言われれば少し離れて肘を太ももにつき顎を手の平に乗せて相手を見て、僅かに肌が淡くなっていれば今朝同様小さく『かわい。』と呟いて焼きそばパンの封を開けて
「何か言ったか?」
相手の小さな呟きに蓋を開け自身の昼食へ目を向けたまま、聞き返し御菜を箸で摘み中身をつつき始め。
また、彼の手中にある焼きそばパンが自身にとって慣れ親しみが無い為、目線を注ぎ。
先輩がかわいいって。心の声が漏れちゃいました。(素直にそう述べて目を細めてにこりと笑い。持っている焼きそばパンに視線を感じれば『焼きそばパン!俺の大好物なんです大体毎日食べてますね。あ、よければこの小ちゃい方食べますか?先輩に俺の好きなもの食べて欲しくて先輩の分も用意してきたんです。』と普通のサイズの包装の焼きそばパンを相手に差し出して。
「…目ぇ大丈夫か。」
述べられた言葉に箸で摘んでいた御菜をポロリと取り落とし、スンと取り澄ました顔付きで頭大丈夫かと同じノリでぽつりと告げ。
「両方も食えんから食べかけで悪いが特別に半分やるよ」
差し出された焼きそばパンを手に取り、食べ進めていた残り半分である自身が作ってきた昼食を押し付け、惣菜パンとかそう云う類いを口にしてこなかったのか、片手で辿々しく「食べ辛ぇ」と言いながらも頬張ろうとして。
俺視力1.5あるんでばっちし見えてますよ、先輩がクリアに可愛く綺麗に!(じーっと相手を見つめて。パンを受け取ってもらいさらにお弁当を受け取れば目をキラキラと輝かせて『こんな彩り豊かで美味そうなお弁当を...ありがとうございます!これ作ってくれた方...お母さんですかね?にもありがとうございますって伝えてください!やっべえ、まじで嬉しい』お弁当を写真に撮り無我夢中で食べ進めて。『慣れてない人には食べづらいかもしれないすけど、美味しいでしょう?』と問いかけ
「視力が良いのは宜しい事で。」
何言ってんだ此奴、そういう意味で言ったんじゃねぇと思いつつ何言っても駄目なタイプの奴だと諦め。
「其れでも良いけど…。ん、美味いな」
態々否定する事でもないと思えば、歯切れの悪い言い方で返し、舌ペロしつつ頬張っていき。
(歯切れの悪い返しに首を傾げるもすぐ様弁当に夢中になりもぐもぐと頬張り。リスみたいにほおに詰めたご飯を咀嚼している時相手の様子を伺えば、舌をぺろっとしつつ頬張る様子が目に写りふにゃんと顔を緩ませて思わず手を相手の頭に乗せてよしよしと動かして
「な…んのつもりだ、」
自作の弁当を知らずに頬張る様を窺いつつ此方へ手を伸ばす様子を目で追えば、撫でられた事で桜花眼を瞠り、其の魅惑的な眼を向け。
相手の不意な行動に意図が分からず困惑して。
(相手の美しい眼に吸い込まれるように見入ってしまい頭に手を載せたまましばし固まって、次には顔を近づけ鼻が触れるほどの距離になり。思わずキスをしてしまいそうになるも相手を大切にしたいし傷つけたくないという理性がブレーキをかけて、視線を逸らして顔を離し『すみません』と呟き
「いや…、別に。何しようとしてたか分んねぇけど、大丈夫だ。気にせんで良い、」
分かんない筈がない、頭を撫でてきたまではよかったが、彼が何しようとしてたかなんて分かる。
彼のすみません、と言う呟きに顔を離した事で一度瞬きをすれば、掌を口に宛てがいつつ気にするなと口にして。
「んで、如何よ?弁当。ソレ、俺が作ってんだが。」
気まずい空気と共に話題を変えるようにし、焼きそばパンを食べ終えた最後に親指をぺろっと舐めれば、勘違いしたままの彼へ自作である事を伝え。
(相手が怒ってたら嫌な気分になっていなさそうと察知すればほっと胸を撫で下ろし。お弁当を自分で作ったという話を聞けば表情をくるっと変えて『まじっすか!めっちゃ美味かったです!京先輩ありがとうございます』と述べて微笑み『卵焼きはほんのり甘くてすごくおいしかったですし、ミートボールもソースがすっごく俺好みでした!小松菜のおひたしも上品な味で...』と自分が食べたひとつひとつのおかずをどれほどおいしかったか感想を述べて
「…大袈裟だろ、気が向いたら日向の分も作って来てやるよ。」
束の間に相手の表情が変わり、ひとつひとつの感想を述べてくる事で思わずふ、と口元を弛ませ愉快そうに薄く笑みを浮かべ彼を見遣り上機嫌に告げて。
「サァて、そろそろ校舎内に戻るぞ。」
不意にその場から立ち上がれば、弁当を此方に寄越すよう手を差し出し。
(自分の分を作ってあげるという言葉に、っしゃあ!とガッツポーズをして喜び。そろそろ戻ろうとする相手が弁当を受け取るために手を差し出せば自分の手をそこに重ねてみて手を握り立ち上がり
「気が向いたら、な。空箱を返して貰おうとしてたんが、まぁ良い。さっきは分かってて握ってきたんだろ、ほら、寄越せよ」
進んで乗り気になるとは限らないぞ、とでも言うように念を押し。
此方が差し出す手に重ねられ握り立ち上がる彼の様子でやや呆れ、もう一度促して。
ふふ、ばれちゃいましたか。(照れ笑いを浮かべつつ弁当箱を両手でお辞儀をしながら返して『ごちそうさまでした』と述べて。『そういえば今日先輩は部活ですか?』と問いかけて
トピック検索 |