名無しさん 2021-05-17 19:56:00 |
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「監視されてるみてぇだ。ごふっ、今それ言うのヤメロ…」
溶かしたアイスをスプーンで掬い口にしたところで噎せ意識するだろ、と言うよう口元に手を添えつつ視線を送り。
すみません、つい言っちゃいました。大丈夫ですか?(腰をあげて前屈みになり相手の背中とんとんと撫でて、ペーパーを手に取り『お口拭きましょうか』と首傾げて尋ね
「ん、大丈夫だから。お前は座ってろ」
とんとんと撫でてくれた相手の腕を握り制止させ、ペーパーを受け取れば、後輩相手に其処までさせる訳にはいかない、気にすんなと言わんばかりに告げて。
...はーい(大人しく椅子に再び座り『先輩は責任感が強いというか自分でどうにかするって思うことが多いですよね、でも俺のことも気軽に頼ってください』両肘を組んで机の上に乗せてその上に顎乗せて視線をゆらゆらさせながら呟き
「……。だが、…分かった。」
相手が大人しく座り直したのを見届けてよし、と頷きペーパーで口元を拭き取りつつ其の呟きを聞いて、一度目線を逸らすも彼を見詰め直して承諾すると、眉を下げ頭を撫でて遣り。
(椅子に座り直して目を開ければ相手の頭撫でて微笑み『ごめんなさい、考え込ませちゃいましたか?今日は楽しいデートなので違うこと話しましょうか。』
「そう、だな…。コレ、返す」
目を伏せ撫で受ければ、相手の言葉に肯定してフロートはもう良い、と彼の目前へ戻しスプーンも手渡す。
「分かった、…。」
相手が御手洗いに行くと言うので、腰を上げかけていたのを座り直し、頬杖を突きつつスマホを弄り彼が戻って来るのを待って。
「存外早かったな、会計済ませるか」
思いの外相手が戻って来るのは早く、支払いを済ませてるとは思わず、後ろから肩を突かれ振り向けば立ち上がり、レジに向かおうとして。
「は?お前まさか、…中々粋な事をしてくれるんだな。でも俺の立場も考えてくれよな、」
向かう先を阻止され、訝し気に視線を送ると相手の首に腕を回し顔を覗き込ませ。
俺の好きなカフェについてきてくれましたし、何より一緒に時間を過ごしてくれたのでお金じゃ払えないものを先輩からはもう貰いました(顔を覗き込まれればきょとんとした顔で相手を見つめて、顔が近づいたことに嬉しくてにこにこして
「はっ、そうかぁ」
相手の言葉に目を瞠り笑いを零せば、じゃあ知らぬ間に俺から貰ってた、って事かと納得しご機嫌になり、相手から離れて。
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