匿名さん 2021-05-15 10:51:54 |
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( / うわああ、その出会い方は滅茶苦茶きゅんです! では、入学先の新しいクラスで、たまたま二人の席の並びが前後もしくは隣席となり、それをきっかけに徐々に接点が生まれていき……といった構想で如何でしょうか? 人見知りとは無縁な拙宅の娘が、可愛い娘様と親しくなりたがるかと思いますので……!
……といったところで、そろそろ話し合いも纏まってきた頃合かと思いますので、特に問題がないようであれば本編に移ろうと思います! 差し支えないようでしたら、こちらから初回ロルを投下いたしますが如何でしょうか? )
(/隣同士にこだわっていましたが、前後っていうのもめちゃいいですね…もちろんそれで構いません!
了解です!よろしくお願いいたしますー!)
( 高校初日、新しい環境というのは自然と心が浮わつくもので。ちょっとやそっとのことで緊張するような殊勝なタマではないが、今日に限ってはご多分に漏れず、些か心が浮き足立っているらしく。一年の教室に着くと、ガラリと扉を開けてから開口一番、「おはようございまーす!」と全体に向けて挨拶を。まばらに返ってくる挨拶を聞きながら、黒板にチョークで書かれていた席順に従って、自分の席につき。──そこは、教室の丁度真ん中辺り。机に両肘をつき、教室内のざわざわと浮ついた空気感を肌で感じながら、お上りさんのように見慣れぬ教室の景色に視線を巡らせて。今日からクラスメイトとなる生徒たちの、その多くが見知らぬ顔ぶれであることに、些細な落ち着かなさを覚えて、足先を軽くゆらゆらと揺らし。教室には、中学校時代からの友人の姿もちらほらと散見されたが、しかし、今の自分にはそれよりも気になる存在があった。──隣の席の、金髪の可愛い女の子。その恰好は一見不良じみているようにも思えるが、実際どんな子だろうかと、その横顔に視線を寄せながら取り留めなく考え。相手の方に体ごと向くと、友好的なスマイルを浮かべながら、にこやかに口を開き )
おはよう。初めまして、だね? 私はね、八坂 薫って言います。お隣のよしみってことで、持ちつ持たれつ、今日からよろしくね!
( / すみません、許可なく勝手に娘様が既にいらっしゃる前提で話を進めてしまいましたが、大丈夫でしたでしょうか……? ご希望に添えているか不安が残りますが、初回ロルを出させていただきました……! 今後二人の関係がどのように発展していくのか、今から楽しみでわくわくが止まりません。これから何卒よろしくお願いいたします! )
( 多少なりとも新環境に緊張しているからか、早めに到着してしまった。勢いで髪を染めてしまったことにも若干不安が残るが、特に問題にはならないだろう。教室に新たなクラスメイトたちが入ってくる度に、こんな人なんだろうなあという予測を外見のみでしてみたりして。その中でも一際目を引いたのは黒髪の元気な女の子で。外見ではいかにも大人しそうなのがきたなと思いきや、開口一番教室に向かって挨拶とはなかなかの社交家とみた。おはよー、と適当に挨拶を返し相手はどこへ…と目で追えば己の隣。隣の席だし挨拶でもしておいた方が良いだろうかなどとうだうだ考えていれば、その相手から挨拶を受けて。安心と一抹の嬉しさから、にっ、と笑みを浮かべては、「はじめまして、私は天海莉咲。私、忘れ物とか多いから迷惑かけるかもしれないけど何卒よろしくね。」話しかけられたことは嬉しいが、よく言えば無難な悪く言えばつまらない自己紹介をしてしまった。これで会話を終えるのはあんまりだと思いもう一度視線を向けては「薫って呼んでいい?」と問いかけて )
(/ まったく希望通りでございますッ!!素晴らしいロルに感謝致します…!
私ももう先のイベント事まであれやこれやと考えてしまっているくらいです!こちらこそよろしくお願い致します!
あれ、天海ちゃんってうっかりさんなんだ? それはちょっと意外かな。じゃあ、その時はお隣のよしみで、貸せる物なら貸してあげる!
