あー、分かってンよ。何にしても助かったわ。 (二郎の言葉には双眸を細め、俺の為でなし例え自らの意思でなくとも、手を借りた事に変わりはない故、軽口で返し一郎から気にすんなと言われては黙し頷き、傷を気付かせないようにか然りげ無く顔を背け立ち上がり、上衣を肩に羽織ってくればまだ就寝するつもりはない為、取り敢えずソファーへと寝転び寛いで。)