ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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>張、(涼夏、奏音)、all
玲士(れいじ)「燈、もっと砂を盛ろう」
燈(ともり)「ヨイショ、ヨイショ…。」
(張を埋めることに夢中なのか、彼の嘆きをスルーしながら湿った砂をどんどん穴へ入れて盛り。大方山にした砂地をポンポンと固めるよう叩いていると"麦酒を一口"と頼む張の顔を見ては)
玲士(れいじ)「熱中症になったら大変だしな?けど張…、昼間から飲んで良いのか?父…、じゃなくて。志々雄さんに聞いてこようか、」
燈(ともり)「チョオ、コレアゲル。」
(過ごし易い気候とはいえ熱中症になってはと玲士も頷き、ただプライベートではあるものの護衛の役目を担う彼(張)が昼間から飲んで良いのか、彼の上司である志々雄に聞いてからと確りとした子供らしい返事を。燈はまだ口を付けていないオレンジジュースの水筒からストローをぴょこんと出し、顔だけ出ている張の口元にハイ?と笑顔で差し出しては)
>張 玲士 燈
奏音「そ、そんなに深く掘らなくても……」
(元々乗り気ではなかった奏音は張が砂で埋められるのを阻止しようとするも、予想以上に速く体が埋められていく姿にあわあわと焦った様子で見守る事しか出来ず。ようやく2人の動きが止まった所でサッと移動すると、両手で必死に砂を掘って彼を救い出そうとし)
涼夏「…サイダーくらいにしといたら?なんなら、海の家とか自販機で買ってきてあげるから」
(確かに水分摂取は大事だが、幾ら好きな飲み物とはいえ、体内の水分を排出しやすくするアルコールは逆効果だろうと呆れ気味に別の炭酸水を提案し。ジュースを屈託のない笑顔で張に勧める燈の姿を微笑ましげに見つめた後、海の家近くの休憩所に飾ってある風鈴を優しい風でチリンと鳴らす。軽い動作で立ち上がると、海の家で買った焼きそばを食べながら不思議そうに一言)
「そういえばあんた達、泳がないの?」
>玲士はん、燈はん、涼夏はん、奏音はん
張「し、志々雄様にも昼間っから酒は怒られるかもッ……。うぅ~優しいなァ燈はんッ…くれんのぉん??」
(昼から酒飲んで良いんか志々雄様に聞いてくるってしっかりした玲士はんに言われ、…や、志々雄様に昼間っから飲むなって怒られるかも??……そーいやこの世界の志々雄様は昼間には飲まへん、ワイの世界に居た志々雄様は昼間からも酒を飲んでたし…うん、結構飲んでたイメージやった。重圧?後遺症の痛み?憤り?…まるでご自身の中に飼ってる猛々しい何かを紛らしとるみたいに……。しかもこの世界の志々雄様は酒飲んでも顔には出ぇへんけど、飲んだら普通に酔ってるって素直にハチはんへ話しとったっけ、気合いで何とかするらしいと…。(笑)志々雄様酒豪っぽく見えるし皆から酒を注がれるからその気持ちをどっちかっていうと受けてあげてるって感じなんやな、きっと…。違う世界線でもこないに違うんや。…やっぱそう思うと、ワイの元々の世界に居た志々雄様の背中を思い出す。…何やろ、凄すぎて誰とも対等な人がおらんまま寂しい思いをしてた人やったんかもしれん。そんなこんなでむたむた笑顔の可愛い燈はんのオレンジジュース飲んで…)
張「お~?奏音はんええねんよ~?はは、遊びやから遊び。ふぃー…冷た~♪♪えッ?サイダー?あはは、ええよええよ~?子供が気にせんで?おッ!鎌足~?肉くれんのん?おおきに♪♪ッあっ熱ゥゥッ!あ!ビールやん♪て。ンググ、」
(掘り返してくれる奏音はんにお礼言い、大丈夫やで~?と話す。涼夏はんから買ってきたろ言われたけどまぁ、…ね?サイダーよりはビールかなぁ…。鎌足が焼き肉焼けたやつ持ってきて首だけ砂から出しとるワイにふざけて熱々の肉くれ、あっつ!てなる。ビールグビグビ飲まされ)
>涼夏、奏音、張、all
玲士(れいじ)「あ!忘れてた…。涼夏っこれその辺で適当に置いててくれ。燈、浅瀬なら安全だし行こっか?」
燈(ともり)「ウン!」