( 相手が笑顔になると、何だか印象も少し違って見えてくるような気がして、ついそちらに視線が吸い寄せられ。自己紹介を交わすと、私に任せて、と言わんばかりの楽天的な笑顔を浮かべ、指先を使って小さくOKサインをつくり。隣席の女の子と早くも打ち解けられそうな予感に、ふふ、と自然と和やかな笑い声を合間に溢し。「もっちろん、薫でもなんとでも呼んでね。あ、私の中学校の時はね、クラスに薫って名前の子がもう一人いて。それで、あんまり下の名前で呼ばれてこなかったんだよね。んー、だからかな、なんだかちょっと照れるかも」近頃はすっかり下の名前で呼ばれ慣れていない反動か、胸の底に微かなこそばゆい気持ちが生じて、もにょ、と人差し指を自分の唇に押し当て。──そういえば、その呼び方は小学生以来だろうか。しかし、やはりというべきか、当然悪い気はしないもので。その唇は知らず緩んでおり )
( / そう仰っていただき安心しました、ありがとうございます……! この先のことも考えてくださっているなんて嬉しいです。背後様のお考えも、これからどんどん盛り込んでいきましょうね……! / こちらの会話は蹴っていただいても結構です! )
ありがと。薫はしっかりしてそうだもんね、お言葉に甘えてどんどん頼っちゃおうかな?( 近くに座っているからこそ分かることだが髪も綺麗に手入れされているようだし、陽気そうな雰囲気とは対照的にしっかり者なのだろう。そんな相手に少し甘えるように上記述べては、高校初の隣の席の相手が己の気が合いそうな人物であることに幸先の良さを感じていて。「あはは、薫ってかわいい名前なのに勿体ないなー。でも確かに名前で呼ばれるのってちょっと照れくさいよね。そう言われてみれば私も名前で呼ばれたことって…」照れを隠せない相手に愛おしさを感じてはからかうように小さく笑って。とはいえいざ思い返してみれば、己も友達に名前で呼ばれたことは総じて少なかったように感じる。そのことに同意を示そうと相手を見やれば、人差し指が唇に押し当てられていくのが目に入り。やはり人間の目は動くものに目がいくからか、それとも己でも知らずのうちに何か惹きつけられるものがあったのか。相手の唇と指から目が離せず何を言おうとしていたのかすら忘れてしまい、相手の方をぼーっと見続けて )
(/ 私の方でも気をつけるようにはしていますが、ロルや会話の表現などに至らない点が多く見られると思います。間違い等を見つけられた際にはお手数をおかけしますが、訂正や確認をして頂けると助かります。それでは本体は失礼致します? )
え、ほんと? そう見えるかな。ふふ、いいよ。いっぱい頼られちゃいます! どんと来ーいってね!
( それがお世辞でなければ、ともすれば存外自分は、優等生の素質を秘めているんじゃなかろうか、なんて自己過大評価を心の片隅に書き加え。──そういえばいつだったか、真面目そうに見えて、口を開くと台無しだと言われたことならあったか。笑顔に嬉しさを滲ませ、頼り甲斐を示すべく胸元をドンと叩いてみせ。「可愛いって、なんかタラシの台詞みたいじゃない? あは、やーらしい!」と揶揄い調子で軽口を交えつつ、悩む素振りで続けて言い。「じゃあ、私も莉咲ちゃんって呼んじゃおうかな? それとも、りっちゃん? うーむ、どっちも甲乙つけがたい。ね、天海ちゃんはどう思う? ……あれ、どうかした?」腕組しながら思案顔で話を振ってみるが、しかし視線を向けた先で、肝心の当人が何となくぼんやりとしている様子に見えて。「おーい?」と首を傾げて不思議そうに呼びかけ、相手の眼前で手のひらをふりふりと動かしてみて )
( / そんなそんな、滅相もございません……! それは寧ろこちらの方と申しますか、未熟な言葉遣いや台詞回しで背後様を困らせてしまってはいないかと、毎回ドキドキしているくらいでして……。いつも素敵な文章を返してくださるので、日々楽しく拝読しております! こちらこそ描写が変なことになっていたり、怪文書じみているように見受けられましたら、お気兼ねなく仰ってくださいね、精進いたします故! では、背後は一旦これにて失礼します! )
