名無しさん 2021-04-19 19:31:40 |
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(/改めましてお声掛け&ご移動有難うございます!
あんなにふわふわした呟きですが興味を持って頂けたようで有難い限りです。此方こそ宜しくお願いします!
早速ですが、これから世界観や細々とした設定について話し合っていけたらと思います。質問攻めになるかと思いますが御了承下さいませ…
・世界観について
募集板の方では人間×人間、人外×人間…をベースに幾つか例を挙げさせて頂きましたが、人外×人外(例・吸血鬼同士の主従関係etc)という線もありかなと思いまして…。
種族や地位等はこれから後々決めていくとして、まずは人間か人外かだけでも、ざっくりとここで決めておきたいです。
個人的にはどんな組み合わせになっても十分楽しめますので、是非ここはお相手様の意見を尊重したく……!あともし「こんな組み合わせでやってみたい」等あればそれも併せてお聞かせ下さい!
・恋愛要素の有無について
恋愛……と題させて頂きましたが、恋愛要素あるにせよないにせよ、性別も此処で決めておきたいな、ということです。
3L対応可、との記載があった通り此方背後NLBLGLなんでもござれの雑食人間なのですが、希望としましてはNLまたはBL希望します。勿論お相手様の方で「この組み合わせなら3L内でGLが一番…」なんて考えがありましたら全力で賛成する所存で御座います、遠慮なく仰って下さい。
思いの外長くなってしまいましたので、一先ずここで区切らせて頂きます。前述したように細かい設定は後々決めていくとして、最初にざっくりとした枠組みだけでも決めてしまおうという魂胆です。
拙く読みにくい文章で申し訳ありませんが、ご返信の程お待ちしております!)
( /こちらとしましても、すべて魅力的で選びがたいですね…。人間×人外が一番定番でやり易いのかなと思ったのですが、主様の提案を少しお借りして人外×人外の異種族間(例.吸血鬼×エルフ)なども面白いのではないかと思いました!二つ併せての提案という優柔不断さで申し訳ないです…!
恋愛につきましては、後述の通り当方の力量不足ゆえ仰って頂いたNLでお願いしたいです。NLにして頂く場合、当方男性Cを操るのが不慣れで下手でして、女性Cの希望になってしまうのですが、如何でしょう…? )
(/ふむ、では人外×人外で如何でしょうか?定番の人間×人外も捨て難かったのですが、折角の機会ですし…なかなか見ないCPも面白いかと。これでお相手様から了承頂ければ、こちらベースに色々とお話していきましょう!
女性Cの希望の件了解致しました!では此方男性C提供致しますね。)
( /畏まりました!是非人外×人外をベースにやらせて頂ければと思います!種族や地位等は後々決めていく…と仰って下さいましたが、先に大まかな物語とかの粗筋を決めていく感じでしょうか?
我儘な要望を通して下さりありがとうございます…! )
(/あっ、先にお相手様から「人外×人外」で確定かどうか確認を取ってから種族決めに移ろうということです!説明不足で申し訳ありません……!
この界隈楽しんでこそですから、お互いに意見は尊重していきたいと思っております!また何かあれば遠慮なく仰って下さいね。
さて、人外×人外という大きな枠組みが決まりましたので上記の通り種族、関係性について話し合えたらと思います!ざっと思い付くものであれば
同種族間
・狼、妖、吸血鬼、天使、悪魔、エルフ……etc
異種族間
・吸血鬼×エルフ
・獣(肉食)×獣(草食)
・天使×悪魔
……などなど、挙げ始めたらキリがないのですが、こういったものですかね。
どちらを男性女性にするかはまた別として、何か気になるCP、やってみたいCPは御座いますでしょうか?(勿論ここに挙げたもの以外で何かありましたら、是非教えて頂ければ幸いです!)
( /アッッ早とちりしてしまい申し訳ないです;背後様のお優しい言葉に感涙しております…こちらこそ、何かご不満ご要望御座いましたら仰って下さいますと嬉しいです…!
たくさんの候補ありがとうございます。やはりどれも魅力的に感じて困ってしまいますね(←)先ずは同種族異種族どちらかに関してなのですが、同種族より他種族のほうが身分的な差等の差別化がし易いんじゃないんか、と思っております。あくまで主従の、主人と仕える者という対比を目立たせたい!と思っていますので、他種族の方がいいかなと!その場合あげて下さった吸血鬼×エルフ(他種族でも有)や獣(肉食)×獣(草食)あたりでしょうか。天使×悪魔も捨て難いのですが、種族の優劣的に同等なイメージがありまして…。先程キャラクターの性別をこちらの意思で選ばせて頂いたので、CPの決断は背後様にお任せしたい所存です!基本的に何でも喜びますので…! )
(/了解致しました。ではお言葉に甘えて…散々悩みましたが吸血鬼×エルフのCPで如何でしょう?
何も決まっていない完全白紙状態ですので見切り発車感も否めませんが、これから背後様と展開、詳細をお話できることがわくわく、好奇心で満ち溢れております!
では、種族も決まったことですし吸血鬼とエルフ、性別の割り振りもしておきたい所ですね。それと同時に関係性、お互いの性格なんかも触れていけたらと思います。
先に性別より優劣を決めておいた方が良いですかね?主人と仕える者、それぞれどちらが演じるか、演じたいかというのも絡んできそうです。
個人的に吸血鬼とエルフ、どちらが主人かと問われれば吸血鬼の方が主人では…という固定概念があるのですが、背後様の方は如何でしょうか?
