理仁 2021-05-01 16:25:36 |
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……その台詞、何だかアダルティですよ。
(歯磨きをしながら雑談をしていればジワジワとこの後一緒のベッドで寝ることを意識してしまい、ぎこちない動きになってしまう。タオルで口を拭いていればどうしようかと考えて少し動きが止まってしまったが彼にタオルを洗濯機に入れられ肩を抱かれると、部屋に行こうと促される。その言い方や行動に漫画や映画で見るようなアダルトさを感じると恥ずかしさで少し頬を赤く染めつつ伝える。隣り合わせで一緒に寝るだけなのに、慣れないシチュエーションに緊張していて)
あらぁ?……もしかして期待してるぅ?
(なーんて、と確信犯の笑みを彼に向けて自室の扉を開いた。パチリと照明をつけるとそこは机の上に仕事用のノートパソコン1台と大人2人は並べるサイズのベッド、間接照明にクローゼットのみ。こうなる事を想定しシンプルモダンな雰囲気の部屋をメイクしておいて正解だったと自身の顎を撫でながらベッドへ歩みを進めて。しっかりベッドメイクしてある布団をめくりスリッパを脱いでベッドに潜り込むと、部屋の雰囲気に固まったままの彼においで、と自身の横をぽんぽんと叩いて手を伸ばした)
__ほら、おいで? 一緒に寝よう。
別に、何も期待してないですよ。
……ほんとに、寝るだけですからね。
(からかいながら自分を誘導する彼にふん、となって言い返すと扉が開かれ電気が付けられる。部屋の中は仕事のできる大人の雰囲気があるシンプルな部屋で自分の部屋とは違う空気があった。何となく、実験器具があるような少しマッドサイエンティストのような部屋なのかと思ったがそんなものはなく安心した気もした。先に彼がベッドへ近づき潜り込んでいると、固まる自分においでと声をかけて促してくる。ここに突っ立っていても何も進まないと決心すると「失礼します…」と呟いて部屋の中に入り、ベッドへ近づいた。スリッパを脱ぎ彼の手を借りながら布団の中へ潜り込むと、なるべく彼と視線を合わせないようにして)
寝る前に、可愛い恋人の顔を見せてよ?
(素直に手を取るそれを引き寄せれば体勢を崩し一気に胸の中に収まる彼。腕枕をしつつ照明を間接照明に切り替えると薄く優しい明かりと共に空いた手で恋人を慈しむような優しい手付きで頭を撫で髪の毛を梳き。恥ずかしさからだろうか、先程から一切こちらを見ない彼の前髪をかき上げ露わになる額に軽く唇を落とすと甘く強請る声で言葉を掛けた。ちらりと持ち上がる視線に甘く微笑みながら今日一日の労いの言葉を掛け、彼の目尻を親指で撫でながら瞼を閉じ身体を引き寄せ自然と彼の名を呟き)
今日はお疲れ様、……良い夢見てね。
__おやすみ、楓。
……おやすみなさい、理仁さん。
(腕の中に閉じ込められればふわり、と自分と同じシャンプーやボディーソープを使ったはずなのに少し違う香りを感じた。彼自身の匂いと混じった心地よいと感じる匂いにふっと体の力を抜くと、意識の奥から眠気が襲ってきて瞼が重くなる。前髪をかきあげられ額に柔らかな感触があると顔を見せて欲しいと甘い声で強請られ視線をあげれば、これまた甘い微笑みが自分を見ていてそれに幸福感を感じた。労りの言葉と目尻を撫でる優しい手つきに瞼を閉じて微睡むと自分もおやすみなさい、と彼の名前と共に声をかけて眠りについた。案外彼の腕の中は心地よくて、いい夢を見れそうな気がした。)