…え!あ、ごめんごめん!ちょっと寝不足で…ほら、学校楽しみだったから!( 目の前に何か動くものを察知し、はっ、と意識を取り戻して。理由はともかく、ほぼ初対面の相手にあなたの唇を見ていました、などと言えるわけもなく。取り繕うような笑顔を浮かべもっともそうな理由を適当に言い連ねて。「うーんと…りっちゃんいいね。そう呼ばれたことないし嬉しいかも。」ほぼ寝起き状態の頭をフル回転させ、なんとか先ほどまでの話題を思い出して。手を仰ぎ少し思案する素振りを見せては己が気に入った呼び方を相手に伝えて。そういえばあだ名なんてつけてもらったことなかったな。過去にあだ名で呼ばれたことがあまりなく、人生で初めてに近いあだ名の命名に嬉しい気持ちもするもので穏やかな笑みを浮かべ )
寝不足なの? そういえば、小学校の時にも遠足の前日に、大はしゃぎしちゃって眠れなかったって子が一人は居たなぁ。そういうタイプなんだ、ふふ、意外だなー
( 相手の真意など当然露知らず、そう解釈をしてしまえば、何だか微笑ましい気分になり。小さな子供のようでかわいいなぁ、なんて心をほんわかと和ませ、にこにこと微笑ましげに顔を綻ばせ。尤も、睡眠第一の自分には縁のない話で、昨晩も例に漏れずぐっすり眠りに落ちていたのだが。「じゃあ、りっちゃんって呼んじゃおっと! へへ、馴れ馴れしいって思われたら、どうしようかと思った」殊の外、呼び名を気に入ってもらえた様子に、胸の奥に微かな安堵と喜びが滲み、気の抜けるような笑い声を零して。それが癖なのか、机に両肘を載せて、両頬を覆うように頬杖を付きつつ話頭を転じ )
ね、部活はもう決めた? 私は候補なら絞ったんだけど、まだ決まらなくて。運動部に入部するのは自分の中で確定してるんだけどね。りっちゃんは?
…あれ?お子様認定されてる…?( 己を見る相手の表情はまさに小さな子供を慈しむときのそれで。己が掘った墓穴とはいえ、高校生にもなって幼い印象を持たれてしまったことには少し不服なようで。「馴れ馴れしいなんて思わないよ。何ならこんなナリだから友達できるか不安だったし。」否定するようにふるふると手と首を横に振り。己でも不真面目に見えていることは自覚しているようで、自嘲気味に笑って。部活動の話題になれば悩む様子を見せ。欲しい物は星の数ほどある故にアルバイトもしたい。とはいえ交友関係も広げたいから部活動もしたい。両立も視野に入れてはいるが、実際それが可能なのかどうかは見て決めればいいだろう。その旨を率直に伝えては、お願いするように両手を合わせて )部活かー、そもそも入るかも悩んでるんだよね。バイトもしたいし…そうだ、放課後の部活動見学付き合ってもらえないかな?
あれ、気付いちゃった?
( イタズラが露呈した時のような、悪戯っ子めいた表情で笑ってみせるが、しかしそれに続く言葉を聞いた途端に一転、ぶぅと口を尖らせて。これは聞き捨てならないとばかりに、椅子から少し腰を浮かせて身を乗り出すと、相手の自虐めいた言葉の吐露に、真っ向から否定の言葉を突き付け。「もー、そんなこと言わなーい! りっちゃんとちょこーっとお喋りすれば、みんな直ぐに良さに気付くよ。うん、これぞギャップ萌ってやつだね!」お互い初対面と言えど、二言三言と言葉を交わせば、相手の“人となり”なんてものは多少なりとも伝わるもので。当人こそ不安に思っている様子だが、それはきっと不要な懸念だろうと自信ありげに断定を下し。無根拠な自信、されど自信だけは満ち溢れたような、そんな確信めいた口振りを。次いで、部活見学と聞けばその話題に食い付きをみせ。元より、部活の所属先を決めかねていたこともあって、相手からの誘いに諸手を上げて賛同し )
お、部活見学か、いいねそれ。もちろんオッケー! 部活見学、私も行きたーい!