……なんだか纏まりのない文章になってしまいました、簡単に要点だけ述べさせて頂きますと
・主人と仕える者、どちらを演じたいかという希望
・吸血鬼、エルフの性別、優劣はどうするか
これらは切っても切れない関係にあると考え、こうして一度に述べさせて頂きました。
読みにくくなってしまい申し訳御座いません、是非背後様の考えもお聞かせ下さい!)
( /吸血鬼×エルフですね。畏まりました!例として出したものではありますが採用して頂けて嬉しいです…!こちらもわくわくが止まりません!
背後様同様、吸血鬼とエルフを比べた時はやはり吸血鬼が主人かなあと思っておりました。漠然とした考えではあるのですが、主人である吸血鬼が希少価値の高いエルフの血液を摂取するために従者として、もしくは奴隷として傍に置いている…という様な流れを思い浮かべました。なので優劣の優にあたるのは吸血鬼さんが自然かな、と。そして主人と仕える者どちらを演じたいという強い希望はなく、男性と女性どちらのイメージ像に当て嵌るかを考え、あたった方を自然的に演じられればと思っております!背後様にどちらかをやりたい、という要望が御座いましたら勿論そちらを優先しようと思いますゆえ、ご意見お聞かせ下さいますと幸いです! )
(/言いたかったことが全て上手く纏まっておられる…!此方も背後様同様、言葉をお借りしますが男性女性、イメージに当てはまる方を演じられればと思います!
優劣に関してですが、背後様との意見の合致ということで吸血鬼が主人という立ち位置で宜しいでしょうか?
上記を了承して頂いた場合、吸血鬼、エルフそれぞれイメージ像を考えていきたいのですが、さあ如何致しましょう?
性別の件ですが、此方としては吸血鬼(男)×エルフ(女)、吸血鬼(女)×エルフ(男)どちらもしっくり来てしまいます…。エルフを世話係としてメイド、または執事的立ち位置にするのも有り、奴隷として商人から買い取ったというのも有り…候補が無限に出てきてしまいますが、背後様の性別含む関係性のイメージ像、やってみたいものも教えていただければと…!)
( /纏まっていましたか!?安心致しました……。はい、吸血鬼が主人という事で異論はありません!
そうですね…、本当に背後様同様どちらもしっくりきてしまいますね。キャラクター単体のイメージで考えた時、吸血鬼という文字を見た時は男性キャラクターも女性キャラクターもぱっと出てくるのですが、エルフという文字を見た時はどちらかというと髪の長い耳の尖った女性像が浮かびました。なので若干吸血鬼(男)×エルフ(女)のほうがイメージに合いやすいのかな?という感じです。本当に微妙な差ではあるのですが…。
関係性のイメージは、背後様が挙げて下さった二つとも素敵すぎて…!良いとこ取りをして、元々は奴隷として買い取ったが、直にメイドもしくは召使いの立ち位置を与えて…というのは欲張り過ぎでしょうか。本当に素敵すぎて優柔不断になってしまいます…! )
(/確かに、エルフという言葉単体で聞くと背後様の仰る通り、女性のイメージの方が強いかもしれません…!では今回はそのイメージを大切にして、吸血鬼(男)×エルフ(女)のCP、此方吸血鬼提供で背後様にはエルフを提供して頂く、という形で如何でしょう?
お褒め頂き大変光栄です…!欲張りすぎだなんてとんでもない、是非それでいきましょう!また、前レスでは記載し忘れていたのですが、背後様の仰って下さった「希少価値の高いエルフの血液を得るために従者として側に置いている」という流れも素晴らしいと思いまして…是非これも組み込んで関係性を作っていけたらと思うのですがどうでしょうか?
ざっくり纏めてみますと、
吸血鬼が希少価値の高いエルフの血液を求め、奴隷として買い取る
→後にメイド等役職を与え、共に生活していく……
というイメージです。
あくまでもイメージですので、参考としてお使いください。勿論、此処からの変更、加筆も大歓迎ですので…!)
( /組み合わせ了解致しました◎いつもハッキリした答えを出せず申し訳ないです…。
纏めて頂きましてありがとうございます…!物語が進むにつれ加筆修正が加わるかもしれませんが、大まかな流れはそちらでいきましょう!お互いの配役が決まりました所で、矢継ぎ早になってしまいますがこちらのキャラクターに対する要望、萌萎がありましたら是非お聞かせ願えますでしょうか! )
(/そうですね…。正直地雷が殆ど無い人間ですので基本どんな子でも大歓迎なのですが、強いて言うならば猫を被るような子、あまりにも弱々しい子、無口で意志疎通が難しい子などは避けていただけると有り難いです!
他は全て萌に当たります故、背後様のお好きなようにご作成下さい!
それでは此方も早速提供C作成に入っていけたらと思うのですが、何か希望、萌萎等御座いますでしょうか?また、提供吸血鬼に対する大体のイメージもあれば(まだまだ幼さが目立つ子供吸血鬼、大人っぽいが傲慢、一見優しそうに見えるが実はドS……などなど)併せてお聞かせ頂けますと幸いです!)
( /提示ありがとうございます!萎えの方畏まりました。留意して作らせて頂きます…!
キャラクターのイメージは三つ全て当てはまってしまいますが、此方萌えがギャップでして、列挙して下さった中では優しそうに見えるが実はSというのがグッときてしまいますね。ですが勿論、最初は傲慢な主人で段々優しくなっていく…というなものも素敵ですし、逆に最初から紳士的で甘やかす感じでも素敵だと思います。萎えは本当に女々しい、無口、消極的くらいで背後様同様お好きなままに作って頂けると嬉しいです! )
(/ご提示感謝します!萌萎共に把握致しました。是非これを参考に作成させて頂きますね!