___……っ、…んん…
(うっすら瞼を開くとカーテンの隙間から薄明るく日が溢れておりぼんやりデジタル時計を見るとam6:24の文字が浮かんでいた。基本ショートスリーパーな自身にとっては寝た方だと思い不思議を感じたが原因はすぐに判明する。腕の中の暖かさ、案外高い破壊力に脱力しながら隣にある無防備なその寝顔にふ、と笑みを溢して。幼さの残るその顔の輪郭をなぞるように手を這わせるとぴくりと反応する彼、優しく頭を撫でて昨晩のように額に口付けると起こさぬようゆっくり、静かにベッドから降りた。ぐーっと伸びをしてひとまず椅子に座りパソコンの電源を立ち上げる。一先ず昨日一日分の考察やデータを簡単に取りまとめクラウドに上げるとリビングに移動して洗面所に向かい、軽く洗顔を済ませ今度はキッチンに向かいコーヒーメーカーに挽いた豆をセットし朝食の下準備をしておく。朝から部屋いっぱいに広がるコーヒーの香りに満足しながら今日一日の予定を脳内で広げつつ自室に戻ると未だすやすやと寝ている彼が視界に入る、どこか気持ち良さそうに寝ているその顔を見ていると何故か布団の中がとても魅力的に見えてきた。恋人ごっこ、と言うだけでこんなにも景色が変わるものなのだろうか?と少し首を傾げつつ再度布団に潜り込むと彼が起きぬ内にと顔の至る所を観察し始めて)
(すやすやと心地よい眠りを味わっていればどこか擽ったい感覚があり、目を開ける。ぼやけた視界には布団と人影が映るが、まだこの微睡みを味わっていたくて頬をシーツに擦り付けその感覚を振り払うと布団の中に潜り込んだ。薄暗く、安心する匂いに包まれたそこはとても心地よくずっといたい気持ちが浮かんできた。再び瞼を閉じ体を丸めてまた眠りについて)
……ん"、ぁ…あさ……?バイト…、めんど……。
(暫くして目を覚ますと布団の中で丸まっていたため顔を出す。寝ぼけた頭で呻きながら枕に顔を埋めていると嗅ぎなれない匂いに?を浮かべつつバイトへの愚痴を呟けばくすくすと笑う声がしてそちらを向き)
(/ごめんね、かーくん!今日もちょっとレスできそうに無いかもと思ってお知らせだけ……いや実はもう既に瞼が落ちそうなんだ…(すやぁ笑)返せたら返したいとは思ってる!と言うか最近レス頻度低くなってごめんね(あせ)忙しい時と緩い時がまちまちなんだ…はぁ、かーくんの可愛い寝顔に癒されて明日もがんばろ…てことで!本当にごめんね(手合わせ))
(/こんばんは、お疲れ様ですね。全然大丈夫ですよ、俺もレス頻度まちまちになりますし、理仁さんの返しやすい時でいいですよ(うんうん)
ではまた明日。体調気をつけてくださいね(ふふ))
ふふっ……バイトじゃなくて今日はデートだよ。
(まつ毛長いなぁ、なんて観察をしていれば起きない彼に悪戯心が湧き、つい頬をふにふにと突き様子を見ると猫のようにくるまり布団へと潜ってしまった。思いも寄らないその行動に少し驚くと布団の中がもぞもぞ動き、まるで巣篭もりする小動物のようで肩を揺らし笑っていれば、ひょっこり現れる顔は未だ寝惚けている様子で。バイト、と顰めっ面になる彼の頭を優しく撫でながら、前髪をかき上げ晒される額に軽く唇を落とし)
__おはよ、かーくんっ
……デート…?……はっ!
(まだ眠い瞼を開けて彼の顔を確認すれば今日はデートをするようなことを言われ疑問に思う。はて、何故自分は目の前の彼とデートに行くのだろう…そんな約束していただろうか。優しく撫でられている重たい頭の中から記憶を掘り出してみると自分が彼との実験で恋人とのとして一緒に生活していることを思い出し、ハッと意識が覚醒した。じっと彼の顔を見ていればニコニコしながら自分の額にキスをしてきて朝から熱烈だな…と思いつつ少し照れたように頬を赤くして朝の挨拶を返し)
…理仁さん、おはようございます…。
僕とのデートより、バイトの方が良かった?