(涼夏に言われてすっかり砂遊びへ夢中になっていた事を思い返し、玲士も"あ。"と間延びた声を。水には浸かれるもののあまり泳ぎが得意で無い弟の燈に浅瀬で遊ぼうと誘っては脱いだ白いパーカーをまだ焼そばを食べていた涼夏にぽいっと渡して。奏音が埋めた張を掘り返してあげているとは露知らず玲士は瑠璃色の髪先をした彼女(奏音)に手を差し伸べ。にひっと笑みながら「奏音もおいで?あっ、涼夏、よく見たら一人だけズリィ~…後で肉食えなくなっても知らねぇぞ?」と、一人で白浜の海を満喫するように焼そばを食べている涼夏をうらめしげに見ながら揶揄い)
>張 玲士 燈
奏音「えっ、で、でも…」
(玲士に手を差し出されると、一瞬埋められた張の方を見ながら躊躇する様子を見せるも、張から気にせず遊んで良いと聞けば了承して玲士の手を取り立ち上がる。何かあったら呼んでくださいね?と、心配そうに張に声をかけてから、タタッと海の方へと近づいては、準備運動をしてからチャプ、と手だけを先ずは海につけて)
「服着たままでも泳いで遊んじゃってもいいですよね、ふふふ」
涼夏「別に食べられるって、子供は何も気にせず遊びなさいな…結構美味しいわね、この焼きそば」
(邪気の無い笑顔で揶揄われ、生意気な奴…なんて少しムカッとするが、ここで怒るほど自分も子供じゃない。十分腹は空いているから大丈夫だと伝え、食事を邪魔された事に対する怒りからか、少しムスッとした顔で早く遊んで来いと。しっしっ、と手を軽く振りながら追い払うような動作をした後、再び焼きそばを食べながら前を見つめていると、埋められたままビールを直接口に流し込まれている蝶の姿が目に入り、流石に危ないのでは?と心配そうに)
「それ溺れたりしない?大丈夫なの?…(まぁ、本人が喜んでるし良いのかしら…?)玲士、燈、それと奏音。浮かれるなとは言わないけど、はしゃぎすぎて羽目を外さないないように。それとあんまり遠くに行っちゃダメよ、気をつけて遊んでらっしゃい」
ジョン「ぬーぬー!(気をつけてねー!)」
(焼きそばを完食して再び前を見ると、危険な事はするなと遠くに駆け出そうとしている玲士達に向けて、気持ち大きめの声で注意し。自身も泳ごうか悩んでいたが、少々疲れていた事もありライフセーバーという体で日陰の中で休もうと決めては、レモンスカッシュを一口飲みつつジョンを膝に乗せ)
>奏音、涼夏、all
玲士(れいじ)「うん、分かった…!」
燈(ともり)「カノン♪小魚っ…!キレイネっ…?」
(涼夏の声に反応するよう玲士も得意顔で片手を振り、ふと涼夏は来ないのかと少々疑問げで。燈の手を持ちながらちゃぷちゃぷと海水が跳ねて透明度の高い海水にふたりで腰まで浸かり。奏音に小さな手を振る燈が海面を指し、カラフルな小魚がスイッと3人の足元を擦り抜けていき)
燈(ともり)「カノン、ハイ?浮キ輪♪」
(自分はタコの浮き輪、奏音にはイカの形を模した浮き輪を"ハイ♪"と燈も渡して浮かせ。玲士はというと涼夏の近くまで海から上がってきて、逆光のなかで座っている涼夏(とジョン)を見降ろすと「涼夏、疲れてんのか…?」と相手の体調を気にしながらちゃぷん、と透明な海水が入った大きな平たい洗面器のような容器を両手で持ち。日陰で休んでいる涼夏の足元にその冷たい海水の入る大きな洗面器を置きながらにひっと笑い「冷たいぞ?ちょっと足浸けてな?」と、日陰で休んでいる相手が少しでも涼めたらと足水を置いていき)
>張、all
玲士(れいじ)「あ!先に肉食ってズルいぞー?張~。よいしょっ…と、」
燈(ともり)「ワ!僕モっ僕モ…!」
(涼夏には足水目的であったが、他にも汲んでおいた海水バケツを張の元へと玲士はヨロヨロと持ってきて。何気に肉を先に食べている張に"ズリィー"と批難しながらバケツを彼の手前でぱちゃっと傾け。ヒヤッと冷たい海水が彼の埋まる砂地に染み込み。弟も浮き輪を付けたまま上がってくるなり張の埋まる砂で泥団子を意気揚々と作り始めてしまい。キャッキャッと張の顔の前でその泥団子を並べ始め)
>張、子供達、all
何やってるんだ…、お前ら。
(様子を見に来ると張が幼い子供達からいいように遊ばれており、何やってるんだと話し掛けた途端ヤバいと飛び上がった子供達(玲士、燈)は笑って謝りながら浅瀬の海へ戻って行くのを見守るよう)
