碧棺合歓 / 主 2021-04-06 19:30:03 |
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あぁ、わぁったわぁった。オメェら兄貴の料理は十分うめぇよ。
(席に座り朝食へ手を付けていると、一郎のガキ共から口々に言われ、間延びした口調ではあるがスッと頭は冴えてきており、弟達の珍しく一致している意見に対し肯定するかのよう述べて。)
如何したよ坊や?頬が赤ぇぞ。其れはそうとそれだけって一郎クン言うが良いんだよ、俺様には甘過ぎんだわ。俺はコレで十分、…お前も早よ食って味の感想聞かせろや。
(様子窺いをしていれば一郎の頬が赤くなっていくのは直ぐに分かり、如何して頬を赤くする事があろうか、と長らく心が通い合って無い為、不思議で隙を突くよう下からスルリ、一時彼の頬へ手を添え。其れはそうとして、彼の頬から手を離せばひらひらと目前に振り翳し。コレで、と言って取り出した煙草を一服し終わる迄は暫く居続けるつもりで伏し目がちに咥えて。)
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