碧棺合歓 / 主 2021-04-06 19:30:03 |
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はぁ…うぜぇ、抱き枕は喋んなや分かってんだよ。さみぃ…からこのままな、テメェは微塵も動くんじゃねぇぞ、分かったか。
(彼が己の居るベッドに近付き隣へ背を向け横になるのを察知すれば、一郎は今丁度脳裏で己も考えていた事柄を述べてきた。正直態々行きたかねぇが、そんな事言われなくとも分かってはいる、と溜め息を吐く。次いで診察に行くか行かまいかは彼への返事を曖昧にごろん、と相手の方へ寝返りを打ちぼふっ、抱きしめていた枕を返せば一郎の体へ腕を回し、軽く頭を押し付けはぐらかす。寒さの所為にもして抱きつけば、動くなと告げ要は小っ恥ずかしいから此方を向くな、と云う意訳で。言いたいだけ言えば、眠ろうと瞼を閉じ。)
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