名無しさん 2021-05-17 19:56:00 |
通報 |
物好き?先輩のこと好きなのは俺だけでいいのである意味正しいかも。(謎解釈を自分の中で組み立てて変に納得していれば時間がないと踵を返して歩き出した相手に気付き、『どこ行くんですか?俺手伝いますよ、その紙持ちます!』横を歩きながら手伝いたいと手を伸ばして
「なんだその謎解釈。別に手を借りる必要もない、そろそろ教室に戻ったら如何なんだ。」
訳の分からない解釈をされ呆れつつも、横を歩く彼が手を伸ばしてきた故に、紙束を持つ手を相手から遠ざけて。
ここから俺の教室だとガチダッシュで10秒でいけるので全然余裕ですよ(手を遠ざけられれば、先輩のケチとむっと唇突き出して。『じゃあ付き人としての役割を全うします』と相手の横にぴたりとくっつき微笑み
「よくそんな急ごうと思えるな。付き人も要らん」
不思議だ、とでも言うように返し唇を突き出す様子でそんな反応をされても無駄だと取り合わず、横にぴったりとくっつかれては歩き難い、と相手の肩に空いてる片手を置いて触れつつ、退けようとして。
先輩の手すごく綺麗っすね、真っ白で肌も柔らかい。(肩に触れた相手の手に心臓が高なり、思わず相手の手に触れれば滑らかさにうっとりしてしまい思わず握って相手の指の関節や手の甲を自身の指でスルスルとなぞって
「っ、そりゃ念入りに手入れしてるからな、でも今それは関係ないだろ。気安く触るな」
スルスルとなぞられぴくっ、と反応を示しつつぱっと手を引っ込め。
「其れにしても、対する日向の手はごつごつしていると云うか、骨格が確りしてんな。屋外のスポーツでもやってるのか」
彼の手も先程ので触れて見れば、掌が大きい気がして球技でもやっているのだろうかと推測する。
流石ですね、お手入れしてるのかぁ。(ぴくりと反応を示した相手に思わずふふっと笑。名前を覚えてもらい呼ばれた事実と自分の手を触れられたことに少々キャパオーバー気味になりつつも、ふぅと息を吐き自身を落ち着かせ。『小学校の時からバスケやってます、部活としては屋内ですけど週末は公園で練習してたりするので屋外とも言えるかもです』と述べて、加えて『先輩みたいにお手入れはしてないですけど、俺の手好きですか?』とニコニコしながら相手を見つめて
「ふぅん、そうか。あ?いや、好きとかないから」
落ち着かせているような相手の様子を訝しむ目を向けるも、聞いたのは此方なのだから一応耳を貸して。用をさっさと済ませれば良いものの、会話をしている事に不思議な感覚を覚えつつ聞かれた事を暫し考え、フイと一度顔を背けるもフェチではないが自分とは異なる彼の手を繁々と見詰め。
えー、残念。俺は先輩の手好きです。またいつか触らせてくださいね。(相手の返答は予想がついていたためそこまでへこたれず、自分は相手の手が好きだと告げて。自分の手に視線をひっそり感じれば口角を上げて『先輩かわい。』と呟き
「またいつか触らせてって、そんな珍しい訳でも触るもんでもないだろ。お前は手フェチか」
自分の手が好きだと告げられ、恐らく自身だからこそ好きだと云う意図は伝わりもせず、可笑しな奴だと思いつつ返してやれば、彼の呟きに耳は拾う事をしないまま「じゃ、俺は用有るから。日向も教室戻れよ」と片手の紙束を軽く翳しカサカサと振りながら告げ。
(教室に戻れと言われ時計を見ればそろそろ戻らなくてはいけない時間で、話すのが中断してしまい少し落ち込むも次いつ会いに行こうと考えを練りながら『先輩また後で!』と告げて教室に走って向かい
(この後昼休みか放課後どちらに飛ばしましょう??)
「いや、俺興味ないし」
昼休み、自分の席に着いていれば一眼見ようとしているのか先輩から後輩まで数人の生徒に教室の外で待ち伏せされているぞと伝えられ、目障りだとばかりに返していて。
(昼休みに切り替えさせて頂きましたが、大丈夫でしたでしょうか?)
(四限終了のチャイムが鳴って早々、通学途中にコンビニで買った特大焼きそばパンとコーラ、小さな焼きそばパンを片手に友人たちから一緒に食べようという誘いを断り先輩の教室へと向かい。教室の外に人だかりができていることを不思議に思いつつかき分けて1番前へといき『せんぱーい、京夜凪先輩!』と手を振りながら八重歯が見えるくらい大きく口を開けて名前を呼んで
(大丈夫です!ありがとうございます?)
「!またお前か。そんな大きな声で呼ぶな、聞こえてっから」
突然の教室中に良く通る声で顔を上げ、多くの人は遠目に眺めるとして留まるが、そんな彼の様子に目を丸くさせ、また自身が相手に反応を返してあげる様子に周囲のクラスメイトも驚きを隠せずにいて。
また後で会いに行くって言ったじゃないですか?。教室の中入っていいですか?(自分を覚えていてくれたことにごきげんになりニコニコ顔でいれば、周りの人たちに こいつすげぇ。先輩の従兄弟とか?と言われて頭にはてなマークを浮かべたまま先輩の元へ向かい。『一緒にお昼食べませんか?』と声かけて
「いや、こんな早いとは…」
こんな早くも顔を出すとは思わないか。
すると俺が其方行く、と言う前に教室へ入って来てしまったのを見留め、「一緒にお昼…か、此処だと騒がしくなるから移動するぞ。」と即お断りしそうなものの暫し考えた後の返答に物珍しげな注目を浴び、手製の昼食を片手に手招きをしては教室を後にしようとして。
俺にとっては授業時間がすげー長く感じましたよ。移動!2人きりになれるところがいいです!(一緒に昼を食べることを了承してくれ、かつ移動を一緒にしようと言われれば、嬉しさからテンションがグンと上がり。教室を後にする時に相手に集まる視線たちに強めのガンをとばして『俺の京先輩待ってー。』と自分の獲物だと言わんばかりの発言をして自分も後にして
「あー…うん、はいはい。言われなくともそうしようと思ってたとこだからよ、静かなのが良いし」
彼が根気のある威勢が良い奴、と云う印象に唯の気紛れな返事をした訳であり、何がそんなにテンション上がる事なのか単純な奴だと思いつつ、二人きりと云う言葉になんら思っていないのか平然と振り向く事なく返し。
「誰がお前の、だ。」
相手に恋愛的な意味合いで狙われているとは露知らず、一度顔を向け苦言を呈しつつもスタスタと構わず歩みを進めて。
まじすか、流石わかってますね!...すみません、今は違いますね、将来のことなんでまぁ予約?みたいなもんです。(そうしようとしてたという相手の言葉にウキウキしながらスキップ気味で歩き。俺の先輩発言に苦言を呈されれば、頬を指で掻きながら予約などと述べて。歩いている間も『どこに行きますか?先輩の秘密基地?でもこれで俺も知っちゃうんで2人だけの秘密の場所になりますね』喋りひとりで興奮して
「将来の予約だとか言われても俺、誰かのものになるつもり無いからな?」
家の後継者の事もあるし、と云うのは言外に浸隠せば、横から喋り掛ける相手に静かな刻を過ごすなら屋上とか庭でも良いが、知る人ぞ知ると云った体では体育館裏から入れる奥まった、日陰で窮屈過ぎず肩を寄せ合うくらいの空間に出て。
トピック検索 |