では本格的にキャラ作成に移ります。明日中(4/23)には載せられると思いますので暫しお待ちくださいませ…!)
( /いつまでも待ちますので、ごゆっくり制作して下さいませ!此方も本日中に出せそうですので、完成次第投下させて頂きますね。 )
名前◆フォレス・カルテット
性別◆男
年齢◆およそ3000歳ほど
容姿◆銀髪、前髪は左目が隠れるほど長く、後ろ髪は襟元の数センチ上まで。つり目で赤く燃えるような瞳を持つ。頭上には赤黒いような角が二つ。慎重は180前後。外出時と自宅時で容姿はかなり変わる。
〈外出時〉ワックスか何かで綺麗に揃い固められた髪に、黒縁下フレームのみの眼鏡を着用。四季関係なくロングコートを愛用しており、日が出ている時間帯は常にフードを被っている。
〈自宅時〉跳ねて纏まりのない髪、眼鏡は着用せず。室内でもロングコートはそのまま、同じ服を何着も持っているタイプ。
性格◆感情表現がはっきりとしていない、所謂塩対応。しかし言いたいことはハッキリずばずばと述べ、嘘がつけない性格。外出時は若干感表情が豊かになるが、それが本当のものかどうかは分からない。なんだかんだ面倒見はよいが、心が開くまでに時間がかかる。
備考◆孤独な吸血鬼。様々な店が並ぶ街並みから外れた森の奥で一人静かに暮らしている。人付き合いは苦手で、周りの視線や世間体を気にする。外出時と自宅に居るときで格好や態度が違うのもきっとその影響。なのにエルフを買ったのは、気まぐれかはたまた運命か…もしかしたら家族が欲しかったのかもしれない。職業は文字書き。そこそこ売れておりお金には困っていない様子。職業柄書斎には本棚に入りきらないほど沢山の本や資料が。整理整頓や料理など、細かい作業が苦手。
一人称は俺、二人称は名前又はお前。
(/遅くなってしまい大変申し訳御座いません!一先ず此方C完成致しましたので載せさせていただきます。一通り目を通して頂いて、何か変更希望、追加希望、質問等ありましたら遠慮なく仰って下さい……!)
リネーア / 容姿年齢10代後半、実年齢役10
00歳前後
細い絹糸の如きシルバーブロンドは臀部を覆い隠し、前髪は中央で分かたれ、流れる小川の様にさらりと靡く。エルフ特有の尖った耳の耳朶には銀のリングの飾りを着けており、同様に滑らかな白皙もエルフの特徴ともいえ、傷一つなく神秘的な雰囲気を漂わせている。大きく未だ幼気な印象を与える形の良い双眸は、宝石のエメラルドを彷彿とさせる翠の虹彩で鮮やか且つ艶やかに白肌に映え、色素の薄い長い睫毛に縁取られている。身長は推定162cmほどで華奢で線が細いものの凹凸は確りとあり、同年代の少女たちと変わらない体型。身に纏うものは少々複雑な形をしているが、白と緑を基調とし、首と両方の二の腕にはリング状の飾りがついており随所に翠玉が埋め込まれている。所謂ベアトップで、見目だけでいうとネグリジェのような形に似ている。下はスカート状で何層も重なり、前は膝ほどで後方に行くにつれ踝ほどと段々長くなっていく。足は勿論素足。典型的なエルフ像と変わらない容姿をしている。
穏やかで極めて温厚、滅多に怒る姿を見せず笑顔を絶やさない。天真爛漫な溌剌さは感じ取れないものの、だからといって静かな訳ではなくて彼女を形容するなら朗らかという言葉がよく似合う。意志が強く一度決めた事を貫くという姿勢を崩さないが、狷介なわけではなく他者の意見、心情を慮り聞き入れる協調性も確りと持ち合わせている。困り人には率先して手を差し伸べ、多少自己犠牲精神もあるのか基本的に他者優先で所謂お人好し。柔らかい物腰とは裏腹に何かに対して臆することない果敢さを持つ一面があり、あまり物怖じはしないがそれも時と場合を考え無闇矢鱈突っ込む事はしない。バラエティに富んだ表情は全面に表に出るようで、感情表現は表情で事足りるほど。
今や希少種となっている悠久の時を生きるエルフの一族。国土の北に広がり巨大樹が聳え立つ神聖な森に住み、彼女が属していた一族は全体で二十弱。魔法は使えるものの緊急時でない限り使用せず、連発すると体力消耗も激しい上暴発の危険性もあるため頻度は少なめ。数が少ないゆえに当然希少価値は高く、売値も破格ゆえ見世物として売るため、実験台にするため、観賞用として、等様々な理由で商人や闇市の売り手に追われる事もしばしば。リネーアは森の外れに立ち寄った際、運悪く業者に捕らえられた哀れなエルフの一人。
( /遅れてすみません!此方もpfが完成しましたので載せさせて頂きます。やや長めなのですが、お目通し宜しくお願いします。不備や要望あればなんなりと…!