(徐々に覚醒していく過程が面白い程にあからさまで腹筋が震え頬の筋肉が持ち上がる。差し詰め実験の事をすっかり忘れている、酷ければ己さえ忘れられているのでは?なんて想像しながらようやく覚醒した彼に向かって言葉を掛けて。そんな彼の頬に朱みが差す様子と昨日当初の彼を比べては少しずつ恋人らしいスキンシップに慣れてきた安堵感に頬を緩ませつつ、同時に湧き上がる庇護欲を不思議と捉えながら彼に手を伸ばした)
さっ、顔洗って朝ご飯食べて…今日も楽しい一日にしようねっ
いえそんなことは…頭の中日曜日だったので反射的にそう考えちゃっただけで……。
(ベッドから上半身を起こし両手を上に伸ばして背筋を伸ばし、目を覚まさせる。一気に脱力して少しぼーっとしていればバイトの方が良かったのかと問いかけられ気まずそうに視線を迷わせながら言い訳した。忘れていた訳では無い、寝惚けていて頭の中からすっ飛んでいただけで……。斜め横を見て彼と目を合わせずにいれば自分に向かって手が伸ばされ、何かと思い彼を見る。すると彼の顔は安堵に満ちて頬を緩ませていて、どこか嬉しそうだった。今日も楽しい一日にしよう、と言う彼の手を取り「そうですね」と呟いて)
それで、今日のプランは?デートと言うからにはお出かけするんですよね。
天気も良いし、絶好のお出かけ日和だよ!
考えたんだけど、プランは3つ。
ひとつ【テーマパークで体力の限界まで遊び尽くす】ふたつ【動物園や博物館、美術館何処かでお散歩とカフェデート】みっつ【ちょっとドライブして観光地まで小旅行】最後のプランは帰りに温泉とかも良いね。あ!旅館でお泊まりしちゃうのも良いなぁ。…なんて、どれかお気に召すものはありますか?王子様。__何処か他に行きたいところあれば提案してくれても良いよ?
(手を取るそれをそのまま引っ張り背後から抱きかかえるように己の腕の中へ収め、密着しながら彼の肩に顎を乗せ間近の耳先に軽く唇を触れさせて。ちょっとした恋人同士の朝のスキンシップ、本当ならばもう少しベッドの中でごろごろしていたいが、今は時間が惜しい為にその距離のまま、彼の目の前で人差し指を立てて数字のジェスチャーをし、今日のプランを提案していく。こうして彼とデートができるのはきっと今日限りだろう、それを思うとどれも惜しいと感じながら自然と彼の手を取りその指先に口付けていた)
おわっ……え、あー…どうしよう……。お散歩カフェデートと小旅行が魅力的だな…。んー……。
(置いた手を引っ張られ吃驚しながら背後から抱えられる。ぴったりとくっついた距離と指先に口付けられたことに戸惑いと恥ずかしさを抱えていたが、耳から入ってくる彼の声で紡がれるプランに集中して散らしていた。1つ目だと自分の体力の方が心配で早々にダウンしてしまうのではないかと考え、却下した。2つ目と3つ目ならば色々な景色も見れるし、時々休憩も挟んで長く楽しめるのではないかと思って少し考えた。彼が車を運転できるのは驚きだがそれも楽しみで…でも動物園や博物館、好きなものを見れる事も魅力的で考え込んでしまったが行きたいところを伝えて)
…俺、王子様って柄じゃないですよ……。では今日は2番目のお散歩カフェデートがいいです。
あはは、お姫様が良かった?
じゃあお散歩カフェデートね。因みに動物園、博物館、美術館、何処に行こう?