ちゃんと見てろって言ったろ。…ハメられたな?張、
(どうして張が首だけになっているのかは不明だが、泥団子のお供えに砂から出たその顔を見ては"やられたな?"と子供達の悪戯を受け入れる優しい部下に笑いを堪えて)
■格好■
・包帯無し素顔、短め黒髪。(顔、指先、足は火傷完治。まだ火傷痕の残っている腕、肩甲骨の下からなどは包帯が巻いてある)
・黒パーカー(暑いので前開けてる)、濃紺グラデの膝下丈ズボン(水陸両用)
>志々雄様、With子供達
張「お、溺れるとこやんか鎌足~ッ…!酒に溺れて**るなら本望~??んな訳あるかいッ!!って玲士は~ん♪先に焼き肉いただいてますよ~?♪♪ってヒャーッ冷タッ?!!ぎゃははッ…やめぇやめぇコラァ~ッ?と、燈はんワイにお団子作ってくれんのん?(泣)」
(ズルい~って玲士はんにニヒヒッてからかってみた、ほなバッサーバケツの海水が…。冷たくて気持ちいいっちゃ良いけど動かれへんしコラーッてウケながら叫ぶ。燈はんなんか泥団子並べてくれててか、可愛いけども。誰か砂場から助けて~ッ)
張「み、見ようと思ってましたよ~ッ?ほないつの間にかこないな目に……。ッふふ、まぁまぁーまだまだ悪戯っ子やさかいあないに元気やったら安心ですわ??」
(ふっと陰る、首だけ動かして見上げたらめっちゃバチクソ色気ある黒髪イケメンが…、あッ、志々雄様かッ。(声で判断。)しかし…かなり鍛え上げられてるのが服の上からでも判るっちゅーねから…筋肉質でホンマカッコいいよなァ……。その辺の男性とは雰囲気が全然ちゃう。ハメられたな?言われて笑い堪えてる志々雄様にカッカ笑い、坊はあれぐらい悪戯っ子で元気なのがええよね?♪♪)
>張 玲士 燈 (志々雄)
奏音「わっ、本当だ!こんな魚見た事ないのです!…わ、可愛い浮き輪ですね、ありがとうございます!…わっ、燈くん!いろんな魚が居ますよ!」
(パシャパシャ音を立てながら燈の近くに来ると、近くを通った魚に驚きながら綺麗ですね、と素直な感想を述べる。浮き輪を受け取るとお礼を言いながら嬉しそうに海へと進んでいき、ぷかぷかと浮かびながら海中を覗き、悠々と泳ぐ様々な種類の魚に目を輝かせながら燈を呼んで。試しに捕まえてみようとするも、魚の速さについていけずに手は虚しく海の水を掬うばかりで)
涼夏「日焼けしたくないだけよ…(それ以外にも理由はあるけど)。ふぅん、それならちょっとだけ…えっ、冷たぁっ!?…ふふっ、えいっ、喰らえ!」
ジョン「ぬーぬー(冷たいな~)」
(単純に日差しが強いから、と外に出ない理由を簡潔に素っ気なく話し再び海の家に向かおうとしたが、差し出された洗面器を見れば、相変わらず素っ気ない態度でスッと近寄ると、洗面器にパシャリと足ではなく手をつけてみる。と、思いの外冷たかったらしく仰け反りながら大声で叫ぶも、急いで手を拭くその顔はどこか嬉しげで。先ほどとは打って変わって笑顔になった涼夏は、風で少量の水を巻き上げるとそれを器用に操って、くるくると回して勢いをつけてから、海に戻ろうとする玲士に放って当てようとし)
>奏音、涼夏、(張)、all
燈(ともり)「フフ、フフっ…オ魚♪」
(奏音と燈の二人でイカタコの浮き輪を並べるように浅瀬の澄みきった海を輪(浮き輪)の内側から眺めて、奏音のはしゃぐ声に燈も鈴を転がすよう笑って喜びながら二人の小さな手では捕まえられないカラフルな小魚が擦り抜けていって)
玲士(れいじ)「う"わっ…!」
燈(ともり)「ア、玲士っ。溺レタ…。」
(冷水混じりの疾風が背中へ見事に弾けるようヒットすると気を抜いていた玲士も驚いて、ばしゃんとそのまま足を取られて転けたのか浅瀬の海に顔を突っ込み。ぷは、っと海面から顔を出すと立ち上がり"この疾風は…"と身に覚えがあったからか涼夏に向いて「…何すんだよっ、涼夏っ…!…っふふ、仕返しだ!」と、海水の中に手で水鉄砲の形を作り。それを向けて笑いながら涼夏(とジョン)の方角へと透明な海水を飛ばして)
>all
(ハイハァーイッ?志々雄様本体様にはふんわり言うてんけど、ちょっと駆け足なんねんけどハロウィンも待っとりますし次場面で肝試ししましょかー?♪♪皆さん大丈夫~ッ?)
