ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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>この人(志々雄様)
ちッ、違うってば…!た、確かに…条件反射でそんな風になっちゃったけど…、
(「お手と勘違いしたのか?」と笑われる、…何も言えない、確かにそんな風に見えてしまう。違うと訴えてみるけれど犬みたいにお手を条件反射でしたので後の祭りだ…。手元の書類に集中してるのか静かに読んでるこの人の様子をじっと見る、物静かじゃないって否定してたけど…やっぱりそうじゃない…、さっきから揶揄われた仕返し、とばかりに立ち上がればすとん、と相手の膝の上へ横座りに。悪戯げな微笑で笑いだすのを堪えながら読み物の邪魔をしてみる。…狼狽えるだろうか?そこでこの人の膝や胸前がかなり温かい事に気付く、かなり…体温が高いし温かい、…そうか、これが…。あの三角眉毛の人に聞いた事を思い出す。こんな体温で…今こうして普通にしてるのかと思うと、揶揄ってやろうと思ってた思いは少し戸惑ってしまう)
>由美
……、
(温かな重みが膝に来る様子にも関わらず書類から視線を外さずに、相手から揶揄われても気にはしないが此方の体温に実感を得たような反応へと相手の心情を気に掛けるよう至って穏やかな口調のまま『…退けよ。熱くて気味が悪いだろう?方治から聞いてる筈だ。』と、自ずと此方から離れ易いよう契機を与えるように)
>この人(志々雄様)
…!…そんな…、悲しい事言わないで頂戴よ…。
…そっか、貴方って、……お人良しなのね。
…馬鹿ね、分かってない。…貴方は頭が良いけれど、人の事を気にし過ぎなのよ。…私は…それにあの人達だって貴方を気味悪いだなんて思ってない…。…こちらの気持ち、分かりました?
あ、ねぇ、…何か呼び捨てって貴方の部下達の手前…っていうより…まぁ私がね、恐れ多いし…。「志々雄様」って呼んで良い?…そっちの方が何だかしっくり来るわ。
(退くタイミングを与えるような言葉、そうか…、勘違いしてた、この人は…てっきり心を見透かしてる訳でも、何でも見えてるみたいに他人の本当の気持ちまでは読んでるんじゃないんだ、と、…だって、確かに体温には驚いたけど…私は気味悪くなんて思ってない、本当に。そりゃ初対面の時には見た目が怖くて人の心を見透かしてるみたいに不気味だと思ってたけど…。何でも分かってる訳じゃないって事に、この人に人間味を感じられるとか、変な安心感が芽生える、…大人びた人だけれど相手が気色悪がってると思ってすぐ気にかけてしまう、冷徹な大悪党と呼ばれる首領なのに…、可愛い人だなと思う。そうだ、と呼び名の了承を得ようとして書類を読む手の邪魔にならないように彼の肩に片手を置き)
>由美
悲しい事?…、
(ただ気遣ったつもりが御人良しだと言われてしまうと綯い交ぜになったような気分で、こんな悪人を前にどの辺がお人良しなのか苦笑していると此方の気持ちが分かったかと聞かれ。彼等の気持ちも目の前の相手の気持ちも恐らく嘘偽り等は無く、苦笑を一息払うと取り敢えず"分かった"と頷きながら)
"ねぇ"よりはマシだな。好きに呼びな。
(再び手元の書類に視線を落として肩に掛かる片手をそのままに相手の好きなようにさせ、呼び名に関しては元から好きに呼べと言うように口元に軽く微笑みを湛えたまま承諾して)
>志々雄様
…そう、悲しい事。貴方って…そうやって気付かない内に人を遠ざけようとしてるからね。
(人を遠ざけようとするのはこの人も無自覚な事なのかもしれない、「分かった」と頷かれると此方も、そ?と嬉しそうに微笑む。好きなように呼べと言われて書類を見たままのその微笑に何だかドキっとし、胸の心音が高まって)
…ねぇ、何か喋ってよ。…それっていつ終わるの?
(この人の話す声が聴きたい。しかし私が膝に乗っても全然動じない、慣れている……手練れだ。静かにさっきのあの情報量を難無く記憶してるんだろうか…、しかも…記憶するだけじゃなくて、それを理解して自分なりの考えとかこう対策するかとか、打開策なんて考えたりしちゃうんだろうか…。凄い集中力だ、なんてじっとその顔立ちを見つめる、包帯で分かりヅラかったけどよく見ると良い男だ。ちょっと話したい事があるんだけど?っていう顔をする。…こっちの顔は見てないだろうけど。)
>由美
後で構ってやる。…少し待て。
(気付かない内に人を遠ざけている、と言われると片手で頭を支えたまま文字の羅列を追う視線が少し止まり。すぐにまた黙読に移って。相手から再び"ねぇ"呼びになっている事には触れないまま、後でと素っ気無く答えながらいつ終わるのかと聞かれるなり『2分。』と時間の区切りを伝えて)
…何だ、何か聞きたい事でもあるのか?