そして吸血鬼さんのpfを見させて頂きました!変更などではなく質問になりますが、リネーアを買った理由は>12の纏めにある「吸血鬼が希少価値の高いエルフの血液を求め、奴隷として買い取る」ものから、「気まぐれ若しくは家族が欲しかった」、に変更ということで解釈はあっておりますでしょうか…?また吸血鬼さんは塩対応ということで、リネーアを買って当初は冷たく、段々優しくなっていきメイド職を与える、という流れで大丈夫でしょうか?最後に物語の中での恋愛の有無をお聞かせ願えますでしょうか!家族がほしい、という真意であるなら親子愛のような関係に傾くのか…?という単純な疑問です…!最後にこれは確認のし忘れなのですが、勝手に物語の舞台は中世ヨーロッパ風の架空の舞台のようなものを想像しておりましたが、一致しておりますでしょうか?四つも一気に質問してしまって申し訳ないです…! )
(/いえいえ、素敵な娘さんのご提供ありがとう御座います!不備要望等ありません、是非このままでお願い致します…!
では此方も頂いた質問にお答えしていけたらと思います!
・エルフを買った理由について
主な動機としては>12で纏めたように「エルフの希少な血液を求めて」となります。しかし、瓶に詰められて販売されているエルフの血液でなく、わざわざ生きたエルフを購入した理由が「気まぐれ、若しくは家族が欲しかったから」です。
此方の世界で言いますと、牛乳を求めてパック詰めされたものを買うのではなく、乳牛を買うということですね(物凄く大袈裟な話にはなってしまうのですが)
改めて読み返してみると誤解を招く表現でしたね、申し訳ないです…!
・流れについて
背後様の仰って下さった通りで大丈夫です!此方提供Cの性格故、打ち解けるまでは中々自分から話題を切り出す事が難しくなっておりますので積極的に話し掛けて貰えればと思います…!
・恋愛の有無について
そうですね、恋愛有りの場合、勝手に夫婦間、妻のようなポジションを想定していたのですが、家族愛というのも良いですね…。恋愛が絡む方がお話が広がりやすいとは思うので恋愛有りの方向でお願いしたいです。ですが、だからと言って恋愛を全面的に押していくお話は避けたいという思いもあり…(あくまでも主従関係メインだと考えておりますので)恋愛有りだとしてもそこまでガッツリ恋愛!にはならないかと思います。(しかし背後様の方で「しっかり恋愛もやりたい」等希望があればそちらに合わせますのでなんなりと仰って下さい!)
家族愛にするか夫婦間のような愛にするかは、正直どちらも美味しそうで此方だけでは決めかねますので是非お相手様の希望もお聞かせ願えればと。質問を質問で返す形になってしまいすみません!
・世界観について
完全に一致しております。背後様の想像通りで進めて下さって大丈夫です!)
( /乳牛の例えとても分かりやすかったです…!そういう事だったのですね、承知致しました!流れにつきましても了解致しました。当Cも最初から人懐っこくはないと思いますが、ゆっくり距離を縮められたらなと思っております。恋愛につきましては此方も背後様同様あったほうが物語の展開もしやすく起伏も出来るかなと思いますのである方向でお願いしたいです…!どの程度のものが「しっかりとした恋愛」に入るのか曖昧ですが、やり取りしていくうちに匙加減も覚えていければと思います。世界観も一致したようで安心致しました!たくさん質問に答えて下さってありがとうございます。 )
(/そう言って頂けると恐縮です!また何か質問等あれば何なりと……!
ではお互いのCや世界観も決まってきたところで早速始められたらと思うのですが、どういったシチュエーションからスタートしましょうか?エルフを買い取る出会いの場面からでも、買い取って家へ連れ帰ってから数日後でも……。何か希望は御座いますか?)
( /そうですね…。初回の場面は出会いの場面でも、数日経ったあとでもどちらでも本当に大丈夫ですしわくわく致しますので、此方は背後様にお任せしても宜しいでしょうか…! )
(/それでは、出会いの場面からのスタートで如何でしょうか?売られているエルフを見つける辺りからのイメージで…。少し想像しただけで楽しみで仕方がないのですが、先レスはどちらから致しましょう?)
( この世界に生を受けて幾星霜、美しい森と巨大樹に囲まれる生活は片時も崩れることはなく、そしてこの先も同じ土地で同種族の者たちと生きていくと思っていた。俗世の世界へ微かに淡い憧憬を抱いたことも記憶に新しいが、翠の双眸に映し出された念願の世界は活気溢れる王国都市でもなく、動物たちが群れる遊牧地帯でもなく、殺風景な檻の中であった。商人に連れられるまま赴いた黙認されている闇市場ではエルフのみならず亜人、獣人等多種多様な種族が犇めいており、エルフは自分以外に見当たらなかった事に多少の安心感を覚えたのも束の間、自身が売られた残酷な事実を受け入れる事は容易ではなく。数日が経っただろうか、希少種ゆえに待遇は悪くなく、鳥籠も同然の檻の中には比較的綺麗で寝台も備わっているが、対照的に彼女の曇り翳った瞳はぼんやりと外を見出していて。 )
( /出会いの場面ですね、了解致しました!少し返信お待たせしてしまったので此方から出させて頂いたのですが、初回ゆえ多少文が長めであるのと小説ロル心情ロルを多く含んでいるかと思います。絡みづらい等ありましたらもう一度出させて頂きますのでなんなりとお申し付け下さい!また、背後様に苦手なロルの種類が御座いましたら同じく教えて頂ますと幸いです。 )
(きらきらと輝く日の光が、街中を歩く己を照らす。実に鬱陶しい。普段ならこんな天気の日に外出なんて絶対にしないのだが、如何せん主食である血液が切れてしまったのだから仕方がなく。予備として残しておいた瓶詰めされた兎の血液も今朝の食事で飲み干してしまったし、文字書きという職業柄か、一度食事を抜くと頭の回転が鈍って思うように仕事が進まない。何故こんな日に限って…、もっと買いだめをしておけば…等後悔の念が脳内を駆け巡る中、今も尚降り注ぐ日差しを避けるようにフードを深く被り直した。