>張本体様、all(/OKです~*)
玲士(れいじ)「俺達はオッケーだぞ?」
燈(ともり)「う"ぅ"~…肝試シ…ヤダナァ。」
(志々雄達の焼いてくれた焼き肉を食べ終わった子供達)
>all
(おッ!ご協力ありがとうございまーすッ!♪ほな早速~子供らの肝試しスタートッ♪♪大人は見とくさかい頑張ってねーッ?(ビールぐびぐび))
張「ハーイハーイ?♪♪子供らも全員集まったねッ?っちゅーこっちゃで秋キャンプ恒例の肝試し大会しまーすッ♪♪(マイクっぽく缶ビール持ち)」
張「このかけ橋の先の海の孤島にですな~??神社が祭られとるんですけど、そこの賽銭箱にこの賽銭入れてお願いしてしてね~?♪♪………あ!ほんでほんで~。噂では願い事は決して島からこの砂浜へ戻ってくるまでは人に言っちゃアカンらしいですわッ??よく無いことが起こるらしい~……けど!こっち側まで帰ってきたらその願いが叶うんやってさ??…さッ!勇気出して行こ行こ~ッ!」
(おどろおどろしぃ~く説明したあとさっ!って大きな声でスタートかます。(笑)兄弟姉妹コンビの子供らに二人分の銭と安全な提灯持たせてあげた)
チーム!!勝手に決めてごめんよ!
一番手!
奏音はん&燈はんペア
二番手!
玲士はん&涼夏はんペア
>張、涼夏、奏音、all
玲士(れいじ)「夜の神社に賽銭してくるのか?…分かった。」
燈(ともり)「カ、カノン…っ、僕、…頑張っテ、カノン、守ルネ…!」
(順番に硬貨と提灯を張から預りながら玲士は頷き。恐がりな燈は張の説明後にカタカタ震えながら奏音へと涙目のまま意気込んで。"大丈夫だろうか"と玲士は弟と奏音をやや心配して眺めては)
■格好■
玲士(れいじ)
・甚平(藍色)
・子供雪駄(藍染め鼻緒)
燈(ともり)
・甚平(白色)
・子供雪駄(梅染め鼻緒)
>張 燈 玲士
奏音「守ってくれるんですか?ありがとうございます、燈くん。…ふふっ、2人で居れば大丈夫、怖くないですよ~?ササッと行って戻っちゃいましょう」
(賽銭と提灯を受け取ってこれから行く道の確認をした後隣を見てみると、涙目で震えながらも此方を守ると口にする燈の姿が。そんな燈に微笑ましげを覚えつつ笑顔で心配無いと告げるも、これだけ暗いと流石に怖さが湧き上がり、体が少し震えてくる。が、年上である自分が怖がっては燈も安心できないだろうと、不安を顔に出さないよう努めながら、先導する形でゆっくりと歩き始め)
涼夏「……………」
(一方の涼夏はと言えば、説明を聞くなり顔がみるみる青ざめていき、周りに聞こえないくらいの小声で「行きたくない…」とこぼす。冷や汗を流しながら渋々賽銭と提灯を受け取るも、隙あらば逃げ出そうとしているようで、来た道をチラチラと時折振り返っていて)
>涼夏、奏音、(張)、all(張さん/神社の風景適当にしました*汗 すみません)
□妹弟(奏音、燈)チーム□
燈(ともり)「本当…?怖クナイ…?」
(大丈夫だと励ましてくれる奏音に怖くないかとまだ涙目で心配する燈、涙を堪えるあまり鼻声で奏音に聞きながら結果二人でブルブルと提灯を振動させつつコツンコツンと木造の架け橋を渡っていき。時折参道の脇道からぴょこんと出てくるコオロギにすらビクッと小さな肩を跳ねながら)
― 離れ小島の神社 ―
燈(ともり)「ア、レ…?」