…ふふ、そうかな?でも薫に言われるとそんな気してくるね。( 相手の予期せぬ返答に目を丸くし、驚いたような様子を見せ。己のことでもあるまいに、増してや出会って数分の相手の自己評価をこれ程真っ向から否定してくる人物がいるだろうか。それでも不思議なことに相手の言葉にはどこか説得力があり、嬉しさやら照れくささやらで小さく笑って。「やった!あ、そろそろ先生来ちゃいそうだし…また後で話そ」相手の乗り気の返答に小さくガッツポーズをして喜びを見せては、ふとスマホに目をやって。画面に表示された数字はじきにホームルームが始まる時刻であることを示しており、その旨を伝えては相手を席に戻るよう促して )
(/ 適当に切り上げてしまいましたが問題はありませんでしたか?また、放課後(部活動見学)まで飛ばすか、お昼休みまで飛ばすか、もしくは授業中まで飛ばすかは主様にお任せしてもよろしいでしょうか? )
お、ほんとだ。おっけ、また後でね
( 同じく教室の時計にちらりと視線を移して、いつの間にか、ホームルームの時間が迫っていることに気が付き。やはり話に花が咲くと時の流れが早いものだと、しみじみと実感を得て。また後で、と相手に目配せをしてから、正面の教卓に向き直り。そして予期していた通り、さほど間を置かずして担任教師が教室に現れると、ホームルームの時間が始まり。クラス全員の自己紹介タイム等を挟みながら、そうして滞りなく時間は過ぎていき。
──午後のホームルームを終え、放課後の時間が始まる。クラスメイトたちの話し声や、席を立つ音で、教室内の賑やかさは俄に増していき。そんな中、隣席の机をトントン、と指先で軽く叩いて話し掛け )
ふー、初日の授業ってなんか疲れるね。さ、部活見学だっけ。私も見て回りたい部活があるんだ! いこ?
( / 全く以て問題ございません、進行ありがとうございます! 丁度、部活見学の話題が上がったことですし、放課後まで時間をすっと飛ばさせてもらいました! )
んーっ、終わったー
( 初日故に授業という授業もしていないが、新たな環境で過ごすことによる精神的な疲れが大きく。とはいえ時は放課後。そんな疲れを一気に吹っ飛ばし、気分を切り替えようと伸びをひとつ。机の隅に現れた手の持ち主へ視線を向けては、こくりと頷き席を立って「私はあんまり決まってないんだけど料理部は見に行きたいな。薫は運動部って言ってたよね?まずはどこ見に行く?」やはり両立するのであれば文化部だろうか。元々あまり厳しいのは得意でないたちの己には、運動部に入っても長続きしないことは目に見えていて )
(/ 感謝ですー。また相談事ができた際にはお願いします )
え、りっちゃんお料理するの!? すごい、大和撫子じゃん
( 料理部という選択肢を挙げる相手に、自ずと尊敬に近しい眼差しを向けるのを禁じ得ず、大和撫子という形容詞を安直にあてがい。対して自分はといえば、自炊という手段はとうに切り捨てており、料理の腕前は言うに及ばず。自分と相手とでは、真反対な相違点ばかり見つかる気がして、全く不思議なこともあるものだと、妙な感心と一匙の面白味を覚えて。「よし、まずは料理部から回ろっか。私も料理部の活動、ちょっと気になるし。そうと決まればレッツゴー!」相手に続く形で席を立ち、意気軒昂な声を上げて。あわよくば料理のご相伴に預かれないだろうか、なんて願望を胸中密かに抱きながら、料理部の活動場である調理室へと連れ立って )
あはは、たまーにね。食べるの好きだし…自分でお菓子とか作れたら楽しそうでしょ?( 料理といっても庶民的なものが限界で大して豪勢なものが作れるわけではなく。変に期待されてしまっては困るとばかりに謙遜して笑い。己が目指しているのは友達にお菓子をあげるとかそういう些細なやり取りができるレベルで。「部活動見学にきました。」調理室の引き戸を様子を伺うように開き、部員であろう人たちに挨拶をひとつ。今日は2人1組でカップケーキを作るらしく、近くの人とペアを組むように指示されて。己は迷わず一緒に訪れた相手の方へ寄って行き )