(読み終えてから少し思案していたが、軈て膝へ横座りに乗っている相手を邪険にしない程度に上体を起こしつつ腕を伸ばして書類をローテーブルへと置き。背凭れへ背を付けると相手に視線を向けながら話を聞く体勢で)
>志々雄様
…わ、分かったわよ…。
(「待て」と言われると大人しくなる、…さっきからお手をしてしまったり待てと言われたり…私本当に犬みたいじゃない…。けど2分、と言われるとそわそわしてしまう自分が恨めしい。…ほんと、私馬鹿みたいねぇ…、嬉しそうに言う事聞いちゃって。邪魔しないようにじっと横からその読み耽る横顔を見つめながら待ってる、ふふ、と内心こんな近くで眺められるのはなんとなく嬉しくて、この人の膝やお日様のような高い体温の温かさを感じるのはいつの間にか心地良く感じ。暫くして聞いてくれる体勢で此方を見る深紅の瞳、意外と律儀な人だ)
聞きたい事、…ね、…あるわ。…あれからずっと気になってて、
…弟達の事。本当に貴方がやったの?…どうやって?弟達の風貌…覚えてる?
…15年前の事よ、…あの三角眉毛の人にも聞いたけど、貴方…維新志士でも特殊な暗殺請け負ってたんでしょ…?
しかも…貴方の存在事態、上層部しか知らない極秘扱いなのに…、何でそんな分かりやすい…処罰されるような証拠を残したの?
…それに貴方の炎の斬撃、食らったらその人の体が最後は「燃えてた」わよね…?あんな、…証拠なんて残らない位、灼熱の業火で焼き払うように…、、
(…これだけ巧妙で賢いのだ、…わざわざ遺体に焼かれた傷痕なんて遺す意味が分からない。人を地獄のような灼熱の業火に巻き込んで、遺体すら骨にするこの人の、この世の全てを焼き払う技、地獄の修羅そのものだけれど、…何か知ってるんじゃないかと思う、真意はどうなのか、確かめようとじっと静かな炎を宿したような深紅の瞳を見据え)
>由美
……、
(ずっと気になっていたらしい事が小さな口火を切って溢れ出すように、相手から疑惑が浮上したらしい尋ね掛けの数々には黙って。真意を知ろうとする相手の菫色の瞳にまっすぐな視軸を据えられると視線を逸らし)
遺体を残す事も出来なくは無い。致命傷にはなり難いだろうが、…運悪く死んだんじゃないか?
一々斬った奴の顔なんて覚えてないな…。言ったろう、仇討ちならいつでも付き合う。
(出来なくも無い事だと淡々と話すように態と相手を煽るような言い草で"運が悪かったのでは?"と。風貌を覚えているかとの件には視線を菫色へと戻しながら常とは質の違う人の悪い笑みを浮かべ、仇討ちならいつでも受けるぞと告げながら)
>志々雄様
……、顔も覚えてないのに「自分がやった」って言うのは、何故…?
(逸らされていた視線が戻ってき、その深紅色の瞳に惹き込まれる、…飛んで火に入る夏の虫、此方がそうなりかけている?…そんな諺が過る、最初に会った時のような恐ろしい笑みだ、思わずぞくりとして小さく息を飲む、…けれど、あまり深く話そうとしない相手に此方とて脅しに負けない、…真実を知りたい、何故違うと思いたいのか、自分ではまだ分からないけれど、負けじとその地獄の悪鬼と言われた男の深紅色の瞳をじっと見つめて眉を潜める)
……貴方、本当はやってないんじゃないの…?
貴方みたいなプロが、致命傷にならないやり方なんかする…?…証拠を残したまま運悪く私の家族全員が死ぬ…?
その火傷だって…、明治政府にやられたんでしょう…、…罪を着せられて…策略に嵌められたんじゃ…?
>由美
……、
(息を飲むような音が聴こえ、相手の緊迫した視線を受けながら顔も覚えていないのに自白するのは何故かと聞かれ。此方が話そうとしない事柄を追及する菫色からじっと見据えられながら目の前で眉を潜める様子へと此方も視線を外さず、漸く口を開き)
仮に、だ。…上の連中が俺に罪を着せる為だけに、俺の所為でお前の家族が皆殺しに遭ったのだとしたら?