(軈て開けた場所に出ると両サイドに鎮座する大きな狛犬のような二対が見え、よく見ると何かの魚を象ったもののようで。真っ暗な中の鳥居を潜るなり拝殿へと近付き。こじんまりしているが立派な建造物だという事が分かりながらも何処かで見たような既視感を覚えて燈はくるりと辺りを見渡し。鈴緒の下に賽銭箱を見付けては「ア!アッタっ…。カノン、オ願イ事シテ、帰ロっ?」と、急いで奏音に声を掛け。小銭の型が付いたのではという程握り締めていた小銭を"入れるよ?"と奏音を見てから背伸びをしてカツンと賽銭箱へと入れ。夜だからか本坪鈴を鳴らさずに(というよりは怖過ぎて)ぎゅっと目を瞑り、手を合わせては心にお願い事を描いて)
■姉兄(涼夏、玲士)チーム■
玲士(れいじ)「…どうした?涼夏、」
(来た道を何度か振り返る涼夏に気付いて玲士も歩みを止め、手元の灯りに照らされた相手の不安そうにする横顔を不思議に見つめていたが。張の説明を聞いてから顔色の優れない相手に"まさか…。"と拍子抜けしたような顔で)
玲士(れいじ)「もしかして…怖いのか?」
>張 燈 玲士
奏音「つ、着いた…ですね、早く帰りましょう」
(目的の神社に着くと、思いの外落ち着いた雰囲気に安堵したものの、あまり長居したくもないので早々に用事を済ませる事に。賽銭を軽い動作で箱に投げ入れ、目を閉じ手を合わせながら心の中で願い事を何度も復唱する。体感1分程度でお祈りを済ませると、隣で手を合わせていた燈に声を掛けながら2人で来た道を引き返し)
── 数分後 ──
「戻ってきました~、はぁー…こ、怖かった……。」
(砂利を踏み締めながら歩き、玲士達の居る場所に戻ってくると安心したのか、長めに息を吐き燈を見るその目には少しだけ涙が滲んでおり。目元を拭いながら玲士達に近付くと、頑張ってください、と声をかけ)
涼夏「はぁ゛!?ば、バカじゃないの!?怖いわけないでしょ、肝試しとかよよ、余裕だし!…ほら、行くわよ!」
(玲士からの声掛けにビクりと肩を震わせている時点で怖がっているのはバレバレだが、本人としては認めたくないようで、いつもより語気を強めながら怖くなんかない!と否定する。夜特有のひんやりとした空気と、周りの暗さに寒気を感じて嫌な汗が頬を伝い、逃げ出そうと一瞬夜道に背を向けるも、視線の先はもっと暗い景色が広がっており。二回ほど深呼吸をした後、覚悟を決めたのかくるりと振り返っては提灯を掲げ、震える声で玲士に声をかけてから神社へと歩を進め)
>涼夏、奏音、(張)、all
玲士(れいじ)「うん、ありがとう奏音。行ってくる。燈は大丈夫…じゃない、か。」
(戻ってきた奏音から"頑張ってください"と励まされると玲士は確りと頷き。涙目である夜空色の瞳に気付いては相手の眦にぽんぽんと手拭いで残りの涙を生地に柔らかく吸わせるよう押さえ。そのまま奏音に手拭いを渡しつつ燈は大丈夫かと顔を向ける際、弟の方は我慢の限界だったのか志々雄の元へと既に駆け出していて)
玲士(れいじ)「…分かった分かった。」
(涼夏の強がる声が鼓膜を突き抜けていきながら、ややして深呼吸の音が薄い菫色髪の彼女から2回程聴こえ。震える声で呼ばれて"分かった"と何度か頷くなりそちらに向かい。燈と同じく既視感のある狛犬と鳥居を見ると少し黙りながら賽銭箱のある閉め切られた拝殿をじっと見上げ。小銭をそっと入れると鈴を鳴らさず手を合わせて黙想し。目を開けると相手が願い終わった契機を見てから空いた片手を差し伸べ。「ほら、涼夏。手繋いでていいから。帰りも怖くないし行こ?」と、密かに怯えている花色の瞳(涼夏)を見て)
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