いつも血液を調達している店へと向かう途中、耳に届いた商人の呼び込みにふと足を止める。どうやら奴隷商の連中らしく、その数メートル先にある大小様々な檻も一緒に視界に写り込み。立ち止まってしまったことがきっかけか、案の定客引きの一人に捕まり、半ば強制的に檻の直ぐ近くまで連れてこられる。その商品達に一通り目を通した後で適当な理由を付けて帰ろうか、なんて思考を巡らせながら檻の中へと視線を向け。生きる希望を失くして絶望に直面している者、どうにかして此処から逃げ出そうと反抗して威嚇する者、その反応の多様さに何処か面白味を感じつつ、それぞれの檻の前を通る。獣人や幻獣、どれも見慣れたような種族が並ぶ中、とある檻に惹かれて立ち止まって。檻に貼り付けられている値段のプレート上には″エルフ″の文字。エルフの血…、その希少性、血液不足のこの状況。決断するのにそう時間は掛からなかった。じぃっと檻の中の彼女を見つめた後、奴隷商人に声を掛け。暫くすれば彼女を取り囲む重たい鉄の扉が開かれることだろう、)
(/絡みにくいなんてとんでもない!此方こそかなりの長文ロルになってしまって読みにくい分かりにくい等ありましたら申し訳御座いません…!此方の苦手ロルはありませんので背後様のお好きなように書いて頂けたらと!逆に背後様の苦手なロルが御座いましたら仰って頂けると幸いです。)
( どこか薄暗く暗澹たる雰囲気の漂う露店街とは打って変わって、足を運ぶ客の顔はひどく下卑て嬉しそうに見える。欲望や好奇心の渦巻く空気がどうにも居心地悪く、息苦しく感じられてふいと視線を匣の中に戻そうとした瞬間自身の目の前に足が留まるのがちらりと見えて反射的に其方を見遣り。フードを目深に被っている故にはっきりと目視できるわけではないが、妖しげに光る赤眼と己の翠が交わったのが分かると即座に相手が人間では無いことを確信し。人間以外の異種族に買われる事など微塵も予想の範疇になく、驚いたように揺れる双眸が次に捉えた光景は開け放たれた格子。檻の鍵を解錠した奴隷商は満足気に笑い、それもその筈エルフの身柄なぞ多少の手銭で買えるほど安くはない上、全種族の中で一等価値があると言っても過言ではなく並の身分では買えない代物だ。一体どんな人物が、という猜疑と懸念が胸中を満たしていくまま怖々と立ち上がり相手の前まで歩み寄り。 )
( /ロルの方了解致しました!万が一にもロルで何かありましたら仰って下さいませ!此方は苦手とまではいかないのですが、()の描写内にたくさん「」で台詞があると少し気になってしまいます…。勿論1つや2つある程度は全然大丈夫なのですが、本当に度を越すくらいあると、という感じですのであまりお気になさらず回して頂けると嬉しいです。 )
…付いて来い
(商人と購入のやり取りを済ませ、鍵が開かれるのを待つ。その途中商人の方から獣人の購入も勧められたが、それは丁重にお断りしておいた。兎などの瓶詰めされた獣の血はそれ用に加工され飲みやすくなっているのだが、獣そのものから吸血するとなると獣臭くて仕方がない。それに比べて人間、それにエルフの血は瓶詰めにせよ直接吸血するにせよ、どちらも至高の味。段々と気持ちが高揚していくのを実感するうちに、奴隷商がかちゃりと鉄格子の鍵を開けた。檻の中とはいえ、その希少さ故かなり待遇は良かったのだろう。目立った外傷も無くそれほど弱っているようにも思えない。抵抗なしに自ら近寄ってくる様子を見るに物分かりもいいという確信も得られた。割りと良い買い物をしたのではないか。ふ、と小さく笑えば相手に一言上記を投げ掛け、帰路を歩き出して)
(/承知致しました!そちらを念頭に置いてロルを回せたらと思いますが、同じくロルで何かありましたら遠慮なくお伝えください。
改めまして、これから宜しくお願い致します…!)
( 敵対心を出すのはお門違いだという事は重々理解している。寧ろ感謝の対象であって、買い手が見つからぬ売り物に待っているのは殺処分の三文字かエルフの希少性であれば生きたままの人体実験が妥当だろう。加えて相手が具体的に何の種族なのか判明しない今、従順な姿を見せるべきだと賢明な判断を下しながらも、段々と再び光を灯し始めた両の瞳で凛然と高い背格好を見詰め。短い命令の言葉にぴくりと尖った耳を反応させ、本能的な警戒心からか数歩下がったスペースを維持しながら着いていく。冷たい混凝土でない地面を素足で踏み締める喜びと、降り注ぐ暖かな陽光に嬉々とした感情が溢れ返り、無意識的に唇は弧を描き。久しい感覚に充足感で満たされていく心中と、一転して相手に対して何らかの言葉を投げ掛けるべきかという懊悩も共存し悩みに悩んだ末に出てきたのは何処かよそよそしい感謝の言葉。 )
………ありがとう、ございます。
( /畏まりました!此方こそ宜しくお願い致します…! )
別に、礼を言われる筋合いは無い。
(突然背後から聞こえてきたその言葉に反応し、一定のテンポで進めていた足の動きが一瞬鈍く、遅くなる。感謝されるような事をした覚えなんてなく、不思議に思ってちらりと後ろに視線を向けると、そこには檻の中とは打って変わった表情を見せる彼女の姿が。本当に同一人物かと疑ってしまいそうだがエルフなんてそう簡単に見つかる種族ではないため、やはりつい先程自分が購入したものだと認識する。感謝の言葉、表面上は過剰な反応をせずさらりと受け流すと、乱れた歩調を元に戻し。暫く歩いて賑やかな街中を抜けてしまうと、徐々に人通りは少なく、視界に入る緑の量も格段と増えていく。そのまま進んで次に見えてくるのは森の入り口。近くに人間が居ないのを確認すると、大量の葉で日光が遮られて少し薄暗いようなその森の中へと入っていき)
(/何かありましたら遠慮なくお呼びください!