(/ 料理の過程自体はスキップすることも考えていたのですが、慣れないながら一緒にお料理するのも可愛らしいかなと考え続行させて頂きました )
カップケーキかぁ。りっちゃんは作ったことある? ちなみに私は食べる専門です
( そうして始まった部活見学。部長と思しき先輩から、調理の工程に関する説明を一通り受け、早速カップケーキ作りに取り掛かる。その傍ら、ペアである相手にそう話を振り。そして、その発言通り料理がなんたるか知らない自分は、調理器具の名称さえあやふやで、一体何がなんだかといった有様を披露し。「うーむ、ゴムベラってこれでいいのかな?」と首を傾げながら、フライ返しを手に取る始末。とはいえ、自分の性格上、未知のものこそチャレンジ精神が刺激されるもので、何処となくわくわくとした表情をしており )
( / わああ、素晴らしい構想ですね! ありがとうございます! )
んー、確かに薫はそうっぽいもんね。…って、それはフライ返しだよ!?ゴムベラはこっち!( 納得したようにうんうん、と2回頷いた直後、フライ返しを持ち上げた相手に驚愕し。フライ返しでケーキの調理を進められてたまるものかと言わんばかりの速度で慌ててゴムベラを相手の前に差し出して。「…じゃあ私はオーブンを予熱してくるから、薫はこのレシピに書いてある材料をボウルに入れて、かき混ぜておいてもらえるかな?…混ぜる時はこれね。」楽しそうな相手を横目にとりあえず落ち着こうと息を一つ吐いて。料理が全くわからないという相手にどの作業を任せれば良いだろうか。少しの思案の後に簡単で且つお菓子作りを実感できそうな作業を任せることにして。レシピに記載されている材料を入れ、混ぜ合わせるだけの簡単なお仕事だ。一度はオーブンの元へ向かおうとするも、くるりと引き返しては念のためにハンドミキサーも相手の近くへ置いておき )
おー、さっすがりっちゃん! 頼りになるね
( 相手から正しい知識が齎されると、合点がいった表情でフライ返しを元あった場所に収納し、ゴムベラを相手から受け取り。相手の裁量もとい優しさで簡単な仕事を割り振られると「はーい、りっちゃん先生!」と気の良い返事を返して。経験と知識の不足から、相手に頼り切りになっている現状を自覚をしつつ、相手から任された工程に取り掛かり。まずは大きなボウルを計量器に載せ、それからレシピを逐次確認していき。「えーと、卵一個、砂糖50グラム……え、多くない?」レシピに記載されている砂糖の分量に恐れをなしつつ、単純な作業を与えられたお陰か、順調にボウルに材料を投入していき。しかしその過程、ある難題にぶち当たるとピタリとその手が止まり。「あとはベーキングパウダーを小匙一杯……小匙?」小匙一杯とは、と不可思議そうに首を傾げて。その後は周囲の先輩方に物を尋ねつつ、なんとか第一工程をクリアして。そして相手が戻ってくるまでの間、相手の気配りで用意されていたハンドミキサーを用いて、鼻歌交じりにカップケーキの生地を撹拌していき )
うーん… ( 相手は意気揚々と返事をしていたが指示通りにやれているだろうか、最早食べ物ではないものが出来上がっているのではないだろうかという不安が頭をよぎり。オーブンの設定を済ませたのち少し早足で相手の元へ戻れば、気分良さそうに生地を混ぜる相手が目に入り、「上手く出来たみたいでよかった。ナイス。」と、ほっと胸を撫で下ろしては相手にサムズアップを送り。相手が混ぜているところへ追加の材料を投入しては、様々な形の型が入った箱を相手の視界に入る位置に置いて。「どんな形にするか考えておいてね。私はね…これにする。」と星形の型を箱から取り出しては型の中心の空洞から相手を覗き )
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