碧棺合歓 / 主 2021-04-06 19:30:03 |
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あ?一郎、お前ソレ好きだったか?ふーん…ま、良いわ。
(片方を選べば二つとも食べられるだろう、と云う彼の意図には気付かないで、不思議そうに投げ掛けるも相手の返答を待たずに一郎がこれにすると言うのだから知ったこっちゃない、口出しせず己は白くまアイスの方を手に取りカゴへ入れた。
「こんなあちぃとアイスまで溶けちまうじゃねぇか」
其れから、レジへ行きついでに煙草もストックを補充しておけば会計を済ますと、店内から出る。
丁度良いと店前のガードパイプへ背を預け、己の分を取り出し一郎へ袋を手渡す。白くて色んなのが入ったカラフルな其れをシャクシャクと食べ始めれば溶ける事でアイスの棒から伝ってくるのを防ぐよう、アイスに舌を這わせ無自覚に構わず歩行者の目を奪い、まじまじと見られている事に気付かず少しばかり眉を寄せ其の顔は体調の悪さでアンニュイに色気が増して。)
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