それでは、背後は一旦失礼致します……(蹴可))
( 徐に乱れ始めた歩調に俯いていた視線をちらりと上に持ち上げると、表情こそ全て確認できないものの再度特徴的な紅い双眸が微かに垣間見える。不思議そうな面持ちで返答を待つと、ぶっきらぼうな物言いで返ってきたことに幾度か目を瞬かせ多少の驚きを露に。無愛想ではあるが、必ずしも私利私欲で下卑た目的のために買っているのではないのだろうと感じられる態度に根は良い人なのかと勘繰り。と、次第に変わってゆく街並みに気付いて一旦思考が途切れる。何日振りの森だろうか、出身地の北の森とは景色は異なるものの自然に触れ合えた喜びは充分自身を舞い上がらせ、視界一杯に広がる緑に目は歓喜し、新鮮な葉の匂いを思い切り楽しむ。相手の存在を一時忘れたかのように、浮き足立った足取りで満足そうに後方を向きながら歩いて。 )
……入れ。
(それから少しの間森を進むとレンガ造りの家が見えてくる。愛しの我が家、一人暮らしにしてはかなり大きく、年季の入った一軒家であり。入り口のドア前へと到着すると胸元の裏ポケットから金色の鍵を取り出し、鍵穴へと差し込んで。かちゃりと鍵の開く音を周りに響かせ、そのまま扉を開くと後ろを振り向き上記を一言。感情の読み取れない声色で短く言い放つと自分は中へと入っていき、目深に被っていたフードを脱ぎ去る。ワックスか何かできっちり整えられていた銀髪をくしゃくしゃ手櫛で崩すと、二本の赤黒く小さな角が露になり。床に本やら資料が散らばっており、机には分厚い本が山のように積み上がっている室内は、お世辞にも綺麗とは言えない。付けていた眼鏡を外すと、机上の微かに空いているスペースへ無造作に置く。外行きでない″いつもの格好″に戻ったところで、先程購入した彼女へと向き直って)
腹は減ってないか?体調は?
( 前方の足音が止むとどうやら住居に辿り着いたことに気付き其方へ身体を向け、かなり立派な造りをしていると素人目で見ても分かる程度には美しい煉瓦の一軒家が聳え立っていて。感嘆の息を吐こうとする前に、先導して中に入る彼に自身も入るよう促され恐る恐るといった様子で一歩踏み込み、混凝土とも土の地面とも違う床の感覚に淡い感動を覚える傍ら、徐に上げた目線で視認できた二つの角らしき影に一瞬息が止まる。悪魔かそれに準ずる種族、それとも何らかの獣人かと思考を巡らせるが未だ吸血鬼の選択肢は出て来ない様で、悶々と思い悩んでいた矢先に端的な問いを投げ掛けられ。切り替わった脳内でまるで医者からの問診みたいだと余計なことを想起しながらも、一拍置いてからちらりと彼を見上げ。 )
……お腹は、ちょっとだけ空いてます。体調は特に悪いところはないです。
そうか、
(体調が良好なのはよし、しかし空腹となると…。怪我にせよ空腹にせよ、身体に栄養が回っていなかったり、少しでも不調があったりすると血液の質は落ちる。返答を聞きながら部屋の奥へ移動し、食材の入っている籠を覗き込んで。中には森で採ってきた果実、先日町で買ってきた卵や野菜等多種多様の食料が詰まっており。血液が主食である吸血鬼にとってこれらは嗜好品でしかないのだが、エルフにとって食事にはなるだろうか。普段中々目にしない種族だからその辺りはさっぱり判らない。暫し悩んだ末、片手に収まりきらない程大きく赤い果実を相手に向かって放り投げ)
まずは腹を満たせ。身体が不調だと折角の血液が不味くなる。
( 奥へと移動する背中に慌てて着いて行き、目に入った籠に目一杯食材が積まれている事が確認できると二つの翠が嬉々と煌めく。勿論、特殊な魔力に満ちているエルフの身体は飲まず食わずでも死にゆくことはないし病気に罹ることもないが、悠久の時を生きる自分たちにとって「食」は何時までも無くなることのない楽しみの一つであり、凡その他種族同様味を吟味することだってある。美味なものを摂取すれば気分は高揚するし、不味いものを食せば悲しくなる。捕らえられてからというもの、まともに口にしていなかった瑞々しい赤い果実を受け取り其方に全意識が集中しそうになった所、発せられた血液の二文字にはたと留まる。眼前の真っ赤な果実、そして彼の真っ赤な瞳を交互に見やって、角が存在する事も含めすとんと腑に落ちて。よもや吸血鬼に買われたとは思いもよらず、動揺を隠す様にしゃくりと果実を人齧りし、咀嚼し、ゆっくりと嚥下してから徐に口を開き。 )
…とても美味しいです。ありがとうございます。…貴方は、吸血鬼だったのですね。
正解だ、
(種族を言い当てられたことにぴくりと眉が反応し。洞察力も優れているのか、と一人感心したように彼女を見下ろすと口を開き。反応を見る限り、渡した果実は好んで貰えたみたいだ。表情には出さないものの内心安堵して小さく息を吐いて、改めて彼女に向き直り。さて、何から説明するべきか。相手はそこまで自分を警戒しているようには見えないし、出来ることならさっさと事情を理解して貰って、血液を頂きたい所だ。外出した影響で腹の減りがいつもより早くなっている、暫く考えた後、端的に説明しようと)
俺はお前に衣食住をやる。その代わり、お前は俺に血液を差し出せ。何か質問は?