俺がお前の家族を殺そうが…連中が工作の為に惨殺しようが、恨む対象はどのみち一緒だろう。
(此方が存在している限りどのみち一緒な事だと、ただそれは飽く迄も仮の話であり相手の思いの丈をぶつける道筋を己へと戻して。相手の背中を片手でゆっくり押して隣の座面へと降ろしながら立ち上がろうとし『…仇討ちなら誰にでも頼めばいい。寝首を掻きに来たって俺は殺られない。』と、相手からの視線には目を合わせないまま表情は静かで笑みは無く)
>志々雄様
……!
(仮の話にも愕然となる、野心が強いと維新政府の上層部から危険視されていた彼の所為?…彼を陥れようとした政府の所為?…それとも本当にこの人の?…一体何が本当なのか分からないまま、膝から降ろされて立ち上がって行ってしまう、もう視線が合う事は無い…、咄嗟に立ち上がって追い掛ける、少し転げそうになってつまずき思わず相手の襟を掴む形に、まるで掴み掛かってるみたいになる、身長差があるから少し無理があるけど思い切りメンチ切るように上を向きながら深紅の瞳を睨んで)
…ッッ、同じな訳無いじゃないッッ…!!!どういう理由か知らないけどッ…、何でッ…!
何で…ッ、私を遠ざけようとするのッッ…?!…家族を殺したのが違うなら違うって言えば良いじゃない…ッ!!
こんなに、私…、こんなに…貴方の事、ッッ、たまに怖いけど……本当は優しいし、……可哀想で、…守りたくなるし、…冗談も、話してると楽しいし…、こんなに、「好き」なのに…、
恨むなんて、出来るわけ…、ないじゃないのよぉぉ……ひっく、…うぅ、志々雄様の馬鹿バカばか…
(涙が溢れてくる、…そう、まだ来て本当に間もないけれど、この人の色んな面を知った、…とても賢くて、物静かな時の伏せた目元も…その瞳に映りたいと思う衝動も、…遠いのに部下から奪った御使いで、るんるんに煙管の葉を買いに行ったり…、わざわざ何でも手伝ってしまうのも…、あぁ、そうか…私この人に完全に恋してたんだな。…睨んでた視線は自分はこの人が「好きだ」と自覚して睨めず緩む、それより何故突き放すのか…、何故真実を隠すのか、思い切り泣きじゃくりながら掴んでいた手を両手でぽこぽこと志々雄様の腕を連打で殴って)
>由美
(絨毯を踏み締める音が聴こえながら躓く気配に振り向くと、気付けば衿を掴まれ。下から睨んでくる菫色の瞳に射られて)
な、…落ち着け、突き放してるつもりはな、聞けって…、由美。
(視線の鋭さが次第に緩まると菫色の目に涙が溢れるのを視界に映し、思い切り泣き?る様子に吃驚して腕を殴る威力の無い拳を受けるように持ち。やっと此方の名前をまともに呼んだかと思えば咄嗟に出たそのきっかけへと思わず力無く笑い)
やっと名前を呼んだかと思ったら馬鹿って、お前…。
突き放してない、…恨めないなら、そうしたらいい。
…あと、お前は勘違いしてる。俺は優しくしてるつもりも無いし、良い人でも無い、紛れもない悪人。覚えておいた方がいい、俺と居るだけで不幸な目に遭う奴がほとんどだ。
可哀想なのはお前だ、…頼る奴がいない、心細いからそう思っちまうんだろう。…さっきのは聞かなかった事にする、…部屋戻って休め。
(妹分を亡くし禿達とも離ればなれになったあの一件から長い時間を共にすることにより、此方へ過度の連帯感や好意的な感情を抱いてしまったんだろうと。相手に一度冷静になれと落ち着かせるよう話しながら止めていた相手の手首から手を外して)
>志々雄様
…ッえ!なにそれ?ちょ、違うってば…頼る人が居ないからとかじゃなくて…!!もーッ!…貴方が悪人だろうと別に優しくしてなくっても、私は貴方が本当に好きだって言ってるでしょ…!!
大体ッ、貴方キスした癖にそれ以降誘っても志々雄様ぜんっぜん部屋来ないしッ…!!私に全く魅力が無いのかなぁ…?って結構ヘコんだんですッ…!
ま、まぁ…志々雄様の好みの問題とか?…貴方慣れてそうだし別に、ほ、他にそういった恋人とか愛人みたいな人が居るとか…?(言ってて沈んでいく由美)
不幸になんて感じないくらい貴方と居たら楽しいし幸せなんだから良いじゃない…、人の事を考え過ぎよ…、言ったでしょう…?
で、部屋来るの?来ないの?