(王子様発言を否定する彼を少し揶揄いつつ、うーんと悩む声を漏らしながら視線を泳がせ。脳内に地図を広げ三箇所全ての位置を把握すると、事前にチェックしておいた周辺の情報を引き出し取捨選択後、更に彼が興味引かれそうな内容や場所をピックアップし再度提案を持ち掛けた。きっと彼と一緒なら何処へでも楽しそうだな、なんて想像して笑いながらも、その時には移動手段や移動時間など考慮し、その後のプランを更に組み立て)
動物園では今だと赤ちゃんライオンとトラが見られるし、アルパカに餌やりとかできるらしいよ。近くには、古書も取り扱う君の好きそうな本屋があるかな。博物館には、プラネタリウムもあるからゆっくり天体ショーが観られるし、付属で付いているカフェが結構お洒落だと思う。美術館は少し奥まったところにあるんだけど、緑が沢山あってちょっとした森の散歩コースもあるし、バードウォッチングもできるよ。確かレストランもあったかな?いろいろあって迷うね。
そういう事じゃなくて…俺には王子様とかお姫様とか似合わないって事ですよ。
(あんたの方が似合うでしょ、と少し顔を後ろに向けて視線を彼に向ける。平々凡々な自分より性格はともかく顔が整っている彼の方が合っているのでは無いかと思い、考えていることを伝えた。
色々なプランを提案する彼の頭脳には流石、の一言。自分だったらこんなにも情報を集めはしないだろうと思いつつ、彼の提案するプランはどれも行きたいと思わせる口振りでまた迷ってしまう。腕を組み首を傾げて考えると、動物園が良いですと彼に伝え)
動物園がいいですね。動物と触れ合うの楽しみですし、理仁さんの言う本屋も行ってみたいです。
そんな事無いよ、僕から見たら君は十分に可愛いし。でもお姫様ポジは僕だから、かーくんは王子様かなぁ?って!
そして動物園ね、了解。__そしたら、まずは朝ご飯食べよっか。その前にシャワー浴びたりする?
(まさかの彼の返答に瞬きを繰り返し、思った事をそのまま素直に告げればくしゃりと混ぜるように頭を撫でて笑ってみせて。そんな彼からプランを絞り込まれれば、動物と触れ合う彼の姿を思い浮かべ納得するように一つ頷きつつ、女性の様に優柔不断にならずしっかり行き先を決めてくれる彼に気楽さも感じながらほっと一息ついた。行き先が決まれば、後はそれに沿って他を組み立てるだけである、普段恋人に対してエスコートなどした事はあまり無かったが、彼に対しては思いの外胸を膨らませている事に気づきつつ、シャワーや朝食の提案をし)
そうですか…?それなら随分と研究熱心なお姫様と読書好きな王子様ですね。
あ、シャワーは大丈夫です。朝は浴びない派で…このまま朝ご飯がいいです。
(頭を撫でられ擽ったく感じつつ自分は可愛いのだと言われ疑問に思う。可愛いのだろうか…、あまり自覚がなく彼の言うことが信じられないでいた。それでも彼がお姫様で自分が王子様なら随分とアクティブでインドアな2人だと思った。物語では王子様がお姫様を見つけるのが定番だが、彼と自分ではお姫様の方が王子様を見つけてそうだ。そんな様子を想像して面白そうに笑っていればシャワーと朝食の提案をされ朝の過ごし方を伝える。目覚めるまでが長いが、目が覚めてしまえばシャワーを浴びるほどでもなくそのまま食事を摂るのがいつもの日課だった。もし食事が用意してくれていたのならそのまま頂くが、まだだったら自分が作ろうと考え彼に尋ねて)
それで朝ご飯で出来てるんですか?まだだったら俺作りますよ、昨日作ってもらったし。
ふふ、君らしい例え方だね。僕ら御伽噺の中に入ったら確実に問題児になりそう!…想像したら笑い止まらない…っ
朝ご飯、下準備はもう済ませてるんだ。だから顔だけ洗っておいで。
(文学少年の突拍子も無い発言に目を丸くさせ、その姿が容易に想像できてしまい肩揺らし笑う。家臣の忠告を無視する姫に、妃を探しに行かない王子。どちらも下々の民は胃を痛めるに違いないとんだ問題児、御伽噺には不利すぎて笑いが治らない。それでも何とか戒め彼からの質問に、大丈夫と片手を上げて制した。先程、カットしたフランスパンを卵液に浸し冷蔵庫へ入れておいた、そろそろいい塩梅だと思いながらお互いパジャマのままでもある為、彼に洗顔と着替えを促して)
朝ご飯、もう下準備は済ませあるんだ。だから、顔洗って着替えだけしておいで。僕も着替えなきゃ。
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