質問はありません。…で、ですが、私からもお願いがあります。血液はあげるけれど、自由に外に出れる機会を設けてほしいです。…日の光や、木々の匂いと音に触れたいのです。
( 口腔内に久方ぶりの甘露がじわりと滲んでいくのに、あまり味覚が感じられないのはやはり彼が吸血鬼だという事実の動揺ゆえだろう。肯定され脳内で噛み砕くものの自身の主人となる人物の種族としては、少し不安が過る。そして幸先を案じている所に何処か乱暴に突き付けられた条件及び要求に顔を持ち上げ、暫し何か言いたげに逡巡した後毅然と自身の要求も告げて。元来エルフは屋内でなく広大な森林の中に生息する生物であり、吸血鬼が血液を摂取するのと同様に日光を浴びることは森の精霊種としては活力源にもなり得る。主人に対する態度ではないと怒られてしまうだろうかと、内心恐怖に駆られながらも、ただ怯え従うだけの奴隷にはならないという意思表明の表れか、双眸が強い光を宿し。 )
……別に、お前を拘束する気なんて無い。俺にとっては逃げさえしなければ何でもいいんだ、森でも何処でも好きに出掛ければいい。
(奴隷として売られていただけあって、主人の命令には黙って従うものかと思っていたがどうやらそうはいかないらしい。新たに提示された条件に動揺したのか少し瞳孔が開き、相手の瞳に籠った強い意思を感じ取ってはその力強さに言葉が詰まり。元々このエルフを買ったのは血を得るためであり、正直逃げられさえしなければ大抵のことは許容するつもりであった。それに、エルフの生態として日光や自然を好むのは周知の事実、となるとこの要求も理にかなっている。一人ふむ、と納得するとその真っ直ぐな瞳を見つめ返して回答し)
…!ありがとうございます。
( 正直駄目元での提案で、拒否される未来を想像していたのが途端に拍子抜けする。暫くの間があったものの、此方を見詰め返す彼の口から放たれたのは容認の言葉たちで、ぽかんという擬音が似合いそうな間抜けな表情を披露して一転すぐさま笑顔が咲き。きっと年端もいかぬ人間の少女と変わらない満面の笑みであろう、幼子の如く煌めく瞳で見詰めたまま心からの感謝を。どうやらその要求が通った事でもう何もかもが満足いったのか、檻の中に居た時の陰鬱な雰囲気は最早跡形もなく。 )
(唯外出を許可しただけというのにここまで喜べるとは、随分と表情豊かなものだ。檻の中の虚ろな瞳とは対極なそのきらきらとした笑顔は自分には眩しすぎて。そんな表情を見せられたら、一体自分はどんな反応、どんな言葉を返せばいいのだろう。見慣れない輝き、その圧に思わず目線を外してしまう。自分の中の気まずい感情を振り払うように声を発し)
お前、名前はなんだ。
…リネーア。リネーアと言います。
( 吸血鬼という言葉だけでイメージしていた凶暴さ狡猾さは眼前の彼には感じられず、ただ無愛想なだけで心根は優しいのだろうと勝手に思案し。唐突に訊ねられた名にそういえば名乗ってなかったかと幾度か目を瞬かせ、淡い微笑と共にしっかりと告げる。然し自身の名を言ってからすぐに彼の名も聞くのが道理だろうと、顔色を窺うように少し華やいだ表情を引き締めておずおずと聞き返し。 )
ご主人様のお名前はなんと言うんですか…?