(手首を離されてきょとんとしながら涙が引っ込む。好きな気持ちは本当なのだとまた襟を掴んでグングン志々雄様を揺らして訴え、そもそも全然モーションにも掛からないし素っ気無い態度は凄く不満だった、もうこの際不満はぶちまける、悪人だろうと何だろうと私はこの人が好きなのだから。不幸とも感じない、それだけ幸せが勝ってると、…本当に、優しいんだか何なんだか。衿を掴みながら泣き腫らしてる目のまま率直に誘って)
>由美
それは悪かったな…。
(衿を持たれて揺らされながらヘコんだ云々のそれは悪いことをしたなと。他に恋人や愛人が居るのかと沈む相手へと『…んな面倒なモン居る訳ねぇだろ、好きな女は一人でいい。』と呆れるように否定して。不幸だとは感じないとする相手の意見に視線を向けながら人の事を考え過ぎだとまた注意されて小さく笑い)
いや、今から方治と大阪湾に行かなきゃならねぇ。(仕事優先)
というか、お前…さっき軽く足首捻ったろ。
(衿を掴んだままである泣き腫らした目の相手を見降ろしながら先程咄嗟に走って躓いた様子に捻っただろうと聞いて)
>志々雄様
えぇッ…?!大阪湾ッ、あ、あの三角眉毛(方治)~ッ…
う、そ、その…ちょっと捻った、かも、厚底で躓いたから…。湿布あるし大丈夫よ…。
(何処までも邪魔する三角眉毛の方治…、たまたまなんだろうけど何で今日なのよ…方治、気ィ利かせなさいよね。他に恋人や愛人は居ないみたい、それだけでもホッとした、悪かったなって言われれば…まぁ、私のアプローチが気付きにくかったかなと思って、言えただけでちょっと不満は解消し。足を捻ったのを気を張ってたからか我慢してたけど本当はちょっと捻った、気付かれてたのを遠慮しながら大丈夫よと。…そっか、今日は一緒に居られるかなって思ったんだけど、と悄気て)
>由美
…元々方治と行く予定だったからな。
湿布は部屋か?
(やや方治を庇いながら大丈夫だと遠慮する相手の顔が何処と無く次第に悄気ていて、歩くにしても相手の自室まで若干の距離がある為か。少し溜め息しながら衿を持っていた相手の腕を持つと肩に回させてから屈んで朱色の着物の内膝を掬い上げ、湿布は部屋にあるのかと確認しながらあまり重さを感じていないように廊下を歩きだし)
>志々雄様
わッ、…、、ふふ、ええ、自室です。
(すいっと意図も簡単に身体を掬い上げられて呆気に取られる、逞しいんだなぁと思い、また温かい陽だまりのような高い体温に抱き付く形で幸せそうな笑顔を。さっきの寂しそうな顔は何処へやら)
…あ、ねぇ?志々雄様、私、志々雄様が好きっていうか誘ってたアプローチ…下手だったかしら?
…ちょーっといつもより衿を2ミリ肌蹴させてたり、…あ、志々雄様いつも通りおはようって全然気付いて無かったけど…。
あとー、微妙にワントーン明るい口紅に変えてたり…、…あ、志々雄様はその時気付いてたけど、似合ってるって、…まぁ、あの…逆に嬉しかったですけど、私の真意が届いてないっていうか…、
(そういえば気になる、こっちが好きなのは多分、気付いてたんだろう。それで身寄りが無い私が好意を寄せて可哀想とか思ってたんだろうなぁ…、けどさっきの感じだと部屋に誘ってたのが全然分かってなかった?と思い聞いてみて、由美のその内容は完全に分からぬものばかり)
>由美
…お前、それでよく吉原一の花魁名乗れたな?今からでも称号取り下げてきて貰え。
(気持ちとして好意を寄せている事は薄々気付いてはいたが、先程の誘っていたのに気付かれていない等の啖呵は此方も身に覚えが無くさっぱりで。相手からの理由を聞きながらそんなもの分かる訳無いだろうとの意見を一応伝えながら隣の顔へと呆れ目を向け、昼三の称号を降りろと)
>志々雄様
えっ?何で…?分かりにくいの?
ふふ、今日止めちゃえばどうです?大阪湾行くの。
(呆れられる目を向けられた、…何で?安定して運ばれるリズムに安心感を覚えながらもう今日は方治と行くの止めたら?と話、抱えられてるからか近い横顔に悪戯でキスしようとし)
>由美
ちょっと世間ズレだな。…試しにさっきの張にもやってみろ。絶対気付かないに賭ける。
(大阪湾へ行くのを中止すれば?との相手の声には予定をズラすつもりがないのか『抜けられないんでな。残念残念。』等と笑みながらもやや生返事で。横から来る親愛表現へと微妙に顔を避けていたが流石に近距離だからか包帯に当たって。軈て相手の自室のドアを開けてやりながらその場の入り口で足先からゆっくりと捻った片足を気に掛けつつ降ろし)
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