フォレスだ。フォレス・カルテット。好きに呼べ。
(りねーあ、リネーア。その発せられた名前を覚えようと脳内で反復させつつ、自分はぶっきらぼうに名乗り。さて、お互い自己紹介も済んだことだ。腹ももうそろそろ限界を迎えようとしていることだし、目の前の新鮮な血液にありついてもいいものだろうか。血液は差し出すとつい先程言われたばかり、きっと異論は無い筈だ。改めて血色の良い相手の透き通った肌を眺め。元奴隷とはいえ、檻の中と比べて体調や気分が回復した彼女には随分と食欲をそそられるではないか。もう果実を食べ終えたであろう彼女を一瞥した後、覚えたばかりのその名を口にして)
リネーア、俺も食事を摂る。首か腕どちらがいい、
フォレス……様。
( 荒く教えられた他種族の名前は何処か物珍しく響き、脳に染み込ませる為か自然と反芻する様に呟き、慌てて後から敬称を付け加える。今日から己の主人となるのは"フォレス・カルテット様"、と幾度も幾度も頭の中で繰り返して。呑気に復唱作業を行っていると早速自身の名が呼ばれ其方を見遣り、告げられたのは早くも食事の要求。エルフは不死の身ではあるが痛覚は存在し、魔法で痛覚を麻痺させる事も出来るが、あまり使用したくないのも事実。どのくらい痛みを伴うのか、そして首と腕の二択を迫られたがどうせどちらも多少の痛みはあるだろうからと相手に委ねることにして。 )
私はどちらでも構わないので、フォレス様のお好きな方を選んでください。
そうか、分かった
(返答を聞くと相手の肩を掴んで此方へと引き寄せ、口許を首筋へと近付けて。肩か腕か、どちらでも味に変化はないのだが、流れる量の多い首を選んで。吸血のために口を開けると白く鋭い牙が顔を覗かせる。鋭く尖ったそれは彼女の首へと突き刺さり、それと同時に己の口内にはさらさらとした血液が流れ入る。口いっぱいに広がる血液特有の匂いは食欲を更に刺激し、こくりこくりと喉を鳴らして飲み進め)
──ッ、……
( エルフの血液は当然希少性だけで言えば他種族を凌ぐものの、美味か否かは自身も分からない。近付いた距離と、肩にかかる彼の吐息、何より牙が刺さることの緊張と多少の恐怖から若干体を強ばらせ心臓が早鐘を打つのを感じ。数秒後やってきた皮膚を貫通する衝撃に一瞬肩がぴくりと揺れ、洩れそうになった声を何とか喉に押し留める。耐えられない程の強力な痛みではないものの、想像していたものより大分痛覚に訴え掛けてくる。血管の太さゆえ溢れ出る血液量は多く、ぽたりと首筋を伝ってくる赤を眼下に彼の牙が抜けるのを待ち。 )
(数秒彼女から血液を頂いた後、ぷは、と大きく空気を吸い込むと同時に口を放し。高値がつくだけあって、値段に見合う味わいだった。口の端から零れた血液を服の袖で拭うと、先程噛みついた跡へ視線を向ける。傷口は血が滲んでおり、まだ出血は止まりそうにない。散らばった机の上から白い布切れをつまみ上げると患部へと押し当て止血しようと試みて)
……大丈夫だったか、
( 急激に体温が低下していく様な、そんな感覚をひしと感じてから数秒。突き刺さっていた牙が抜けると同時に強ばっていた身体は一気に弛緩し意図せずふらついてしまい、踏鞴を踏みそうになった所を何とか踏み止め。労いの言葉と控えめな処置に、奴隷の扱いとは程遠い対応だと動揺が隠せず目線を右往左往としたものの、彼なりの気遣いがじわりと心の奥底に滲み自然と口元が弧を描く。首筋や鎖骨に付着した血液を己の手で乱雑に拭ってから、押し当てられた大きな掌をやんわりと退け、代わりに自身で布を宛てがいながらエルフの体質ゆえ数分もしない内に治癒するだろうと鈍い痛みを我慢し。 )
問題ありません。じきに傷は塞がりますので、どうかお気になさらず…
そうなのか、
(奴隷…いや、そもそもエルフというものを買ったこと自体無いため、どう接していいか、はたまたどう接するべきなのかさえ分からないままだ。傷はじきに治ると言われたものの、彼女の足に上手く力が入っていないようだったり貧血のような症状が見られたりとダメージはそこそこあったように思える。しかしまあ、彼女がそう言っているなら大丈夫なのだろう…その言葉を信じることにし。)
奥に幾つか空き部屋があるから好きに使うといい。何年も手を着けていないから汚れているとは思うが、寝具や家具なんかは置いてある筈だ
…!ありがとうございます。えっと…このお屋敷には従者の方などはいないのですか?
( 発言通り次第に傷口は塞がり、押さえていた布をそっと退けて。丁寧にも部屋の説明を受けては、個別に部屋を貰えるのかと内心感動の波が遅い、当然表情にも露骨に表れ一気に華やぎ。そこで不意に湧いてきたのは、これだけ巨大な屋敷の住人は果たして彼だけなのだろうかという単純な疑問。配偶者が同居しているかもしれないし、従者も存在するかもしれない。暫し逡巡した後、恐る恐ると問い掛けて。 )
従者?……そんなものは居ない。此処には俺一人しか住んでいないが…
(彼女の言う通り先程まで血さえ止まっていなかった傷口は綺麗に無くなっており、その治癒の早さに感服していると、開かれた彼女の口に反応して相手の顔を見て。この屋敷は何千年も前からずっと自分一人だけで暮らしてきた。元々人付き合いが得意ではないという理由の他に、森の奥深くに建てられているためそもそも人が来ないということもあり。最早一人が当たり前となっていたのだが、何故そんなことを聞くのか、その質問の意図が掴めず不思議そうな表情でそう回答し。)
そう、ですか……
( この広大な屋敷で、住んでいるのは彼一人。エルフは少数ではあるが群れて生活と行動を共にするのが主であり、何千年も彼は寂しくはないのだろうかと豪奢な邸内が急に寂寞とした空間に感じられる。己を購入した真意が益々不明瞭に靄がかかり、思考の渦に溺れてしまいそうになるのを寸前の所で抑えて控えめな返答をするだけに留めて。如何せん初めてやって来た人工物の室内、どうしたら良いか分からず落ち着かない様子で黙り込み。 )
……慣れないか、
(急に静かになった彼女に違和感を覚えたのか、口を開くとそう問い掛けて。常に周りからの視線を意識して過ごしている為か、他人の感情の変化には敏感であり。…しかしまあ、今まで豊かな自然に囲まれて生活してきたエルフが突然奴隷商に捕らわれ売り飛ばされ……ぐるぐる次々と変わっていく環境に身体が追い付いていないのも分からなくはない。出来れば早めに慣れて欲しいものだが、果たして何か良い方法は無いものか。暫く考え込むと再び口を開き)
リネーア、仕事を頼んでもいいか?
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